埼玉県　こども動物自然公園でピーターラビットに会って来た　オッサンネコの家族旅

2015/04/15 - 2015/04/15

オッサンネコです。

平日に休みが取れたので、ムスメに行きたいところがあるか問うと、動物園がよろしいとの事。
なるほど。動物園ね。
それではムスメの好きなピーターラビットもついでに見に行こうと思い立ち、
埼玉県こども動物自然公園にいそいそと出かけて行きました。

この動物園は開園が1980年と、非常に古くから営業している動物園になります。
象やライオン等の一般の動物園のマスコット的なものはいないのですが、
その分動物との距離が近く、また見せ方も上手いと個人的には思っています。
昨年ANAの機内誌にもその工夫が掲載されてからは頻繁に訪れるようになり、
それ以来ムスメのお気に入りの場所になっております。

その時の記録です。

エリア 東松山(埼玉)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

埼玉県こども動物自然公園は位置的には東松山市となります。
坂戸西スマートIC出口から10分くらい車で走ったところ。
結構ヘンピなところにあるので、車利用がベターかと思います。
入場料大人510円、小学生以下無料。駐車代が600円します。

公園内マップ。

園内はかなり広く、丘陵地を利用しているので高低差が結構あります。
動物舎と動物舎の間は離れているため、次の動物に会いに行くためには
林の中をてくてく歩いて行く必要があります。

メインは人によって変わってくると思いますが、オッサン＆ムスメのターゲットは、
ビアトリクス・ポター資料館
小動物とのふれ合い
マヌルネコ（オッサンはネコ好きです）
そしてオーストラリアからやってきたコアラ　に決定(=ﾟωﾟ)ﾉ

で、早速ビアトリクス・ポター資料館へ。
入口の噴水広場のすぐ側です。
資料館の前には道を挟んで、ちょっとした公園があります。

落ちているのは全てピーターの好きな食べ物らしいですが、
前日の雨で足場が悪く、思ったほどムスメのテンションが上がらず…
うーむ。

公園にはピーターラビットの家のようなものあります。
これも何と言うか、写真撮影用なんでしょうね。

公園にはピーターラビットのいるベンチがあり、格好の写真撮影地になっています。
オッサン世代の人たちにはピーターラビット＝キューピーのCMじゃないでしょうか。

奥に見えるのが本命の資料館。
イングランドの湖水地方にあるビルトップ農場を再現しているようですが、
オッサンはイギリスに行ったことがないので全く分かりません。
想像力でカバーです(*´з`)

ビアトリクス・ポター資料館
料金が別途200円必要です。
館内は撮影禁止。がっかり(*´Д｀)

実はこの資料館は、隣の敷地にある大東文化大学の資料館になります。
資料館には作者であるビアトリクス・ポターの生い立ちや、
ピーターラビットが生まれた背景などを知ることが出来ます。

資料館の中ではアニメも上映されており、ムスメはこちらに夢中。ご満悦な様子。
その隙にオッサン・ヨメは館内の探索をさせて頂きました。

資料館の外にはマグレガーさんの畑も再現されています。
ご存知の方は分かると思いますが、
ピーターラビットの水色の上着が物語通り畑のかかしになっています。
中々細かいじゃないの。

アニメ終了後、ムスメがピーターラビットのセリフを連呼していました。
マグレガーさんに捕まったら殺されてパイにされちゃう〜。
何でそれなの…。

資料館を後にして、ムスメの要望通り小動物とのふれ合いコーナーに。

ヤギ・ヒツジは常時さわったり、ブラシでゴシゴシ出来たりします。
ムスメ、ブラシを持って張り切っています。
気持ちよく寝ているヤギさん、ご愁傷様。

桜は見頃を終えて葉桜になっていましたが、最後の花びらが風でひらひら舞う姿は、
去り際の日本の美しさを象徴しているようで、思わず見とれてしまいました。

ヤギさん。
ポカポカ陽気なので偶蹄類とは思えない寝方をしています。

10:30〜11:30の時間で、ウサギやモルモットにさわることが出来ます。
前回はヘビにもさわれたのですが、今回はなかったです。残念。

モルモットは仲間同志で身を寄せ合うのが特徴で、隙間に頭をグリグリして
何とか間に入っていこうとするのです。不思議。

マヌルネコ。
個人的には非常に珍しいネコかと思います。
「マヌル」はモンゴル語で小さいヤマネコを差します。

生息地は中央アジアの高地で、もふもふの毛は雪の上でも身を低くして、
体温を下げずに獲物を待ち伏せできるようにできています。
顔つきはやっぱりヤマネコで、家猫にはない眼つきの鋭さを持っています。

