2014/12/02 - 2014/12/04
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Dwind_999さん
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ヒマラヤのガンジス河源流に近い、ヒンドゥー教の神様シヴァ神の聖地「ハリドワール」。
地名の由来は、Hari(ハリ=神)と Dwar(ドワール=門)で、神の門を意味するところからきている、とガイドブックにありました。
バラナシと同じように、ガンジス河で沐浴するためにやってくる巡礼者たちでガート(沐浴場)はいつも賑わいを見せていました。
ここはガンジス河の上流にあたるため、バラナシとは違って川の水がきれいです。
- 同行者
- 一人旅
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12月2日(火)の朝6時前に宿を出て、メインバザールを歩いてニューデリー駅へ向かいます。
受付の長椅子に寝ていたインド人スタッフに一声かけて(寝ている所を起こしてしまうのは仕方がない)、そーっと出入り口のドアを開けて外に出ました。
安宿の多くがそうですが、夜の番をかねて受付付近のソファーや床に従業員が寝ていたりします。それが彼らの日常で、ちゃんとしたベッドで眠ることができないようでは疲れも取れないし、ほんとに大変だろうと思います。 -
朝の6時頃から、もう多くの人でごった返しているニューデリー駅のホーム。
ニューデリー駅 駅
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ニューデリー駅6時50分発の?12017の列車。
路線距離は260kmで、所要4時間35分。
始発なのでわかりやすくて安心。6時半頃、ホームに列車が入ってきました。
CC(AC ChairCar)クラスの車両で、Rs470(940円)。朝食付きです。
走り始めてすぐ1Lの水とクッキー、ジュースが配られました。 -
次に、お湯の入ったポット共にティーバックの紅茶がきました。
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CLEARTRIPからこの列車を予約する時に、食事はベジにするかノンベジにするかを選択でき、別にベジタリアンじゃないですが、この時はベジを選んでおきました。
走り始めて1時間半くらいして、食パンと野菜コロッケの簡単な朝食が来ました。
まあ別にどうってことない食事ですが、シニア料金940円の運賃で朝食付とはうれしい。
食事の後には2回目の紅茶が配られました。
4時間ちょっとの車窓を眺めながらの列車旅。
※あとで、配膳係りの男性スタッフがチップを求めて各座席を回ってきたのでRs20をあげました。そんなしきたりがあるとは知らなかった。 -
約30分遅れて昼の12時、ハリドワールに到着。
ハリドワール駅を出ると、インドのどこの駅でもそうであるようにリキシャマンたち(オートリキシャやサイクルリキシャ)が声をかけてきますが、それほどの勢いはなく、駅前広場もいくらかのんびりした雰囲気です。
駅を出て広場の左横にあった[State Bank of India]のATMで、楽天デビットカードを使い、Rs9900(19800円)を2回引き出しました。
駅を出てから賑やかなメイン通りに来ると、さっそく小さな青いシヴァ神がお出迎え。カントリー イン & スイーツ バイ カールソン、ハリッドワー ホテル
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交通量の多い駅前のメイン道路を左方向に歩いて、途中から右の脇道へとそれ、宿へと向かいました。
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ハリドワール駅から歩いて約2km、予約していた[Hotel Aditya] (Standard Room 朝食付、2泊で\3970)にチェックイン。
新館はガンジス河に面したリバービューですが、私のは旧館の商店街の路地が見える安い部屋。
チェックイン時に記帳することが多いですが、日本の住所を英語表記で書くのがけっこう面倒。おまけにこの宿では、亡くなっている父親の名前まで書かないといけませんでした。インドビザ取得の時も亡くなっている両親の名前を書いたりしますが、いったい何の意味があるのか。
こんなところでも混沌の国のインドらしさを見せてくれます。
ハリドワールで2泊したこの宿、フリーWiFiのパスワードを教えてもらいましたが、なぜかネットにはまったくつながらず、タブレットのWiFi機能が壊れたのかなと心配しましたが、この後のリシケシでちゃんとつながったので一安心。
宿に荷を解いて、右手にあるガンジス河に沿って続く商店街(モーティー・バザール)を沐浴場の方へと歩いて行きます。 -
ガート近くにやってくると、右手にガンジス河が見えてきました。
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ガート(沐浴場)がある、ハリドワールの中心「ハリ・キ・パイリー」にやってきました。
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賑わいを見せる、お昼頃の「ハリ・キ・パイリー」。
