「富士山五合目ご来光ツァー」に行ってきました。<br />観光バスで富士山五合目に行き、提携の土産物店の展望テラスからご来光見るというツアー。河口湖の旅館組合だったかが主催しているツアーです。<br /><br />ネットでこのツアーを見つけて、「天気次第だな」とあまり期待はしていませんでしたが、「まあ、行ってみるか」と。<br />まずホテル。例によって温泉ホテルをネットで探して安いところ（朝食付き7000円くらい）を見つけました。ホテルルートイン河口湖。<br />温泉かけ流しではありませんが、温泉付き・朝食付きで7000円ちょっとはまあまあ。<br />ネットで宿泊予約して、早速電話でツアーを申し込むと、<br />「当ホテルでは予約できないんです。隣のホテル美富士園さんで依頼してください。当ホテルの名前を出せば手続きしていただけます。」とのこと。どうもルートイン河口湖は準組合員で件のツアー申込ができないそうな。<br />そこでホテル美富士園さんに電話してルートインの名前を出すとスムースに予約してくれました。<br />５月だと、ホテル前のピックアップが3：19（もちろん朝の）、ご来光が4：30頃とのこと。支払いは前日で2500円/人。<br /><br />さて、ツアー前日に新宿から高速バスで河口湖へ。通常2時弱のところ2時間ちょっとで河口湖駅へ到着して、21時頃ホテルに「迎えに来て」と電話するとすぐにワゴン車が来てくれました。<br />ホテルに着いてチェックイン。部屋に入る前にすぐ隣の美富士園さんに行って（20ｍくらい）、ツアーの支払いを済ませて、ツアーのチケットと資料をもらいました。<br />資料を見ると、20数件くらいの川口湖畔のホテルが会員になっているみたいで、ツアー予約があったホテルを順に回ってツアー客のピックアップにくるようです。<br /><br />さてホテル。部屋はごく普通のビジネスホテル風。風呂は大浴場と小浴場があって、大浴場は団体さん（外国人？）も入る。小浴場は一般客のみとのことで小浴場のカードキーももらいました。<br />さっそく大浴場に行くと、聞きなれない言葉（中国語）の若い衆が4人先客。特に騒いだり問題あったわけではありません。<br />問題だったのは浴場。湯温は問題ないとしても大浴場の室温が高すぎ。まるでサウナ。ちょっと入っていただけでのぼせそうになったので早々に退散して小浴場に移動。ここは普通でしたが狭い。風呂は2〜3人が限度。脱衣所はもっと狭くて1人がせいぜい。幸い先客は1人ですぐに去ってくれたので自分1人でゆっくりさせていただきました。<br />それにしても大浴場の室温は暑すぎ。脱衣所からフロントにその旨管内電話で教えてあげたけど、「換気扇も回っているんですが・・」という逃げ口上で対応する気なし。せっかく教えてあげたのに。<br /><br />さて、3：19のツアー出発に合わせて2：45にモーニングコールをセット。大して寝られずに時間通り起床して身支度を整えます。5月末頃の五合目の気温を勝手に予想してジャンパー一枚羽織って出かけます。<br />ホテルから20ｍ歩いて隣の美富士園さんの前で待っていると時間通りにバスが到着。普通の観光バスでした。<br />乗っていたのは数人。私が乗って運転手さんにチケットを見せて指定席に座って出発。<br /><br />その後2件くらいのホテルで客をピックアップして総勢15人。後で分かったことですが、この日はなぜか外国人が多くて日本人は私を含めて3人だけ。その他は、フィリピン、中国（台湾？）、韓国、ドイツ。<br />バスは河口湖畔の通りを抜けて富士スバルラインに入ります。真っ暗な道をひたすら登ってゆくとだんだん空が白んできます。<br /><br />ところでこのツアーでもっとも問題なのが天気。前日は曇り/雨。本日の予報は曇り/晴れ。3時頃に河口湖畔で空を見上げたら晴れところどころ雲でした。<br />スバルラインを上ってゆくとどんどん雲が多くなってほぼ曇りの天気となってしまい、「あーあ、今日はだめか。」と半ばあきらめムード。<br /><br />出発から45分程で五合目のみやげ物店に到着。バスを降りると案内係のおじいさん2人が先導してみやげ物店に入ります。ここでしばし本日のスケジュール等の説明＆トイレタイム。<br />ご来光を拝む場所はここから100ｍほどはなれた展望ハウスの屋上とのことで、みんなでまとまって移動します。<br /><br />展望ハウスに着いたのが4：20頃。東側の山際が薄明るくなっていて、南側には霧にけむる富士山が間近に迫ります。さすが五合目2300ｍ。北の方角には雪を戴いた南アルプスの峰々がうっすらと見えます。<br /><br />東の山際がオレンジ色に輝き始めて少しすると太陽の上端の輝きが見え始めてきます。いよいよご来光。天気はというとだんたん雲が薄くなってきた。<br />南の方角に間近に迫る富士山も霧が晴れてはっきりと見える。北の方角には南（？）アルプスの峰がすっきりと見えるようになってきた。<br /><br />東の山際に太陽が昇り初めて顔を出したのが4：28頃。案内のおじいさんが先導してみんなで（外国人も）バンザイ三唱。<br />このころになると東の山際はまだ雲がうっすらとあるがその手前の山々はところどころ雲海が見える。雲はどんどん晴れてゆき、南の富士山は赤い朝日を浴びてまさに「赤富士」そのもの。実に壮観。北の方角のアルプスもはっきりと見えている。<br />なんときれいな景色だろう。<br /><br />太陽が昇りきったところでご来光見物は終了し、おじいさんの案内で再びみやげ物店への帰路に。途中でそのおじいさん曰く、「ご来光、富士山、アルプスの3つがはっきり見えるのは実に珍しい。こんな日はめったにない。それから、今日は暖かい。風がなくてよい天気だ。いつもは風が強くて寒くてのんびり写真なんて撮っていられない。」とのこと。かなり強運に恵まれたらしい。<br /><br />みやげ物店（五合目レストハウス）に戻ると、2Ｆに案内されてコーヒーや甘酒が振舞われた。おいしかった。その後はしばし自由行動という名の買い物タイム。まだ５時過ぎだというのにみやげ物店はフルオープンしていて、お兄さんが店番。五合目のお土産をまんま買わされました。<br />外にでて富士山やアルプスを写真撮影。天気はすっかり日本晴れ。さっきは見事な赤富士もこの時間はすっきりとした青空をバックにした画になっていました。<br />五合目駐車場もすでにオープンしていて、整理係のおじさんとしばし会話。<br />おじさん曰く「今日は赤富士が見えたねー。こんなきれいな赤富士を見たのは久しぶりや。良かったねー。」んーん、すごくラッキーな日だったのね。<br />さて、5：20頃にバスが迎えに来て出発。約40分で河口湖畔のホテルに帰ってきました。<br /><br />実にすばらしい景色を堪能できるグッドなツアーでした。天気に恵まれて超ラッキー。<br />皆さんにもお勧めしたいけどあまりにも天気依存が強すぎて、私のようなラッキーはめったになかろうと思うと、あまりお勧めできません。<br />なお、天気が悪くてご来光がまったく見えなかったときは、主催者判断により「次回は無料参加」の特典があるようです。お暇な方はどうぞ。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