ここの園内では動物舎にキャノピー状の通路が設置されており、
ネコが気ままにトコトコ歩く姿を見学できます。

マヌルネコ。

もふもふ。
キャノピーの行き止まりで待機。

続いてミーアキャット。
キャットとは名ばかりで猫とは全く関係がありません。
英語名は「Meerkat」。　Catではないのです。

生息地は南アフリカ周辺のサバンナの岩稜地帯。
よく集団で立っている写真を見かけますが、あれはサバンナの夜の寒さで
冷え切った体（特にお腹）を朝の日光で温めるために行っています。
基本的に二足では歩けません。

砂漠のギャングと言われるほど、サソリでも食ってしまう獰猛な雑食獣なのです。
乗っかっているのはアリ塚を再現したものだそうです。

プレーリードッグ。

こちらもドッグと名前についていますが、犬とは全く関係ありません。
どちらかと言えばネズミかリスの仲間。
鳴き声が犬に似ているからDogと名付けられたんだとか(;・∀・)
北米原産で草原地帯（プレーリー）に穴を掘って生活しています。
かつては地面をでこぼこにするので、害獣扱いとされていました。

せわしなく穴から出たり入ったりを繰り返しています。

各動物のエリアは離れて点在するために、こういった林の小路で結ばれています。
散歩をするにも本日はちょうどいい気候です。

続きましてペンギン。こちらの皆さんはフンボルトペンギンです。

ペンギンを見ていたムスメが、将来はペンギンになりたいとの事。
ムスメよ、まずはプールで顔付けが出来んとペンギンにはなれんのだ。

泳ぎ疲れたら休む。
うらやましい生活。
いや、ペンギンにはペンギンの悩みがあるのかも(*'▽')

ペンギンは両翼に青や赤のバンドを持っています。
確か左翼のシングルバンドが赤青で個体の♂♀を示し、
右翼のバンドで個体の識別（ペンギンの名前）を行っていたはずです。

ここのペンギンは自由気ままで、私たちのいる通路をペタペタ歩いていたりします。
この距離でペンギンを見れるのは中々ないかと思います。

ペンギンエリアから恐竜エリアに向かう途中、
変な生き物がムシャムシャ草を食ってるのに気付きました。

よく見ると…　マーラですね。完全に放し飼いになっています。
マーラはネズミのお仲間で、南米のパタゴニアが生息地となります。

園内は広いので汽車で移動できちゃったりもします。
彩ポッポ号と言うようです。
ここは停車場ではなくて車両置き場のようですね。

ムスメから盛んに乗りたいとご進言頂きましたが、残念、歩いてください。

そんで恐竜コーナー。
実物大に近い（知らないけど）恐竜の像がいくつかあって、
まぁまぁちびっこは興奮するエリアではないでしょうか。

けっこう沢山の恐竜が展示されています。

ムスメが上るなりしがみついたり、一通り楽しんだ後、
園の東側、コアラの見学に向かいます(;・∀・)

ワオキツネザル。
長い長いしましまの尻尾が特徴。
ワオとは輪っかの尾っぽ（輪尾）の意味。

自由広場のすぐそばに動物舎があります。
アフリカのマダカスガルのみに生息し、確か準絶滅危惧種として
レッドリストに登録されていたと思います。

この猿を見ると「母を訪ねて三千里」に出て来る白いお猿・アメディオを思い出します。
オッサンだけでしょうか…。

天馬の塔。

公園のちょうど真ん中にあります。
この動物自然公園のシンボル的な存在となっています。
展望台になっているようですが、上ったことはありません。
東園に行く際にパシャリ。

本日午後から天気が崩れるとのことで、少しピッチを上げて周ります。

東側エリアにはフィールドアスレチックもあります。
最近できたらしいので、遊具は全体的に新しい感じがします。
こちらにムスメが夢中になってしまいました(´∀｀;)ﾔﾚﾔﾚ。

昔はこういったアスレチックがどこでもあった気がしますが、今はめっきり見なくなりました。
遊具の事故が後を絶たない事が原因なのは重々承知ですが、少々寂しい気がしますね。

んで、コアラ。
起きている姿を見るのは久しぶりです。
ちょうど昼ご飯（ユーカリ）を食べた後らしく、食後の運動みたいなことをやっとりました。

コアラの紹介の中に面白い記述がありました。
太古のコアラの姿はまだ正確には分かっていないのですが、
歯の化石は既に発見されており、今のコアラの歯よりも幾分大きいそうです。
これは環境に順応したり、進化していく過程で個体が小さくなっていったことを表しているとの事です。
興味深いですねー(*'▽')

