ビアライゼ２０１４(10) コペンハーゲン飲み歩き編　その１

2014/06/11 - 2014/06/11

明けて６月１１日。天気はあいにくの曇り時々雨で結構寒いが、めげずの観光。キャナルツアーを皮切りに、名物のスムシやホットドックを食べ歩きながら観光スポットを練り歩く。バス乗り放題のコペンハーゲンカードとグーグルマップのバス時間検索機能が大変役に立った。
写真はストロイエにあるチャーリーズ・バーの店内写真。壁と天井がビールコースターなどで埋め尽くされている。まずはここで一杯。

エリア コペンハーゲン(デンマーク)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

あけて6月11日。天気は曇りで朝から雨。
クラウンホテルで朝食をとったが、パンの種類が少なくちょっと不満な感じ。ホットメニューもないなどビュッフェも貧弱なのが残念だった。
出かけようとしたが傘を持ってなかったので、フロントで最後の１本の傘を借りる。
８：００の鐘の音が聞こえるなか、ホテルを出て、通りの建物を眺めながらまずバス停を目指した。

まずはシャルロッテンボーまでバスで移動。料金はシティカードを見せるだけでOK。城の中庭を通って見学していると、警官がたむろしていた。何事？

変わったネジネジの尖塔がある建物を横に見つつ、運河に沿って歩く。
途中セブンイレブンを見つけたので入ってみると、菓子パンを並べた棚がそれなりの面積を占めていた。一個チョコ付きのマジパンを購入してみたが、あまりの甘さに悶絶するはめに。ヨーロッパの菓子パンは厳しい。

運河では個人向け？なのか小さなカヌーを楽しむ人も。

コペンハーゲン名物のキャナルツアーは１０時から。たいていの見所や食事処は１０：００スタートが多いようだ。雨は幸い止んでいたが、曇りでちょっと寒い。船着き場でチケットを購入ししばし待つ。

１０：００　キャナルツアー開始。同乗したお客は年配の方が多く、人数は10数人ほどで少ない。ガイドの英語を聞きながら右に左に目を凝らす。
川岸にイベントホールらしき黒い建物。反対側の岸は緑が広がっており、その向こう側にはフィッシュマーケットがあるとのこと。

左手にコテージが見えてきた。海外の客がヨットを置いたりバーベキューしたりカヌーを手入れしたりしている。季節で使う金持ちの別荘？的なものらしい。

運河から広い湾に出た。風が強く寒い。潮のにおいがする。
岸には１８世紀の大きなクレーン、フリゲートと潜水艦が見える。また１９３０年にできた白いロイヤルシップも紹介された。

遠くの岸に人だかりが見えた。望遠レンズで見てみるとこれは有名な人魚姫の像だ。さすが噂通り小さい。適当な岩の上にのってるように見える。バスツアーの観光客が殺到し写真を撮っているようだ。

湾を一回りした後はクリスチャンキャナルに入る。パノラマ写真で分かる通りここは船だらけだ。１７世紀の家もある。

クリスチャンキャナルを進む。花だらけの船や、木造りの古い船など、不思議で特徴的な船もある。
川岸で飯を食う人々や、ジョギングするひとを見かけた。

ここが撮影ポイントですよ！と指示してくるガイド。建物の陰から出てくる黒い尖塔の教会を、橋の下をくぐりながら一瞬のタイミングで撮影する。タイミングが難しかったがなんとか成功。
でも後半もう一回見えるタイミングでは、アナウンスなしだったので撮り逃す。

運河にかかる橋には獣の彫刻が刻まれてる。博物館前の橋は特に立派な彫り物が確認できる。橋の下は狭いので、頭を下げないと危険だが、さすがガイドはタイミングを把握しているのでさっとしゃがんでこれを避ける。
ツアーの終わりあたり、興奮したのか歌いだす同乗者。
なんやかんやあったけどツアーは１時間で終了。元の博物館前まで戻ってきた。

船を降りて、ストロイエの方向に向かう。
どう見ても教会なのに”教会じゃない！”という内容の垂れ幕がかかってて混乱するが、どうもアートのイベントをやってるらしい。宗教施設なのにいいの？
ストロイエの中心の噴水には多数の人が集まっていた。観光客だろうか。

ストロイエのパノラマ写真

馬の銅像が向い合せに配置されている。向こう側にはデンマーク国旗が飾られた塔が見える。

11:15 ロイヤルスムシカフェに到着。開店は１１時半からだったが中に入れてくれた。名物の”スムシ”セットを注文。
ビールはカールスバーグのほか、クラフト系もそろえていた。
アグリーダック、ヘルメス　、IND SLEV　BRYGCERKLなど。

