マイケル・ジャクソン　「ブラック・オア・ホワイト」をリスペクトしにヨルダン　／　ペトラ、ワディ・ラム、死海

2014/09/17 - 2014/09/20

くだらない旅行記？なのでご自身を短気と思われる方、心の広くない方、お暇じゃない方は
お読みにならないで下さい。

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マイケル・ジャクソン・・・。　ご存知キング・オブ・ポップ。
彼が逝ってから早くも5年になる。

エリア ペトラ(ヨルダン)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

マイケル・ジャクソン・・・。　ご存知キング・オブ・ポップ。
彼が逝ってから早くも5年になる。

なぜ、いま急にマイケルジャクソンかということは後述するとして、
彼の数多いヒット曲の中に
「ブラック・オア・ホワイト」
という曲がある。

「ブラック・オア・ホワイト」

アルバム「デンジャラス」の中からの１ｓｔ.シングルカット。
それまで共に歩んできたプロデューサー、
クインシー・ジョーンズとのコンビを解消、
当時、売出し中のテディ・ライリーを新しいパートナーに抜擢した。
個人的にはクインシー・ジョーンズ的サウンドの方が馴染み深いのではあるが、
今の若い世代の方々はこの辺りの曲からの方が印象に残っているのかもしれない。

さて、「ブラック・オア・ホワイト」、
タイトルから想像するに容易い。
人種差別反対をテーマに持った曲である。

But, if You're thinkin' about my baby,
It don't matter if you're Black or White

「僕の彼女が黒人か白人か気にしてるのかい？そんなこと関係ないことなんだ」
とサビの部分で繰り返されるが特に黒人への差別に限ったことでなく、
全ての人種差別を非難しているのである。


この曲のプロモーションビデオ（以下PV）を久しぶりに視た。

健全な子役の頃のマコーレ・カルキン君が、
「人生の道を踏み誤ってはいけない」と
語っているように見えるのは私だけであろうか。。。

さて、当時（あくまで当時）、曲の終盤でCG処理により人々の顔が
次々と変化するシーンに驚いたものだった。
通常のPVはここでエンディングを迎える。

通常とあえて言ったのは、このPVにはオリジナルの
フルバージョンがあるからである。

フルバージョン　動画　URL
http://vimeo.com/79066714

（削除されてたらごめんなさい）


黒豹から続くシーンは幾つかの国で暴力的だからという理由で
放送禁止となった。
日本で放送禁止だったかは知らないが、
放送時間の関係でか？一般には通常版しか見なかったように思う。
（通常は６分、フルは11分）

黒豹がマイケルに変わり、
曲も無い中、延々とマイケルのダンスシーンが続く。
今見てもキレっキレのダンスである。

そして問題となった暴力的シーン。
車や壁に差別主義の団体名等が落書きされ、
（これは当初は無く、あとからCG合成されたそう）
それをマイケルが次々と破壊する。
差別に対するマイケルの怒りの思い、悲痛な思いが
伝わってくるのである。

最後、シンプソンズにて本当のエンディングを迎える。
ポップな曲調と全く異なるこの黒豹以降のシーンは当然賛否両論あったのだが、
マイケルとしては強い意志を持ってこのシーンの撮影を決めたに違いない。

