2015/03/20 - 2015/03/20
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ペコちゃんさん
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毎年3月に開催される、近くの公民館バスツアー・・・昨年はサントリー榛名工場・ガトーフェスタ・ハラダの本社工場見学と、世界遺産登録直前の富岡製糸場に行きましたが、今年はライオン小田原工場とアサヒビール神奈川工場の見学です。
小田原方面の工場見学は、なかなか行けないので、ちょうど良い機会でした。
特に、ビール工場の見学は、出来立ての生ビールの試飲というお楽しみがあり、48人乗りの大型バスは満席です。
天気は良くなかったのですが、工場見学を楽しんで、皆さんほろ酔い気分で帰路に着きました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
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7時半に公民館を出発したバスは、圏央道を走り、8時40分に厚木PAでトイレストップ。
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内回りのPAは「東名高速、都市への入り口として、発展性と明るい未来」をコンセプトにしています。
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外回りのPAのトイレは、和風旅館の客室のようでしたが、内回りのトイレはホテルの感じ・・・
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外回りも内回りもテレビとベンチがトイレ内にあります・・・トイレにここまで必要?
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売店の建物の裏側へ進むと、憩いのスペースがあり、見晴しの良いお洒落なテラスからは、相模川と座間市方面が一望出来ます・・・この開放的な景色は、内回りならではのものですね。
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内回りのフードコートは、外回り同様、全国各地のご当地グルメを食べられる店が出店しています。
B-1グランプリのメニューを取り揃えた「B-1グランプリキッチン」と、「とん漬定食」や「なんつッ亭濃厚とんこつラーメン」などの地元メニュー中心の「さがみ食堂」が入っています。
頻繁にB級グルメの祭典「B-1グランプリ」を開催している厚木市らしいですね。 -
駐車場に止まっているトラックに積まれたこの機械は、芝刈り用でしょうか。
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バスツアーでいつもお世話になる添乗員のSさんは、歌も上手(NHKのど自慢で合格の鐘を鳴らした方)だし、気配りも忘れません・・・早速、温かいお茶をサービス。
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小田原厚木道路から西湘バイパスに入り、国府津ICを下りて少し走ると、住宅街の中にライオン小田原工場の案内看板が見えてきました・・・9時40分に到着です。
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受付の人も、手を振って歓迎。
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創業時期は、花王の明治20年に対し、ライオンは明治24年・・・創業者の小林富次郎は、石鹸の製造からスタートしました。
昭和55年にライオン歯磨とライオン油脂が合併して、現在のライオン(株)へ。 -
「ライオンちゃん」の愛称で慕われているマスコットキャラクターはイタリアのデザイナーにより、昭和58年に誕生。
テレビCMのナレーションは「今日を愛する。LION」 -
ライオン小田原工場は、東海道新幹線が開業した昭和39年に竣工。
工場の模型に照明が反射して写真が見にくいのですが、右下の事務棟(字が逆さ)で説明を受けた後、製造現場の工場を見学します。
左側斜めに走っているのが新幹線・・・新幹線から見える工場の姿が一番の宣伝になるとのことでした・・・今度、新幹線に乗ったら注意して見てみよう。 -
この航空写真を見ると、右奥に富士山、手前に新幹線、左下に工場が見えます。
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実際に工場と新幹線が隣接しています。
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先ず事務棟に入り、薬用泡ハンドソープの「キレイ キレイ」で消毒。
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入口の製品紹介の棚には、お馴染みの商品がズラリ。
酒匂川のメダカも水槽で飼われています。 -
