2009/04/25 - 2009/05/06
336位(同エリア1553件中)
コージさん
2009年のGWを利用して12日間かけてスペインを旅しました。スペインは初めてだったので、マドリッドからスタートして以前から関心のあったアンダルシアを訪れることにしました。アンダルシアは随所にイスラム文化の影響が色濃く残っていて、他の欧州とは異なるとても印象深い街並みを楽しむことができました。
4月25日(土)成田発、ヒースロー経由、マドリッド着
4月26日(日)マドリッド
4月27日(月)マドリッド
4月28日(火)トレド日帰り観光
4月29日(水)コルドバ
4月30日(木)セビリア
5月 1日(金)セビリア
5月 2日(土)グラナダ
5月 3日(日)グラナダ
5月 4日(月)グラナダ発、マドリッド経由、ロンドン泊
5月 5日(火)ヒースロー発
5月 6日(水)成田着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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セビリアからグラナダへはバスで向かいました。
タクシーでバスターミナルの入口に着けてもらい。ターミナルの奥まったところにあるバス停に着いた後、家内がターミナルの入口近くにあるトイレに行くと、先ほどのタクシーのドライバーが我々を探しているのに出くわしました。車内に置き忘れたバッグを届けてくれたのでした。
運転手がすぐに忘れものに気付いてわざわざ届けてくれたこと、たまたま家内が入口近くにいたことなどの幸運が重なっての出来事です。バッグにはガイドブックとカメラが入っていたので、なくしていればかなり困っていたはずです。昨日は別のドライバーにボラれましたが、この日はとても親切にしてもらい感激しました。運転手も色々です。
草原や農地の続く単調な景色を眺めながら3時間ほど走ると遠くに雪を頂いたシエラ・ネバダ山脈が見えてきました。もうすぐグラナダです。 -
グラナダでもアラハンブラ宮殿のすぐ近くに宿をとりました。宮殿まで徒歩圏内という好立地なのに、なぜか8千円ととても安かったです。
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一休みすると宮殿と市の中心地を結ぶアルハンブラ・バスに乗って街に繰り出しました。
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ヒブランブラ広場の一角にレストランが何軒か軒を連ねています。夕食をとる為にその一つに入りました。
セビリアで美味しかったイカのフライとサラダを注文しました。サラダはスモールを頼んだのに山盛りで出てきました。ザクザクと切っただけの野菜で、テーブルにあったオリーブオイル、ビネガー、塩をかけてたべたところ、ビックリするほど美味しくてたちまち完食しました。そういえばスペインはヨーロッパ各国へ野菜を輸出しているくらいですから、地元で新鮮なのを食べると美味しいのかもしれません。 -
食事の後は王室礼拝堂に入ってみました。
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この日のメインイベントは、アルハンブラ宮殿のナイトツアーです。せっかくだからと申し込んでおいたのです。
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内部は幻想的な雰囲気です。ただ、暗くて建物全体のレイアウトがどうなっているのか良く解らなかったので、可能であればできれば、先に昼間の見学をしてからの方が良さそうです。
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今日はこの旅最大のハイライト、アルハンブラ宮殿見物です。昨夜と同じ道を通って宮殿に向かいます。青空と緑がきれいです。
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庭園から見たアルハンブラ宮殿です。
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カルロス5世宮殿が見えてきました。
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アルハンブラ宮殿に着きました。
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予約してある時間までまだ間があるので、カルロス5世宮殿を見ました。正方形の建物の内部は円形です。
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いよいよアルハンブラ宮殿に入ります。昨夜一度来ていますが、昼間だと全く違う感じです。
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アラヤネスに中庭です。
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ライオンの中庭です。ライオンの噴水はここにはありません。後で見ましたが、かなり劣化が激しかったです。
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二姉妹の間です。
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壁面のモザイクのきれいです。
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リンダラハの庭が見えます。
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リンダラハの庭もきれいです。
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宮殿から見たヘネラリフェです。