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ガンジス河にかかる橋のたもとにたむろする人たち。
そして、牛。 -
橋の上には、布きれを広げてちょっとした商いをする人や、物を乞う人たちが日がな1日座り込んでいます。
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「ハリ・キ・パイリー」のメインの沐浴場がある、もう一つの橋の上から見たところ。
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昼食に、「ハリ・キ・パイリー」のガートそばにあるレストラン「Chotiwala」(チョティワラ)でRs150(300円)のターリーを食べました。
あまり印象に残っていないので、まあそれなりの味だったようです。
ちょうどこの時、太鼓を打ち鳴らしながら神輿を担いだ一団が店の前を通って行きました。
<ガンガー前のレストランで>
https://www.youtube.com/watch?v=y_kg7igJy5k -
ガートで、鎖につかまりながら沐浴する人たち。
場所によっては川の流れが速い。
同じガンジス河でもバラナシと違って、かなり上流にあるので水がきれいです。
<昼のハリ・キ・パイリー>
https://www.youtube.com/watch?v=qndpjtLQkJ0 -
「ハリ・キ・パイリー」にある橋の階段には、巡礼者たちからの喜捨(施し)を求める人たちが1日中座り込んでいます。
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「ハリ・キ・パイリー」付近には、巡礼者や観光客相手の食堂やみやげ物屋、ガンジス河の聖水を入れるための真鍮製の容器(ガンガー・ジャリー)を売る店などが軒を連ねていて賑わっています。
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「HOTEL」と表示された食堂。
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夜の「ハリ・キ・パイリー」。
川の流れは、けっこう速い。
そして、肌寒い。 -
夜になるとだいぶ肌寒くなりますが、ガンジス河沿いの歩道には毛布にくるまって寝る人たちの姿があちこちに出現します。
聖なるガンジス河の、流れる水の音を聞きながら、来世は良い人生が送られますようにと願いつつ眠りについているのかもしれません。 -
ハリドワールのメインロードから一つ東寄りのガンジス河沿いの路地には、商店街(モーティー・バザール)が延びていて、巡礼者向けのみやげ物から、服飾雑貨、装飾品(バングル:腕輪など)、食料品などを並べた店が軒を連ねています。
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宿近くにある食堂の前を通ると、おじさんがジャレビー(jalebi)を油で揚げていたので、店に入って一つ食べてみました。
激甘の糖蜜(シロップ)をいっぱい吸い込んだジャレビー、1つRs10(20円)。
店の息子がお香をたいて朝のお祈りを始めました。 -
丸く膨らんだ揚げたてのプーリーを1つ(Rs15:30円)と、何かよくわからないカレー味の食べ物(Rs25:50円)。
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朝早くから賑わいをみせる「ハリ・キ・パイリー」付近。
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「ハリ・キ・パイリー」のガートに来ました。
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朝の9時前、お日様は登っていますが、まだ肌寒い。
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朝日に向かってガンジス河の聖水をたらしながら祈りをささげる人たち。
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昼間より朝の方が賑わう「ハリ・キ・パイリー」。
巡礼者、物乞い、サドゥ、それに犬や牛、もうごった混ぜにこの聖なるガンジス河に集まってきます。 -
朝の冷たいガンジス河で沐浴したり、聖なる水を持ち帰ったりする人たち。
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橋の上から見た、「ハリ・キ・パイリー」のメインプレイス付近。
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親に連れられて、ガンジス河で沐浴させられるちっちゃな子。
水の冷たさに泣き叫ぶ子も多い。 -
「ハリ・キ・パイリー」から北東方向、川向こうに大きなシヴァ神の像が立っています。
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「ハリ・キ・パイリー」の橋の上から下流を見る。
この時期、水が冷たいからなのか、沐浴している人が少なかったですね。
