2014/12/27 - 2015/01/03
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Laikaさん
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第3回はいよいよ死ぬまでに一度は見てみたかった建物のうちの1つ、
「サグラダファミリア」に行きます。
◆今までの知識↓
1.ガウディ作
2.未完(昔はあと何百年かかかるといわれていたが今は2026年頃完成?)
3.ユネスコ世界遺産
4.日本人も制作に携わっている
くらいの浅い知識のみ・・・
◆調べた結果↓
1.ガウディは2代目の主任建築家。ガウディは1から設計をし直した。
1代目が辞めずにずっと続けていたら今のサグラダファミリアは無く、ごく普通の教会の1つになっていたでしょう。
2.完成が早まったのは、オリンピック後にサグラダファミリアが認知され、寄付や入場料が集まり費用面と人材の充実、機械の進歩、最新のIT技術の活用、基礎部分のコンクリート採用などが理由とされている。
2.ユネスコ世界遺産には2005年「生誕のファサード」と「地下聖堂」がアントニオ・ガウディの作品群の一つとしてユネスコの世界遺産に登録。
3.日本人彫刻家「外尾 悦郎」氏がサグラダファミリア主任彫刻家。
4.サグラダファミリアは石でできた聖書。
聖書のモチーフとガウディが愛した自然のモチーフが至る所に。
5.音楽を奏でる聖堂となる。(12の塔が楽器になる)
6.ガウディによる完全な設計図はない。ガウディが作った模型や資料もスペイン内戦により破壊された。
ガウディが生前に完成させた「ロザリオの扉口」も破壊される。
と、まだまだ書ききれないくらいの魅力がつまった教会だとわかる。
ファサードってなんだ?というくらいの知識での初見だったが、とても感動してしまった。
これから行かれる方はぜひ外尾悦郎氏の「ガウディの伝言」を読んでからサグラダファミリアを見に行くことをお勧めします。
感動しました。
楽器となったサグラダファミリアの音楽を聴きにぜひまた訪れたい!
◆メンバー
私・主人・私の弟の3人
◆日程
12/27(土) 関空→成田空港→ヒースロー空港→バルセロナ
12/28(日) ○バルセロナ観光
サグラダファミリア→カサミラ
12/29(月) ○トレド観光
サンツ駅→マドリッド→トレド
ヘスイータス教会→カテドラル→サントメ教会
12/30(火) ○マドリッド観光
王宮→マイヨール広場
12/31(水) ○バルセロナ観光
カタルーニャ美術館→モンジュイック城→海岸
1/1(木) グエル公園→ダリ美術館
1/2(金) バルセロナ→スキポール空港
1/3(土) 関空到着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
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-
朝食はホテルではなく、近くのスタバへ。
そのまま歩いてカタルーニャ広場へ行き、そこからタクシーでサグラダファミリアまで行きました。
サグラダファミリアのチケットはWebで事前に購入しました。
これは日時が決められてしまうので、結構悩みました。
よく晴れた日に行きたかったからです。
大雨だったら無駄になる!とか、色々考えて。
でも、チケットがないとかなり並ぶらしいので、事前予約しました。
購入したのは、エレベーター付のチケット19.30ユーロ。
(生誕のファサード(Nativity facade)のエレベータ)
入場する時間帯、そして塔に上るエレベーターの時間までも
決めないといけないので、少し悩みました・・。 -
雨だったら〜と思っていたこの日、見事晴天。
結局全ての日が良いお天気に恵まれました。
さて、初めて目の前にしたサグラダファミリア!
