2015/04/23 - 2015/04/25
59位(同エリア454件中)
まりあさん
4月下旬から、2ヶ月間、イタリアの12都市めぐりの旅をしてきました。
この準備のために、丸一年、昨年の4月から、イタリア語学校に通って、9ヶ月間は、みっちり基礎の文法を学び、そのあと、学校を変えて、中級コースの会話クラスで、会話をみがき、自己判断で、「英検二級」ぐらいのイタリア語力で、旅してきました。
いつものように、「住むように滞在する旅」のスタイルですが、ひとつの町に、最低3日間滞在して、観光スポットをゆっくりと回りながら、日に一度ぐらいはカフェかレストランで食事し、朝夕は、スーパーで買った食材で、ホテルの部屋で食事。そして、近くの映画館で、映画鑑賞。
なので、旅に必要な会話と、映画のストーリーをなんとか追えるボキャブラリーをつけようと頑張りました。もちろん、一年間では不可能な話ですが、スペイン語の会話体験は豊富なので、「一年でどこまでできるか」をゲーム感覚で楽しみました。
たぶん、8000枚以上の写真を写したと思いますが、その中から、いいのを厳選して、各町100枚ずつぐらいの写真を掲載していきたいと思います。
また、すぐに、次の旅行にでかけるので、突貫作業でやりますので、それぞれの写真に、詳細なコメントはできないと思います。(いつものことでしょうか)。
まずは、行程と各町の人口を書いてみます。
ボローニャ 37万人
ルッカ 8万
シエナ 5万
フィレンツェ36万
ボローニャ セカンド・コール
アレッツォ 9万
オルヴィエート7千人 (今回、最小の町でした)
ローマ 270万
ペルージャ 16万
(日帰りでアッシジ)
ボローニャ サード・コール
パドヴァ 21万
(日帰りでベネチア、3度)
ヴィチェンツア12万
フェラーラ 13万
ボローニャ フォース・コール
ANAのマイルを集めてますので、スター・アライアンスのルフトハンザ航空を利用し、成田から、フランクフルト経由で、ボローニャに入りました。
ここに、大きいスーツケースは預けて、キャリーバッグだけで、イタリア鉄道を利用して、町から町へのさすらいの旅(笑)。
前回のルフトハンザ利用でのポルトガル行きは、成田でディレイ(遅延)して、今回は、やっぱり成田の出発でディレイして、おかげで、フランクフルトの乗り継ぎができず、ひとつ遅い便でボローニャに入りました。幸い、フランクフルトから、ポルトガルにせよ、ボローニャにせよ、便数がたくさんあったので、なんとか乗り継げて、当日のうちに、目的地に入れました。
疲れ果てて、午前様でたどりついたボローニャのホテルは、安く、かつ頼りになるホテルで、合計12日間、お世話になりました。ホテルは基本は、3つ星ホテルを利用しています。朝食は、いらないのにホテル代に含まれているので、しかたなく食べましたけど、3つ星のコンチネンタルは、あまり美味しくないです。ボローニャのホテルは、3つ星で、55ユーロほどの料金でしたけど、そのわりに朝食は美味しくて、スクランブルエッグや、サラダもあり、助かりました。
ただ、人気のホテルなので、朝食会場が混雑するのが苦手です。可能なら、食事無しのプランで宿泊するのが、私としては好ましいです。
◎初回のボローニャでのタスクは、「イタリア鉄道の乗りこなし術をマスター」することで、長々と、ボローニャ駅にたたずんで、ホームからホームへ移動したり、自動販売機の買い方を勉強したり、カスタマーサービスの事務所に質問に行ったり・・・
自販機は、「地球の歩き方」(以後、省略して、「地球」と書くと思います)にも、使用法が説明されてるんですが、やっぱりややこしいです。それで、買っている人に、「今、使い方を学習中なので、見ていていいですか」と、お願いして、後ろから見させていただきました。
そして、わかったことは、外国人だけでなく、イタリア人も苦労している、という事実でした。5〜6人ぐらいのを見学していて、だんだんコツがわかってきて、とあるイタリア人のおじさんが、何度も何度もやり直しているのを、私がやり方を教えてあげました。
イタリア鉄道のチケットは、インターネットで、出発直前に、約8割を購入しました。スペイン旅行の折には、向こうに着いてから、駅に行って買ってました。割引はないけど、自由に変更やキャンセルできるので、その方が自由感があるんですよね。
でも、スペイン語ほど話せないイタリア、そして何より、スペインより、もっとずっと、観光客比率が高いので、メジャーな駅では、いつも行列があるそうで、そうなると、切符を買う時間がもったいないと思ったからでした。
こわごわ、イタリア鉄道のサイトで、チケットを購入しました。一度は、スタックしてしまって、買えたのかどうかがわからず、VISAカードに電話して、引き落としがなされているかどうか、確認したりしました。想像ですが、座席指定で買っているので、同時に誰かが、その席を買おうとしていたら、スタックするのかな、なんて、思いました。
