秋芳洞と秋吉台を４０数年ぶりに再訪

2015/05/16 - 2015/05/16

秋芳洞は子供のころ、二度見ているし、もう一度４２年前にも来たが久し振りに来る気になった。サンデン・バスの一日乗り放題切符を利用して、このところ、近辺をあらためて訪れている。下関駅でその切符を１０００円で入手し、８時半出発の秋芳洞行きに乗る。普通に車内で払うと片道１８００円くらいだから、有難い。１０時２３分にほぼ正確に到着。

秋芳洞の入場券は大人１２００円。正面入り口から１ｋｍ歩くと、黒谷口に到着し、そのまま通路を歩くと秋吉台に出る。土曜日でものすごい数の団体客とすれ違う。団体客は必ず秋吉台のほうから降りてくるコースをとるようだ。下りで楽だというが実際には４０ｍしか標高差はない。眺め的には正面入り口からのほうが慣れているし、逆を行く気はさらさらない。個別に週末に行く人には正面から入場することを薦めたい。後ろから団体客が押してくることはないから、ゆっくりと自分のペースで進める。

黒谷口を出て、案内の方に道を教えてもらい、歩いて展望台と博物館まで行った。黒谷口と展望台の間のバスの道路とは別に歩行者用の路がある。これがいいのだ！だいたい１ｋｍの距離だが、途中の森林浴は気持ちいい！展望台に到着すると一気にカルスト台地の景色が眼前に広がる。ここで弁当を食べて一休みした後、秋吉台科学博物館に入る。無料。この辺りは３億年前は珊瑚の海の中だったのだ！海に由来する化石類等が多数展示してあるし、説明版もかなり詳しく、学術的にもしっかりしている。ゆっくりと見物して、それから、秋吉台バス停から麓のバス・センターまで、バスを利用。歩行者用の路を歩くと２ｋｍだそうだが、降り口がわかりにくく、バスにした。２時２０分発の下関駅行きに乗り、帰宅。現地４時間の気持ちいい散歩だった。

洞窟は、今まで見たのでは、やはり、スロベニアのポストイナ鍾乳洞が圧倒的だ。長さ２０ｋｍ以上もある。入り口から鉄道で２ｋｍ移動し、それから１．８ｋｍ見学コースを歩く。ここは昨年１−２月ごろ、訪問したが、本当にどぎもを抜かれる！
　（http://4travel.jp/travelogue/10858428参照）

さらにもう少し前だが、ベトナム、ハロン湾の島にある洞窟も行ったし、韓国のクス・ドングルも行った。マレーシアのクアラルンプール郊外にあるヒンズー教寺院が洞窟内にあるのも見た。東京の日原だったっけ、ちいさな洞窟も見た。ポストイナ以外の洞窟なら、ここ秋芳洞も負けてはいないだろう。

他の方の秋芳洞の旅行記を昨日、予習としてみていったが、照明が暗いという感想があった。確かにそうだが、洞内の動物に悪影響を与えるので、あまり明るくできないようだ。

なお、最初の一枚は「百枚皿」と名づけられているが、実際は５百枚はあるそうだ。少なく数えるのは珍しい！どこかの国なら２０万とか３０万とかいうだろうが。。。

エリア 秋吉台(山口)

• 旅行の満足度: 4.0

正面入り口に行く道路。朝１０時半ごろ。昼前ごろからどっと団体客が来る。

今朝まで雨が降ったので少し濁る。普段も濁るが少し色が違う。

普段はもっと青みがかった水の色だ。かなりの雨のせいだ。

トルコのパムッカレと比べている方もある。今度行ってみよう。

百枚皿 自然・景勝地

黄金柱

黄金柱 自然・景勝地

洞内の見学路を見終り、今から地上に出る。黒谷口から歩いて出る。

壁は、秋吉台がまだ海の中にあった時代から段々と歴史を下る絵になっている。
この先は黒谷口の出口だ。

（追加写真）

黒谷口を出て、展望台へ行く散歩道はこういう森林浴になりそうな場所。１ｋｍくらい歩くが、気分爽快になる。

もうすぐ展望台に到着！

展望台が見える。

秋吉台カルスト展望台 名所・史跡

展望台到着時は、曇っていた。博物館見物のあと、もう一度展望台近くで撮影したのが次ぎの写真。晴れてきたので明るい。

秋吉台カルスト展望台 名所・史跡

こういう石灰岩の景色はクロアチア、スロベニア、ボスニアに行くと、これが何時間も続くのだ。カルスト地形が延々と広がる。昨年の旅行記を見ると、石灰岩、大理石だらけの街並みを思い出す。石灰岩はあちこちにあるようだ。

秋吉台カルスト展望台 名所・史跡

秋吉台科学博物館。無料。

ゆっくり見た。サイエンス、それも地学、生物学等が好きな人は必見。

化石等も大量に分類して展示してある。

秋吉台科学博物館 美術館・博物館

洞窟内の盲目の生物標本

秋吉台科学博物館 美術館・博物館

秋吉台でとれる化石類

久し振りの訪問で、大変興味深く見て廻った。

この旅行記へのコメント （2）

• ろこままさん 2015/05/16 23:55:18

  はじめまして

  tadさん
  はじめまして、ろこままと申します。
  
  秋芳洞の旅行記への訪問、投票をありがとうございます。
  
  tadさん、連休に行かれたんですね〜
  ちょうど一年前の景色を、懐かしく嬉しく、拝見させていただきました。
  
  やはり、正面から入りたいですよね。
  川の色が違うと印象も変わり、その時々で景色の違いが楽しめますね。
  
  スロベニアの鍾乳洞の旅行記も拝見させていただきました。
  想像を超えるスケールのようですね〜
  未知の絶景を楽しませていただきました　(*^。^*)
  
  ありがとうございました。
  。。ろこまま。。

  tadさん からの返信 2015/05/17 08:08:08

  RE: はじめまして

  ろこままさん、
  はじめまして。
  
  昨日、秋芳洞と秋吉台に行き、夜、さっと旅行記を書いたものです。
  連休は、もっと近場をうろついていました。
  
  行く前にいくつかの現地の旅行記を予習で見ていったのですが、今、再度、ろこままさんの旅行記見直しました、人気のある旅行記はいい写真と丁寧な説明が必要なのですね。
  
  秋芳洞内は暗いので、フラッシュを使うべきかどうか、考えましたが、使用しないで写しました。やはり難しかったです。ろこままさんの写真を見て、併用すべきだったと今、反省しています。
  tad