2015/05/02 - 2015/05/02
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kemurさん
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今年のはじめに長男が誕生してからというもの
子育てに忙しい日々を過ごしておりました。
これまで趣味として続けてきた野生動物観察(探索)も
さすがに当分の間は無理だろうと諦めていたのですが・・・
・・・そのチャンスは思いのほか早く到来しました。
イノシシが出没することで有名な「あの」スポットが
妻の実家から近いことが判明。
ニュース番組にも
「猪突猛進!イノシシ・住宅街に出没!」
のようなキャッチコピーとともにたびたび登場するあの街です。
野生動物は一部を除いて非常に警戒心が強いため
餌付けでもしない限り、人間の目の前に
姿を現すことはありません。
このスポットに現れるイノシシも過去に餌付けされた
ことにより人前に姿を現すようになったそうです。
餌付けによって本来は観察が難しい動物を簡単に
見られるようになったことは皮肉な結果ですが、
野生動物への餌付けはやめてほしいものです。
思うところはいろいろありますが、久しぶりの
野生動物観察なので注意しつつ楽しみました。
※野生動物は人間に危害を加える危険があります。
特にイノシシは人身事故も多く、危険です。
※観察はもちろん自己責任で行っています。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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-
7:00に最寄り駅に到着。
駅の目の前にこの看板です。
十分注意が必要です。 -
問題のスポットは登山道にあるので
まずは登山口を目指します。 -
川沿いを歩いて山へ向かいます。
-
ものすごい高級住宅街を抜けていきます。
山が見えてきました。
駅から30分ほどアスファルトを歩きます。 -
作風が昭和っぽい看板。
笑っている場合ではなく
気を引き締めていきましょう。 -
登山道に近づいてきました。
-
お茶屋さんが数軒ありました。
-
お茶屋を抜けると小さな滝と
神社がありました。 -
新緑の季節ド真ん中。
子供が生まれてから4か月ほどず〜っと
育児、仕事、何とか、かんとか・・・
ばかりだったので、自然の中で思い切り
遊ぶことができて幸せです!
しかもイノシシに遭遇できるかもしれない、
という嬉しいボーナス付き。
血沸き、肉躍ります。 -
またもイノシシ注意喚起。
緊張感を煽られます。 -
神戸の街並みが少しだけ見えました。
-
この山の名物はこのような岩場だそうです。
ほとんどの登山客は尾根沿いに広がる
岩場を歩くのだそうです。 -
今回は目的が違うため、横道に反れて
あまり人が歩かない登山道を進みました。
頂上付近までこのような堰堤(えんてい)が
何か所かあり、よい休憩スポットになっています。
堰堤(デジタル大辞泉より - 堰堤の用語解説 -
川水を他に引いたり、流れを緩やかにしたり、
また釣り場をつくったりするために築かれる堤防。) -
見上げるととても綺麗な新緑が
広がっていました。 -
新緑真っ盛り。
-
岩場とは違って川沿いを歩く
ルートなので緑が多く、適度な
湿気があります。 -
たしか3か所目の堰堤です。
-
4か所目の堰堤に到着したところで
見事に道に迷ってしまい、
折り返したところ、何度もこの山に
訪れているというお母さんに出会いました。 -
途中まで道を案内してくださるとのこと。
関西のお母さん方は親切な方が多いです!
このお母さん、イノシシに腕を噛まれたことが
あるそうで、そのお話からもイノシシの
獰猛さを伺い知ることができました。 -
5か所目の堰堤は小さなダムのようになってしました。
ツチガエルを見つけました。
初見です。 -
魚やイモリもたくさんいたので
それを狙った鳥類も生息している
かもしれません。 -
ニホントカゲの幼体。
-
登山道から少し脇にそれたところに
大きな池があります。 -
池というより巨大な湿地のようです。
ここも以前はイノシシが出没する
ポイントとして有名な場所でした。 -
池に近づくと無数のオタマジャクシが!
