2015/04/28 - 2015/04/29
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norijiroさん
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思い返せば2014年の年末、われわれは翌年始にかけて某国への渡航を予定していた。全体のプランを練り、予約が必要なものはすべて手配を終え、さあ、あとは行くだけ…だったのだが、折しも猛威を振るっていたインフルエンザの病魔が家中に忍び寄り、なんと4人中3人が次々に斃れるという悲劇的な状況が生じた。当然のように旅程はオールキャンセル。39度オーバーの発熱に震える手で泣く泣く航空券のキャンセルボタンをクリックしたものの、このままでは終われない。捲土重来を誓って早くも次の旅行先を探していた。
GWあたりに行くとしたらどこがよいだろうか…などと考えながら、目にとまったのは麗しの島・台湾。これまで何度か訪れているものの、行き先は台北およびその近辺に限定されていた。台湾南部や中部は果たしてどのような感じなのだろうか。そんな素朴な関心から、今回は高雄から台北までの西部縦断を試みた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回の出発は羽田空港。フロアが増設されており、以前はなかったフードコートやキッズスペースが作られていた。本格的なGWにはまだ少し早いためか、昼間の国際線ターミナルはがらがらだった。
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台北の松山空港へは3時間半ほどで到着した。近い。しかも空港は市内なのでアクセスはきわめて良好だ。かつて中華航空が羽田から出ていた時でも、到着は桃園だったので、それよりもはるかに便利になっている。
松山空港は軍民共用のため、着陸時には飛行機の窓から空港を空撮しないようアナウンスがあった。 -
入国審査へ向かう道中に最新鋭の給水器が設置されている。が、備え付けのコップは昔の新幹線にあったような折りたたみ式の紙製で、妙になつかしい。レトロなデザインにもグッとくる。
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きょうは一気に台南まで向かう。空港から台北駅までタクシーで行き、地下の新幹線(高鐵)乗り場へ。高鐵は経営危機で破綻間近という報道を日本でも目にしたが、きょうも元気に運行中。
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高鐵のイメージカラーはオレンジ・黒。案内板を見ていると、どことなく球界の盟主的某球団を思い起こさせる。
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車両は日本の700系新幹線の改良型とのこと。この見慣れた感じは、もはや海外とは思えない。
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座席テーブル裏の案内図は、一瞬日本語に見間違えるレベルだ。
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高鐵を応援する気持ちでグリーン車に乗ってみた。台北〜台南間は、普通席大人1人1480元(1元=3.9円:当時)、グリーン車1955元なので、差額は2000円以下となかなかお得。お茶とお菓子の無料サービスもあり、日本の上をいっている気がする。頼んだウーロン茶は、さすが本場の味と香りだった。
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新幹線大好きの次男なのだが、乗ってしまうと外観が見えないためか、感動も今ひとつのようだ。あこがれの新幹線に初めて乗っているというのに、まわりに目もくれず新幹線のDVDばかり見ていた。それでよいのか。
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結構遅くなってしまったので、夕ご飯は台北駅で買った駅弁で済ます。
嘉義駅を過ぎれば、北回帰線を越えていよいよ熱帯へ突入。 -
台南駅までは約1時間半。高鐵の台南駅は相当郊外にあり、駅のまわりの広大な空き地にはただ雑草が生い茂るのみ。昔の新横浜駅みたいだ。
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タクシーに30分ほど乗り、本日の宿泊先「シャングリ・ラ ファーイースタンプラザホテル台南」に到着。余力があれば夜市にでも、と思っていたが、子連れの長時間移動でさすがに疲れ、余力どころか予備電源で稼働しているような状態となってしまった。早めに寝て、明日に備える。
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こちらが宿泊先のホテル。
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早めに目が覚めたので、同じく早起きの長男とともに、ホテル隣りの成功大学構内を散策した。
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ホテルと大学は駅の真ん前。ただし、繁華街は駅の反対側で、こちらは駅の裏側にあたるため、あまり人がいない。
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平日の早朝6時にもかかわらず、大学構内の陸上トラックで散歩やジョギングをしている人を数多く見かけた。「朝活」ってやつだろうか。
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全力疾走の長男。名門・成功大学で風になる。
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構内には熱帯の自然があふれている。ガジュマルの巨木があちこちにそびえていた。
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植物だけでなく、「流浪動物」も多数。ただの野良犬にしか見えなくておっかないのだが、一応名前があるらしい。
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あひるまで行進している。本当に大学の中なのか?