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宮殿を出ると、アルカサバに向かいました。アルカサバは絶壁に建つ要塞で、イベリア半島のイスラム教徒は最後はここに追い詰められて戦い、ついに1492年に陥落しました。その結果、国力に余裕ができたスペインはコロンブスを航海に出し、アメリカ大陸の発見につながったということを考えると、まさに歴史の大転換点の舞台だったわけで、感慨もひとしおです。
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右から二番目のアーチのところに石の砲弾が置かれています。
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住居の跡です。
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アルカサバから見たアルバイシン地区です。白い壁と薄いオレンジ色の屋根がきれいです。
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眼下にはグラナダの街が広がります。
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北の方には遠くにシエラ・ネバダの雪が見えます。
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アルカスバを出てヘネリフェに向かう途中にホテル・アメリカがありました。こことパラドールと今回宿泊したホテルだけがアルハンブラ宮殿地区にあるホテルです。
ホテル・アメリカは、こじんまりして良さそうな感じです。 -
ヘネラリフェの入り口でチケットを見せると、係りのおじさんが読取機にかけて、これは一度入場したから、もう入れないと言いました。朝、宮殿に向かう途中で知らず知らずのうちにゲートを通過してしまったようです。一生懸命説明して、何とか入れてもらえました。
こちらはヘネラリフェの噴水です。宮殿で素晴らしいのを見てきたばかりなのでどうしても見劣りしてしまいますが、きれいな庭園です。 -
ヘネラリフェから見た宮殿です。
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ヘネラリフェを出るとアルハンブラ・バスで街に出て、昨日と同様、ビブランブラ広場で昼食をとりました。昨日よりちょっと高級そうなお店で、サラダとステーキを食べました。スペインの牛肉は美味しいと聞いていたのですが、期待を裏切らない美味しさでした。岩塩がかけてあって、時々、ぴりっと塩辛いのが良いアクセントになっていました。
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昼食を済ませると、アルバイシン地区に向かいました。
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サン・ニコラス展望台からアルハンブラ宮殿の全景が眺められます。背景にはシェラネバダの雪が見えます。
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一旦、アルバイシン地区から戻ってホテルで休んでいましたが、夕焼けに染まるアルハンブラ宮殿はとても美しいと聞いていたのを思い出して、タクシーを飛ばして、また、サン・ニコラス展望台に駆けつけました。
想像以上に美しい景色に感動しました。
しかし同時に、こんなに美しいイスラム建築が戦火によって破壊されたり、一般の観光客が近づくことすらできない現在の中東情勢を考えると、とても悲しい気持ちになりました。 -
シェラネバダ山脈の雪もオレンジ色に染まっています。
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近くのカフェで、生ハムをつまみにリオハを飲みながら夜景を楽しみました。とても寒かったので、ゆっくりできなかったのが残念です。
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帰りはトランジットの為、ロンドンで一泊する必要があったので、ウインザーに泊まることにしました。ウインザー城のすぐ目の前のMercure Castle Hotel Windsorは、きれいで良いホテルでした。
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ホテルの前を衛兵の行進が通ります。
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とてもセンスの良い内装です。
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ベッドはふかふかでとても寝心地が良いものでした。
ところが、どうやら家内は風邪をひいたようです。アルバイシン地区で夜景を楽しんだときに寒かったのが原因でしょうか。街に薬を買いに出かけましたが、時間が遅かった為、お店はすべて閉まっていて手に入れることができませんでした。テレビからはインフルエンザがヨーロッパで大流行しているニュースが伝えられていて、万一罹っていたら大変だととても心配しましたが、私には家内を励ます以外なすすべもありません。 -
幸い、一晩寝ると元気になったので、無事に帰国できました。成田や会社ではインフルエンザ対策で大混乱していましたから、本当に罹らなくて良かったと思いました。
ウインザーは空港内のトランジット・ホテルに比べ割高ですが、はるかに満足できました。ロンドンで乗り継ぎの場合、また利用するつもりです。
こうして初めてのスペイン旅行は我が家史上で最高のヨーロッパ旅行となりました。イスラム文化の影響を受けた街並みには他のヨーロッパの国々には見られない魅力があり、是非また来たいものだと強く思いました。
最後まで私たちの旅にお付き合いくださり、ありがとうございました。
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