☆2015冬　光輝く島スリランカ・4泊6日一人旅【3】～古都キャンディ 前編～☆

2015/02/14 - 2015/02/19

2015年冬、インド洋に浮かぶ小さな島国・スリランカへ。
☆3日目：キャンディ前編☆

『次に海外旅行に行くなら』と考えた時、真っ先に浮かんだのがスリランカ。
早々にガイドブックを購入し思案していました。
初めての海外一人旅なので、今回は周遊観光付きのプランを利用しましたが、
団体ツアーではなく少人数だったため、比較的自由がきき良かったです。

豊かな自然と世界遺産、穏やかな象たちとの触れ合いにアーユルヴェーダ、
種類豊富なライス＆カリーや紅茶…etc
『光輝く島』という意味を持つスリランカの、煌めく魅力を堪能してきました。

◇散策リスト◇
・仏歯寺
・キャンディアンダンス鑑賞
・夜のキャンディ街歩き
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◇日程◇
1日目：成田空港出発→ニゴンボ泊
2日目：ダンブッラ石窟寺院→ダンブッラ泊
3日目：シーギリヤ・ロック→キャンディ泊
4日目：キャンディ→ピンナワラ象の孤児院→コロンボ泊
5～6日目：コロンボ→帰国
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エリア キャンディ(スリランカ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: エス・ティー・ワールド

3日目後半！

時刻は16時前、もう少しで古都キャンディに到着です。
途中通過の街の様子。

小さな商店。
スナック菓子がこのように吊るされて売られているのをよく目にしました。

車の販売店が多く立ち並ぶ通り。
日本の中古車もたくさん並んでいました。

16時半、世界遺産の街キャンディに到着。
街の中心にあるクイーンズ・ホテル前でバスを降り、仏歯寺参拝へ向かいます。

スリランカ最後の王朝として、古都の佇まいが今も残るキャンディの街。
その落ち着いた雰囲気から『スリランカで最もスリランカらしい街』といわれています。

クイーンズ ホテル ホテル

仏歯寺参拝の際、タンクトップや半ズボンなど露出の高い服装では入場することができません。
信者の方は白い服を着ている方が多いです。
スリランカは敬虔な方が多いので、マナーに気を付けましょう。

