蒸気機関車と魔女伝説の街：ヴェルニゲローデ日帰り旅行

2015/01/03 - 2015/01/03

ドイツ・ハルツ地方のヴェルニゲローデは、私が１８歳の頃から憧れていた場所です。２００２年上期のＮＨＫラジオ講座で「見習い魔女ハンナ」が、魔女になる訓練を受けた街として、１２年以上記憶に残っていたということは、よほど印象が強かったんでしょう。大都市からのアクセスはとても不便であり、片道２時間は覚悟しなければなりません。わざわざ行きたいという日本人も珍しいかと思いますが、何かの参考になればと思い、投稿しました。

エリア ヴェルニゲローデ(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 航空会社: アシアナ航空

定宿にしているデュイスブルクからＩＣＥで２時間２０分かけてハノーファーまで来ました。ヴェルニゲローデから一番近い大都市なので、日帰り旅行ならここを拠点とした方が絶対いいです。

ハルツ・エルベ・エクスプレスでゴスラーに行きます。朝９時にデュイスブルク出発で、ゴスラーについた時点で１２時５４分になっていましたので、蒸気機関車に間に合うためにゴスラー観光をパスするしかなかったのが残念です。ヴェルニゲローデに負けず劣らずいいところだと聞いていましたので。でも、このローカル列車から見るドイツの田舎の景色もよかったです。

ヴェルニゲローデ駅に到着しました。すでに１３時４１分。蒸気機関車の最終列車は１４時半ぐらい出発なので、ダッシュで観光しました！

街並み。特徴としては、駅から１５分ほど歩いたらメインストリートがあり、ショッピングや観光が楽しめるドイツ的な街並みが続いていました。

ヴァルプルギスの夜。その昔、ゲルマン人が持っていた風習が、キリスト教化される段階で徐々に変容し、今ではこのハツル地方のブロッケン山で魔女がお祭りを行うという伝承となりました。この伝承は、ゲーテのファウストで「ヴァルプルギスの夜」として描かれたことで一躍有名になり、今では世界的に有名なお祭りになっています。

高級ホテル「Ringhotel Weiser Hirsch」。マルクト広場（市庁舎前）にあります。街で一番いいホテル。泊まってみたいな〜

看板が民間レストランの宣伝合戦になっています。

お人形さん、私は５つ購入しました。憧れのヘクスヒェン（魔女っ子）達です。

メイン通り。スーパーマーケットから携帯電話屋まで、何でもあります。

魔女伝説にちなんで、毎年4月30日にブロッケン山の各地で「ヴァルプルギスの夜」(Walpurgisnacht)、もしくは「魔女の夜」(Hexennacht)というお祭りが開催されています。

何か怪しいお祭りのように聞こえますが、そこは笑いの大好きなドイツ人。現在は宗教的な意味合いはなく、ゲーテも言うてるし！というノリで、ただの魔女コスプレ大会に化しています。やっぱりもう一回行きたいかも！！！

さすが旧東ドイツです。アンペルマンが現役です。ドイツ語で「緑の時だけわたりましょう。子供たちの模範になろう」です。

５０分で街を軽く刊行してから蒸気機関車にいよいよ乗車！チケットは往復３５ユーロでした。お土産は中間の駅でも買えますが、品数が限られているので、ここでもすこし買っておきましょう。最終便が返ってきたときには閉店していますので。

力強い黒煙をもくもくと吹き上げて、今から山を登るぜ！という表情をしています。とてもカッコいいですね。

高度が上がって寒くなるので、ほとんどの乗客が事前にシュナップス（リキュール）を出発駅で買います。ただ、もし買い忘れても大丈夫。１ユーロで買える小さなシュナップスを売ってくれる販売員さんが巡回してくれますよ☆写真に写っているのは出発駅で買いました（６．８ユーロ）。

イヌも乗車可能。たぶんタダ乗り。

頂上目指して力強く進んでいきます。

途中の駅。ここで３０分ほど連結街をするので、お土産を買うことができます。Ｗのオレンジマークがカッコよかったのでパシャリ。

ここが中間駅のお土産屋さん。ここが最後の買い物になるので、私は後悔しないように買いまくりました。

車内の様子はこのようなかんじです。

頂上に着きました！たった１５分で折り返し、もと来た道を帰ります。もう５時半なのでとても暗いですが、東ドイツ時代の電波塔の周りを見学したり、ヴェルニゲローデの輝く街を見下ろせたり、ひんやりとした空気の中でとてもステキな時間を過ごせました。

頂上駅から見た蒸気機関車。ここで乗り遅れたら生命のピンチだよな〜と思いました笑。

同じく頂上駅にて。ブロッケン山ですよ！と大文字で強調しているのがＧｏｏｄ！