ベニス～オリエントエクスプレスでパリへ

2015/03/20 - 2015/03/29

ベニスからオリエントエクスプレスに乗ってパリへ。パリではプラブラ～お散歩三昧。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずはエールフランスの深夜便でパリ経由ベニスへ。いつ来ても本当に美しい街。前回もほとんどゆっくり出来なかったら、次回こそゆっくり訪れたい街。

しかし、ここに来るまでに大波乱が勃発。。羽田発のフライトが１時間ディレイ。乗り継ぎに２時間だったのが、まさかの１時間。LastCallが３０分前ぐらいだったそうなので、巨大なシャルルドゴールでまさかの乗り継ぎ３０分！！やー、走ったわ〜。猛ダッシュで…。

とりあえず、間に合って飛行機には乗れました。だって、これに乗らなかったら、パリ発ベニス行の運行がストのため危うい！！

頑張った〜とか思って飛行機に無事乗っておりました。ここから、何が起こるかも知らずに…。（つづく〜(笑)）

何となく想像していたように、パリからの荷物は間に合いませんでした。乗り継ぎ３０分なのに、荷物は走れるわけないよね。ラゲッジクレームでホテルへの荷物配送をお願いして、取りあえず空港を出ます。

ベニスに9時に到着したので、時間は十分。バスでベニス市内へ。とりあえずホテルへチェックイン。

いつみてもベニスを風景は気分が上がります。ランチ代わりにバカーロと呼ばれる居酒屋でワインとおつまみを。結局、お腹が空いてお店出てからピザも食べちゃうんだけど。

フィッシュマーケット近くで比較的人が多かったお店。ワイン２ユーロ！おつまみも２〜３ユーロぐらい。素晴らしい！！

街をぶらついて、サンマルコ広場とか眺めつつ、パボレットと呼ばれる水上バスに乗ってお散歩。リド島へ向かうラインでの風景が素敵すぎる。海上都市は海から眺めるのが一番！

ディナーを食べ（多かった…）、ホテルに戻ると…荷物が来ていない！！！エールフランスのコールセンター的な場所に電話して、アワアワしながら文句を言う。だって、明日からオリエントエクスプレス乗るんだもん！どうも荷物はパリからベニスに運送されている途中みたい。深夜でも配達して！といってみたが、ここはイタリア。もちろん届く訳がなかった。

一晩、眠れる夜をすごし、連れといろいろ検討して、翌朝に空港に行ってみることにした。だって、オリエントエクスプレスの受付時間は１０時過ぎまで。どうしたって、それまでにイタリア人が届けてくれると思わないし。

翌朝、７時過ぎに空港へ着いたラゲッジクレームの窓口は１０：３０からオープン。イライラしながらあちこちに聞き、やっと対応してくれる人を探した。意外にも！？空港の迷子になっちゃった荷物置き場に連れて行ってくれて、この中に荷物あるか？と。もちろん答えはSi！！

無事に荷物と感動の再開を果たした。

安心して、荷物を持ってオリエントエクスプレスの受付へ。駅についたのは、受付前。誰もいませんでした…。

時間近くになると、カウンターが設置され、絨毯がひかれて、何となくラグジュアリーな雰囲気に(笑)

諸事情により、早すぎた到着のため、２０１５年最初に受付をすることになりました。

コンパートメントは狭いながらも優雅な雰囲気。シャンパンも部屋にボトルで用意されていました。

今回は個人で申し込みしましたが、実はオリエントエクスプレスの日本法人の受付が最悪な対応。一時はキャンセルを考えたほど。電話はその対応にイライラするから、使いませんでした。

ちなみにクレジットカードで決済すると、決済した旨の連絡も案内も更には控えももらえません。またWEBで表示されているSpecialOfferをリクエストしても、何の説明も無く、別なOfferに変更されていました。てい丁寧に説明頂いたのは、どうやって支払うかのみ。WEBで個人情報をパスポートNOから住所から全て入力しても、再度Wordのフォームを送られて全部もう一度入力するようにといわれます。ちなみに食事のアレルギーもリクエストが通っていませんでした。ベルモンドのグループを疑いたくなります。他のホテルだったら、そんなことなかったのにな…。

