牛久大仏はでっかい

2015/05/08 - 2015/05/08

全高１２０ｍの世界一の大きさのブロンズ製仏像。
近くを通った時によく見かけたが、初めて訪れた。
1992年に完成した、浄土真宗東本願寺の阿弥陀如来像である。

全高１２０ｍ（像高100m、台座20m）は、ギネスブックにも世界一と認定されている。
仏像内部には、パネル展示等で歴史や仏教の世界について学ぶ事ができる。
東京湾観音（５６ｍ）も大きいが、その２倍の高さを誇る。
ただし、東京湾観音は歩いて登らなくてはいけないが、牛久大仏は、エレベータで登れるので楽である。

大仏の他に、小動物園やお花畑も有る。

エリア 牛久・龍ヶ崎(茨城)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

牛久大仏へ

道路を塞ぐように建っている、巨大仏像。
近くを通るたびに、なんだ！と思って興味を持っていた。

今回、近くに来たついでに初めて訪れた。

牛久大仏 寺・神社・教会

公園墓地にある

首都圏最大級の３６万平米の牛久浄苑の敷地に有る。

全体図

大仏以外にも見るところが有りそうだ。

仲見世を通って

大きな駐車場から、仲見世を通って行く。
茨城名物、大仏土産など売っている。

正門から入場

大仏胎内を含む拝観セット料金は大人８００円。

ギネス認定

ギネスブックには「世界一の大きさのブロンズ製仏像」として登録されている。

大仏のお顔

この１，０００倍の容積だとか。

１辺が１０倍だと分かり易い。
頭のぶつぶつの実物大が次の写真。

これが螺髪（らほつ）

これが、頭のぶつぶつの実物大。
直径１ｍ、重さ２００ｋｇで、総数４８０個。
大仏、頭重そう。

牛久大仏

高さ１２０ｍにも意味が有るようだ。

全高：120ｍ
像高：100ｍ
台座：20ｍ
総重量：4,000トン
顔の長さ：20.0ｍ
目の長さ：2.5ｍ
口の長さ：4.0ｍ
鼻の長さ：1.2ｍ
耳の長さ：10.0ｍ

發遣門（はっけんもん）

お釈迦様と阿弥陀如来（大仏様）が向かい合い、我々を導く門。

發遣門（はっけんもん）の先に大仏

腰を屈めないと、大仏の全貌が見えない。

鐘を鳴らして入る

親鸞聖人の石像の鐘を打ち鳴らして發遣門を入って行く。

大仏が姿を現す

まっすぐ先に大仏。

釈迦三尊像

發遣門をくぐり、振り返ると釈迦、弥陀、二尊が拝める。

釈迦三尊像

大仏が、ガラスに映り込んでいる。

釈迦が大仏に抱かれているよう

お花畑

大仏の手前はお花畑が広がっている。
花の浄土庭園で、約1万?のお花畑。
花摘みも楽しめるので、帰りに花摘みをしてみた。

群生池

左手には群生池。
四季の花、生命の源を表す池。
４月には、桜や芝桜が綺麗なようだ。

右手に鐘楼　

途中にまたも鐘楼がある。もう一度、鐘を撞く？

大香炉

日本一の大香炉だそうだ。

大香炉

胴回りが２ｍ50cmの青銅製。
それほど、大きいとは思えなかったけど。

横超（おうちょう）の橋

南無阿弥陀仏と６歩で渡る。
足の型に、「な・む・あ・み・だ・ぶつ」と書いてある。

大仏を見上げる

いよいよ近づいて、大仏を見上げる。
さすがに大きい！！

御尊顔をアップ

良いお顔だ。

横から

裏の入り口に回って行く。

大仏胎内めぐりの入り口

大仏の裏側に有る。
台座の裏だけど、大きいのが分かる。

１階　光の世界

１階に入場すると、真っ暗闇の世界が待っている。
煩悩を表す暗闇の世界だ。
案内人の話を聞いて、やがて扉が開かれる。

慈悲を表すひとすじの光が待っていた。

光輝く阿弥陀如来

壁には

光の窓に仏像が輝く。

感想の間

浄土の世界を感想する場所らしい。

幻想的な世界

２階　知恩報徳の世界

先ずは、大仏頭部鉄骨模型（１／３０）。
４２個のブロックに分かれ、ブロック１つは６トンもある。
架設はカーテンウォール工法だそうだ。

右足親指の先端　実物大模型

でかい！

２階の知恩報徳の世界は、詳しくは帰りに見ることにして、エレベータで上に上がる。

４・５階（地上８０〜８５ｍ）霊鷲山

仏舎利（釈尊のご遺骨）が、白蓮華の中心にご安置されている。

５階は展望台

５階は、地上８５ｍ。大仏の胸部から東西南北が見渡せる。
外観を重んじて、覗き窓は小さい。

これは、南向きの３つの窓。
３つの窓は、どこからでも同じ景色が見える。
３つの窓は、私たちが迷わず信心を深める為、心を一つにする。

これがのぞき窓

胸部に、縦長の３つの窓。

南側

南向きの胸部の窓からは、今歩いてきた發遣門からの一本道が見える。
窓に近寄れず、全体が見えないのは残念だが。

北側

大仏の後ろ側。
土浦市街、筑波山、霞ケ浦が見えるのだが、生憎霞んで遠くはよく見えない。

西側（３窓写真合成、窓は離れている）

大仏の右肩。
牛久浄苑が見える。

空気が澄んでいれば、左側に東京スカイツリーや富士山が見える。

東側(３窓写真合成）

鹿嶋、霞ケ浦方面。
ご来光が見えるが、関係者しか見られないだろう。

大仏比較

牛久大仏の大きさがよく分かる。
奈良の大仏が掌に乗ってしまう。

４階は土産物など売っていた

ここから、エレベータで３階に降りる。

３階　蓮華蔵世界(地上２０〜３０ｍ）

３階に降りてくると、蓮華蔵世界。蓮華蔵世界とは、極楽浄土のこと。
胎内仏が約３，４００体もある。

蓮華蔵世界

金色の極楽浄土だ。
胎内仏に、法名（戒名）をお納め、永代供養出来るそうだ。
階段で２階に下がる。

２階　知恩報徳の世界

阿弥陀如来への報恩感謝の念で写経する。
写経席が７７席も有り、写経を納めてくれる。

念仏の間

法話など行われる。

有りがたい言葉が

面白い絵とともに。

もう少し紹介

まだまだ沢山有った

２階から台座に出る

胎内を出て、台座を回れる。

蓮華座に金粉？

金箔荘厳

感謝を込めて金箔を貼る。(１枚３００円）

台座から見上げる

本願荘厳の庭

台座から見る。
東本願寺に古くから伝わる鎌倉時代の作庭文献「山水秘伝抄」に基づいて造られた伝統的な浄土式庭園。

小動物公園

大仏胎内を出ると、大仏の裏手に小動物公園が有る。
りすやうさぎと触れ合える。
写真はりす小屋。

りす

子どもが喜びそう。
牛久大仏は子供も連れてこれる。

その他、ヤギ、羊、マーラ、ウサギなど。
お猿の曲芸ショーもやっている。

最後にお花畑で花摘み

１０本１００円で花摘みが出来る。
勿論、摘んで帰った。

帰りに

定番のソフトクリーム。
遠足の小学生が来ていた。
牛久大仏は、子供から大人まで楽しめるテーマパークみたいだ。