カード情報も入れて、購入ボタンをおして、「購入が成功しました」みたいなメッセージが出ると、メールが送られてきて、Eチケットを印字できました。事前のネット購入だと、エコノミー、とかスーパー・エコノミーという料金体系になり、ずいぶん安く買えました。その代わりに、変更やキャンセルができない、などの、制約がかかります。
もう、こうなったら仕方がありません。最初に決めた旅程どおりに動くことにしましょう。
もっとも、私の戦略で、旅費を節約するために、ボローニャから、数時間以内で行けるエリアで動いてますので、移動距離が短いゆえ、特急ではなく、普通電車で行くケースが半分近くもあり、特急は早割で買っているので、12都市間の移動が、合計3万円以内でいけたと思います。安いのは、助かりました。
ただ、普通電車は、すいている時が多く、がら空きの時は、車両に移民風の人しかいないと、ちょっと雰囲気的に怖くなり、反対に、大学生の通学やらにぶつかって、超満員で、席がなかったこともありました。
ですから、次回は、可能なら特急の指定席をおさえようと考えています。
また、12都市とボローニャの行き来で、12以上の移動をしましたが、イタリア鉄道、おみごとです。大きく遅延したのは、2度だけでした。20分と40分の遅れ。ホームに椅子が少なく、情報も少なく、今か今かと待っての45分の時は、けっこうしんどかったです。
が、その他のケースは、数分遅れはたまにありましたが、むしろ、ぴっしり時間通りのことが多かったです。
ただ、普通電車の1等席が、長い長い電車の頭にあるのが普通ですが、この頭が尻尾にひっくりかえることもあり、ホームの真ん中で待機して、電車が入線したら、車両に書かれた1か2を見分けて、一等車めがけてダッシュするのがしんどかったです。
1等のチケット持って2等に乗っていても、叱られないので、最寄りの二等に乗ったこともありました。
などなど、悩ましいことも、少しはありましたが、基本的には、とてもわかりやすいシステムで、鉄道利用の旅は、楽々でした。
ボローニャでの行動は、時系列で、
斜塔、マッジョーレ通り散策
Bar Il caliceでボロネーゼのパスタ
FAVA宮の美術館
レストラン、ダ・ダニオで、ボローニャ・カツレツのランチ
レストラン Ninoの店で、セットメニュー13ユーロを見つけて愛用
映画「Child44」を見る
サン・ペトロニオ聖堂
サン・ドメニコ教会
和食レストラン、Niji わかめうどん
二階建てバスにのって、一周
Ninoのレストランで、ポークのロースト
映画二本、「Tokyo Fiancee」「Il Raconto dei raconti」を見る。
レストラン、クロロフィラで、野菜のラザーニャと豆腐ソテー
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ボローニャは、昔はたくさんの塔がたっていたそうですが、今は、この並んで立つ、二本の塔が、町のシンボルです。
斜塔と呼ばれ、ピサの斜塔より、傾いているんとちがう、とも見えます。
下から見上げて撮ると、よけいにいがんで見えます。 -
角度によると、きれいに平行にも見えます。
なにせ、下のスペースもあまりないので、遠くから、しっかり写すのは難しいです。 -
塔の根元は、活気のある町の中心地で、いつもざわついてます。
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ボローニャの町の特徴は、Porticoポルティコ、ポルチコと呼ばれる、歩道上に、柱で支えられるか、壁で囲まれた屋根がある構造で、アーチ型の柱列が延々と続く町並みが特徴的です。全長45キロ、市内中心部だけで、38キロの長さにも及ぶ、ポルティコの回廊が続きます。
その写真は、町並み散策とともに、たくさん出て来る予定です。 -
ボローニャといえば、スパゲッティ・ボロネーズの名前が浮かびますが、このパスタは、フェトチーネを利用するのがふつうで、またミートソースは、イタリア語では、ラグーと呼ぶので、正式の名前は、「フェトチーネ・アル・ラグー」となります。
まずは、これを食べようと、町中のカフェで、セットメニューを見つけたのですが、10ユーロと見えたのは、18ユーロの間違いで、ただパスタ一品と、ワインがついているだけでした。美味しいワインを飲むためのセットだったようで、下戸の私には、ワインを飲みきれず、イマイチでした。また、ラグーのソースは、この先、ずっとついてまわるので、やがて、飽きてしまう運命でしたが、ニンニク嫌いの私にとっては、ニンニクもなく、塩気も少なく、ある意味、もっとも食べやすい味で、どの店で食べても、まあまあの美味しさでした。 -
飛行機のディレイで、午前様に到着した私を迎えてくれた、最初の部屋です。
小さい窓ですが、窓からの景色はワンダフルでした。 -
テーブルが広くて、荷物の整理のスペースがたくさんあり、その点でもありがたい部屋でした。
毎回、違うタイプの部屋でしたが、最後のステイでは、希望して、またこの部屋をお願いしました。 -
これ、ホテルの部屋からの景色です。赤煉瓦色の町の色がきれいです。
