2014/07/18 - 2014/07/18
3位(同エリア79件中)
Michyさん
- MichyさんTOP
- 旅行記213冊
- クチコミ43件
- Q&A回答2件
- 684,343アクセス
- フォロワー93人
ノーザン・ベル号での日帰りの旅の出発はバーミンガム・インターナショナル駅から。
バーミンガムはイギリスでもロンドンに次ぐ規模の大都市で、小さな街歩きが好きな私にとって、通過してしまいそうな工業都市というイメージがありましたが、一泊してみて正解でした。
素通りしてしまうには惜しい素晴しいバーミンガム美術・博物館、ちょっと足を延ばしてキャドバリーワールド、地元の人達で賑わうパブ…。
限られた時間でしたが、大満足のバーミンガム街歩きでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
その日は朝からチョコレート会社キャドバリーに、キャドバリーワールドという見学施設があるということで、バーミンガム郊外まで行ってみました。
こちら最寄り駅です。 -
どうやら無人駅のようです。
-
小雨の中、この駅のすぐ脇には川?運河?が流れていてナローボートがあるではありませんか!
うぅぅぅ〜、ナローボートに乗りたい…。
時間が無いので先へ進みます。 -
駅から10分以上は歩いたでしょうか。
-
キャドバリーの工場の敷地に入ってくると、どこからか甘い香りが漂ってきます。
-
そして、こんなチョコレート豆知識のプレートがあちこちにあります。
-
さて、中に入ると休みに入っているせいもあり、小さな子供達と家族連れで大賑わい。
そして受付だけでもかなりの混雑。 -
見学ツアーはWebの事前予約をしていなかったので、当然すぐには入場出来ず。
午後まで待って見るほどの熱意もなく…。
結局チョコレートドリンクにマシュマロトッピングをしたものをカフェで飲んでお土産にチョコレートを買って帰るだけに。
やはり事前予約しておくべきだったと後悔・・・。 -
心残りではありましたが、売店で色んな種類のキャドバリーチョコを大人買い(笑)それなりに楽しかったです。
でもその後、日本の暑い夏の気候ではチョコはお土産には向かなかったなぁ…と後悔。
チョコレート自体とても美味しかったのですが、それならあまり季節を問わないインスタントのホットチョコレートドリンクにでもすれば良かった・・・と、あ〜また後悔。 -
滞在時間の短いバーミンガムで朝から躓きスタートです。
-
でも気を取り直して行ったバーミンガム美術・博物館は、キャドバリー工場での私のモヤモヤと払拭してくれる素晴らしい場所でした。
日本でロセッティ、モリス、エドワード・バーン・ジョーンズなどの作品が来ると必ず観に行くのですが、ここにこれほどまで有名な作品が揃っているとは思っていませんでした。 -
毎度のことですが、人で混み合う隙間から絵画を鑑賞する日本でのストレスから開放され
作品と一対一じっくり向き合い静かに絵画と対話できるのは、とても贅沢で幸せな時間です。 -
美術館で絵画を写真に撮るのは気がひけるのですが、気になった作品をいくつか撮りました。
ウィリアム・ホルマン・ハントのシェイクスピアの”ヴェローナの二紳士”からヒントを得た作品。
彼の作品で”良心のめざめ”という娼婦を描いた問題作が有名ですが、このシーンも喜劇とは思えない気になる場面です。 -
この絵、テート・ギャラリーで見たことある!
と、思ったら、同じテーマの絵が2枚あって、ここバーミンガムとテート・ギャラリーにあったことを知りました。
ヘンリー・ウォーリスの”チャタートンの死”
才能を認められないまま17歳で自殺した詩人トーマス・チャタートンを描いたそうです。 亡くなる時にはかなり生活はかなり窮乏していたとか…。
何か神々しさすら感じる作品。 -
”永すぎた春”って題を付けたくなるアーサー・ヒューズの”長い婚約期間”
あまりに貧しいがゆえに結婚も出来ない二人だと、日本で観た時に音声ガイドで聞いた記憶があるのですが、私は男性の足元にすがり付くワンちゃんがどうも気になって…。
チャタートンと同じくテート・ギャラリーにある”4月の恋”も切なくなる作品です。 -
こちらもアーサー・ヒューズ。
なんでこんなに沢山の人達が?っと思ったらアーサー・ヒューズのパトロンの子供達を描いたものだとか。
そりゃパトロンの言うことなら仕方ないか…。
13人いる子供の11人を描いたと書いてあったけど、パトロンはビッグ・ダディだったのね。 -
今回は限られた時間の中でアート・ギャラリーの方を中心に観ていたので、残念ながら博物館部分をじっくり観る余裕無し。
-
でも絵画コレクションだけでも充実の内容で見応えがあります。
-
さて、歩き疲れてきたので、お楽しみのお茶の時間です♪
-
開放的な広々としたカフェスペースは、素敵なアート・ギャラリーらしいカフェだなぁ〜って思ったら、その名もEdwardian Tearooms
-
凝っているのは内装だけでなく、お茶もこんな感じで可愛いでしょ?