コアラ　もういっちょ。

コアラを見ていたムスメが、将来はコアラになりたいとの事。
ん、さっきペンギンって言ってたような…

ムスメよ。ニートにでもなるつもりか…。
コアラはやめときなさい。

コアラの宿舎を出て、ワラビー＆カピバラのところへ。
ワラビーって実はカンガルーより小さい種の総称で、
厳密に定義付けはされていないんです。

ここもゾーニングされており、ワラビーとの距離がものすごく近く、
ムスメは飛跳ねて逃げていくワラビーの姿に大興奮でした。

カピバラ。
ワラビーとおんなじ所にいます。
寝ながら飯を食っている姿は、もはや神のレベルかと思われます。

齧歯目（ネズミのお仲間）では世界最大。
泳ぎがうまく寒さに弱いので、冬場は温泉でホッコリしている姿を見ることができます。

うーん、間近で見るとホントにでかい( ﾟДﾟ)

天気が一気に急変してきたので、そろそろ退散のお時間とします。
平日ガラ隙だったこともあり、午前中＋αで園内を十分満喫できました。
動物の姿や里山の四季折々を見て感じる事が出来て非常に満足でございます。

埼玉県のマスコットキャラ　コバトンにさよならをして動物園を後にします。

それではまた。

この旅行記へのコメント （4）

• ニコニコさん 2016/08/03 10:56:57

  いい所ですね＾＾

  morisukeさん　こんにちは！
  
  続いてミーアキャット。
  キャットとは名ばかりで猫とは全く関係がありません。
  英語名は「Meerkat」。　Catではないのです。
  
  生息地は南アフリカ周辺のサバンナの岩稜地帯。
  よく集団で立っている写真を見かけますが、あれはサバンナの夜の寒さで
  冷え切った体（特にお腹）を朝の日光で温めるために行っています。
  基本的に二足では歩けません。
  
  砂漠のギャングと言われるほど、サソリでも食ってしまう獰猛な雑食獣なのです。
  
  そうだったんですか・・
  ミーアキャットって猫に関係あるのかと思ってました＾＾；
  
  今度　機会があったら　孫たちを連れて行こう＾＾
  いい場所教えて下さってありがとうございます！
  
  ニコニコ

  morisukeさん からの返信 2016/08/06 03:56:21

  RE: いい所ですね＾＾

  ニコニコさん
  
  こんばんは。いつもどうもです。
  ミーアキャット、紛らわしいですよね。私もずっと前はヤマネコか何かと思っていましたが、正確にはマングースの仲間らしいです。さいたま自然動物公園ではミーアキャットの生活をそのまま再現しているので、見た瞬間にネコと違うって分かりますよ(^^
  他にもペンギン、ワラビー、カピバラとかは触れるくらいまで近付くことが出来るので、大人が行っても十分楽しめる動物園かと思います。私もまた近いうちにムスメ二人をダシにして来訪予定です(^^
  
  今後ともよろしくお願いします。
  
  Mori Neko

• ぴよ太さん 2016/04/09 21:17:08

  モフモフ天国

  オッサンネコさん、こんばんは。
  
  オッサンネコさん、オクサンネコさん、オコサンネコさんのほんわか動物探訪記、拝読いたしました。
  
  有り得ない寝方のヤギや、ハムスター軍団に「ぎゃー！かわいい！」「モフモフ！」とＰＣの前で一人で悶えておりましたが、マヌルネコで悶死しました。目つきは精悍なのに、それを裏切るモフモフ体型。なんですかこの生き物は！
  そして極め付けはカピバラさん。かわいすぎか！と一人でツッコミを入れながら楽しませていただきました。
  
  
  …遅ればせながら、旅行記（ケルン編）にご投票いただき、ありがとうございました。
  
  
  ぴよ太
  

  morisukeさん からの返信 2016/04/11 01:06:24

  RE: モフモフ天国

  ぴよ太さん
  
  こんばんは＆初めまして。
  こども動物自然公園の手記にお付き合い頂き、ありがとうございます。
  唐突ですが、彼の地はモフモフです。モフモフの聖地なんです。昔から動物は好きなのですが、彼らを評価するのにやはりモフモフ度は外せないポイントでしょう(^^ゞ　ぴよ太さんの反応を見てここまでモフモフに共感してもらえるのに感激しました。失礼ながら勝手にモフ友と呼ばせて頂きます(笑)
  
  遅らせながら、ケルンの旅行記を懐かしく拝見させて頂きました。ドイツは遥か昔バックパック背負って回った事のある思い出の地なんですが、ケルンの大聖堂はあまりにも荘厳で、今でも心の中に焼き付いています。思えばあのインパクトに勝る経験は、その後の旅慣れた身にはあまりなかった様に記憶しています。
  乱筆失礼しました、また次の旅行記を楽しみにしております。
  
  Mori Neko