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駅の探索です。
フレッチャロサ、というタイプの特急列車。
ボローニャの駅は、けっこう複雑な構造で、特急の発着は、奥の奥にあるモダンなホーム。スペースリッチですが、正面入り口からはけっこう離れているので、駅の大きさをみくびると、焦ることになります。 -
イタリア国鉄と同じ駅から、イタロ鉄道という、私鉄の電車も発着します。
主要都市だけを結びますが、サービスと値段の競争があるようで、これの出現から、イタリア鉄道のサービスや値段がよくなったそうです。 -
特急系の電車には、自由席がなく、全席指定席。
そして、この列車は、普通電車Regionale、 Regionale veloceと呼ばれ、日本で言えば、快速、新快速のジャンルでしょうか。
車両に2とあるのが二等、1は一等ですが、一等の車両はひとつか2つしかなく、たいてい、端っこにあるので、そこまで走るのが大変です。
特急の場合は、指定席券になりますが、普通系の電車は、改札がないので、自分で、乗る前にチケットの刻印が必要です。timbrareという単語ですが、この刻印を忘れて乗車して、検札に出くわすと、有無を言わさず、罰金50ユーロ。現金でその場で払えない場合は、後日100ユーロ送金の必要があるそうです。
これって、外国人ツーリストには、悪意がなくても、何か失敗する場合もあると思うのですが、外国人も容赦なく、罰金刑になるそうで、だから、予習が不可欠になり、いろいろと苦労しました。
こういうスポットで、見せしめ的な罰金制度にして、改札の人員をケチるのは、外国人には不親切です。
まあ、しゃあない。郷に入っては郷に従え、ですね。 -
駅の電光掲示板に、列車番号、出発や到着時間、その番線、そして「遅れ」の欄まであります。
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電光掲示板以外に、頼りになるのがコレ。
すべての駅に、到着情報と、出発情報の紙があります。
最初は、この白い紙を探して、「無い、無い」と思いましたが、これは「到着情報」で、出発する列車の情報は、次の黄色い紙にあります。 -
こらちが、出発する列車の情報。
列車の停車駅と時間、最終目的地、そして、予定された番線の番号も書かれています。経験上、ほとんどの列車が、この紙通りの番線に入りました。ただ、遅れが生じた時などは、番線が変わることもあるようで、その場合は、要注意です。 -
駅には、こんな感じの、新聞や雑誌を売る店があり、左上に、イタリア鉄道のマークが入ってますが、この手の店で、近距離のチケットや、その町のバスチケットが買えます。
ローマの駅で、すぐに買いたかった「7日間の市バス地下鉄チケット」も、この手の店で買えました。イタリア鉄道の、距離で買える普通電車のチケットなども、買えるそうです。 -
イタロ鉄道のチケット売り場。
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ボローニャ駅のように、大きい駅は、エスカレーターもありますが、小さい駅には、ほとんどありません。一応、ホームに上下するための、エレベーターがあることもあります。
とある駅のエレベーター、乗ってみたけど、動かずでした。が、のちに知ったのは、上がるのボタンを、押し続けて上がる、というシステムでした。所、変われば、品変わる。電車の乗降も、自動ドアではなく、自分で開けるものも多く、いろいろと戸惑いました。まあ、それを見つけて楽しむのが、個人旅行の楽しみでしょうか。 -
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美術館めぐりを中心にしたため、この先、似たような絵が、たくさん出てきます。
いちいち、解説しません。いや、解説できません。もう、どれをどこで見たのか、記憶に自信がありません。
ただ、美術館で、私がコレっと感じた絵の写真の中で、さらに写真写りがいいものを、選別するようにしました。ご一緒に美術鑑賞を楽しまれてください。 -
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このボローニャの旅行記は、3度目のボローニャ滞在のまで、一気に入れてます。ラストには、もう1度、ボローニャの旅行記を入れますが、4度の滞在を、2つの旅行記にしているので、食事の写真が、たくさんあります(笑)。滞在日数と数が合わないのは、スルーしてくださいね。
こちらは、有名店での、ボローニャ風・カツレツです。ミラノ風カツレツは、全世界で有名ですが、どこが違うかというと、チーズでくるまれているんですよね。
つまり、メッチャ、こってりしてます。
サラダは、スペインもイタリアも同じ文化圏で、オリーブオイルと、ビネガーの瓶があり、自分で味付けします。バルサミコ酢が大好きなので、このやり方はいいですね。 -