10時から1時間の工場見学。
概要説明、ビデオ上映の後、ハミガキの昔のパッケージや広告の展示コーナーを見たり、実際のハミガキの生産ラインや包装工程を窓越しに見学したりします。
係の女性が会社の事や主力製品の説明を丁寧にしてくれました。 -
これらも小田原工場の製品。
明治24年に発売した歯磨き剤は、粉末で紙袋に入っていました。
明治44年には、日本初のチューブ入り練り歯磨きを発売。
歯磨のマーケットシェアは、ライオン(31%)・花王(20%)・サンスター(17%)の順になっています。(2010年) -
その後は、各種展示物の説明を聞いたり見たり。
これは明治・大正・昭和に至る歯磨製造の説明パネル。 -
一番右は、明治時代に使われていた擂潰(らいかい)機・・・石臼を使って歯磨の原料をすり混ぜる機械です。
大正時代の後期になると、石臼からウェンネル式ミキサー(右から2番目)とローラー(右から3番目)へと製造機器も進化します。 -
中央は真空ニーダー・・・昭和中期から歯磨に発泡剤を入れるようになり、ミキサーの中を真空にしたのがこの機械です。
左は20年前まで使っていた真空パサター。 -
これは、練りあがった歯磨を充填する国産第1号の機械。
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今ではいろんな容器でおなじみのラミネートチューブは、昭和44年にライオンが歯磨き粉「ホワイト&ホワイト」の充填用容器として開発したもの・・・7年後に特許が切れると、各社も使うようになりました・・・そういえば、以前は金属チューブだったんですね。
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印刷会社から納入されたラミネートのロールを加工して円筒状に丸め、キャップの蓋を閉めて下から歯磨を注入してから、そこを熱加工で閉じて出来上がり!
この時に重要な役割を果たすのが、ここにに印刷されている1ミリほどの縦線・・・このマークを機械で読み取って、閉じる時に位置がずれないようにしているのです・・・知らなかったですね~ -
昔からの広告や製品なども沢山展示されています。
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昭和37年に発売された愛煙家の友「タバコライオン」など、懐かしい歯磨たち。
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骨や木や竹を使った歯ブラシ・・・大昔は、細い木の枝の端を噛み砕いてブラシのようにして歯を磨いたそうです。
日本国内では現在、年間4億本が生産されています。 -
これはチョッと高いけど、歯槽膿漏などに有効な薬用歯磨き。
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これも懐かしい、男性整髪料の「バイタリス」。
この後、工場内の見学に行きます。 -
製造室では、原料をミキサーにかけ、ラミネートチューブを丸めて歯磨き剤を充填し、商品検査を経て箱詰めされる様子が見学出来ます。
小田原工場では、主力製品の「クリニカ」を中心に1日に92万本も製造しており、目にもとまらぬ速さで製造ラインが流れていきます。(製造室は撮影禁止のため、写真はHPより) -
このモニュメントは、昭和39年の小田原工場操業以来、平成7年まで使用されていた「歯磨製造設備の碑」。
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工場見学の最後に、小田原の自然を再現した敷地内のビオトープを見に行きました。
ここでは、酒匂川の固有種のメダカを育成しています。 -
まだ寒い時期なので、メダカの動きは活発ではありませんが・・・
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” アー、いた! ”
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固有種を守り育てるため、他の種類のメダカ・フナ・カメ・ザリガニなどは ” 入れちゃ ダメよ・・・ダメダメ! ”
工場見学のお土産はクリニカ(歯磨)・デンターシステマ(ハブラシ)・トップNANOX(衣料用洗剤)のセット・・・嬉しいですね。 -
工場見学の後は、小田原市内を通って「小田原鈴廣・かまぼこの里」に向かいます。
バスの車窓から小田原城をチラッと見たり・・・ -
お濠を見ながら通過します。
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桜が満開の時期は、本当に美しいでしょうね。
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11時半過ぎに鈴廣・かまぼこの里に到着。
メインの建物は、1階が「鈴なり市場」で、各種かまぼこを販売しています。 -
2階は「鈴の音ホール」・・・ここで昼食をとります。
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今日のメニューは、おでん・豆腐・金目鯛の炙りめし、デザートの葛きりなど。
