2014/11/05 - 2014/11/07
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つのくにやさん
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現代アートプロジェクトで有名な直島。
東京から最終の新幹線で岡山まで行って一泊するか、寝台車で岡山まで行けば、2日間の休みで十分行ける。
今回、変化をつけるため、帰りは高松経由の飛行機にしてみた。
直島三大びっくり。
①現代アートと街、自然が一体化している。
こんな場所、世界でも珍しいのではないだろうか。これが日本にあることが嬉しかった。これを作ったベネッセを深く尊敬する。
②岡山から近く、島だけどへき地という感じではない。(アクセスはいい)
③外国人の観光客が多い。
岡山に住む友人に直島のことを話したら、知らなかった。
日本人より、世界の(現代美術好き、安藤忠雄好きの)人に知られている島なのかもしれない。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 JALグループ JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
仕事を終えて、東京駅で軽く夕食を食べ、20時発の寝台列車、サンライズ瀬戸出雲に乗った。
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一人用の寝台個室。泊まったことはないけれど、カプセルホテルはこんな感じなんだろうか。
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サンライズ瀬戸出雲は岡山で、出雲行きとた高松行きに分かれるのだが、私は岡山で下車。岡山駅到着は早朝6時半。
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電車を乗り継いで直島行きのフェリーのでる宇野港のある宇野駅に着いた。駅から宇野港までは徒歩5分だが、わかりにくく、駅の人に聞いた。
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7時20分発のフェリーの乗る。車も乗れるので、近くの人なら、車で行くと島についてからの移動に便利かもしれない。
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船内はこんな感じで、結構広い。
インテリアセンスはちょっと古い感じ。 -
船の中からは、美しい瀬戸内海の風景が見える。
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20分で、直島に到着。料金も290円と安く、イメージしていたより岡山に近い。
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直島の港は、もうすでにおしゃれな感じ。
瀬戸内海の田舎の島という感じではない。 -
港には、直島といえば、みなの頭に浮かぶ草間彌生のカボチャも早速あって、
観光客が写真を撮っていた。 -
今回宿泊したベネッセハウスホテルには、宿泊客専用の島内を巡回するバスがあるので、それに乗って、ベネッセの主催する家プロジェクトツアーの集合場所である
本村ラウンジに向かう。 -
本村ラウウジの近くにあったタバコ屋さん。とてもレトロな感じで絵になる。
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本村ラウウジは、元は農協のスーパーを改装したとのことなのだが、店内は、青山にあると言ってもおかしくないぐらいのおしゃれさ。
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家プロジェクトというのは、直島の普通に人が住んでいる本村地区で行われている現代アートのプロジェクト。点在している空き家を丸まる一軒改修して、現代アート作品を飾ったり、家全体を作品として現代アートに改修したり、一つひとつがバライティに富んでいる。朝の家プロジェクトツアーはベネッセの宿泊者限定で、9時40分〜11時15分。1000円。ツアーに参加した10名ほどと案内人といっしょにまずは最初の角屋に向かう。
直島は街並みもとても風情がある。 -
最初の角屋は、宮島達男という一人の作家の様々な作品を展示するために、200年ほど前に建てられた民家を改修している。作品はこの家に展示することを前提として作られているので、家と作品が一体化している。
中でも、特筆すべきは、街の人が参加して作った作品。
詳しく書くとネタバレになってしまうので、書きませんが、
街の人を集めて、説明するところから始まったのだそうだ。都会でもポピュラーとは言えない現代アートの作品の意図を、瀬戸内海の小さな島の人に、どのように説明したのだろうか。しかし、このような試みが島の人々と現代アートを結びつける
ことにも繋がっていったのだろう。 -
続いて、2軒目の護王神社へ。
ここは建物自体が杉本博司の作品。 -
最後は南寺へ。
ここは、建物は安藤忠雄。中の作品はジェームズ・タレルなのだが、
とても面白い体験ができる。
タレルの作品はこの後翌日行った地中海美術館にもあり、それも面白かった。この二つとも、内容を知らずにいかないと面白さが半減するので、
絶対に事前に情報を入れないでいくことを強くお勧めします。 -
ツアーは3軒で終了し、解散となったので、一人で安藤忠雄美術館へ。
ここは安藤忠雄の建てた建物を紹介している美術館。 -