ベニスからパリまでなので、楽しみなお食事は３回。ランチとディナー。そして翌日の朝食。

これはランチのメイン。多すぎます…。

３月だったので、遠くの山にはまだ雪が…。あちこち古城が見えたり、美しい風景です、

コンパートメントの廊下。各車両、内装が違うようです。

団体でいらっしゃった方々とは全然お会いできませんでした。ツアーで来た西洋な方々も日本の方にも誰にも会わず。

アフタヌーンティはコンパートメントで。ランチが多すぎて、全然お腹が空かない…。そしてお菓子は激甘い。

ランチ・アフタヌーンティのダメージから回復しないまま、ディナータイム。お魚とお肉、チーズとデザート。

お魚は日本の倍の量、半身が２切れ的な…。お肉は少なくしてね、って言ってもこの量。確かに２０〜３０％ほど少なくなっていたけど、けど多い。

そして、ランチと変わって、皆様、ディナーの時は正装。男性はタキシード、そして女性は背中がバックリ見えるドレスとか。こちらも着物で対抗。でも、美しくゴージャスなマダム達の中ではオドオド。そして、ここぞとばかりに正装して楽しむ姿勢も素敵よねと感心。

奥さんのお誕生日のお祝いしていたり（うらやましい！）、隣のテーブルと話が弾んでいたり、なんだかすごくいい雰囲気。次回はこの心地よい会話の中へ入るべく、英語を頑張ろうと誓いました…。

食事をいただいた車両です。

食後はバーカーのんびり。電車なのに、ピアノと専属ピアニストが！？最後の人が帰るまで、バーカーはオープンしているそうです。

部屋に帰ると、きれいにベットの用意ができています。狭いけど、すごく快適。前日から朝の疲れ（ロストバゲッジの心労）もあって、よく眠れた〜。

朝にはパリへ到着。朝食はコンパートメントにて。
電車の中では、ゆっくりする以外には何もなくて、本当に贅沢な時間を過ごせました。

このままお世話になったオリエントエクスプレスはパリからロンドンへ向かいます。私たちはパリでお別れ。また、乗りたいな。

さて、気分よくオリエントエクスプレスを下車しましたが、ひとつだけ気になることが。

日本のベルモントから乗車に際してパンフレットをもらってまして、お世話になったコンパートメントのスチュワードの方には１人３０〜４０ユーロ（２人で６０〜８０ユーロ）ほどチップを渡すように、との記載がありました。

どうなんだろう？？ちょっと日本法人からスチュワードにチップを渡すようにと指示があるのもハテナ？と思うし、金額ちょっと納得がいかない。

チラチラと他のゴージャスな乗客の方々を見ると、２人で２０ユーロしか渡してない！！こういう場合はどうなんでしょうね？結局、嫌な思いをするのも嫌なので、納得の行く金額しかお支払していないのですが・・・。

パリ東駅に着いて、タクシーでホテルまで。今回はサンジェルマンデプレ地区のアートスというホテルに滞在。

マビヨンの駅からすぐ、サンジェルマンデプレの駅も５分ぐらい？セーヌ川もぶらぶら歩ける距離。ホテルの近くはたくさんのカフェ、カルフールもあって、本当に便利。

そして、ホテルのお部屋もそこそこ広いし、バスルームもバスタブはないけれど、すごく広い。高級ホテルではないけれど、清潔で快適。

パリの街は本当に美しい。サンミッシェルの駅をでたところ。

日曜日は知人に会って、ディナーへ連れて行ってもらう。美味しかった！エールフランスでのロストバゲッジのことを話すと、僕はちょっと高いけど日本に行くときは日系の航空会社にするよ、だって。

月曜日はオーランジュリーで睡蓮を愛で、ギュスターブモローの美術館へ。疲れたのか、眠かったのか、夕方はホテルで爆睡。

念願のタルタルステーキ。日本だと食べられないよね？
ちなみにこちらは連れがオーダーしたもの。

オリエントエクスプレスで食べ過ぎたのか、全然食欲なし。私はサラダのみ。味見して、満足。次回はお腹の調子を整えて、パリに来たい。

火曜日はル・ブリストル・ホテルのエピキュールにてランチを。当たり前にどれも美味しい。

ワインリストも取りあえず見せてもらう。楽しい♪

アミューズ、前菜の玉ねぎのカルボナーラ風、メインには鳩、チーズにシャーベット、そしてデザートにフロマージュブラン。デザート、美味しかったんだけど、もうギブアップ。