仏歯寺入り口付近に長ズボン等を売っている露店があるので、
必要な時はこの辺りで購入することはできます。

お供え用のお花を売る露店もたくさん。

白と紫の蓮の花。

仏歯寺に入場。
料金はRs1,000（約900円）です。（ツアー代込）

スリランカ仏教の聖地とされる仏歯寺。
一日中多くの参拝者が訪れ祈りを捧げています。

仏歯寺 寺院・教会

はためくのはスリランカ発の国際仏旗。

青：仏陀の髪の毛
黄：仏陀の体
赤：仏陀の血
白：仏陀の歯
橙：仏陀の袈裟の色

を意味しているそうです。

寺院内は土足厳禁。
入口で靴を預けて入場します。
帰りにRs20（約18円）を支払いました。

年に一度、夏にキャンディで行われるペラヘラ祭を描いた壁画。

寺院内にも仏旗が。

入場する時にDVDがもらえてびっくり。

仏歯寺はその名の通り、仏陀の歯（犬歯）が祀られています。
それ故、スリランカの仏教徒にとって大変重要な聖地となっているんです。

仏歯は宝石などの装飾が施された黄金の入れ物に入っていて、
一日3回行われる『プージャー』という礼拝儀式の時間だけ見ることができます。

プージャーの時間は多くの参拝者で寺院内はぎゅうぎゅう状態になるので、
今回は普通の時間帯に参拝しました。

事前にガイドのTharakaさんがどちらの時間に参拝するか意見を集約してくれました。

立派な象牙が飾られた1階の祭壇。

柱や天井の細部まで描かれた壁画、とても美しいです。

仏歯が祀られている2階の本堂。
プージャーの時間以外も多くの参拝客が祈りを捧げています。

献花台には溢れんばかりのお供えのお花。

近付くといい香り。

写真中央奥の場所に、仏歯が入った入れ物が納められています。

正面から。
プージャーの時間になるとこの扉が開き、煌びやかな入れ物を見ることができます。

ズームアップ。
扉の上からですが、静かに祈りを捧げました。

これが仏歯が納められている入れ物。
宝石で装飾され大変豪華です。

祭壇のまわりにはたくさんの信者の方が座って祈りを捧げ、
厳かな雰囲気に包まれています。

その姿から、スリランカの人々の信仰心の篤さを感じました。

山盛りのジャスミンの花

クジャクがあしらわれた柱の装飾。

柱も壁も細部まで装飾が施されています。

花の彫刻。

階段から。

中庭のような場所から。
見上げると豪華な金色の蓮が目に入りました。

シンハラ人のシンボル・ライオン。

国旗に描かれているものは剣を持っているけど、
寺院内ということでこのライオンは持っていません。

寺院内。

ムーンストーン。

ムーンストーンとは、寺院や仏塔の入口に敷かれているレリーフのこと。
これより先は聖域であるということを意味しています。

階段を支えるようにデザインされた装飾。

その先には黄金の仏陀像が祀られています。
まわりには世界各国から贈られた仏像が置かれ、日本のものもありました。

象の装飾も黄金で絢爛な雰囲気。

まわりには立派な象牙が並びます。

黄金の仏像がある建物入口。

たくさんの装飾が施されており、壮麗な門構えとなっています。

キレイとはいえない池でも清らかな姿で生きていることから
『純潔』を意味するアヒル。

お互いの髪の毛？を引っ張り合う不思議なモチーフ。

見学を終え外に出たところにある建物は『王の集会所』。

今は参拝者たちの憩いの場となっています。

笑顔の子供たち。

17時15分、西日が射し込みます。

西日に照らされ浮かび上がる柱の装飾。

正面から。

寺院内にある博物館には大きな象のはく製があります。

この象は「Raja」という名前で、ペラヘラ祭で仏歯が入った仏舎利を
運ぶという大役を長年立派に務めました。

まわりにはRajaの活躍している頃、そして老いて亡くなっていく生涯が
実際の写真で説明されています。

仏歯を運ぶという大役を務め上げた際、
Rajaが涙を流した、というエピソードがあるとかないとか…。

Rajaはスリランカで最も有名な、そして人々に愛された象でした。

夕日に照らされ少し橙に映る外壁。
波打ったような塀のデザインは雲を表現しているそうです。

歴代のシンハラ王朝が守り続けてきた仏歯を誇りに思い祈りを捧げ続ける人々の姿に、
仏歯寺の存在の大きさ、重要さを感じた参拝でした。

17時半過ぎ、キャンディアンダンスを鑑賞。

キャンディアンダンスはキャンディを中心とした一帯で
古くから踊られていた民族舞踊を源流とした踊り。
もともとは悪魔祓いや神に祈りを捧げる際に踊られていたそうです。

力強いドラムの音に合わせ、煌びやかな衣装を身にまとったダンサーたちが
色々な種類のダンスを披露してくれます。

出演者が集合して決めポーズ。

動く度に手や足にはめたリングがシャンシャンと鳴り、
エキゾチックで華やかな雰囲気を演出していました。

ラストは舞台から降りての『火渡りの儀式』のパフォーマンス。

赤々と燃える炭をものともせず、軽々と歩く姿にびっくり！
カッコよかったです。

約1時間のキャンディアンダンス鑑賞でした。
1時間は長いなぁと思ったけど、思ったよりも面白くて見応えがありました。

時刻は18時半過ぎ。
夕暮れのグラデーションが美しいキャンディ湖畔を歩きバスへ向かいます。

キャンディ湖 滝・河川・湖

キャンディ湖は19世紀初頭、王朝最後の王により12年の月日をかけて造られた人造湖です。
湖畔には地元の人々や観光客が集い、キャンディの街の憩いの場となっています。