「ブラック・オア・ホワイト」

マイケルの「差別の無い世界であってほしい・・・」
この強い意志を示したこの曲をリスペクトします。

ブラック

オア　ホワイト

このようなくだらないことをする男のことも
見下してはいけない。決して差別してはいけない。
マイケルはそう思ってこの曲を書いたに違いない。


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一応、観光地の写真を以下に載せておきます。

長いシークを抜けて目前に現れる宝物殿、エル・カズネ（エル・ハズネと表記する場合もありますが面倒なので以下カズネで統一します）

Petra　by Night
ペトラ　バイ　ナイト

エル・カズネを見上げる

エル・カズネを見下ろす。

エド・ディル
ペトラ遺跡の最深部、遠いし山を登るし暑いし。。
でもでっかい。

ワディ・ラムまで来た。

風紋が綺麗。ワディ・ラム

自然の橋。上に登れますが滑りやすいので注意。
ワディ・ラム

日没後の風景　ワディ・ラム

もう少しいくとサウジアラビア

ワディ・ラムの夜空

天の川も見えるがアカバの方向の光害が惜しい。

死海まで来た。
クラウンプラザのビーチで見る夕日

で、最後。お約束の死海、浮遊体験。
泥を落とそうと使って顔洗って塩水が目に入って死ぬほど痛い。
顔の泥はちゃんとシャワーで落としましょう。

最後に再びお詫び申し上げます。

〜〜〜〜

以下、ここまでの経緯を記す。

後述と書いた、なぜ、ここでマイケルジャクソンが出てきたかであるが、


・散らかった家の整理をする
・ジャミロクワイ（これまた懐かしい。20年前！？）のCD+DVDケースの中に
DVDが入っていない！
・探したが現在も見つかっていない。
・無性に彼のPVが見たくなる。
・YouTubeで視聴。
・「Virtual Insanity、Canned Heat」とか今見てもかっこいい。
・すると彼の曲、Time Won’t You WaitやLittle Lの曲のBassカバーをした
　「Marta Altesa」さんの投稿動画を見つける。
・なかなかCool Beautyで且つ、お上手。
・彼女が更にマイケルの「Get On The Floor」をBassカバーしているのを見つける。

http://www.youtube.com/watch?v=YtYsw_TQ7cs


・この曲はアルバム「Off The Wall」に収録された曲。
・タイトル曲「Off The Wall」はかつて昔、日本のスクーターのCMで
起用された曲であることを思い出し当時の思い出が蘇る。
・アルバム「Off The Wall」が無性に聴きたくなる。
・この辺りのアルバムはカセットテープ（！）に録音したんだろうが、
無性に聴きたい今、そう今！　だが、すぐ聴くのは不可能。
・Amazonでポチろうかと思うが明日到着では我慢出来ない。
・仕方なく近所のブックオフに行く。
・（Tower RecordやHMVに行かないところは節約派、
Down Loadしないところは現物がないとダメな心配派）
・900円位なので喜んで購入。
・早速、聴いてみる。
・すると動画も見たくなる。と同時に当時はPVとかあったんだろうか？と疑問に思う。
「Thriller」「Bad」あたりはMTV全盛期であったがその前は？
・又、YouTube等を探すがその曲自体のPVというものは見つからない。
・仕方なくマイケルのヒット曲のPVを次々と視る。
・ここで「Black Or White」が出てくるわけだが、

ここからが私の思考がおかしい所であるが、

・そういえば「欣ちゃんの仮装大賞」で
「ブラック＆ブラック」とか「ホワイト＆ホワイト」って作品があったなぁ・・・って方向に行く。

・それは男性二人が黒い（白い）全身タイツ（モジモジ君（これも古い）みたいな恰好）で、
その色に見立てたパフォーマンスを繰り出すのだが、くだらなくて面白かった。
（画像探しましたが見つける事が出来ませんでした）

で、そういえば自分もパラオで白い泥パックをしたなぁってことを思い出し、
黒い泥パックもあるのかな？

で調べる。

「ふ〜ん、死海の泥パックは黒いんだ・・・
じゃ、「ブラック・オア・ホワイト」完成させるためにヨルダン行くか」
って、ことで急遽、ヨルダンへ行く。。。

〜〜〜〜〜

こんな思考回路をもっている男をバカにしてはいけない。
差別してはいけない。
マイケルはそう思ってこの曲を書いたに違いない。


おわり

この旅行記へのコメント （4）

• chikuouさん 2015/06/19 09:19:56

  素晴らしい発想ですね

  　何故、マイケル・ジャクソンは皮膚の色を白くしたのでしょうね。白人に対する願望、それともその逆の意思表示。アメリカでは差別が寝ずよいみたいですね。ペトラがイスラムに破壊されないか心配です。

  kuropisoさん からの返信 2015/06/28 12:05:53

  RE: 素晴らしい発想ですね

  chikuou様　書き込み有難うございます。
  
  このコメントを頂いてちょっとWikiってみました。
  ウィキペディアが全て正確とは言い切れませんが、
  マイケルジャクソンの肌が白くなったのは皮膚病の一種である、
  尋常性白斑、全身性エリテマトーデスの治療の影響とのこと。
  
  「白人になりたかった訳ではかく、自らが黒人であるということに誇りをもっていた。皮膚の病気の為、斑となってしまう肌の色をメークによって均一に隠すということを行っていた」最初は黒色で隠せたのが進行により隠しきれなくなり、
  のちのちには白色で行わなければならなくなったと。
  それは本人の告白と死後の検死報告でも証明されているそうです。
  
  また、整形に関しても彼は自ら認めていますが、
  もともとはステージ上で鼻を骨折し、その手術が上手くいかず何度か
  やり直したりもあったようです。
  
  アメリカに限らず差別は世界中であり、
  なかなか無くならないように思います。
  差別の無い世界になればよいと思いますが、
  一朝一夕でどうにかなるものではないと思います。
  