トイレの場所を聞いてみると、店の外とのこと。行ってみると、なぜか日本語が（笑）。店内にはドラえもんやキティちゃんのお面も飾られてるなど、ちょっと日本の飾り？がちらほら見えた。
そもそもここの名物”スムシ”は寿司にインスパイアされているとのこと、日本に興味があるのだろう。

スムシは６種類ある中から３ツ選べるセット。左から・・

スルークトマッケム　塩味濃い魚が具。これにクリームチーズのマイルドさがマッチしている。中にコリコリ硬い歯ごたえのものが含まれている。

エッグ＆シュリンプ　　卵の黄身がクリーム状で舌触りが良い。エビはむちゃくちゃ甘く、これまた強い甘味があるパンの土台に乗っている。

サーモン　謎のつぶつぶが和えられたクリームがシャリみたいで、一番寿司みたいな見た目。サーモンの味は薄い
。

ロイヤルスムシカフェを出て、ストロイエを探索する。立ち並ぶ店やカフェを見て回ったり、ビールの看板をチェックしたり・・
Dubliner Sports &　Music　という看板が見えるがダブリンというということはアイルランド風パブだろうか。さすがに昼どきなのでまだ開いていない

自家醸造所のビールを出しているロードネルソン。こちらもまだ開店前だった。

たくさんの人が行きかう繁華街をてくてく歩く。緑色の塔や屋根が目につく。

なにやら曰くの有りそうな立派な建物。北欧の建築センスがいい。

ちょっと迷ったが目的地のチャーリーズバーに到着。
いろんな国の醸造所看板が無節操に飾られている。

12:30 にチャーリーズバーに到着。開店直後で店員さん一人だけだった。
店内はビールのコースターやロゴマークで壁と天井が埋め尽くされていた。
店員さんはチョークで看板に、ビールラベルのロゴを再現中で奮闘していたが、手を休めビールの注文を受けてくれた。

ＹＡＫＩＭＡ　ＧＯＬＤ。イングランドのビターエール。
細かい泡がきれいに溶け込んでおりスムーズな口当たりで柔らかい。ホップの苦味ががよく効いているビターエール。フレッシュなホップの香りと酸味のフレーバーがさわやかに飲める感じ。

飲んでいる間に店員さんのチョーク看板が完成した。CASK（樽）は６タップ。右にあるのはボトル？シュナイダーやヴェストマーレ、アドナムスやフラーズといったおなじみが並んでいる。
夜にまた来たい、と述べて退散。

道を渡っているとても恰好いいカップル。シルクハットの男性に、長いスカートとこうもり傘の女性。クラシックだ。

博物館への入口の橋が見える。運河の岸にはカフェテラスがあり、大勢の人が食事を楽しんでいる。

国立博物館を観光するにはちょっと時間が足りなかったので、そのまま国立博物館の外壁に沿って移動。メインの博物館に付随して、武器博物館や石像博物館など小規模な展示が配置されている。
武器博物館の入口はかなりわかりにくい。

ちょっと中央駅から離れてしまったので、いったん駅に戻るため謎の透明ドームがあるバス停で待機。コペンハーゲンカードのおかげでバスに乗り放題なので積極的に活用するのだ。

バスで中央駅前まで戻り、コペンハーゲンの重要スポット・チボリ公園を観光する。これもコペンハーゲンカードで入場できる。
立派な門構えをくぐり園内に移動する。

チボリ公園を横断中。公園内の運河に船が浮かんでいる。

放し飼いにされている白クジャク。人に慣れててまったく逃げる様子がない。見事にディスプレイされた花畑や噴水も見てあきない。
園内は老若男女、多数の人が散策していた。

チボリ公園内にはオリジナル・ビールを出している喫茶店もある。

チボリ公園の駅側の出口近くの並木道。ここから中央駅に徒歩で向かった。

コペンハーゲン中央駅をナワバリにしている、有名ホットドック屋台のJOHN's　DELI。駅前といっても広いが、ここは現在地をフェイスブックで公開しているので、すぐに発見。駅前には、若者からひげ面まの年配者まで大勢の人がたむろしていた。
ここのオーナーのジョンは、三軒茶屋のピガールのマスターと昵懇なんだそうだが、そのジョンは残念ながら接客していなかった。バイトの人に”ピガールの紹介で・。。”といって名刺だけ添えて言伝た。

JOHN's　DELIでミッケラーホットドックを購入。ピリ辛の硬い皮のソーセージで、たっぷりつけられたマスタードソースにはホップフレーバーが感じられ、ミッケラーのIPAのどれかを使って味付けされたものだと推察される。
山盛りに乗った赤玉ねぎのピクルスはしゃきしゃきで、ソーセージとマッチして美味しい。さすが人気店だけのことはある。

ビール累計　34種/15.5l