紅茶に添えられた小さなミルク瓶に入っているミルクに、赤いティーポット。
今回はスコーンではなくチョコビスケットと一緒に頂きます。 -
お茶して少し元気になってきたので、また見学に戻ります。
-
この展示ホール、後から知ったのですがパーティ会場としても貸出ししているみたいです。
とっても雰囲気があって素敵なスペースです。 -
凝ってます。
階段から手すりまで全てじっくり眺めていたい空間です。 -
さて、カフェそしてショップの隣にあったこの建物の中心のスペースへ。
-
ここはとても印象に残る場所でした。
-
迫力があるブロンズが中央に。
ルシフェルいやイギリスだからルシファーと読むべきですね。
悪魔・堕天使。
Jacob Epsteinの作品です。 -
頭部は女性のモデル、身体は男性モデルを使ってこの作品を作ったと説明書きがありました。
Jacob Epsteinについて調べてみたら、ポーランド移民で生まれはアメリカ、イギリスに移り住み、イギリス各地に彼の作品が展示されています。
http://epstein.thenewartgallerywalsall.org.uk/
↑読んでいたら、今度ウォルソールのギャラリーに行ってみたくなりました。 -
このホールの壁にあった”The Travelling Companions" というタイトルの可愛い少女の絵はオーガスタス・エッグの作品。
作家のイヴリン・ウォーはその昔ラジオのインタビューで一番好きな画家だと言ったとか。 -
すっかり出だしのキャドバリーの事も忘れ、心が満たされた鑑賞の時間を楽しんだ後は、お腹も空いてきました。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (8)
-
- マリアンヌさん 2015/08/20 09:30:33
- ラファエロ前派☆
- こんにちわ、Michyさん。
ラファエロ前派好きです。
バーミンガム美術館、前からずっと行きたいのですが、実現できていません。
特にバーンジョーンズがバーミンガムに結構あると・・・
ロセッティの絵も写っていましたね。
羨ましいです♪
昨年、コッツウォルズ&ロンドンに行ったのですが、次回はいつ行けるやら。
(ロンドンの美術館では、ラファエロ前派が旅に出ていて悲しかった!)
楽しませていただきました。
前後編も覗かせていただきます。
マリアンヌ
- Michyさん からの返信 2015/08/20 18:01:51
- ラファエロ前派の作品って物語がありますよね?
- マリアンヌさん、こんにちは♪
かなりお久しぶりですね。
マリアンヌさんは、ラファエロ前派がお好きなのですね!
私も好きで、日本で人気のミレーやロセッティ等の絵画が来たら必ず観に行くようにしていましたが、正直言ってバーミンガムにこんなに作品が揃っているとは思っておらず、実際に行ってみてバーンジョーンズ、ロセッティ等おなじみの作品を始めとした、素晴らしいコレクションの数々に感激しました。
残念なのは十分な時間を取っていなかったので、時間が足りなかったことです。
見学した日の閉館時間が早くて、カフェでお茶をするより絵画鑑賞にもっと時間をかけていれば・・・と今更ながら悔やまれます。
マリアンヌさんの様に、ずっと前から行きたいと思ってらっしゃる方であれば、是非時間をかけて鑑賞してもらいたい場所です。
そうですね、好きな美術作品目当てで行って、それがよその国の展覧会に貸し出しされていると悲しいですね。 初めてのロンドンでお目当てのムリーリョの作品が貸し出されていたのを知った時に、思わず泣きそうになったことを思い出しました。
でもその後、北欧を旅した後でロンドンのナショナル・ギャラリーで数多くのムンクのコレクションを観られるチャンスがあったり、オランダへ行く前に日本でフェルメールやゴッホの作品を観られたりと、絵画コレクションとの出会いも何かタイミングみたいなものを感じます。
マリアンヌさんがバーミンガムでラファエロ前派コレクションとの出会いがあります様に願っています♪
すっかりご無沙汰してしまってすみません、またそちらの旅行記へ伺います。
これからもよろしくお願いします。
Michy
-
- milkさん 2015/07/30 00:39:02
- 「チャタートンの死」はここですね!
- Michyさん、度々お邪魔しております。
「チャタートンの死」見つけました〜!
