2015/04/10 - 2015/04/10
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kyucyanさん
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十数年程前に結婚してから、バイクの一人旅はたった2回しかしていません。
それも2泊止まりのラオスと、チェンダオ方面だけの2回だけで、最近では「バイク旅に出ることは、もう一生無いのかも知れない」と思い始めていました。
ソンクランは、嫁と子供はパヤオの実家に1週間ほど帰るそうです。
毎年私も必ず付き合っていましたが、今年は良く考えた末、一緒に行かない事に決めました。(嫁は少し不満なようですが)
家族も大事だけど、残り少ない自分の人生も大切なのだと最近は思うようになりました。
歌を忘れたカナリア(歌詞)
歌を忘れたカナリアは後ろの山に棄てましょか
いえいえ それはかわいそう・・・・・・
唄を忘れたカナリアは、希望と自分の居場所さえ見つければ、再び美しい声で鳴き始める。
そんな思いを曲にしたのが、この歌らしいです。
そして爺さんは5年?ぶりのバイク旅に出たのでした。
写真はパイPAIの北側ミヤンマー国境線近くの村です。
- 交通手段
- バイク
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ミヤンマー突撃隊長のOm Koi氏が、メーソッドでのバイク入国を拒否され、遥か2000キロ彼方のラノ―ンを目指しました。
http://4travel.jp/travelogue/10996764
そしてラノーンも入国不可、再びミヤンマー国境線を北上しています。
体力と若さが無ければ出来ない旅です。
ミヤンマー国境には定石が通用しません。
人柱になってミヤンマーバイク入国情報を発信するOm Koi氏に敬意を表します。
ロートルの自分にも、何かOm Koi氏を応援できる事は無いのか考えました。
その結果、ミヤンマー北部国境線を巡り、現状タイとミヤンマーとの国境はどうなっているのか、この目で確かめることにしました。
あいにく、ソンクラーン中は、バイク旅にとって最悪の時期です。
何処も彼処も、道端にはバケツを持った水掛悪魔?達が、獲物を待っています。
でも、この時期を逃せば、また年を取ることになります。
昨夜のうちに準備をして、子供を学校(補修授業)に送った後、9時前に家を出発しました。
写真はメーチャンの交差点で、1098号線、タートン方面へ左折します。 -
1098号線に入り暫く走ると、山々に囲まれた爽やかで変化のある道が続くようになります。
まだソンクラーン前なので、国道は嵐の前の静けさでしょうか。
子供がちらほら水鉄砲を構えている程度です。 -
タイ北部(メソッドを除く)ではメーサイ・タチレク以外開かれた国境はありません。
将来、開放の望みがあるのが、チェンマイのチェンダオ国境(ギュー・パ・ウオック)ではないかと噂されています。
ここはタートンの約10キロ程手前にあり、Boder Unpavedとかなんとか書いてありますが、ホントにこんな場所に国境があるのでしょうか。
不安半分、ワクワク半分状態で入ってみました。 -
入って1キロ程の所に馬の牧場があり、のどかな雰囲気が漂っています。
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なにやら、訳の分からない標識が数箇所にありますが、読めたら進むのを止めていたかも知れません。
地図では1098号線から5〜6キロで国境に突き当たる筈です。 -
道は未舗装で進むほど急勾配になりますが、車が通れるよう簡易整備されています。
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5キロチョイ進んだ右カーブを周るといきなコイル状の鉄条網で道路が分断されており、ここが国境かと写真を撮ろうと思った瞬間、50メートルほど後ろの丘の小屋から自動小銃を抱えた兵士が二人、大声を出しながら飛び出して来ました。
「バイクを鉄条網から遠ざけろ」と、かなり興奮している兵士に、ビビッた私は「コ・トウナー・カップ」ごめんなさい「チャイデーン・チャイマイ・カップ?」ここは国境ですか?と尋ねました。
相当、ピリピリした雰囲気が、この国境には漂っていました。
暫く問答をして、兵士が落ち着いたのを見計らい「チャイデーン・タイループ・ダイマイ・カップ」写真撮っても良いですかと聞くと、「マイダーイ・マイダーイ」とんでもないと言う口ぶり。
ここは、大人しく引き上げる事にしました。
写真撮れないので、カーブを周り監視所が見えない所で写真を、恐々一枚。 -
グーグルアースで見た国境の位置関係です。
鉄条網の直ぐ先にミヤンマーの監視所があります。
もう二度と来ない国境に、確定しました。 -
国道1089に戻り暫く進むとタートンの橋に出るので橋の上から写真を一枚。
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タートンの橋から1キロほどで、ミヤンマー国境近くを走る道1314号線に入ります。
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この道は道幅も広い完全舗装で、未確認ですがローカルなBorderが昔3箇所在ったらしいです?。
本日の目的は、昔、車とバイクで走った、メーアイからドイアンカンに抜けるミヤンマーとの尾根伝いを走るタイで二番目に標高の高い道路(2000m以上)が現在どうなったか、
また タイで二番目の標高を誇る Doi PHA hom pok(2285m)の登山道の確認?です。 -
標高も1000に近づきますが完全舗装なので、緊張感はまるでありません。
写真を拡大すると、少数民族の村が見えます。 -
ドイアンカンに向かうタイで一番スリルのある?道のチェックポイントです。
昔は「ドイアンカンに行きたい」だけで、通してくれたのですが今回はどうでしょう。
残念ながら若い兵士は「ここからはミヤンマー国境ですから入れません」の一点張りでした。
ここで、この道に入れないと、全くの無駄足だし、「昔は通れた、何度も通ったと」食い下がりますが、「マイダーイ」の繰り返しで、らちが明きません。
近くにいた年長の兵士が、特別な理由があれば通さないこともない・・・とか何とか?