  ペトラに行ったのも、大丈夫だとは思いつつ
  シリア、イラクの情勢が中東全土に拡がらないか？と危惧したからです。
  ヨルダン訪問時も出会うヨルダン人の方々から
  「ようこそヨルダンへ！ヨルダンは安全だと皆に伝えてくれ！！」と
  言われました。
  しかし世界中で紛争、戦争が増える昨今、
  恒常の平和ってそんなに難しいものなのかと失望感を覚える自分がいます。。
  
  

• あの街からさん 2015/04/05 20:49:37

  『We Are The World』

  初めまして、久しぶりに目にしたマイケルのダンス画像が
  kuropisoさんへの扉をするりと開けてくれました。
  すると、どうだろう。
  導入部から最後のオチまで爽快なジェットコースターに
  乗せられて　すと〜ん　とグルグル巻きの深い深い谷の底に
  着いた所で思わず　ヽ(￣▽￣)ﾉ　こぼれてしまいましたぁ。
  特に！アルバム「Off The Wall」　を手にする方法
  Amazon・ブックオフ・　Tower RecordやHMVのチョイスの方法には
  覚えがあるだけに　ヽ(￣▽￣)ﾉでした。
  これとは別にしても、普段の暮らしの中で
  このように、派生することって確かにありますよね。
  そこが　(´ー｀)　でした。
  
  私も、思わず「Off The Wall」「Off The Wall」って
  くちばしって棚からマイケルのアルバムを出してきました。
  少し残念！私が持っていたマイケルのアルバムは
  『HIStory PAST、PESENT＆FUTURE』
  ☆２枚組で同名のツアーの頃に買ったマニアが嫌うベスト盤(￣∀￣)　
  と『KING OF POP JAPAN EDITION』これもベスト盤。(；´ｪ｀)　
  一時期（時にスリラーが発売されてからの１年程）のマイケルの曲は
  街のCD屋からもラジオからも１日中流れていて耳タコ状態になり
  Liveに行くと決めてからCDは買ったのでした。
  で、私が持っていたのCDには アルバム「Off The Wall」からは
  「Don't Stop 'Til You Get Enough」と
  「Rock With You」「Off The Wall」の３曲しか
  入っていませんでした(；´ｪ｀)　。
  しかし、こんな機会をもらったのですからマイケル三昧。
  思えば
  「ブラック＆ホワイト」等におけるメッセージソングや
  『We Are The World』での基金の呼びかけ
  そしてまれに見るエンターテイナーの姿より、
  彼の存命中は、スキャンダラスな面だけが報じられていましたね。
  そんな事を思い浮かべながら聴きました。聴きました。
  
  さて、
  ペトラ遺跡の最深部まで連れて行ってもらった後の
  ワディ・ラム。風紋がほんとうに綺麗ですね。天の川も見える夜空も。
  お約束の死海、浮遊体験までありがとうございました。
  　　　　　　　　　　　　　　あの街から
  

  kuropisoさん からの返信 2015/04/07 00:24:43

  有難うございます！

  あの街からさん、初めまして。
  
  書き込み有難うございました。
  私のこんなくだらない（笑）旅行記？に、
  こんなに真剣に書き込み頂き本当に感謝を超えて恐縮です。
  
  当時、ベストヒットＵＳＡやＭＴＶの全盛の時代で、
  見ていないと人じゃない的なところもあったかもしれません。
  次々と海外の大物ミュージシャンが来日していて、
  マイケルは１９８７年のＢＡＤのツアーを見てきました。
  
  確かにあの街からさんの仰るように、
  その後、誰もが愛してやまなかったマイケルは
  子供を救おう、世界を救おうという慈善活動が度を越すようになり、
  さらには奇行？？？が目立つようになっていきました。
  あのスターダムに登り詰めてしまったときから、
  周囲から、また、彼自身の心の闇が彼を蝕んでいたのかもしれませんね。。
  
  私は、低俗な表現で申し訳ありませんが、
  やはり肌の白くなる前のマイケルが一番輝いていた時期と思いたくて、
  自分自身、ＢＡＤ以降をあえてあまりフォローしていないのだと思います。
  といっても一通りは聞いたつもりですし、
  マニアが嫌うベスト盤とのことですが、
  私もエッセンシャルとか持ってます（笑）
  
  あー、なんか書いてると当時の曲いろいろ聴きたくなってきました。
  まったく脈絡のないお返事になってしまいました。
  
  あの街からさんの旅行記にも改めてお邪魔させていただきますので、
  今後とも宜しくお願い申し上げます。
  
  Kuropiso