街中のカフェでスコーンを食べた。
民家を改修したようなカフェだったが、内装はおしゃれだった。 -
続いて、一人で家プロジェクトの一環の「はいしゃ」へ。
もと歯医者を大竹伸郎が丸ごと一軒作品化したもの。
作家の名前を知っているかのように書いていますが、現代アートは好きだけれと、
それほど知識はないので、作家の名前を知っていたという訳ではありません。
作家の名前を知らなくても、アートは楽しめます。 -
街の掲示板を見ると、ここが普通に人々が暮らしている場所だということが感じられる。
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バスの時間まで間があったので、港の近くでまったりする。
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家プロジェクトの一環である碁会所へ。
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バスに乗って、李ウーファン美術館へ。
庭にもアート作品が展示されている。
自転車で回っている外国人の観光客を多く見かけた。 -
いよいよ、ホテル「ベネッセハウス」へ。
ベネッセハウスは美術館とホテルが一体になっているホテル。
ここも、安藤忠雄の設計。
宿泊は、ミュージア、オーパル、パーク、ビーチの4つに分かれている。 -
私の泊まったのはオーパル棟。美術館から、オーパル棟の宿泊者だけが乗れるゴンドラに乗って向かう。
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部屋まで案内してくれたのは、中国人のスタッフ。
このホテルには、外国人の宿泊客も多く、多いときは宿泊客の半分が外国人になるそうだ。
フランスの老舗デパートボンマルシェで直島が紹介された影響か、フランス人が特に多いそう。
水のしたためられた空間を6つの客室が取り囲んでいる。 -
部屋はこんな感じのシンプルな作り。
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床から天井まである大きな窓から、瀬戸内海の景色が一望できる。
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屋上に登ると
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屋上からも瀬戸内海の景色が見える。
このあと、17時より、美術館の主催するミュージーアムギャラリーツアーに参加して館内の美術作品を鑑賞。館内は、撮影不可。
このツアーは、宿泊者以外も参加できるので、30人ぐらいの団体でのツアーとなった。 -
夕食は、ホテルのテラスレストラン海の星へ。
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7800円のコース料理は、味も盛り付けも文句のつけようがなかった。
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朝食は、美術館の中を通って、日本料理レストラン「扇」へ。
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2100円の和定食をいただく。
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朝食後、ホテルスタッフの案内で屋外の作品を巡る。
参加者は私一人だった。 -
これもアート作品。
ベネッセのアートプロジェクトは、ベネッセの社長が安藤忠雄を口説いて
このホテルと美術館を建てたときから始まった。
最初は、企画展を行っても人が集まらず、苦労したが、都会と同じことをしていても仕方がない、この島でしかできないことをやろうと、屋外の美術や家プロジェクトをやるようになって人が集まるようになったそうだだ。 -
二つ目のかぼちゃ。
確かに、ここにある屋外作品は、この直島の自然の風景と一体化している。
この風景も込みでの作品となっている。 -
歩いていると、宿泊棟「ビーチ」。全室がスィートというこの「ビーチ」のロケーションがすごい。
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ベランダから、目の前歩いて数十歩で海。
安藤忠雄設計のホテルというだけでもすごいのに、このロケーション。
こんな場所が、日本の瀬戸内海の小さな島にある。
宿泊費は高そうだが、いつか泊まってみたいものだ。 -
ベネッセのバスで、ここも安藤忠雄設計の地中美術館へ。
建物は自然と一体化しており、内部も、一つ一つの作品に合わせた作りになっている。 -
美術館の中は撮影不可だった。
美術館のカフェでサイダーを飲む。 -
港の近くの直島銭湯に入って帰路に着く。
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行きが岡山からだったので、
帰りは高松経由にしてみた。 -
60分で高松の港へ。
岡山の方が近いし、街としても大きいので、直島の人は買い物などのときは岡山の方に行くとホテルスタッフの人が話していた。 -
高松空港でうどんを食べ、東京に戻った。
直島は、瀬戸内海の小さな島でありながら、街並みは風情があり、現代アートが自然と調和していて、稀有な場所だ。
このアートプロジェクトは、今では近隣の島にも飛び火している。
近隣の島も近い将来訪れてみたい。
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