真鍋島の花畑と街並み散策（岡山）

2015/03/28 - 2015/03/28

今日は島宿「三虎」から島巡りに出発します。

真鍋島は昭和40年代まで「花の島」として知られ、島中に花が咲き誇っていました。

かつての花畑を思い起こしながら、山沿いの遊歩道を散策します。

本浦集落では、昔の面影をそのまま残す迷路のような街並みを歩きます。

エリア 笠岡・浅口(岡山)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ヤシの木

朝から青空となり、暑くなりそうです。

宿の裏山を登り出発します。

海に面した島宿「三虎」

宿を真下に見ながら遊歩道を歩き、阿弥陀山にある「山の神」へ向かいます。

遠くに佐柳島（さなぎじま）が見えます。

桜が咲き始めています

貯水槽

雨水を溜めて畑に使っているようです。

昭和４０年代頃まで、島中の斜面一面に寒菊などの花を栽培し、「花の島」として知られていました。

現在は生産者が高齢化し、花の栽培をやめています。遊歩道を歩いていると、以前花畑だった跡がいくつも見られます。

眼下には本浦（ほんうら）港

水仙

昔、植えられた水仙が自然に花を咲かせています。

樹木トンネルの遊歩道

ノグルミの実

たくさん落ちています。

アラカシの葉

石仏

遊歩道のところどころに四国八十八ヶ所の石仏が置かれています。

モジャくん

樹木にツタがまつわりついています。

落ち着いた雰囲気の石仏

宿から１時間ほどで、阿弥陀山頂上の「山の神」に着きます。

小さなお社といくつもの石仏があります。

本浦港

阿弥陀山を少し下りると、本浦（ほんうら）の街並みが見えます。

本浦へ下りる道

海と花を見ながら、のどかな道を下ります。

無人島

海の向こうに無人島（大島、他）が見えます。

水仙

このあたりは今でも花卉栽培しているところです。

黄色い水仙

夏みかんも栽培

菜の花

貝殻で飾り付けした門

こだわりがありますね。

スモモの花

純白の花が青空とあいます。

板壁の家

中腹まで下りてくると、民家があります。

風情がある島の道

急な坂

もうすぐ集落に下りられます。

本浦の街並み

埋め立てなどにより平地がある集落なので、多くの民家が集まっています。

では、本浦の街を歩きます。

木造建築の食料品店

美容室

古い街並み

白壁の蔵

古い街並み

湾曲しています

円福寺

弘法大師が開いたと伝えられている真言宗の古刹です。

鯱

円福寺階段の脇に置いてあります。

いかめしい顔の鬼瓦

円福寺の境内にあります。

円福寺の参道

お参りを済ませ、戻ります。

道の右側に石仏と井戸があります。

古い街並み

島の猫

じ〜っと見ています。

昔のままの真鍋中学校

1949年（昭和24）に建てられた木造二階建て校舎で、ほぼ建設当時のまま今でも使われています。

少ない平地を山に向かって切り開き、石垣を積み上げて校地を確保しています。
苦労して学校が建てられたことがわかります。

校舎の教室

床を松板、腰板縦張、壁は漆喰塗り、天井は板張りです。

春休みで誰もいないので、玄関の窓から覗いています。

春を感じる杏の花

校門の脇に咲いています。

入学式を祝っているようです。

波模様の塀

波をイメージさせる模様が彫られています。

左官屋さんの粋な遊び心ですね！

路地を歩くおばあちゃん

迷路のような道

この先はどこへ通じているのだろう？

蓮の花をデザインした門

ホルトの樹

真鍋邸の庭に樹齢250年といわれる大きな幹のホルトの樹があります。

珍しい熱帯・亜熱帯の常緑高木です。

平賀源内が讃岐に苗木を持ち込んだものが、やがて真鍋島に伝えられたといわれています。

ちよっと怖そうな猫

おかしな屋根

元真鍋島郵便局の入口だったところです。

港に出ます

海上タクシー（MARINE TAXI）を初めて見ました。

昔ながらの石積み堤防

真鍋島本浦の街並みには昔の佇まいが残されており、昭和を思い出します。

午後は島の東側に位置する急斜面に家が並ぶ岩坪集落を訪れます。