観察していた方に聞いたところ、ヒキガエルの
オタマジャクシだそうです。
雑食性のイノシシはカエルも食べるので
このオタマジャクシもイノシシの餌に
なるのかもしれません。 -
池の付近を散策しましたがイノシシが
見当たらないので、堰堤まで戻ることに
しました。 -
すると、いました!
ニホンイノシシの親子です。 -
実は動物園でもニホンイノシシは見たことが
ないため、これが初見です。
想像以上の大きさです。
ブタと同じくらいあるんですね。。。
アフリカにいるイボイノシシの倍はあります。 -
子供がイボイノシシと同じくらいの大きさでした。
既に成長していて「ウリ坊」とは呼べません。 -
堰堤のある場所は文字通り
川が堰き止められていて
良い水場になっているようです。 -
人間の食べ物を狙ってつきまとってくるのかと
思いきや、意外と落ち着いています。
奈良の鹿などのように、餌をねだってくるわけでも
ありません。 -
しばらく水を飲むと、この親子は
スタスタと山へ消えていきました。
何よりもイノシシがこんなに大きいとは
知らなかったので驚かされました。 -
もう1つ下の堰堤に戻ってみると、
怪しいものを発見しました。 -
中央の黒い水たまり。
イノシシのヌタ場(泥浴びする場所)だと
思われます。
なかなか上手に作ってますね・・・。 -
このヌタ場は怪しすぎるので日陰で
しばらく待ってみることにしました。 -
待つこと5分。
どこからともなく現れました。 -
さきほどの個体とは違う個体のようです。
表情がより凶暴そうに見えます。。。 -
さきほどの個体よりも全体に占める頭部の割合が高い
=頭でっかちですね。 -
自分の存在を察知したせいなのか、
近づいてくるではありませんか。
眼の表情が実に恐ろしいです。 -
バックパックやビニール袋を狙って襲ってくるそうなので
背後は見せず距離を取るようにしました。
じっと睨み合いになった瞬間です。 -
食べ物の匂いがしないか確認しているようです。
間違いなく人間の食べ物の味を知ってしまった
個体ですね。 -
餌をもらえないと悟ったのか、
さっき発見したヌタ場に浸かりはじめました。 -
暑い日だったので気持ちよさそうでした。
-
別の登山客が到着すると、ザバっと
あがりました。
普通に、怖いです。 -
また餌をもらえないかと辺りを
物色しはじめました。 -
人間との距離感はこんな感じです。
-
こうして見ると、「ケモノ感」が半端ではないですね。
-
年賀状みたいな写真ばかりになってしまいました。
-
「もののけ姫」も思い出しますね。
-
お腹が空いてきましたが、ここで弁当を
広げると襲われかねないので場所を変えることに
しました。 -
登山口に一番近い堰堤まで戻って
昼食をとりました。
ここはピクニック客も利用するようで、
他にも何人かがお弁当を広げていたのですが・・・ -
なんと、1つ上の堰堤で先程出会ったイノシシが
子供2頭を連れ合計3頭でやってきたのです! -
数百メートルは離れているのに、大した臭覚です。
子供も連れてきたところを見ると、
もともとこのあたりを住処にしているのかもしれません。 -
弁当目がけて歩み寄ってきます。
全員お弁当を閉まって退散します!
一番匂いがキツいと思われるコンビニ弁当を
食べていた登山客に向かって歩いてきました。 -
あまりにも接近してきたのでたまらず
石垣の上に退避したときに撮影した写真。
3頭集まってきています。 -
子供も近寄ってきます。
-
こちら少し大きな子供。
-
何ももらえないとわかると諦めたのか
水浴びをはじめました。 -
親は執拗にコンビニ弁当の在処を探っている
ようでした。
十分にイノシシを観察できたので帰ります。 -
そういえば、陸上に住む哺乳類を観察したのは
新婚旅行のケニア以来なのでとても久しぶりでした。
最近はウミガメばっかりでした。。。 -
高級住宅街を抜けるとすぐ
緑がたっぷりなんて羨ましいです。 -
野生動物観察欲が溜まりに溜まっていたので
久しぶりに楽しかったですが
襲われなくてよかったです。
でもやっぱり餌付けはやめてほしいものですね。
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