カイロに行った主な目的は，１泊して翌日早朝にダハシュール/メンフィス/サッカラに行くことだった．前日には丘の上のシタデル（城砦）に行き，その中にあるガーマ・ムハンマド・アリや軍事博物館を見てきた．ガーマ・ムハンマド・アリはイスタンブールのモスク（ジャーミィ）などに倣って建造されたが，特に内部は時代が新しいこともあるが，ブルーモスクなどに優る程の美しさだった．<br /><br />（実はエジプト考古学博物館にも行って，ツタンカーメンの黄金マスクなど溢れるばかりの古代エジプト遺物を見てきたのだが，館内カメラ禁止で館内写真なしなので，こちらは省略です．）<br />

カイロのシタデルではガーマ・ムハンマド・アリ内部が美しかった

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2015/05/08 - 2015/05/08

188位(同エリア1688件中)

#遺跡・歴史

empenguinさん

カイロに行った主な目的は，１泊して翌日早朝にダハシュール/メンフィス/サッカラに行くことだった．前日には丘の上のシタデル（城砦）に行き，その中にあるガーマ・ムハンマド・アリや軍事博物館を見てきた．ガーマ・ムハンマド・アリはイスタンブールのモスク（ジャーミィ）などに倣って建造されたが，特に内部は時代が新しいこともあるが，ブルーモスクなどに優る程の美しさだった．

（実はエジプト考古学博物館にも行って，ツタンカーメンの黄金マスクなど溢れるばかりの古代エジプト遺物を見てきたのだが，館内カメラ禁止で館内写真なしなので，こちらは省略です．）

エリア

カイロ(エジプト)

旅行の満足度: 4.0

交通: 3.5

同行者: 一人旅

交通手段: 高速・路線バスタクシー

旅行の手配内容: 個別手配

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中心地のタハリール広場付近からタクシーでシタデル（城砦）へ．

十字軍を迎え撃つため，丘の上に1176年に最初に建てられた城砦．

シタデル史跡・遺跡
シタデルのチケット売り場（60ポンド(960円)）と入口．
シタデルに入り，中の道を進む．
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ガーマ・ムハンマド・アリ．　オスマン朝支配下でムハンマド・アリが1857に建立．

イスタンブールのモスクに似せたとのことで，ブルーモスクに感じが似ている．ミナレットは２本．

ガーマ・ムハンマド・アリ寺院・教会
ガーマ・ムハンマド・アリ．

ガーマ・ムハンマド・アリ．　ミナレット２本．

エジプトのガーマ（モスク）の多くは１本．
こちら側から中庭に入る．
中庭から見たガーマ・ムハンマド・アリ．
ガーマ・ムハンマド・アリの内部．イスタンブールのジャーミィ（大モスク）に感じが似ている．シャンデリア/照明灯は立派で見ごたえあり．

イスタンブールのブルーモスクよりサイズは幾分小さいが，時代が新しいこともあり，内部はこちらのが美しい程だった．

（靴を脱いで入り出口は別で持って入るので，ポリ袋などを持参した方がよい．）
天井．立派で綺麗．
メッカの方向を示すミフラーブ．
説教壇への階段の扉．
表に出て展望テラス．

やや中国風の感じ．
丘の上のシタデルから見たカイロ中心街方向．

手前の大きい２つのガーマ（モスク）は，右はガーマ・リファーイー（入ったことあり）で，中央左はガーマ・アフマド・イブントゥールーン．
城砦なので大砲もあり．

警察博物館前の広場．右はレストラン．
警察博物館を覗きます．
オスマン支配下の警官？
ムハンマド･アリー朝を倒したナセル指導の1952年エジプト革命の時か？
表に出て看板にあったシタデル・マップ．
城壁に National Military Musiumとあるように，この中が軍事博物館．

迫撃砲はおもちゃに見えた．
でも本物の迫撃砲だった（19世紀，イギリス製）．
モハメド・アリー時代（19世紀初め）の大砲．
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大砲の隊列．

エジプト国立軍事博物館博物館・美術館・ギャラリー
アームストロング砲．
この長い砲身のはロシア製．1950, 1973の中東戦争で使われた．
やに砲身が短い（モハメド・アリー時代）．
ドイツ製，第１次世界大戦時．
本物の兵士も大砲の日陰で一休み．
オスマンのコスプレで写真を撮っていた．
イブラヒム・パシャ(Ibrahim Pasha)像．
モハメド・アリー朝を興したモハメド・アリーの長男．多分軍人で英雄．
だれか分からない英雄．
兵士の像．
この建物が軍事博物館なのだが，工事中で入れなかった．

従って，見るのは野外展示のみ．
オレンジ色は練習機．
ロシア製高射砲(Anti-aircraft) San-2. 1967, 1973中東戦争で使われた．
Sukhoi Su-7 （ロシア製）. 　1967より配備．
Sukhoi Su-20 ?（ロシア製）.

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エジプトの兵器を見ると国際関係の歴史が分かる．19世紀は支配国のイギリス製．第１次世界大戦ではドイツ製兵器も入っている．戦後はアスワン・ハイダム建設などで関係が良かったソ連（ロシア）製．（アスワン・ハイダム建設はドイツも協力．）　現在はアメリカ製（F16など）が中心だが，アメリカは（イスラエルとの関係も複雑で）兵器提供は抑制的．そのせいもあり，ロシア製原子炉を導入するなど，アメリカ・ロシアとのバランスをとった両面戦略．
タンク．　1955導入，1956,62, 73 実戦．
左は水陸両用（amphibious）Transporter.

右はタンクとか重量物Transporter.
右はロシア製海中ミサイルB15.　(1967 イスラエルの駆逐艦Elatを沈めた)

左は魚雷．
奥の方のガーマ・ソリマン・パシャの方へ行ってみた．

その前の広場だが，人が誰もいない．
ガーマ・ソリマン・パシャだが閉まっていた．

こちらもオスマン風ガーマ（モスク）．ミナレットは１本．
オスマン朝の軍人スレイマン・パシャにより1528年に建てられた．
1857のガーマ・ムハンマド・アリよりずっと古い．

ここでシタデルは終わりで，外に出ます．
シタデル近くのバス・ステーションまで歩き，このバスでタハリール広場へ戻った．料金１ポンド(16円)と激安．