2015/01/02 - 2015/01/07
11位(同エリア61件中)
子連れ旅人さん
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「世界で一番最初に民主主義を実現させた国はどこでしょうか?」
この旅から帰ってきてから、旦那さんが唐突にききました。
え?どこどこ?ローマ??フランス??アメリカは・・・新しすぎるし・・・
ギブです。分かりません。
「答えは・・・ギリシアでした!」
あ!そういえばアゴラの説明で民主主義がどうだのこうだのって書いてあったような気が・・・
でも、奴隷がいたのに??
広義には古代インドに最初の民主主義機関があったそうですが、現代デモクラシーの起源はこのアゴラで生まれました。
デモクラシーの語源は古代ギリシア語のデモクラティア。
答えられなかった私を見てご満悦な旦那さんでしたが、この古代アゴラを訪ねた夜、とんでもない災難が彼の身にふりかかりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今日の旅の出発点は2004年のオリンピック会場、パナティナイコ・スタジアムです。
折しも、この会期中、私は大怪獣をお腹に抱えた状態でドイツに飛び立ちました。
その娘がもう10歳・・・早いものですね。 -
パナティナイコ・スタジアムの道を隔てた西側に国立庭園が広がります。
旦那さんはもっとゆっくりここを探検したかったようです。
ここはここで、観光地からはずれて閑静なたたずまいでいいところなのですが・・・
なんせ、まだアクロポリスの共通券が3つ施設を残しています。
時間大丈夫なんでしょうか?
そういう気持ちが態度に出たのでしょう。旦那さんを怒らせました。
旅に出るとこういう行き違いよくあります。私も旦那さんも好き勝手に生きてきた時間が長いですからね。やっと10年。 -
先日入場しそこねたゼウス神殿にきました。
後ろにはアクロポリスがそびえたっています。 -
個人的にはここのイオニア式の列柱が一番素敵だと思っています。
作りが豪華! -
これはゼウス神殿北側のローマ期の墓碑だったと思います。
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滞在中、何度か通ったディオニシウ・アレオパギドゥ通りに入り、イロド・アティコス劇場にきました。ここは見逃したくなかったんです。
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イロド・アティコス劇場からディオニソス劇場に向かう小道ですが今は進入禁止になっているようです。ここの間にアスクレピオスの聖域Asklepionとエウメニスのストア跡があるそうなんですけれどね。
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イロド・アティコス劇場の内部です。いいなあ〜こんなところで観劇してみたい!!
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イロド・アティコス劇場の横の小道を上っていき、アクロポリス横のアレオ・パゴスの丘から今日のギリシア市内の顔を臨みます。
アテネの市内で一番標高の高いリカヴィトスの丘の向こうに輝くような銀嶺がそびえ立ちます。 -
これは古代アゴラ方面。やっぱり昨日山は雪だったんでしょうね。
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アレオ・パゴスの丘からも今から行く古代アゴラの柱廊博物館が綺麗に見えます。
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古代アゴラの出入り口はいろんなところにあるようでしたが、冬季のせいなのか?Apostoloupavalou通りの一番北の出入り口しかあいていませんでした。
入場は14時半まで。
一番南側からぐるりとまわって入場したので、この時点で12時半を過ぎていたと思います。 -
古代アゴラの一番の目玉は入ってすぐ左手の柱廊博物館。
ここは内部の展示物もさることながら、ギリシアの遺跡の中でただ一つ完全に復元された建築物だそうです。
一階の回廊外側にはドーリア式の柱、内部にはイオニア式の柱が規則正しく並んでいます。 -
屋根の樋のガーゴイル(??って名前でいいのかしら?ヨーロッパの教会にはよくいますけれど・・。)
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博物館内部には古代アゴラで発掘されたものが展示されています。
お墓そのまんまごろ〜ん・・・とか骨壺なんかもありました。 -
お!これは西洋美術史で見たんじゃないか?って思われるものもたくさんありました。
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先日国立考古学博物館で見逃したパンの像。でもアフロディーテはおらず・・。
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ここの博物館内部の展示物も素晴らしいですが、回廊に展示されている彫刻のすばらしさときたら!!