本当はビールを飲みたかったのですが、午後はアサヒビールの見学なので、ここはグッと我慢・・・ -
昼食の後、お土産を買いに1階へ。
先ほど食べた金目鯛の炙りめしも900円で売っています。 -
これは「鈴廣蒲鉾本店」。
国道1号線に面したかまぼこの里のすぐ近くには、往路・復路各5人の選手がタスキリレーをして走る、正月の箱根駅伝の小田原中継所があります。
ここから芦ノ湖までの23.2kmが5区で、俗に「山上り」と呼ばれ、標高差864mを駆け上がる区間・・・正月の興奮が蘇ります。 -
時間があったので「かまぼこ博物館」に行ってみました。
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博物館の周りの桜は、もう始めています・・・こちらは暖かいんですね。
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かまぼこ博物館の入り口。
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これは、魚の身を摺る「石のすり鉢」・・・かつては、細かく刻んだ魚の身を、御影石で作った石臼に移し、桜の木で作った杵を回して摺つぶして蒲鉾を作っていました。
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広い博物館の1階では、かまぼこ・ちくわの手作り体験教室(1500円)や職人の手作りを見学出来る工場などがあり、2階にはかまぼこ板絵ギャラリーがあります。
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子供達も頑張って、かまぼこの形になりました。
小田原かまぼこの主な原料の魚はグチ(イシモチ)ですが、各地のかまぼこにはエソ・ハモ・トビウオ・アジ・タチウオ・ヒラメなどがいろいろな魚が使われています。
かまぼこが板付きになったのは、安土・桃山時代の頃だそうで、鈴廣のかまぼこ板にはモミの木を使っています。 -
次は、ちくわ作り。
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明治の終わり頃までは、石臼と杵と人力で魚肉を摺つぶしていましたが、現在はこのような機械を使っています。
かまぼこは、高蛋白なのに低カロリーなので、ダイエット中でもOK。 -
職人さんの見事な手作り。
かまぼこの名前の由来は「蒲の穂」・・・最初の形は、ちくわ型でしたが、この形が植物の「蒲の穂」に似ていて、蒲の穂は鉾のような形だったことから「がまのほこ」→「かまぼこ」と呼ばれるようになったそうです。 -
平安時代の1115年に貴族の宴で、かまぼこが出されたという当時の古文書があり、この年号にちなみ11と15を分け、11月15日が「かまぼこの日」になりました・・・でも、かまぼこの日なんて、皆、知らないよねー。
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二階の小さなギャラリーには「小さな美術展かまぼこ板絵コンクール」の作品が常設されています。
その中には手塚治虫、水木しげる、赤塚不二夫などの大家の作品も展示してあって、思わず凝視してしまいます。
これはは『鬼太郎ファミリー』。 -
ちばてつや『あしたのジョー』。
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鈴廣を後にして、南足柄市のアサヒビール神奈川工場が近づくと、桜が満開に・・・この桜は、ソメイヨシノよりは一足早い3月中旬頃に見頃を迎える「春めき」・・・カンヒザクラとシナミザクラの交雑種の一つで、足柄桜とも呼ばれます。
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工場見学受付のゲストハウスに14時前に到着。
敷地の手前にはビオガーデンなどがあり、工場はゲストハウスの奥にあります。 -
安藤忠雄が設計して平成14年に竣工したゲストハウスは、工場の建物とは思えないモダンな外観。
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広々としたホールには、アサヒビール関連の展示がいろいろありましたが・・・
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今は、何といっても ” マッサン ” 。
朝ドラでは ” ニッカ ” でなく ” ドウカ ” でしたが、ニッカウヰスキーは竹鶴政孝が昭和9年に余市で作り始めたウィスキー・・・当初の社名である「大日本果汁(株)」の略称が「日果(にっか)」なので、ウィスキーのブランド名になりました。
ニッカウヰスキーは、平成13年にアサヒビールの完全子会社になっています。 -
そして、マッサンとエリー。
二ッカウヰスキーの創業者である竹鶴 政孝(明治27年~昭和54年)は広島県・竹原市出身で、サントリーウイスキーの始祖でもあります。
エリーことリタ(明治29年~昭和36年)は、スコットランド南西部で医師の長女として生まれました。 -