バーミンガムにあったのですね!テイトギャラリーにもあったんですか〜。
テイトギャラリーは随分前に行ったので、もう記憶が曖昧でした(^_^;)
バーミンガムはいつも通り過ぎてしまい、また散策したことがありません。
いつかは行ってみたい街です。
美術館のカフェってお洒落ですよね。
私は最近、V&Aのカフェにハマっています。
milk
- Michyさん からの返信 2015/07/30 18:33:21
- RE: 「チャタートンの死」はここですね!←そうです!
- milkさん、こんばんは!
> 「チャタートンの死」見つけました〜!
> バーミンガムにあったのですね!テイトギャラリーにもあったんですか〜。
> テイトギャラリーは随分前に行ったので、もう記憶が曖昧でした(^_^;)
見つけてくださってどうもありがとう♪
バーミンガムへ行ったことがないのに、私はイギリスで見たことがある!
って記憶していました。そこで日本で展示されていた時に観たのか曖昧だったので調べたらTateにあったのです。
後で旅行記にリンク貼っておきますね。
> バーミンガムはいつも通り過ぎてしまい、また散策したことがありません。
> いつかは行ってみたい街です。
バーミンガム、私は昨年オリエントエクスプレスの出発駅だったことから立ち寄ったのですが、思っていたより見所満載でした。
ギャラリーだけでも、ギャラリーのカフェだけでもおすすめです!
> 美術館のカフェってお洒落ですよね。
> 私は最近、V&Aのカフェにハマっています。
>
milkさんの旅行記にあったV&Aのカフェ!とても素敵♪
以前はあんな素敵じゃなかったような気がするんだけど、V&Aもかなりご無沙汰なので、カフェ目当てで行ってみたいなぁ〜って思いました。
milkさんに同感なのは、イギリスの美術館のカフェがお洒落なこと!
最近は変わりつつありますが、日本ももう少し頑張って欲しいところです。
Michy
-
- rinnmamaさん 2015/05/19 00:10:19
- ナローボートの旅・・したいな〜〜と思うよ^^
- Michyさん、こんばんは
UKからお帰りでしょうか?お忙しいのにご投票ありがとう〜〜
息子の結婚式が終わりましたが、孫の耳の手術があり落ち着きません。
バーギンガムに行きたかったんですが、風邪を引いた週末があり行けませんでした(涙)
計画して行けなかったので、余計に素敵に思えてしまいますね(^^)
他の目的もあったのです・・バーギンガムって銀製品が有名ですよね。
伝統のシルバー製品を見ながら、アンティークも見たかった・・
バーギンガム美術館、いいですね〜〜
次回はいきたいな〜と思います。
知らない画家の絵画を見るといってみたくなります。
ご紹介ありがとうございます(初心者は有名人から入りますので^^)
それでは、お仕事での海外もお気をつけて・・
そして、お体もご自愛くださいね。
rinnmama
- Michyさん からの返信 2015/05/27 00:32:17
- ただいまです♪
- rinnmamaさん、こんばんは♪
お忙しいところコメントをありがとうございます。
遅くなってしまいましたが、息子さんのご結婚おめでとうございます。
旅行記にコメントを…と思っていたところ、先にこちらに頂いて恐縮です。
はい、24日の日曜の夜に出張から戻ってきました。
今回の出張も一週間みっちりの打ち合わせで本当に疲れました。
おまけに帰国した翌日、月曜は普通に仕事+残業で、今日もまた…。
なんだかまだ朦朧としています(@。@;)>
時差ボケなのか疲れからなのか…。
バーギンガムって銀製品が有名とのことですが、この時は全然銀製品を見る機会はありませんでした。
5月のイギリス旅行は今までとちょっと違ったアンティックマーケットめぐりで、アンティクのショップを巡り、かわいいカップをいくつか買いました。
仕事が少し落ち着いたら、ゆっくり写真をアップしたいと思います。
またそちらへも寄らせて下さいね。
ありがとうございました。
Michy
-
- わんぱく大将さん 2015/04/15 08:25:35
- 何回後悔しますねん?
- Michyさん
チョコレート工場では後悔しまくりですね。で、堂々巡りで、まあ、ええか!となりませんでしたか?
昔産業が栄えた所は、それなりの建築物があるはず。やっぱりね。でも、ここも行きそびれましたわ、私も後悔。
大将
- Michyさん からの返信 2015/04/15 12:59:46
- RE: 何回後悔しますねん?
- ははは、キャドバリーに関しては3回。
でも人生はそれ以上に後悔することばかり…(笑)
そして忘れることも早いので、また懲りずに失敗することも数知れず。
また笑って進むしかないですね(^^;)>
Michy
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
8
40