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キャンパスの中ほどには、かつての台湾府城の土塁が残っている。土塁の脇には、別の場所にあった台湾府城の小東門が移設されており、かつての面影が感じられた。いずれも清の乾隆帝の時代に築かれたもの。
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大砲も置かれていた。道光六年(1826年)の銘がうってある。
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近くには「榕園」というガジュマルの広場があった。
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手頃な1本を選んで登ってみた。5歳児が乗ってもびくともしない。
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榕園のなかでもひときわ目立つこのガジュマルは、1923年に当時皇太子だった昭和天皇が植えたもの。90年ほどで驚くほど大きく育っている。
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グルメの街として名高い台南なので、朝食をホテルで食べるのももったいない。朝から積極的に街に出るべく一家全員で検討し、朝食には牛肉湯が名高いという「阿村牛肉湯」を選んだ。ホテルからタクシーで15分程度。店構えからしてローカル度100%だ。
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1杯200元の牛肉湯(大)。牛のスープにゆでた牛肉を入れただけのシンプルなもの。だが、牛のだしがよーくきいており、五臓六腑にうまさが染み渡る。厚めにスライスされた牛肉も新鮮で柔らかく申し分なし。
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あわせてオーダーした牛肉炒飯(100元)。刻みにんにくが大量に投入された個性派だが、米は硬めのしっかりとした味付けで食が進む。
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食べ終わるころにはすっかり晴れてきた。熱帯の日差しがまぶしい。そして蒸し暑い。まだ4月末だが、気温は容易に30度を超える。
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この日は妻の希望で、台南帆布の店をはしごしていく。最初に訪れたのは「合成帆布行」。ここはシンプルなデザインで、価格は安め。
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カメラバックを購入した。
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合成帆布から西へ向かうと、ロータリー沿いにレトロな消防署を発見。日本統治時代の1938年に建てられたもので、中央の塔は当時、市内一の高さを誇ったという。車庫には最新の消防車もあり、建物は現役で使用されているようだ。しかし、半分近くはフェンスで覆われていたので、そろそろ修復されるか、あるいは建て直しとなるのかもしれない。
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ロータリーから西へ延びる中正路に入り、台南帆布2店目の「永盛帆布行」へ。合成帆布より色使いやデザインが凝っており、お値段も合成帆布よりやや高め。中型のかばんが800元程度とのこと。
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妻が購入したトートバッグ。色づかいがよい。なお、この後、三大台南帆布店の最後の一店「廣富號」へも足を運んだが、休みであった。翌日、安平で支店を見つけたが、これら2店よりもはるかに高い価格帯(その分、きちんと裏地があったりしてモノはよい)で、もはや日本で買うのと変わらなかった。
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台南帆布店のはしごは、子どもにとっては退屈な模様(そりゃそうだ)。日本から持参したあやとりをしながら無聊をかこつ。
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中正路をさらに西に歩くと、重厚な石造りの様式がひときわ目を引く台湾土地銀行台南支店がある。こちらは1937年に建てられた日本勧業銀行台南支店が元になっている。
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土地銀行の向かいに、戦前には台湾最大のデパートだったハヤシ百貨店(1932年竣工)が建つ。百貨店は終戦と同時に廃業したが、昨年、当時の姿を再現したうえで、「林百貨」として再オープンした。
この近辺は、日本統治時代に「銀座通り」と称されていたという。先ほどの消防署や銀行、デパートなどが建ち並んでいたわけで、台南一の繁華街だったことがうかがえる。 -
内部はすっかりおしゃれデパートに生まれ変わっている。
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外観をかたどったマグネットを見つけ、思わず購入。
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かつて台南唯一といわれた近代エレベーターはあこがれの的だった。
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エレベーターの床は「林」マークのモザイク模様。
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エレベーターで一気に屋上へ。
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戦中の米軍による爆撃痕が壁に残る。
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屋上には神社もあった。日本でも老舗デパートの屋上に神社がつくられていることがあるが、古い日本の姿が現代の台湾に残っているのがおもしろい。
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長男はこのコイン製造器に目がないらしく、あちこちで機械を見つけると必ず記念コインを製造していた。
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朝からのベビーカー縛り付け生活から解放され、笑顔の次男。台南は車もバイクも運転が荒く、人が歩いていようと平気で横断歩道に突っ込んでくるので、2歳児を一人で歩かせるには難しい街だ。
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昼食は台南の超有名店・度小月の本店へ。近年は台北あたりにも支店網を広げているというが、本店はこぢんまりとした店構え。
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元祖・担仔麺。えびのだしがきいたスープと、甘辛の肉味噌が麺とよく合う。量は少なめだが、価格は1杯50元とお手頃。坦々麺の辛みを抜いてえびのうま味を追加した味、といった感じだろうか。
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子どもたちはこのそぼろかけご飯・肉燥飯(35元)がお気に入り。
食後はホテルに戻り、小休止の後、台湾第二の都市・高雄へ向かった。
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