1918年に、マッサンは大阪・摂津酒造の社長の命を受け、スコットランドのグラスゴー大学で醸造の勉強をする傍ら、ウイスキー蒸留場で実習を体験し、ジェシー・ロバータ・カウン(通称:リタ)と親交を深め、1920年に結婚・・・家族のほとんどに反対された、当時では珍しい国際結婚でした。
マッサンのプロポーズに対し、「私はあなたの夢を共に生き、お手伝いしたいのです」と答えたリタ。 -
日本の生活に溶け込もうと努力を重ね、日本人以上に日本人らしいと言われたリタは、日本語の勉強にも励みましたが「マサタカさん」という発音が難しかったため、竹鶴の事を「マッサン」と呼びました。
スーパーニッカは、昭和36年に死去した妻リタへ捧げる新しいウイスキーとして、昭和37年に発売されたウイスキーです。 -
工場見学の前に、映写室の大型スクリーンで、アサヒビールの取り組みについて映像を観ます。
明治22年に鳥井駒吉が創業した大阪麦酒は、その後3社合併で大日本麦酒(株)となりましたが、昭和24年に主要ブランドのアサヒビール(西日本で販売)とサッポロビール(東日本で販売)に分割され、朝日麦酒(株)が誕生。
当時のマーケットシェアは、サッポロ(38.7%)、アサヒ(36.1%)、キリン(25.3%)でしたが、その後の業績低迷により「夕日ビール」などと揶揄される時期を経て、昭和62年に発売した「アサヒスーパードライ」の大ヒットにより業績を伸ばしています。 -
ビールは、大麦を麦芽にした後、仕込室の大きな釜の中で原料を煮込み、ビールの元となる麦汁を作ります。
これらの大きな釜はそれぞれ役割があり、仕込釜→仕込槽→麦汁濾過槽→煮沸釜→ワールプールと流れて発酵熟成工程へと続きます。 -
冷やした麦汁にビール酵母を加えて発酵させ、熟成させます。
これは、約1週間の発酵と数十日間の熟成を行う巨大な「屋外発酵・熟成タンク」。
ここで案内のお姉さんからクイズが!
「タンク1本には500,000Lのビールが入っています。350mlの缶ビールに換算すると約143万本で、毎日1本ずつ飲んでいくと全部飲み干すのに何年かかるでしょう?」・・・正解は⇒⇒⇒約4000年かかるそうです。 -
出来上がったビールを、缶や瓶に詰める製造ライン・・・1分間にできる350ml缶ビールは1,500本!
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工場見学の後は、お楽しみの試飲タイム・・・広々としたゲストホールで、出来たての生ビールを味わいます。
1人3杯までOKなので、皆さん嬉しそうにおかわりしていました・・・「出来立てビールは美味しい!!」 -
売店で買ったお土産の黒生のチョコレート・・・ビールゼリーが入っているビターチョコレートです。
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ゲストハウスの手前にある「ガンブリヌスの丘」・・・この工場は、環境保全をコンセプトに「森と水の工場」を表現しており、ビールの神様「ガンブリヌス」から名づけました。
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工場の入口にある「アサヒ・ビオガーデン」の広大な緑地。
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ここには「春めき」400本をはじめ、約1,600本の桜が植えられています。
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早咲きの「春めき」は、ほぼ満開。
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河津桜とは、また一味違った桜です。
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美味しいアサヒビールを飲んで、帰りのバスは盛り上がっています。
「金太郎」と言えば「足柄山の金太郎」、そして「金太郎のふるさと」と言えばアサヒビールがある南足柄です。
街中には、金太郎のモニュメント。 -
酒匂川に架かる足柄大橋・・・橋の上から富士山が見えるそうで、欄干のデザインも富士山。
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そして金太郎の像も。
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金太郎伝説ゆかりの南足柄市では、ブロンズ像などあちこちに金太郎がいます・・・こんな所にも。
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最後のトイレストップも厚木PA。
朝の内回りのPAとは全く違う趣で、面白いですね。 -
外回りのPAは、この地域が江戸時代に小江戸と言われたことから「昔の宿場町の佇まい」をイメージして造られています。
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畳のベンチも、まさに小江戸の風情。
工場見学の楽しかった一日も、無事、終了です。
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