ボローニャは、肉料理が有名らしいんですが、この店も、ミックスグリルのようなテーブルで、好きな肉を切り分けてもらうのが名物のようで、多くの人が山盛りの肉を食べてました。
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サン・ペトロニオ聖堂。これが、カテドラルになるのだと思うのですが、ガイドブックの名称は、サン・ペトロニオになってます。
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Pamというスーパーですが、滞在中は、あちこちの町でお世話になりました。
ちょっと高級感もあり、Pamのスーパーを見つけると、嬉しくなるのでした。 -
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セカンド・コールの時に見つけた、Ninoという店では、13ユーロのセットメニューがありました。イタリアのセットメニューは、お決まりのメニューのことが多いのですが、ここのは、日替わりで、ウェイターが二択で、PrimoとSecondoの内容を説明してくれて、選びます。水とコーヒーもついているのでお得です。
それに何より、このやり方の方が、メインの量が小さい目なので、美味しく食べられます。
フッジッリのパスタに、リコッタチーズとミントのソース。さっぱりして、美味しかったです。 -
メインは、ツナと太刀魚をミンチにして、それを茄子で巻いたものです。
ちょっと工夫したメニューが美味しくて、この時点までに、3つの街をまわったあとですが、この安いメニューが、もっとも美味しいと感じたのでした。
この店には、その後も行きました。 -
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サードコールの時に、ボローニャで見た映画です。
ベルギー映画で、元はフランス語のようです。英語のタイトルが、Tokyo Fiancee、東京婚約って、なんやねん、と思いました。
ベルギー人の女の子が日本にあこがれて、やってきて、日本人と恋に落ちるも、異文化の壁で、結婚を躊躇する、という話です。悪くない映画ですが、日本文化が誇張されて出て来るので、「ふ〜ん、欧米には、こんな形で、日本文化が紹介されているのね」と興味深かったです。 -
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これは、セカンドコールの時に食べたのだと思います。フィレンツェあたりで、食べ過ぎで、お腹が痛くなって、食をセーブすることで、なんとか回復しましたが、おうどんが食べたかったのでした。
「わかめうどん」とあるのに、ワカメもウドンも見えない。 -
カニカマと蛸と海老の下に、ワカメもうどんも隠れてました。
9ユーロの単品ですから、リッチに具材が入っていたのでした。中国人経営の店ですが、そこそこ美味しかったです。 -
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夕暮れの散歩です。
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ポルティコに灯りがともると、ロマンチック。
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2度目のNinoの店。
今回は、ラグーのフェトチーネと、ポークのロースト。 -
焼き加減がバッチリで、量も適当で美味しかったです。
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デザートは、ジェラート。
お気に入りの味は、いちごと、ココと、ナッツ。
色から推定して、たぶん、この3つの味かな。 -
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町から数キロ離れた所に、サンルカの聖堂があり、山の上の聖堂まで、3.5キロにわたって、回廊の道が続いているそうです。
これは、ラストの滞在時に、めざすことにして、今回は、登りが始まるポイントで引き返しました。 -
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ボローニャ中心地です。
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ブティック街のカブール。
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サント・ステファノ教会
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自然食品のレストランで、野菜のラザーニャ
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豆腐と野菜のソテー。
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