「富士山五合目ご来光」ツアー

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2015/05/30 - 2015/05/30

1567位(同エリア3442件中)

#山・高原

芝猫さん

「富士山五合目ご来光ツァー」に行ってきました。
観光バスで富士山五合目に行き、提携の土産物店の展望テラスからご来光見るというツアー。河口湖の旅館組合だったかが主催しているツアーです。

ネットでこのツアーを見つけて、「天気次第だな」とあまり期待はしていませんでしたが、「まあ、行ってみるか」と。
まずホテル。例によって温泉ホテルをネットで探して安いところ（朝食付き7000円くらい）を見つけました。ホテルルートイン河口湖。
温泉かけ流しではありませんが、温泉付き・朝食付きで7000円ちょっとはまあまあ。
ネットで宿泊予約して、早速電話でツアーを申し込むと、
「当ホテルでは予約できないんです。隣のホテル美富士園さんで依頼してください。当ホテルの名前を出せば手続きしていただけます。」とのこと。どうもルートイン河口湖は準組合員で件のツアー申込ができないそうな。
そこでホテル美富士園さんに電話してルートインの名前を出すとスムースに予約してくれました。
５月だと、ホテル前のピックアップが3：19（もちろん朝の）、ご来光が4：30頃とのこと。支払いは前日で2500円/人。

さて、ツアー前日に新宿から高速バスで河口湖へ。通常2時弱のところ2時間ちょっとで河口湖駅へ到着して、21時頃ホテルに「迎えに来て」と電話するとすぐにワゴン車が来てくれました。
ホテルに着いてチェックイン。部屋に入る前にすぐ隣の美富士園さんに行って（20ｍくらい）、ツアーの支払いを済ませて、ツアーのチケットと資料をもらいました。
資料を見ると、20数件くらいの川口湖畔のホテルが会員になっているみたいで、ツアー予約があったホテルを順に回ってツアー客のピックアップにくるようです。

