ミラノ、フィレンツェ、ローマ（2015年3月）：フィレンツェからの日帰りツアー（シエナ、サンジャミニャーノ）

2015/03/29 - 2015/03/29

3月下旬に休暇をとって、イタリアへ。

旅行代理店が販売しているスケルトンツアーをアレンジし、
フィレンツェ滞在をメイン（4泊）にして、
ミラノに2泊、ローマも半日だけ観光する（宿泊なし）という日程を組む。

イタリアは3度目だが、過去2回はいずれもクルーズの起点として、
ローマ、ヴェネチアに1～2日ずつ滞在したのみだった。
今回は、行ったことのなかったミラノ、フィレンツェに
少しゆっくり滞在して歩き回るというのが目的であった。

日程は、
3/24　羽田発→ドバイ経由→ミラノ着
3/25　ミラノ観光
3/26　ミラノ→フィレンツェ
3/27　フィレンツェ観光
3/28　フィレンツェ観光
3/29　フィレンツェ観光
3/30　フィレンツェ→ローマ　ローマ発
3/31　羽田着

主な費用は、一人当たり約15万円。
内訳は、
①旅行代理店への旅行代金・・・約13万円
　飛行機代、ホテル代、イタリア国内移動（鉄道）
②現地ツアー参加代金・・・7500円
③フィレンツェカード・・・9400円

この他、食費、お土産代などであった。

為替レートは、1ユーロ＝130円くらい

旅行記①：出発～ミラノ http://4travel.jp/travelogue/10997787
旅行記②：フィレンツェその１ http://4travel.jp/travelogue/10997940
旅行記③：フィレンツェその２　http://4travel.jp/travelogue/10998012
旅行記④：フィレンツェからの日帰りツアー（シエナ、サンジャミニャーノ） http://4travel.jp/travelogue/10998077
旅行記⑤：ローマ　http://4travel.jp/travelogue/10998119

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

フィレンツェで宿泊したホテル（ホテルエンバシー）

ミラノのホテルと比べると、部屋も広くアメニティもちゃんとしていてぐっと快適。

ただし1階の部屋だったので、外の道路の音が少し気になった。

フィレンツェ滞在の最終日（3月29日）は、フィレンツェからの日帰りバスツアーに参加した。

ツアーは、日本からネットで申し込んでいたもので、フィレンツェ→サンジミニャーノ→ワイナリー→モンテッリージョ→シエナと巡ってフィレンツェに戻る。

料金はワイナリーでのランチも込みで４５ユーロとお得。ただし、ガイドは英語で、多国籍の観光客の混載バスでの移動である。

フィレンツェを出るとすぐにトスカーナ地方ののどかな田園風景が広がる。

１時間ほどでサンジミニャーノの街に到着。
人口7000人の小さな街で、中心部が世界遺産。

「塔の街」として知られるサンジミニャーノ。

交通の要衝として栄え、富の象徴として競って塔が建てられた。
かつて70を超える塔が林立していたというが、現在残っているのは14ほど。

そのうちのひとつ、ポポロ宮。現在は市立美術館となっており、塔に上ることができる。

塔に上ると街と、背後のトスカーナ地方のすばらしい眺望が広がる。

街の全盛期は12〜13世紀。建物も古い。

ドゥオモ広場。
ちょうど日曜日だったので街の人々が礼拝に集まっていた。

立ち寄った陶器の土産物屋。

メインストリートから脇道に入る。

街の外に広がる田園風景。

次に訪れたのはトスカーナワイン（キャンティワイン）のワイナリー。

ここで10数種類のワインを試飲しながらランチを食べる。
キャンティワインは酸味が強めなのが特徴（？）

同席したのはタイ人の2人組とインド人の親子。英語と日本語でおしゃべりを楽しむ。

私はワインを殆ど飲まないが、妻はワイン好き。
彼女はせっせと飲み続けるが、残念ながらこれというものに当たらなかったらしい。
当初はお土産に買う気満々だったが、結局購入は見送り。

ランチは軽め。

ワインと一緒にトリュフ風味のオリーブオイルもパスタにかけて試食。
これはとても美味だった。

ランチのあと、モンテッリージョへ。
モンテッリージョはガイドブックにも載っていない小さな小さな村。

人口は100人いるかどうかというような規模だが、
村の周囲は城塞で囲まれている。

村の中心部の広場。

広場に面して建つ小さな教会。

城塞の上は展望台のようになっている。

城塞の外は一面の田園風景。

オリーブの林も。

最後にシエナの街へ。

シエナは13〜14世紀に金融業などで栄えてフィレンツェと覇を争った都市。

今は人口5万人ほどの小さな街だが、トスカーナ地方有数の人気観光地。

街の中心部のカンポ広場。

カンポ広場に面して建つ市庁舎。
13〜14世紀にかけて建設された。

扇型ですり鉢状の広場の周囲は中世の建物が立ち並ぶ。

市庁舎の中庭からマンジャの塔を見上げる。

塔の頂上からはシエナの街並みの眺望がすばらしい。

イタリアでも最も美しい広場といわれるカンポ広場を見下ろす。

中心部はすごい人手。フィレンツェ以上に人口密度が高い。

残念ながらシエナのもうひとつの名所、ドゥオモには立ち寄る時間がなかった。
もう少し自由時間が欲しかった。

シエナからフィレンツェへの帰路は道路の渋滞もあって2時間近くかかった。

フィレンツェに到着したのは夜8時頃。

シニョーリア広場の夜景。

4泊するので比較的ゆっくり観光できると思ったが、見どころが多すぎて、あと数日は必要だったというのが率直な感想。

フィレンツェだけでなく、トスカーナ地方には、シエナ、ルッカ、ペルージャ、アッシジなど、ゆっくり見て回りたい魅力的な街が多い。

いつかまた、戻ってきたい。