色とりどりのあじさいと季節の花々。すばらしいあじさいの杜 二本松寺

2015/06/13 - 2015/06/15

大好きなあじさいの季節がやってきました。
毎年、どこかにあじさいを見に行きますが、同じ場所もなんではあるし・・・と
新たなあじさいの名所を探しては出かけます。
今年は、県内で まだ行った事のない 潮来市の二本松寺へ。
そこは、広い敷地に1万株のあじさい、そして季節の花々もあわせて楽しめるすばらしい「あじさいの杜」でした。
田んぼ脇の道、傾斜地の散策路など30分程 ゆっくりあじさいを見ながら歩くと、最後は本堂にお参りしてコーヒーやお抹茶を楽しめるというNICEなコースが案内されていました。
私が、いままで見てきたあじさいの名所の中でも、一番よかった、と思います。
ここは、かなりのお奨め場所と言えます。
どんなポイントがgood！だったか〜 旅行記をご覧下さい。

エリア 潮来(茨城)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車

あじさいは大好きで、毎年この季節は楽しみです。
自宅にもあじさいが4本ありますが、今年はちょっと色づくのが早いように思いました。
おととしは鎌倉、昨年は茨城県内では有名な「雨引観音」へ出来かけました。
（それぞれ、旅行記に掲載済みです）
今年初めてやって来たのは潮来市にある二本松寺。
お寺の参道にはわりと広い無料駐車所がありました。
大きな石の常夜灯のあたりまで来ると、「あじさいの杜」と→の書かれた案内板が見えます。
テントの中に順路案内地図が置いてあり、散策路のポイントなどが書かれています。
これを頂いて、順路に従って歩けば良いのです。
あじさいの杜 二本松寺公式webサイト
http://www.nihonmatsuji.com/ajisai.html

入口はお寺の参道の階段を登り・・・ではなくて、右方向へ進む道。
ちょっと蒸し暑い土曜日でしたが、すでに沢山のお客さんが見に来ています。

入口の道を進むと、牛堀小学校の脇、あじさいがずっと並んで植えられた道でした。

あじさいは5分咲き、との事でしたが、すでにまん丸に開いたきれいな状態のものがいっぱい。

うっすら紫がかったピンクのかわいいあじさい。

花びらが大きめのあじさい。
花びらっぽいのは、正しくは装飾花で、本当の花は中の方にあるちいさなおしべみたいな部分だそうですが・・・。

このあじさいの並んだ道はゆるい坂道で降り切った場所は田んぼの脇。
並んだあじさいの向こうには緑の田の景色が広がり、住宅の並んだ景色ではない、と言う所も、まりも母的にはポイントアップです。

ふと、見ると、あじさいの上にきれいな黄緑色・・・カエルさんがあじさいのフカフカベッドでお休み中でした。
梅雨の季節に はまりすぎる位の絵となっているじゃ〜ありませんか！

鎌倉の あじさいで有名なお寺は 同じ種類のあじさいがびっしり〜たっぷり〜と言う所も多いようですが、
ここは、あじさいの種類が多いです。西洋あじさいもガクアジサイも。
園芸店で最近見かけるようになったちょっと変ったあじさいも結構ありましたね。

もうひとつ、まりも母的にポイントが高かったのは、暗い林の中ではない、という事。
あじさいって、木立の下でも育つからなのか、いままで行った事のあるあじさい園は結構、木立の中・・・ってのが多くありました。
つまり・・・あじさい見に行くとヤブ蚊の大群に襲われちゃうのです〜。
虫刺され めちゃ嫌だし。ここは、わりと明るい場所にあじさいが並ぶ所も多くて、超〜蒸し暑い日でしたが、特に蚊が飛んでいるの 気がつかなかったです。

そして、あじさいだけではなく、色々なお花が咲いているのです。
あじさいとのコラボが楽しめます。

こんな感じも素敵でしょう〜。
土曜日でそれなりの人数が来ていましたが、鎌倉のシーズンの大渋滞みたいな あじさい見物に比べたら、天国！
写真も好きに、ゆっくり撮れます！ここもポイントだよなぁ。