さてホテル。部屋はごく普通のビジネスホテル風。風呂は大浴場と小浴場があって、大浴場は団体さん（外国人？）も入る。小浴場は一般客のみとのことで小浴場のカードキーももらいました。
さっそく大浴場に行くと、聞きなれない言葉（中国語）の若い衆が4人先客。特に騒いだり問題あったわけではありません。
問題だったのは浴場。湯温は問題ないとしても大浴場の室温が高すぎ。まるでサウナ。ちょっと入っていただけでのぼせそうになったので早々に退散して小浴場に移動。ここは普通でしたが狭い。風呂は2〜3人が限度。脱衣所はもっと狭くて1人がせいぜい。幸い先客は1人ですぐに去ってくれたので自分1人でゆっくりさせていただきました。
それにしても大浴場の室温は暑すぎ。脱衣所からフロントにその旨管内電話で教えてあげたけど、「換気扇も回っているんですが・・」という逃げ口上で対応する気なし。せっかく教えてあげたのに。

さて、3：19のツアー出発に合わせて2：45にモーニングコールをセット。大して寝られずに時間通り起床して身支度を整えます。5月末頃の五合目の気温を勝手に予想してジャンパー一枚羽織って出かけます。
ホテルから20ｍ歩いて隣の美富士園さんの前で待っていると時間通りにバスが到着。普通の観光バスでした。
乗っていたのは数人。私が乗って運転手さんにチケットを見せて指定席に座って出発。

その後2件くらいのホテルで客をピックアップして総勢15人。後で分かったことですが、この日はなぜか外国人が多くて日本人は私を含めて3人だけ。その他は、フィリピン、中国（台湾？）、韓国、ドイツ。
バスは河口湖畔の通りを抜けて富士スバルラインに入ります。真っ暗な道をひたすら登ってゆくとだんだん空が白んできます。

ところでこのツアーでもっとも問題なのが天気。前日は曇り/雨。本日の予報は曇り/晴れ。3時頃に河口湖畔で空を見上げたら晴れところどころ雲でした。
スバルラインを上ってゆくとどんどん雲が多くなってほぼ曇りの天気となってしまい、「あーあ、今日はだめか。」と半ばあきらめムード。

出発から45分程で五合目のみやげ物店に到着。バスを降りると案内係のおじいさん2人が先導してみやげ物店に入ります。ここでしばし本日のスケジュール等の説明＆トイレタイム。
ご来光を拝む場所はここから100ｍほどはなれた展望ハウスの屋上とのことで、みんなでまとまって移動します。

展望ハウスに着いたのが4：20頃。東側の山際が薄明るくなっていて、南側には霧にけむる富士山が間近に迫ります。さすが五合目2300ｍ。北の方角には雪を戴いた南アルプスの峰々がうっすらと見えます。

東の山際がオレンジ色に輝き始めて少しすると太陽の上端の輝きが見え始めてきます。いよいよご来光。天気はというとだんたん雲が薄くなってきた。
南の方角に間近に迫る富士山も霧が晴れてはっきりと見える。北の方角には南（？）アルプスの峰がすっきりと見えるようになってきた。

東の山際に太陽が昇り初めて顔を出したのが4：28頃。案内のおじいさんが先導してみんなで（外国人も）バンザイ三唱。
このころになると東の山際はまだ雲がうっすらとあるがその手前の山々はところどころ雲海が見える。雲はどんどん晴れてゆき、南の富士山は赤い朝日を浴びてまさに「赤富士」そのもの。実に壮観。北の方角のアルプスもはっきりと見えている。
なんときれいな景色だろう。

太陽が昇りきったところでご来光見物は終了し、おじいさんの案内で再びみやげ物店への帰路に。途中でそのおじいさん曰く、「ご来光、富士山、アルプスの3つがはっきり見えるのは実に珍しい。こんな日はめったにない。それから、今日は暖かい。風がなくてよい天気だ。いつもは風が強くて寒くてのんびり写真なんて撮っていられない。」とのこと。かなり強運に恵まれたらしい。

みやげ物店（五合目レストハウス）に戻ると、2Ｆに案内されてコーヒーや甘酒が振舞われた。おいしかった。その後はしばし自由行動という名の買い物タイム。まだ５時過ぎだというのにみやげ物店はフルオープンしていて、お兄さんが店番。五合目のお土産をまんま買わされました。
外にでて富士山やアルプスを写真撮影。天気はすっかり日本晴れ。さっきは見事な赤富士もこの時間はすっきりとした青空をバックにした画になっていました。
五合目駐車場もすでにオープンしていて、整理係のおじさんとしばし会話。
おじさん曰く「今日は赤富士が見えたねー。こんなきれいな赤富士を見たのは久しぶりや。良かったねー。」んーん、すごくラッキーな日だったのね。
さて、5：20頃にバスが迎えに来て出発。約40分で河口湖畔のホテルに帰ってきました。

実にすばらしい景色を堪能できるグッドなツアーでした。天気に恵まれて超ラッキー。
皆さんにもお勧めしたいけどあまりにも天気依存が強すぎて、私のようなラッキーはめったになかろうと思うと、あまりお勧めできません。
なお、天気が悪くてご来光がまったく見えなかったときは、主催者判断により「次回は無料参加」の特典があるようです。お暇な方はどうぞ。