2015/05/21 - 2015/05/24
2位(同エリア24件中)
いちごさん
ポソン(宝城)の茶畑を観光して大満足した私たちは、路線バスで再び【ポソン(宝城)市外バス共用ターミナル】へ。
ポソン観光の際の宿泊はクァンジュ(光州)で・・・・・ということなので、市外バスで、全羅道(チョルラド)最大の都市【クァンジュ(光州)】まで、約1時間の旅を。
翌日、3日目は、全羅北道(チョルラプット)ナモン(南原)へ。
ナモンでは【春香祭】に出会いました。
その日のウチに、プサン(釜山)の【ホテル パラゴン】へ戻って、
4日目は、プサン(釜山)でお買いもの。
金海空港 16:55発 関西空港 18:15着で帰国しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
17時ごろ、【クァンジュ(光州)総合バスターミナル】へ到着。
8年前に施設がリニューアルされてからは、【U・SQUARE(ユースクエア)】」という愛称の、複合文化空間になっているそうです。
大型ターミナルに、映画館やショッピング施設が併設されたショッピングモールのようなバスターミナルです。
ちなみに、今年7月3日からユニバーシアード大会がクァンジュ(光州)で開催されています。 -
タクシーで約15分、今宵のお宿【マスターズ ツーリスト(観光)ホテル】へ。
あの!!ラマダプラザ光州ホテルの、と・な・り・に位置し、【5・18記念公園】や【ロッテマート】も近い繁華街の中です。
1泊朝食付きを予約していました。
朝食用のレストランはどこかな〜?と、探しても見つからないのでフロントで尋ねると、フロント横の小じんまりとしたロビーで待つようにと・・・・・
そう教えてくれたフロントの男性が、奥へ入って行ったかと思うと、しばらくしたら、トースト、ベーコンエッグ、コーヒーのモーニングセットを運んで来てくれました。
フロントの男性が、朝食シェフを兼任か〜?(^_^;) -
夕食は、食の都・全羅道で韓式定食を食べようと楽しみにしていました。
前回、旅行した時、全羅南道のスンチョン(順天)で食べた定食にスゴい感激したので、是非〜もう1度〜と思っていました。
ホテル周辺は、繁華街なので飲食店はいっぱいあります。よりどりみどりです。
でも、街すぎるのか、イメージしているような韓式定食のお店がなかなか見つかりません。
20〜30分ウロウロして、もう諦めかけたころ、やっとビルの2階に【家庭式食】【魔法の食膳】の文字が。
どんなに嬉しかったか〜(*^_^*) -
このお店、Today's Menu..... とあるように、メニューは定食1種類だけです。
値段は10000wで、素材は100%国内産。
1000円ちょっとで、13種のあれやこれや・・・・・
豚肉とカボチャのチゲ、アヒルの燻製のプルコギ、焼きさば、クラゲの冷菜、イカの和え物、もやしのナムル・・・・・etc.
が、食べられるのです(^^♪ -
これぞ〜!!全羅食!!
以前、スンチョンで食べた定食(15000w)をひとまわり、おシャレに小さくした感じ。
でも、十分です。
あの時は、食べきれずに残して、未練も残ったから(笑)
お客さんが少なくて、人気ないのかな〜?と心配していたら、営業時間がナント!!20時まで。
これから〜という時に閉まってしまいます。
私たちがこの店に入ったのは、終了15分前くらいでした。
予想外の終了時間に気づいたのは、食べて飲んで、だいぶしてからでした(^_^;) -
3日目、【クァンジュ(光州)総合バスターミナル】を9時過ぎの市外バスに乗って【ナモン(南原)】へ。
昨日、クァンジュ(光州)のバスターミナルへ着いた時、今朝のナモン(南原)行きのチケットを買っておきました。
今後のために、時刻表を写真で残そうと思ったのに、クァンジュのバスターミナルはハイテクで、電光掲示板に地名と時刻が表示されます。
それが、パッパッパッとめまぐるしく変わっていくので、写真はおろか、読むのもひと苦労。
表示が1周してきて、2周目、3周目・・・・・と、何周もの間、表示板の前に張り付け状態で、やっとチェックできました(^_^;) -
【ナモン(南原)共用バスターミナル】に10時過ぎに到着。
クァンジュ(光州)からは、1時間ほどのバス旅です。
ここも、コインロッカーが見当たらないので、重いリュックと同行です(>_<)。