想像通りの大きさ!(笑)
正直、想像を超えた大きさを期待していたのですが、
まだ完成前ですから! -
東向きの「生誕のファサード」
ガウディ本人が細部に至るまで設計を行い、かつ完成に近い状態を見ることができた聖堂で唯一の部分だそうです。
やはり私はこのファサードが一番好きです。 -
生誕のファサードの中央の「愛徳の門」に彫られた
「聖母マリアの戴冠」
ガウディの弟子の息子「ジョアン・マタマラ」が手がける。
左から聖ヨセフ・イエス・マリア・精霊。
上部のこんもりした彫刻は、雪を表しているという。 -
楽器を奏で、合唱する天使達。
この15体の彫刻は全て外尾悦郎氏が手がけました。
詳細は外尾氏の「ガウディの伝言」をぜひ読んで頂きたいのですが、
15体のうち一番最初に手がけることになったのが一番右上の
「ハープを奏でる天使」だそうです。
寄付により、ようやく1体分の石が買うことができ、
その石で天使を彫ることを託された外尾氏は
無我夢中で6ヶ月間彫り続け、完成した時は、ハープを奏でる天使像がポンと石から出てきたように感じられたそうです。 -
天使の音楽隊を下から見上げるとこんな感じです。
天使以外は100年程前の彫刻なので、色が黒くなっています。
1984年に外尾氏の「ハープを奏でる天使」が台座に据えられ、
1989年には6体の楽器を奏でる天使像が全て揃いました。 -
2000年に外尾氏制作の天使像15体のうちの、残る「歌う9人の子供達の像」が設置され、生誕の門は鐘を除いて一応完成、2005年に世界遺産登録となっています。
スペイン内戦により資料が殆ど破壊され、きちんとした模型や写真が残っていない状態で、ガウディの残した考えに従い、これだけの像を一から作っていくなんて! -
「羊飼い達の礼拝」
羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。
そこへ天使があらわれ、「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。」
と言った。
羊飼い達はベツレヘムへいき、イエスキリストの最初の礼拝者達となった。
(聖書:ルカによる福音書 2章8〜20 から抜粋)
* * * * *
このように聖書のお話がいたるところに彫られています。
まさに石でできた聖書ですね。 -
生誕のファサードで最も重要な「イエスの生誕」の彫刻です。
ガウディにも師事したことのある彫刻家の作品。 -
そして、とても印象的だった、「イエス生誕」の下にある扉!
蔦が絡んでいるようなイメージで作られていて、色も素敵!
さすがガウディだな〜!とその時は思っていましたが・・。
なんとこれも外尾さんのデザインされた扉でした!!
しかも、この扉はガウディの案にはなく、でも扉が必要とのことで、デザインコンペで外尾氏の作品が選ばれ、2012年から制作を開始されたそうです。
ガウディらしい、すばらしい扉だ!とその時思ったということは
外尾さんはガウディの遺志を強く受け継いでいる彫刻家の一人ではないでしょうか。 -
外尾氏のFacebookの記事によりますと、
この扉はブロンズ製で、扉の色は、各種の硝酸塩で酸化させることによりブロンズ自体から出てきた色だそうです。 -
植物の中には、様々な虫たちがいます。
-
お花も。
-
愛徳の門の最上部の木はイトスギで、21匹のハトが飛び回り、その下にいるのはペリカンの親子。
このペリカンの親子は前に据えられていた子ペリカンが落ち、親ペリカンも痛んでいたため、外尾氏が新しくつくったものだそうです。
なぜペリカンが?の意味は外尾氏の「ガウディの伝言」に書かれてあります。 -
生誕のファサードの「愛徳の門」の両端の柱の下に亀さん。
海側の柱は海ガメ、山側の柱は陸ガメが。
この写真は海ガメです。
この亀は雨樋となって、雨水が口から吐き出される仕組みとなっています。
この他にもカエルやヤモリなどの雨樋の彫刻が色々あります。
「4人の福音書家の塔」の雨樋は外尾さんがゼロからデザインし、作成されました。
もともとガウディの設計にはなかったものです。
もちろんこの時はこの事は知らなかったので写真はありませんが、これから行かれる方は、外尾悦郎氏の「ガウディの伝言」を読まれてからぜひこの雨樋を探してみてください。
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