墾丁・高雄その７　雨だわ高雄　あてはあるけどブラブラ編。

2015/05/21 - 2015/05/21

２年前に高雄に来た時に、市内のメジャーどころな観光スポットはだいたい網羅していました。

ただしかし唯一、とても大切な場所を取りこぼしていたという不始末。

台湾だらけな私の旅行記にたまに出てくる、どこの専門家気取りだよというような堅苦しい内容を、今回もチョチョチョとご披露。

ダラダラしていても、ちゃんと真面目に台湾のことを見つめる時間もあったんですよ〜、という高雄・後編です。

エリア 高雄(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 5.0

• 交通手段: 徒歩

鼓山フェリー乗り場からブラブラ散歩中。

かつて高雄港駅があった場所。
日本統治時代に台湾総督府鉄道が開通し、南の起点となった駅です。

当時の写真と現在の風景。

現在の高雄駅が１９４１年に開業して中心駅としての機能が移ると、こちらは貨物駅として営業を開始したそうです。

当時走っていた蒸気機関車なども展示されていますが、鉄道関連にはあまり興味がないので写真撮りませんでした。

線路はそのままに広場として整備され、廃鋼材を使ったアート作品も展示。

アートに関してもあまりよく分からないから説明が薄っぺらくなってしまうので、ふんわりとしたレポート。

とりあえず線路の上に来たらスタンド・バイ・ミーごっこ。

かつての倉庫は雑貨ショップや食べ物屋さんにリノベーションされています。

倉庫の向かいのお家。

ＮＨＫ ＢＳプレミアムの『世界ふれあい街歩き・高雄編』で、玄関先で大量のカリフラワーだかを干していた家って、ココじゃないかなぁ？

新旧共存。

頭の中では『世界ふれあい街歩き』のテーマソングが流れる。
タラ〜ラ♪

肉屋の陳列棚に、まるで商品かの如く熟睡する犬。

通りを歩いている時、行こうかどうしようか迷ったこの名店。

カキ氷さっき食べたばかりだし。
でもせっかくならマンゴーカキ氷食べたいし。
高雄にはマンゴーチャチャもあるから、もうちょっと時間が経ってからそっちに食べに行こうか。

アレコレ考えつつも、足はキッチリこのお店に向かっていました。

高雄婆婆冰 (創始店) スイーツ

時価。
本日は１００元也。

そしてこれが今回の旅のラストマンゴーとなりました。

見つめあうマンゴーと私。

新たな悦びを教えてくれてありがとう。
アナタと過ごした甘くとろけるような日々を、私はきっと忘れない。

あー食った食った。

カキ氷２つも食べると、さすがにカロリーのことが気になる。
ただでさえジャンクフード的なものばかり食べてるし。

日本に帰ってから１週間後に職場の健康診断があるもので。

ちょっとでもカロリー消費させるため、ひたすら歩く。

高雄滞在中、必ず行こうと決めていた場所に到着。

高雄市立歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

高雄に来たのはこれで３度目ですが、まだ台湾の歴史をあまり知らなかった頃だったり連れがいたりで、スルーしてしまっていた重要な場所。

１階は「生活中的日記．日記中的高雄」と題して、歴史上活躍した人物が主に高雄で記したという１２種類の日記が公開されています(台北ナビより、まんま抜粋)。

全て中国語なので全く分からず、サラ〜っと通過。

それではメインの２階に行きましょう。

２０１６年２月２８日まで二二八事件についての展示が行われています。

二二八事件の概要ついては、過去に何度か旅行記であーだこーだと書き記したことがあるので、ここでは省略。

国民党による政府軍が、事件当時まだ市庁舎だったこの建物を武力鎮圧した様子がジオラマで展示されていました。

小型カメラで建物内部の様子も映し出されます。

高雄市二二八事件処理委員会がここで開かれ、そして政府軍によって一番最初に武力鎮圧された場所でもあり、それが１９４７年３月６日でした。

「０３０６」は、その日付を表しています。

受難者の名簿。

事件処理委員だった多くの議員の方々です。

さきほど小型カメラで映し出された、政府軍が突入し残虐な行為をした入り口ホール。

もちろん当時の床のままではないけれど、あの映像を見た後では容易に踏むことは出来ませんでした。

自由に生きられる今の時代と環境に感謝の気持ちを忘れてはいけないと、こういう時でないと気づけないことが情けなくもありますが、台湾を好きになって以来、そう考える時間が自分の中で増えたなぁ、とは思います。