【南原市】は、全羅北道の南東部にある市で、東は慶尚南道に、南は全羅南道に接する立地です。
【チリサン(智異山)】への玄関口で、韓国の古典恋愛小説【チュニャンジョン(春香伝)】の舞台としても有名です。 -
着いたばっかりやけど、プサン(釜山)への帰りのバスの時間をチェック、合わせて切符も買っておきます。
午後15:15のプサン行きなら、プサンに着いてから【三光寺】の燃灯ライトアップも見にいけそうだからと決めたら、窓口で、直行じゃないから1時間ほど長くかかると。
直行は、14:15か、17:40。
14:15発では、せっかく来たのに時間が無さすぎ・・・・・17:40発のチケットを買いました。
そうなると、プサンに着くのは、20:30ごろ。
夜ご飯を食べて〜・・・・・と考えると、燃灯のライトアップを見に行くのはムリそうだけど、その分、【春香祭】を楽しむことにしました♪ -
【チュニャンジェ(春香祭)】
2015年5月22日 〜 5月25日
毎年、チュニャン(春香)の誕生日4月8日(旧暦)前後に開催されるそうです。
だから、お釈迦様の誕生日を祝う【燃灯祭り】と時期が重なります。
会場は、【クァンハルルウォン(広寒楼苑)】・ヨチョン(蓼川)一帯。
バスターミナルを出て、川に向かって進むとヨチョン(蓼川)に突き当たります。
そこから川沿いに歩きます。 -
川沿いの道には出店が並んでいて、お祭り〜♪って感じです。
-
ヨチョン(蓼川)の右手側に【クァンハルルウォン(広寒楼苑)】、左手側には【チュニャン(春香)テーマパーク】があります。
会場の【クァンハルルウォン】へは、川沿いを真っすぐ15分ほど歩けば着くけど、【チュニャンテーマパーク】側の川沿いには、いっぱいの出店が並んでいるみたいなので、いったん、橋を渡ります。 -
【チュニャン(春香)テーマパーク】は、【チュニャンジョン(春香伝)】の映画セットを改装してオープンしたテーマパークです。
広いので、ちょっと見る〜という訳にもいかず、時間が無くて入らなかったけど、チュニャンジョンの世界が体験できるようです。 -
【チュニャン(春香)テーマパーク】側の河川敷には、いろんな楽しい出店が、ずらぁーっと並んでいます。
あちこちから食欲をそそる匂いが漂ってくるけど、まずは、会場へ急ぎます。 -
【チュニャン(春香)祭】のチュニャンは、【春香伝(チュニャンジョン)】という韓国の人ならだれもが知っているらしい古典恋愛小説の主人公の名前です。
民族音楽的語り物であるパンソリの演目【チュニャンガ(春香歌)】が小説化され、多くの人々に広まったそうです。
その後、映画化やドラマ化もされ、今も人気のある作品です。
【チュニャンジョン(春香伝)】は、李氏朝鮮時代の説話で、キーセン(妓生)の娘と、ヤンバン(両班=貴族)の息子との身分を越えたラブストーリー。 -
【スンウォルキョ(昇月橋)】
橋を渡って向こう側の【クァンハルルウォン(広寒楼苑)】へ。
【チュニャンジェ(春香祭)】のメイン会場です。
お祭りは、4日間あるので連日行われる<常設プログラム>
酒試飲・写真撮影大会・ブランコ体験&大会・公演芸術・春香歌演唱会など・・・と -
<日替わりプログラム>
今日2日目は、伝統婚礼・民族シルム(韓国の相撲)大会・伝統宴会などが予定されています。
私たちの目当ては、伝統婚礼とパンソリです。
バスターミナルを出たところに、テントで設営されたお祭りの案内所があって、パンフレットをもらいました。
あいにく、日本語版はないらしいけど、懇切丁寧に説明していただきました・・・・・韓国語で(^_^;)
橋の上も、お祭りモードです。 -
公園への入場料は、2500w(250円と少し)
園内へ足を踏み入れた途端、お〜!!そこはもう〜朝鮮時代(^^♪
キーセン(芸妓)の方々が、円陣を組んで作戦会議中!? -
【クァンハルル(広寒楼)】
朝鮮時代の世宗大王の時代(1418〜1450)に建てられました。
が、その後、文禄・慶長の役の際に焼失し、1638年に再建されました。
ここが、パンソリ【チュニャンガ(春香歌)】の舞台です。 -
【クァンハルル】の階上では、【パンソリ】の公演が。
靴を脱いで、靴は配られたビニール袋に入れて、数段の階段を上ると、すでに観衆で、いっぱい(>_<) -
【パンソリ】は、朝鮮の伝統的民俗芸能。