今日の宿泊ホテルはキャンディ湖の南側にある丘の上。
途中、レイクビューポイントから夜景が見えました。

写真右、仏歯寺が明るくライトアップされています。

宿泊はキャンディ中心地から車で10分程の『HOTEL SEE KANDY』。
かなり急な坂道の上にあり、途中バスから乗用車に乗り換えました。

2013年に改装？されたホテルで、内装はとてもキレイです。
Wi-Fiはロビーとレストランで利用可。

ホテル シー キャンディ ホテル

広い洗面台。

石鹸やシャワージェルも有。
ドライヤーは備え付けではなく、頼むと持ってきてくれました。

お風呂はシャワーのみ。

私が宿泊した部屋は水に近いぬるま湯しか出ませんでしたが、
他の方の部屋はちゃんとお湯が出たみたいです。

翌朝スタッフにお湯の出加減と部屋番号を確認されたので、
これから改善されていくのかもしれません。

キャンディ湖側の部屋だったので、バルコニーから夜景を見ることができました。
広々としたバルコニーなので、朝は気持ちが良さそうです。

時刻は19時40分頃、せっかくなので街に出掛けてみることに。

ホテルから街の中心地までは車で10分程かかり、
また徒歩では真っ暗な山道を歩くことになるのでスリーウィラーを利用。

ホテルのフロントで呼んでもらい、約15分くらいで来てくれました。
同じツアーの方も出掛けるということで同乗し、Rs300（約270円）を折半。

スリーウィラーの相場は都市により変わってきますが、
ガイドブックには1km＝約Rs100（約80円）とありました。

同乗したツアーの方と別れ、一人散策スタート。

20時頃で閉まっていくお店が多く、少し寂しい雰囲気。
でも観光客は多く歩いてました。

聖地キャンディ 史跡・遺跡

行こうと思っていたレストランがもう閉店してしまっていたので、
近くで開いていたベーカリーに立ち寄り。

ザ　ベイク　ハウス カフェ

揚げ物スナックやサンドウィッチ。

ケーキなどスイーツも色々。

カラフルなカップケーキ。

FISH ROLL（カレーを包んで揚げた春巻き）Rs40（約36円）と
EGG CUTLET（卵や魚が入ったスパイシーなコロッケ）Rs40（約36円）に、

チョコレートケーキも買ってみました。
持ち帰りホテルで食べます。

スーパーがあったので、飲み物やお菓子を少し購入。
food cityはスリランカ全土に100店舗以上展開する大手チェーン。

クイーンズ・ホテルの回廊を通って仏歯寺の方向へ。

ライトアップされ浮かび上がるクイーンズ・ホテル。

仏歯寺の正面、街のど真ん中という便利なロケーションに位置するクイーンズ・ホテルは、
コロニアル時代の雰囲気を残す優雅な佇まい。

クイーンズ・ホテルから北に道を進むと一気にローカルな雰囲気になります。

閉まっているお店が多い中、開いていたレストランでサンドウィッチをテイクアウト。
入口脇でロティを作っていたので、しばらく見学していました。

セイロン銀行の看板。

街の西側、時計塔のある大通り。
クイーンズ・ホテルから10〜15分もあればメインストリートを端まで歩くことができます。

時計塔近くにあった石の十字架。

21時過ぎ、ホテルへ戻ります。

丘の上の分かりにくい場所にあるホテルだったので心配でしたが、
声を掛けた一台目でちゃんと分かってもらえました。

料金は行きと同じRs300（約270円）。
Rs200で交渉してみましたが『このホテルは結構丘の上でしょ？』と控え目に言われて、
行きも300だったしいっか、と言い値で乗りました。

買ってきたもの。
つい色々買ってしまいました。

EGG CUTLET。
辛いけど具がたっぷりで美味しいです。
揚げ立てが食べてみたかったな。

デザートに甘〜いケーキ。

スーパーで買ったマンゴージュースも。

バルコニーからの眺め。

シーギリヤ・ロック登頂からはじまり、仏歯寺で祈りを捧げた3日目。
スリランカ王朝の歴史とスリランカ仏教の尊さに触れることができ、
短い時間ですが一人歩きでローカルな雰囲気も楽しみ、充実した一日でした。

3日目後半終了。
☆2015冬　光輝く島スリランカ・4泊6日一人旅【4】
〜古都キャンディ 後編〜☆へ続く。

この旅行記へのコメント （2）

• みかりさん 2015/04/21 17:48:18

  見所いっぱいのスリランカ･･･

  【-aya-】さん、こんにちは。
  
  スリランカ旅行記、楽しく拝見しています。
  昔から興味があるスリランカ･･･見所も沢山あるしリゾート気分も
  味わえる、素敵な国で最近は注目度も高いですよね。
  
  古都キャンディのお寺も、すごく素敵ですね。
  キラキラしているお寺より、心が落ち着くような･･･
  
  いつも素敵な写真満載で紹介されているので、その場所に
  遊びに行きたくなってしまいます。続きも楽しみにしていますね。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みかり

  aya-photripさん からの返信 2015/04/25 23:28:57

  RE:

  みかりさんこんにちは。
  投票いただき、そして書き込みもありがとうございます！
  また、お返事が遅くなってしまい申し訳ありませんでした；
  
  スリランカ、日本人旅行者が増えていますよね。
  「行きたいなぁ」と思った時期にちょうどテレビ番組で特集されているのをいくつか目にして、
  「行く！」に気持ちが変化しました＾＾
  
  歴史深い場所や寺院から動物との触れ合い、おしゃれな雑貨まで楽しめて
  短い旅行期間ながらかなり楽しめました。
  また機会があればまたゆっくりと行ってみたいなぁと思っています。
  
  かなりスローペースですが、続きもまたUPしていきますので、
  気長に付き合っていただければ幸いです。
  拙い旅行記にコメントいただきありがとうございました。