そこで 「Doi PHA hom pokの写真を撮りたい」とか、丁重に下手に出ながら必死で食い下がります。
年長の兵士は、パスポートを預け写真を撮ったら直ぐ戻ると言う条件で、何とか許可が下り、ほっと一息。 -
この道路は、グーグルアースで見ると、タイ・ミヤンマー国境線の同位置に作られており、厳密に言えば道路の北側半分はミヤンマーの領土、南半分はタイの領土と言うことになります。
と言うことは、あら、写真のバイクは道路の北側なので、ミヤンマーに越境してますよ、ハイ。
この道路が原因(領土問題)で、ミヤンマーとタイの関係は相変わらずギクシャクしているのかも知れません。 -
数百メートル先の隣の山並みには、ミヤンマー軍の監視所が断続的に作られており、緊張感に包まれています。
拡大するとミヤンマーの監視所が見えます。 -
10数年前通った時に比べ道はかなり荒れていました。
アスファルトが剥がれ走りにくいですが、それなりに軍用道路として管理されており車での通行も可能です。
尾根の周りが開けた所で、大きな猛禽類の鳥が1m以上の蛇を掴んで頭上スレスレを飛んでいきました。
蛇が大き過ぎて上手く飛べないようです。
Doi PHA hom pokの大自然に感動した一瞬でした。 -
Doi PHA hom pokが近づくと何故かキャンプ場がありました。
軍の訓練用でしょうか。
周りはミヤンマーの監視所も近く、一般人はキャンプはヤバイです。
標高は1500mを超え、さらに上がっていきます。 -
何箇所かの軍の施設を通り過ぎますが監視所には誰もいませんでした。
許可を受けた者でしか入れない道だからでしょう。 -
軍の監視所の近くには見晴らし台と仏像があり、対面の山並みにミヤンマー軍の監視所が見えます。
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タイでドイインタノンに次ぐ2番目に高い山 Doi PHA hom pok(2285m)が見えて来ました
でもこの山は、特徴の無い山で、何処が山の頂かはっきり判りません。
同じような高さの頂がいくつも重なり合い、余計に混乱します。
高さも2000メートルを越える山には、とても見えない特徴の無い山です。
写真から一番高い部分は何処か、判断に苦しみます。 -
写真を拡大するとミヤンマー側の監視所が見えます。
ビクビクしながら写真を撮りました。
10年以上前、何も知らずに同じ道を観光気分でノー天気で走っていた自分を思い出しました。 -
標高も上がり2000mを超えて来ました。
これなら道路の最高標高地点(2170m)まで、後僅か、 Doi PHA hom pokの北側からの登山道も確認可能かもと、思い始めた時、チェックポイントがありました。
若い親切な軍人でしたが、 Doi PHA hom pokへの道は、政府の許可書が無いと無理と言う話で、ここは潔く素直に退去することにしました。
記念に軍人さんと交代で記念撮影。 -
私も記念に一枚撮ってもらいます。
爽やかな若い軍人さんでした。
残念ですが標高2070mの所で、引き返す事に成りました。 -
この道路は完全に国境線上なのに、タイ側で占拠しています。
要は、国境の道路は作った方が早い者勝ちと言う感じで、ミヤンマー側はさぞかし面白くないでしょう。
タイとミヤンマーは、表面的には友好を保っても、いがみ合う実情は、これからも続くと思われます。 -
山道を25キロほど引き返し、監視所に預けたパスポートを受け取ります。
昔は楽にドイアンカンまでルンルン気分で行けた山岳道ですが、今や幻の道になりつつあり、今後この道を通ることは二度とないでしょう。 -
ファングの街に入り今夜の宿探しです。
GPSで検索した近い順に宿を見て周り、3番目のゲストハウスに決めました。 -
バイクを横付け出来る宿に限られます。
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350バーツ、フアン、冷蔵庫、温水器付き。
今年はソンクラーンに入ってもさほど暑くありません。
エアコンつきは400バーツですが、朝方は寒いほどです。 -
ファングの夜の街で、飯屋探し。
客が多い屋台が狙い目。 -
今日初めての食い物にありつきます。
時間がもったいなくて、バイク旅に出ると1日一食もたびたびです。
野菜炒めご飯とスッキー合計80バーツ。
減量中なので、野菜中心。
と言いながらセブンに 寄り菓子パン類購入。
1日目はトラブルも無く無事終了。
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