物語性のある歌が、1人の歌い手と太鼓の奏者によって演じられます。
18世紀ごろから庶民の娯楽として各地の祭りや広場で演じられ、楽譜がなく、人の口から口へ歌い継がれてきた、口承文芸のひとつだとか。
日本でいうと、浪曲のようなものだと例えられています。
独特の節回しと熱のこもった演技に魅了されるけど、言葉がわからない分、長時間聞いているには、忍耐力が必要です(^_^;) -
しばらく、【パンソリ】の伝統文化の中に浸っていたけど、次から次へと観衆が増えてくるし、ある程度、聞いたところでリタイア。。。
園内を散策してると、池に架かる有名な【オジャッキョ(烏鵲橋)】が見えました。 -
【オジャッキョ(烏鵲橋)】には、七夕伝説があります。
牽牛と織姫を引き合わせるためにカラスとカササギが姿を変えて、天の川(韓国では銀河水と言う)にこの橋を架けたという言い伝えだそうです。
恋人同士で渡ると、幸せな結婚生活を営むことができ、 そのふたりの子どもたちにも幸運がある・・・・・という話もあるとか。
韓国にも七夕伝説、あるのですねぇ〜。
私たちは恋人を連れて来なかったので、惜しい〜事をしたけど(笑) -
【伝統婚礼式】、是非、見たいと思っていた、もうひとつのイベント。
期間:4月末〜10月末(7・8月 未実施)・・・・・受付?開催?、何の期間なのか、意味不明。
<伝統婚礼とは?>
朝鮮時代には、男女の区別が厳しい儒教社会で見合い結婚が一般的に行われた。
仲人は男と女の生年月日時間を、四柱單子で相性を合わせて婚事が決まれば、婚書紙と贈り物をいれた納幣函を送り婚約を証明した・・・・・・・云々 -
【ウォルメの家】で執り行われているらしいけど、【ウォルメの家】が、なかなか見つからなくて出遅れてしまいました。
ちなみに、【ウォルメ】は、チュニャンのキーセン(芸妓)をしているお母さんの名前です。
やっと、【ウォルメの家】に着いたけど、 -
婚礼式は、終盤。
式が終わって、列席された人たちにご挨拶・・・・・というところ?
新郎新婦のひと際あでやかな衣装が目を惹きます。 -
ところで、新郎新婦。
このイベントのためのキャストさんだと思ったけど、 -
係りの人が、列席してる親族らしき人たちに声をかけて、集合写真を撮影してます。
じゃあーホンモノ!?
でも、ホンモノの新郎新婦にしては、お歳が・・・・・いえいえ〜!!お歳を確認したわけでもないし、結婚したい時が適齢期〜!!なのですが。。。
少しでも伝統婚礼式が見られたので、どっちでもいいっか。
かすかな疑問を抱いたまま、【ウォルメの家】を後にしました。 -
<常設プログラム>による、【チュニャン(春香)ブランコ大会】
何を競っているのか、放送の内容が聞き取れなくて分からないけど、男性が順番に出てブランコを漕いでいます。
大空をめがけて勢い良く楽しげにブランコを漕ぐ美少女チュニャン(春香)を、ヤンバン(両班=貴族)の息子モンニョン(夢龍)が見て、恋に落ちた出会いのブランコです。 -
これが、ウワサの、チュニャン(春香)とモンニョン(夢龍)。
ふたりは愛し合い将来を誓うのですが、父親の転勤でモンニョンはソウルへ。
チュニャンは、モンニョンが迎えに来てくれるのを待ちます。
そんな時、新しく赴任してきた長官が、チュニャンを見初めて権力をかさに手籠めにしようとします・・・・・いわゆる悪代官、水戸黄門や暴れん坊将軍でおなじみ、どこにでも居るんですねぇ〜こういうヤカラ。
チュニャンはモンニョンのために操を守ろうと長官を拒否したため、牢獄に入れられて処刑される運命に。
が、危ないところで、官僚になって戻ってきたモンニョンに助けられます。
身分の差を超えた愛が成就し、めでたし〜、めでたし〜(^^♪ -
野外ステージでは
-
どこかの楽団が演奏中。
ここを通りかかった時は、私も知ってる<聖者の行進>が演奏されていました。 -
広場に、【ハフェ(河回)ビョルシングッタルノリ(別神グッ仮面劇)】のノボリが。
【ハフェ(河回)】というと【アンドン(安東)ハフェマウル(河回村)】
行きたい〜!!のに、まだ行ったことがない地方の観光地。
その地で有名な【仮面劇】が、ここで見られる〜って、なんて、しあわせ(*^_^*)
嬉しすぎる〜 -
【ノンアッ(農楽)隊】も居る〜(*^_^*)
ここへ来たとき、公演時間には少し早かったので、椅子が並んでいるだけで観客がゼロ。
なので、最前列(^^♪ -