入口から下った坂道を降り切ると田んぼ脇 この道沿いにあじさいを見ながら歩く事になります。ハケの道、斜面にあじさいがずっと続きます。

ちょうちょも飛んでいます。

種類、花色様々できれい。まだ5分咲きですから、これからもっときれいになるのですね。

ブルーばかりの一角もきれい。斜面上まで花が続く景色も見事です。

薄い色合いのこちらも素敵。

上から見てもよかったけど、下から見るのもすばらしいです。

どのあじさいもきれいで、写真撮りまくりながらなので、実はなかなか進めないのですけどね・・・。

段々に咲いていくので、まだ小さな珠のあじさいもあります。

ガクアジサイも素敵です。

田んぼの脇の道をこうしてあじさいを見ながら歩き進んで行くのです。

ガクアジサイびっしりの図は、連続模様のようで、これも楽しい景色です。

沢山の人が見ていますが、ゆっくり歩けば、人も切れていくので、景色独り占めも可能ですね。
そこが、鎌倉のような混雑具合と大違い。

スカシユリも咲いていました。

マーガレットのようなお花と一緒に。

このあじさいはちょっと変っています。最近鉢植えで見かけるようなタイプ。

アガパンサスの花。きれいなブルーはあじさいと良く合います。
花が開き始めた所ですね。

これはアマリリスですね。
アマリリスも種類の多い花ですが、鉢植えが多いから、こんな風に地植えであまり見ないような・・・。

石灯篭のあるあたりから今度は斜面を登る散策路へ上がって行きます。
ここから先はお寺の庭の部分で、ずっと上の方まであじさいが咲いているのが見えてきます。

こちらには濃いむらさきからピンクのあじさいがグラデーションのように斜面を彩っています。

あじさいの縁には 大きなピンクのユリ。

オレンジのユリもありました。ユリは少しですが、色が様々。

濃いピンクのユリ。あじさいのピンク系にぴったりのユリ。

真っ赤なユリも。いろんな色があって、ユリだけでも見ごたえありましたよ。

ピンクやむらさきばかりが集められたあじさいの景色もいいものですね。

こちらには、白いアナベルとカシワバあじさい。
清楚な色の一角。

葉っぱに麩が入った、これも変ったアジサイ。葉っぱがきれいです。

縁が紫のあじさいは、ジャパーニュ・ミカコという名札がついていました。
名札のついたあじさいは最近植えられたものでしょうか。少しだけありました。

丸い形のガクアジサイ。
これも色がきれいです。

色が白から赤へ変わるのかな？

斜面の散策路はこんな感じです。大きな木の下にあじさいがあります。

手入れをしていた男性の話によると、住職がご自分でかなりの手入れをされて作ったお庭だそうです。
平成20年から1万株を目指して植え、平成26年8月に達成されたそうです。
斜面に整備された石畳も住職が作った、とお話されていましたよ。

一番上の散策路から田んぼの脇の道を眺めた景色。
この斜面、元々は沢山の木が生えていたものを、あじさいに植え替えていったそうです。

墨田の花火というガクアジサイ。

あじさいは水が大好きな植物なので、真夏の水遣りは大変ですよね。
こんな給水装置が設置されていました。
たしかに、ホースで水かけていたら、全部かけるのに一日中やっていなければならなくなりそうな広さです・・・。

高台の展望の利くちょっとした広場。
田んぼの景色が良く見えます。ベンチもありました。

大体、マップの順路に従って歩きます。
マップ番号8のわらべ地蔵（杜太郎）。
お地蔵様に名前がついているのですね。
かわいいお顔のお地蔵様。隣にはあじさいではなく、ホタルブクロが咲いていました。

本堂へ向かう道にはあじさいの他にここにもユリが。
赤いユリと真っ白なアナベル

黄色の八重咲きのユリ。

本堂裏手には 水戸光圀公お手植えの槙
りっぱな大木です。

槙の下にはダリアがきれいに咲いていました。
つまみ細工のような素敵な花。

ぐるっと一周して本堂前に到着しました。
本堂の前あたりには鉢植えのあじさいがいくつも置かれています。
ダンスパーティーというあじさいの大きな鉢

本堂前でお参りをします。
ご本尊は薬師如来。
秘仏だそうで、めったに見ることはできないのだそうです。

天台宗羽黒山覚城院二本松寺 天長年間(824)創建と伝えられている。鎌倉時代に現在地へ移転開山。

お守りや御朱印を頂く建物のところにもテントが建てられ、サザコーヒーのアイスコーヒー（たしか350円）や野点（お菓子点き400円）が頂けます。
トイレは本堂裏手の壇徒会館のものを貸して頂けます。

あじさいの季節の土日には浅草から届く茶そばのとろろそばが限定50食で提供されていました。テントの下で、食べる事ができます。（持ち帰りもＯＫ）

最後に長い参道の階段を降りて駐車場へ戻ります。
階段下の参道沿いにもまだまだお花が。

アカンサスの花も咲き始めていました。
コリント式オーダーの柱の装飾で有名な植物で、古代から装飾意匠のモチーフに使われている植物です。

アストロメリアも。見頃の様子。

一番最初に階段を登って、本堂にお参りしてからあじさいを見る・・・ではなく、逆にあじさいを見てから本堂へ至る順路は、急な登り階段よりも歩きやすいコースでお年寄りにはありがたい配慮かも。
潮来と言えば「あやめ」が超有名ですが、今日は、美しいあじさいと色々な花々をたっぷり楽しむ事ができました。
この日は、どうやら、茨城県知事ご夫妻や潮来市長ご夫妻もあじさい見物に来られたそうで、ここは、これから茨城のあじさいポイントとして、大プッシュされちゃうのかも。
ここは、外せない潮来の、いや茨城の6月の観光ポイントだと思いましたよ。
このあと、まだ時間があるので、あやめ見物にも行っちゃう事に。
この続きは別の旅行記に記載致します。