チーズもコンテが素敵だった〜。そして見たことないチーズもたくさん。

お料理説明が一部フランス語でわからず。フロアには日本人の方もいらっしゃいました。客層は東洋人がほとんど。なぜ？？観光地化されているのかしら？

ル・ブリストルの素敵なお庭。
春になったら、きれいでしょうね。

猫が住んでいるらしいという話は聞いたことありましたが、食事中に庭をお散歩する猫ちゃんも眺めることができました。ファルコンとクレオパトラっていう名前だったかな？ここに住めるなんて、なんて贅沢な猫たち！！お気に入りの椅子とかもあるようです。

幸せな気持ちでホテルに帰って、ブラブラお散歩。途中で雨に降られましたが、モンパルナスまで歩きました。モンパルナスタワーってやっぱりどうなのかな・・？と思うのですが。

翌日もセーヌ川付近をブラブラしながら、オルセー美術館へ向かいます。入場も３０分ぐらい待ったかな？

ホテルで優先のチケットがあるって言ってたから、買ってくれば良かった。オルセーはアールデコの展示をゆっくり見れて良かったな。

オルセー美術館の後は、エッフェル塔、そして凱旋門へ。寒い…。
いったんホテルへ帰って、服を着込んでから上ります。特に夕方から夜は寒い。でもきれい。

夕暮れの感じから夜景まで、存分に楽しみました。

こんな感じ。刻一刻とその風景が変わります。

エッフェル塔を降りたら、ご飯！ホテル近くのブラッセリー。私はサラダ（サラダだけだと思ったら、キッシュが乗っかってた）、連れはカスレ。

カスレってレストランでしか食べたことなかったけれど、フランスでは缶詰もあるんですね。

となりのカップルが喧嘩？口論してて、気になる。お姉さん、ご機嫌悪そうで、オーダーしたデザートも全然食べないし。

木曜日はルーブル美術館へ。入場まで激混み。ホテルでチケット買っておいて、良かった…。優先入場できました。

ずっと見たかったニケ。躍動感あって好き。

西洋絵画の部分はお散歩程度にして、メソポタミア美術とアジア・アフリカ文明の展示に集中。モアイ像にも会えました。次回はキブランリーに行きたいな。

午後はオペラのギャラリーラファイエットへ。

ここでも中国人パワーが炸裂してました。ヴィトンやシャネルに入場制限。お店に入るのも並びます。そしてほとんどが中国の方々。銀座だけじゃないんですね。

夜は地元の人も行くという激安ブラッセリーへ。スープ１ユーロ、ウフマヨ（ゆで玉子＆マヨ）が２ユーロちょっと。メインも１０ユーロ。安いけど、あんまり美味しくない、っていうか好みじゃないかな。

ハンバーグにしました。ちょっと油がきつめ。食べるつもりじゃなかったパイナップルのスライスをデザートにオーダー。口がすこしさっぱり。

腹ごなしにブラブラ歩いてホテルへ。夜のルーブルもすてき。曜日によって、夜も１０時ぐらいまで開園してるんだよね。

大好きなパレロワイヤルもこの時間はクローズ。今回は一度も行けなかった〜。次回こそ。

金曜日。もう最終日。
朝はノートルダム寺院へ。やっぱりステンドグラス・・・すごいね。でもね、お祈りしている人たちの後ろでパチパチフラッシュ焚いて（禁止されてます）写真を撮るのはどうかと思うのよ。

午後はギャラリーラファイエットとマレ地区でお買い物。ファラファルだっけ？ひよこ豆のコロッケ、美味しい！！次回はピタパンに挟んだ方にします。オーダーわからなくて、間違えちゃったみたい。

パリも今夜でおしまい。明日の朝にはパリを発ちます。ラストディナーは近くのブラッセリーで。ちょっと有名みたいだけど、あれ名前忘れちゃった。

食後にアイスクリームを買って、ブラブラ。お花の形にしてくれました。

今回のメインは気張ってオリエントエクスプレスだったけれど、その後のパリではブラブラと身の丈に合った感じで楽しめたし、バランスが良かったかな。ベニスもパリもまだまだ行きたい場所があるので、これは次回の旅の楽しみとして取っておきます。そして、またオリエントエクスプレスに乗る機会がありますように。