【河回別神グッ仮面劇】
高麗時代末ごろに形成された、ハフェマウル(河回村)に伝承される伝統芸能。
ヤンバン(両班)階級をこき下ろすような諷刺と事実描写が独特で、人々の笑いをとるようなユーモラスな内容になっているのが特徴です。
仮面劇は、全部で6つの内容から構成されているそうです。
その中から、今日の演目は【ペクチョン(白丁)】
ペクチョン(白丁)と呼ばれる、と殺をする賤民が登場し、斧で牛を殺すと、牛の睾丸を取り出して観衆を冷やかす。
性的な意味のセリフを発することで、支配階級の権威欲を風刺している・・・・・という内容の劇です。 -
【ハフェマウル(回河村)】で仮面劇が行われているという事は知っていたけど、詳しいことは何も知りませんでした。
【ペクチョン(白丁)】の予備知識も無かったので、降って湧いたこの幸運を活かしきることが出来なかったのが、ちょっとザンネン(>_<)
内容的には言葉が分からないので、なんとなく〜しか理解できないけど、演技が素晴らしくて、セリフの言い回しや仕草を見るだけでも楽しい〜
仮面をかぶったペクチョンと、ヤンバンの掛け合い。 -
韓国語が分かったら、風刺とユーモアをもっと楽しめたのでしょうけど。
-
今日の劇にはかかせない重要な役どころ、牛の登場。
-
-
ペクチョンが、牛をやっつけて、
-
睾丸を取り出して大喜び。
祝福の踊りです。 -
そして、その一物を手に、観客に、男性客に、
「どこから来た? オマエは、これに、勝ってるか?」・・・・・(想像です(^_^;))
てなことを、聞いて回ります。
分からないなりに、笑わせてもらいました。
周りの人たちは、大笑い。
ますます、【アンドン(安東)】へ行きたくなりました。 -
仮面劇が終わると、【ノンアッ(農楽)隊】のパフォーマンス。
農楽(のうがく)は、朝鮮半島に古くから伝わる伝統芸能です。
農民・農村の踊りを伴う(農楽舞ともいう)音楽で、農民たちが豊作を祈願したり、豊作を祝ったり、時には仕事の疲れを癒すために朝鮮全土で発展してきたそうです。 -
先ほど、テントの前で太鼓やかねを演奏していた数名の若者が、今度は、その打楽器を持ってパフォーマンス。
帽子には、長いテープ?や飾りが付いていて、それらを自由にあやつりながら踊ります。 -
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イケメンです。
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長いテープを回しながらの、アクロバットも。
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皿回しも。
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観客を巻き込んでの皿回し。
お客さんもみんな、役者です(笑) -
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飛んだり、
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跳ねたり、
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倒立したり。
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面白かった〜
楽しかった〜(^^♪ -
17:40発のバスに乗るために、【ナモン(南原)共用バスターミナル】へ戻ってきました。
貴重な体験をプレゼントしてくれたナモン(南原)市に別れを告げて、プサンへ。 -
4日目、最終日は、初プサン(釜山)の2人のために、【プサンタワー】へ。
【クッチェシジャン(国際市場)】で買い物をして、サンギョッサルを食べて、キメ(金海)空港、16:55発の飛行機で帰国の途につきました。
今回は、【燃灯祭り】が見たくて、お釈迦様の誕生日(旧暦)に合わせて計画した旅だったけど、翌日は【ポソン(宝城)お茶祭り】、その次の日は【ナモン(南原)春香祭り】と、行く先々でお祭りがあって、ひと味ちがう、お得な旅になりました。
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