いくら聖なる水といっても、よほど信仰篤き人じゃないと入れないのかも。 -
「ハリ・キ・パイリー」の橋の上。
山の上に、「マンサー・デーヴィー・テンプル」が見えます。 -
「マンサー・デーヴィー・テンプル」にはロープウェイで行くことができますが、私は歩いて行きました。
寺院へ行く山道を歩いていると、サルたちによく出くわします。 -
シラミ取りをするサルたち。
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ロープウェイ乗り場付近から、普通に歩いても約30分で山頂にある「マンサー・デーヴィー・テンプル」に着きました。
寺院へはRs5(10円)で靴を預けて、はだしで入らないといけない。 -
17時過ぎに太陽が沈み、橋を渡って対岸の方へやってきました。
こちら側は人通りも少なく静か。
この川沿いから離れて、さらに東の方へ行くと、粗末な小屋やテント生活しているよな人たちのスラムがありました。
ガンガー沿いの、このテント食堂の前を通るとちょうど料理が出来上がっていたので、軽めの夕食を取ることに。 -
焼きたてのチャパティ4枚と、ベジカレー。
全部でRs30(60円)。
味の方は特にどうということはないですが、ガンガーの流れを眺めながらの食事はなかなかいいものです。 -
18時前、だいぶ暗くなりかけた頃のガンガーで、灯明を川に流す人たち。
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ガンガーの対岸をさらに歩いていくと、ちょっとした寺院というか祠のような所があり、何人かの人が集まって、夕べのお祈りを捧げていました。
サドゥのような人たちもいて、ほら貝を吹き鳴らし、太鼓を叩いて祈りを捧げる。
体全体を白く塗りたっくた人もいて、不信心な私にはわからない世界ですが、聖なるガンジス河の前で日々行われる礼拝の儀式は、彼らにとって決して楽とは言えない現世を生きぬいていくための、心の糧となっているんでしょうね。
そして来世の幸福を願って。
<ガンガー沿いの礼拝>
https://www.youtube.com/watch?v=XFwKdp3EPo4 -
聖なるガンジス河の水をお持ち帰りする巡礼者のために、聖水入れの容器を売る人たちもよく見かけます。
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商店の棚には、まばゆいばかりの金色に輝く、ガンジス河の聖水を入れて持ち帰るための真鍮製の容器(ガンガー・ジャリー)などがいっぱい並べられていて、上には、円筒形の段重ね弁当箱(ランチボックス)も吊り下げられています。
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日が暮れてだいぶ肌寒くなってきた19時頃のハリ・キ・パイリー。
人気の食べ物屋の前には人だかりが。 -
何をするでもなく、ずっと座り込んでいる人たちをあちこちで見かけます。
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肌寒い朝の6時半、宿を出てまずはチャイであったまります。1杯Rs8(16円)。
夜の部屋の中の気温は16度前後、タイツを履きフリースを着て寝ました。 -
ちょっとうら淋しい雰囲気が漂う、朝7時前のガンガー(ガンジス河)。
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またやってきた「ハリ・キ・パイリー」
ここしか行くところがないです。
毛布にくるまったり、焚き木をして暖を取ったりする人たちがそこかしこに。 -
7時15分、朝日が昇ってきました。
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朝7時半頃の「ハリ・キ・パイリー」メインプレイス。
Rs2(4円)で靴を預けてはだしで入ります。
足が冷たい。
ここでも寒さをものともせず沐浴する人たちが。
<朝のハリ・キ・パイリー>
https://www.youtube.com/watch?v=a6q2ZdHAIjM -
「ハリ・キ・パイリー」、メインプレイスの沐浴場。
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「聖地なんて、オレたちには関係ないもんね〜」、とばかりにお供えのお菓子を盗んで口にするサル。
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「ハヌマーン(サルの神様)へのお供えの花だから、頂戴してもいいよね〜」、てなことで、供えられていた花にかじりつくサル。
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「えーい、面倒だ、全部もらっちゃえ」と、花輪ごとかっさらっていくサル。
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牛はシヴァ神の乗り物(ナンディンという牡牛)として神聖視されているインド。
牛に米粒を与え、礼拝する老婆。 -
「ハリ・キ・パイリー」のガートともお別れして、このあとリシケシに向かいます。
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