リゾートだ何だとダラダラするだけじゃなく、台湾に来たらちゃんと歴史や文化についても勉強もしなくちゃと反省しつつ。

途中で見かけた『臺灣銀行 高雄分行』。
立派。

結構歩きました。

三鳳宮が見えてきた。
次の目的地までもう少し。

『三鳳中街』到着。

“高雄の迪化街”と呼ばれています。

三鳳中街 (南北雑貨街) 市場

お茶とか。

ドライフルーツ系とかお菓子がたくさん。

ただ今お土産いろいろ購入中。

愛玉だー。

今思えばコレ、常温でも持って帰れたかなぁ？

いつか見つけたら買おうと思っていたモノが三鳳中街にありました。

台湾限定、森永のサクマドロップ風ドロップ。
(ドロップって“多福楽”って書くのね)。
マンゴー・グァバ・パッションフルーツなど、南国フルーツ味満載。

２缶買ったけど、もっと買えばよかったなぁ。

買い物も済んだし、ＭＲＴに乗るべく高雄車站方面へ。

この辺りで急に雨脚が強くなる。

着いた着いた。

高雄駅 駅

前に来た時よりも、駅前のバスターミナルがカラフルになっている。

とにかくザーザー降りなので屋根のある場所へ。

三多商圏站に戻って来ました。

三多商圏駅 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

さぁ、いよいよ宿泊場所にチェックイン。

台湾ではよくチェックイン時間前に到着しても部屋に入れてくれるホテルが多いけど、ここはキッチリ１６時チェックインでした。

トラベルホーム サービス アパートメント ホテル

私がこれまで台湾で宿泊したホテルの中でのＮо.１と言ってもいいでしょう。

ここはですね、ホテルというか普通のマンションです。

空いてる部屋をホテルとして使っています。

なのでリビングルーム的なスペースもあるので、スーツケースをガバーッと広げても全然邪魔にならない。

キッチンもあるし、冷蔵庫もこの大きさ。

ガスコンロはないけど、電子レンジはありました。
外帯して来たものをチンできる。

バスタブだってある。

アメニティも揃ってます。

ありがたいことに洗濯機まであった。

マンションだからドアの横には住居表示だってある。
自分が台湾に住んでいるという錯覚に陥れる楽しい物件。

隣とか、同じフロアには普通に生活されている部屋がありました。

窓からの景色はこんな感じ。
雨なので見晴らしが良くない。

ちなみに１２階です。
右脇は８５大樓。

でも夜はまぁまぁ。

こんな素敵な部屋なので、季節ハズレな物が飾られていても没問題。
鏡だって、こんなに大きいよ。

コンドミニアムみたいに長期滞在向けとして使うのでしょうね。
一泊だけしか出来なかったのが悔しい。
立地条件も最高だし、今後の高雄での定宿に決定！

これでお値段、一泊４０００円ちょっとですよ！奥さん。

そして真ん中のグレーの丸いヤツ。

右下の四角いボックスのセンサー部分にかざさないとエレベーターが動かない仕組み。
防犯対策はバッチリです。

夕食タイムとなりました。

ここから２つ隣の凱旋站の近くに、２年前の夏『金鑽夜市』と『凱旋夜市』という夜市が新たにオープンしたそうです。
規模もかなり広いらしく、
「高雄の夜はそこで過ごそう！」
と決めていたんですが。

雨はそんなでもないけど時折ブワッと強風が吹くので、面倒くさくなり食事は近場で済ますことにしました。

興中観光夜市 市場

宿の近くには、徒歩圏内に小規模ながら夜市が３つあります。

そのうちの１つ『興中夜市』。
天気のせいか、あまり屋台が出てなかった。

“手工水餃”の文字に吸い寄せられる。

色々あって迷ったけど、最初の直感を信じて手工水餃に決定。

蛋花湯も一緒にオーダー。

恒春で食べた蒸餃が、美味しかったけど蒸し足りなかったっぽいので、リベンジも兼ねて。

自分の直感グッジョブ。

食後のデザートもいっとこうかなぁ。
でも昼間にカキ氷２つも食べたしなぁ。
健康診断も控えてるしなぁ。

独り言を心の中で繰り返しながら、『大遠百』のＢ１に入っているパン屋さん『方師傳』に到着。

方師傳點心坊 パン屋

名物パンがあるということなので、時間があれば買って帰ろうと思っていました。

これよ、これこれ。
遅い時間だったから売り切れてるかなぁと思ったけど、まだあった。

紅茶やジャムで有名なフランス発祥の某店とロゴが似てるけど、見なかったことにしましょう。

重くて顔よりも大きいこのサイズで６０元。
掴んだ指先がベッタベタになったし、トースターで焼いたらジュンジュワ〜っと染み出るほどバターたっぷり。

それもそのはず驚愕のハイカロリー。
トータル２００ｇだから、１個食べたら１０００Ｋcal！

でも、とても美味しゅうございました。

高雄市内にしかお店がないらしい。
他にもいろんな種類を食べてみたい。

ダラダラと過ごしたわりに、１日はあっという間に終わってしまった。
やり残した感たっぷりだけど、それは次への宿題ということで。

４日目終了〜。

明日はいよいよ帰国だわ〜。

トラベルホーム サービス アパートメント ホテル