どれもこれも写真に収めたくなってしまいます。
ちなみにこの像の近く、博物館の一番北がわにトイレがありますが、間違って男性トイレに入ってしまい、娘の顰蹙を買い、旦那に冷やかされ、後から入ってくる男性陣をぎょっとさせました。失礼しました。 -
柱廊博物館を後にしてアゴラの中央に出ます。
この素晴らしいイオニア式の柱頭。
この北側にMiddle Stoaという場所があり、確かここの説明にギリシアで最初の民主主義云々の説明があったはずなんです。
ふううん・・とその時は読み流して、遺跡としてはむしろもっと目立つテセイオン神殿を目指してしまったので画像がありません。
でも、ここでソクラテスやプラトンが弁舌をふるっていたのかとおもうと、これを編集していて、すごい場所なんだなって思いました。 -
Middle Store周辺からテセイオン神殿を目指します。
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テセイオン神殿です。
本当はヘファイストス神殿(鍛冶の神様の神殿)だそうですが、発掘以前の名前が通り名だとか・・。
現存するギリシアで最も原型をとどめている神殿だそうです。アクロポリスと同じくらいの時期に建てられました。
バイエルン王、オットー1世をギリシアの王様として迎え入れる式典がここで行われたそうです。それ以降1930年代まで博物館として使われていたそうです。 -
神殿の天井から空が見えました。
ギリシアの国旗の青であり、我がバイエルン州州旗の配色でもあります。
オットー1世はバイエルに帰った後もギリシアをこよなく愛したそうです。
ミュンヘンにギリシア彫刻が多かったりギリシア風の建物が多いのは彼の遺志でもあります。
ギリシアから戻ってきてみて「あ!このオベリスクは!!」と思うことの多いこと。 -
シチリア・アグリジェンドのコンコルド神殿よりもさらに保存状態がいいですね。
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再びアゴラにおります。
これは水時計。初日にいった風の神の塔にも水時計があったそうですが、同じような仕掛けだったんでしょうか? -
アゴラから出ると、すでに14時半。
最後に残るケラミコスの遺跡も多分15時に閉門・・・お昼をまたしても食べていませんが、急ぎます。
結局、またしても入り口がよくわからず、ぐるりと一周している間に閉門の時間になってしまいました。
ただ、ここも中に入ってみる・・・というよりも、1周して外観を楽しむのでも十分だな・・と思いました。
どこもかしこも遺跡だらけ・・きっと今立っている道路の下も掘り返せば遺跡なんだ・・・・と思いました。 -
アゴラからケラミコスの遺跡に向かう途中。カフェやタベルナが立ち並ぶApostoloupavalou通りの一軒のカフェの呼び込みに立ち止りました。
夜食べに来るよ・・・っていったら、今日は5時までだと・・
丁度お腹はぺこぺこだし(お昼をまたしても食べていない)、看板の魚貝のミックスがとってもおいしそう!!・・・ってことで、ケラミコスからとんぼ返りしてこのレストランに入りました。
詳しくは口コミに書きますが、お勧めです。 -
今回の旅でカラマリのフライに目覚めた大怪獣。
がつがつとほおばりますが、ぼろぼろとこぼします。
こぼしたカラマリをお父さんが拾い、通りのノラ猫さんにごちそうしました。
おいしいかい? -
旅行の最後は出発点のシンタグマの無名戦士の墓に戻ります。
丁度衛兵さんにコートを着させるところでしたが、まるで人形にコートを羽織らせるようで、立っている衛兵さんは身じろぎひとつしません。
すごいなあ・・・。
なんとなく、日本と比べてしまって・・・いろいろ感じるところがありました。 -
15時過ぎにお昼ごはんをたっぷり食べたので、夜ご飯は軽く・・・ということで、スブラキのテイクアウトとパンを買ってホテルで食べました。
今までにありえないほど、スムーズな旅の終わり・・・と思いきや、甘かったです。
シャワーを浴びようとしていた大怪獣が「シャワーのカランが固くて開かない」というので、私が試しても開かず、旦那さんに頼みました。
突然、「うわああああ!」という旦那さんの声「きゃあああ!お父さん大丈夫?」という大怪獣の悲鳴。ホテルのバスルームで何が起こったの?・・と思いきや、そこはすでに血の海。カランを開けようとして全体重をかけてしまったのですが、突然カランが開いたために、そのまま目からつっこみ、メガネが割れ、レンズが割れて目に突き刺さったのです。 -
すぐに救急車で市内の総合病院に搬送となりました。「ごめんなさい!お父さん!!」泣き叫ぶ大怪獣に「あなたのせいじゃないから!でも、お父さんは私たちのためにこうなっちゃったんだから、あなたがしっかりして、小怪獣と一緒にホテルで寝ていなさい!」と言い残して、私も一緒に救急車に乗りました。
病院の救急には100人以上の人たちがひしめき、そこはさながらギリシャ悲劇の舞台。
泣き叫ぶ人あり、それを取り押さえる警察官あり、待ち時間が長すぎる・・とケンカする人あり・・・騒然とする待合室で待つこと2時間。そこから処置室みたいなところで瞼を縫い合わせる手術(部分麻酔)が1時間半。そのまま入院となりました。ホテルには2時過ぎに戻りましたが、大怪獣は心配して起きていました。それでも、不安になって泣きじゃくる小怪獣をなだめて寝かせてくれていました。いつもは喧嘩ばかりしているのにね。 -
さて、朝一番に子供たちを起こして、朝ごはんを食べさせ、またしても子供たちを部屋においてタクシーで病院にかけつけようとしたところ、ホテルの人に昨日行った病院の書きとってきた名前を見せると
「これは、病院の名前じゃない。『労働者に労働を与える義務』という意味だ・・・」と。え?じゃあ、我が旦那様はどちらの病院に??救急車で運ばれたので、場所もほとんど分からなかったのです。旦那さんの携帯は通じたためしがなく・・・。
唯一の手がかりは、昨夜診てくださったドクターが地図上で「今、君たちがいる病院はこのあたり・・・」と指さしてくれたところだけ。それを頼りにタクシーの運ちゃんに行ってもらいました。一軒目の病院でビンゴ!!感染症もなかったので、そのまま退院、子供たちをピックアップして飛行場直行。ホテルの人が車を出してくれました。 -
退院直前に「破傷風の注射をした方がいいけれど、時間がないから、薬局で買って、そこで打ってもらいなさい」といわれました。え?薬局で注射って打てるの?と飛行場の薬局できいても、もちろんできないとのこと。フライト時間も迫っていたので、ミュンヘン空港のメディカルセンターで打ってもらうことにしました。
ところが、そこで「とにかく傷口を見せてみなさい・・・」ということで見せたところ「これはひどい!今日中に絶対眼科の救急にかかりなさい。絶対にです!!」と言われ、一度家に戻って、夕ご飯を作って食べさせて、また旦那さんを連れて病院へ・・・大学病院に再入院・再手術となりました。
受傷1か月。パンダさんとブラックジャックが混ざったような顔をしていた旦那さんですが、傷も綺麗に治り、視力も戻ってきました。
大変な事故だったけれど、現地の病院スタッフ・帰国後の病院スタッフのお蔭でここまで回復できたと思います。
皆様と神様に感謝!(きっとギリシアの神様たちも助けてくださったのでしょう。)
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