神々の息吹を感じる丘　アクロポリス

2015/01/02 - 2015/01/07

とうとう憧れの丘　アクロポリスに向かいます。
胸の高鳴り、何度となく読み返したガイド、これが子供のころから憧れた我が聖地！！
ああ、胸の動悸が止まりません！！
盛り上がる母を横目に、大怪獣が
「あ〜！！お腹すいたよ！！何か食べようよ〜！！」

・・・母の心子知らず・・・（←意味間違い）

エリア アクロポリス遺跡周辺(ギリシャ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

さてと、お腹はいっぱいになったし。市内に出かけましょう〜☆
ホテルから市内まではトラムもしくはバスで40分程度。
ペリープテロ（キオスク）でバスチケット購入。長い滞在ならば5日券を最初に購入したほうがお安いですが、駅でしか買えないようでした。

今日の観光の出発点はシンタグマ（死んだ熊と小怪獣がずっと言っていました。）

そこから徒歩で日本人経営の旅行会社マリソルに行き一日エーゲ海クルーズの予約をしようとしましたが、年末年始のお休みでやっておらず・・・。
（↑夏のアザラシツアーの雪辱ならず・・。）

そのままミトロポレオス大聖堂を経由してモナスティラキ駅を目指します。
写真はミトロポレオス大聖堂近くの教会グッズ屋さん。

ミトロポレオス大聖堂はギリシア正教の格式高い教会・・・と書いてありますが、現在改装中で入れるものの、ちょっと残念な雰囲気でした。
でも、ろうそくを置くこの台の素晴らしいこと！

ミトロポレオス大聖堂から続くパンドロスウ通りは道の両側にぎっしりと民芸品の店舗がつまっています。歩いていて楽しいです。

ガイドブックには地図に名前しか載っていないカブニカレア教会。
ミトロポレオス大聖堂より小規模ながら、全体の雰囲気を楽しめました。

モナスティラキ駅からアクロポリスをめざし、南下を始めると、すぐ左手にアドリアヌスの図書館が見えてきます。
ここは別段入場しなくてもいいかな・・・とも思いましたが、ここでアクロポリスの共通券を購入したので、そのまま入場しました。コリント式の柱が素晴らしい・・・。

子供はこういう空間大好きですね。
でも、2500年の歴史は感じていないだろうなあ・・・。

アドリアヌスの図書館からアクロポリスを眺めます。

ううむ、この高低差を上るのね〜・・・。怪獣ちゃんたち大丈夫かしら？
・・・・なんて思っていたら私のほうが息が切れました。やっぱり歳だな・・。

こちらは風の神の塔の柱。
柱の間から年代の違う建物を見ると、なんだか不思議な気持ちになりますね。

同じく風の神の塔の柱。この左手に風の神の塔が見えるのですが、残念ながら緑色のベールで被われて、修復中でした。

1世紀の天文学者アンドロニコスが立てたものです。
風のむきを知ることと、アクロポリスから流れ落ちてくる水力で水時計もあったそうです。

ここのすぐお隣にトイレがありましたよ。（鍵を借りるシステムでした。）

さて、右手に古代アゴラを眺めつつ心臓破りな階段を上っていきます。
アクロポリスを目指す方で健脚ではない人はこの道ではなく、テセイオン駅からApostolou Pavlonという道か、アクロポリ駅からディニオシウ・アレオパギトゥ通りからアクロポリスを目指したほうがいいと思います。

写真は古代アゴラ。テセイオン神殿が彼方に見えます。

いよいよ、アクロポリスに入場します。
イロド・アティコス音楽堂が眼下に広がります。
こちらは、現役で音楽堂として使われています。
いいですね〜。こんなところで音楽や演劇が楽しめたら・・・。

おおお！プロピレア！（前門）ガイドブックに載っている景色だ！

パルテノン神殿の柱は表面に20本の溝が彫られているそうです。

前門の柱は？？

前門をくぐり、左手に見えていたのは・・・
おおお！あれはエレクティオンの乙女たち・・・。

そして、右手には、威風堂々。パルテノン神殿がそびえたちます。

パルテノン神殿を南に回ると、眼下にディオニソス劇場が見え

その先にゼウス神殿が見えます。

パルテノン神殿西側のレリーフ。
これの復元がアクロポリス博物館に展示されていました。
設計図もないでしょうに、どうやってここまで復元できた？と思えました。

アクロポリスの一番西側の要塞からのパルテノン神殿。

やっぱりかっこいい！！

エレクティオンの乙女たち。
ここにあるのレプリカです。
本体はアクロポリス博物館にあり、そのうち一体は大英博物館にあるそうです。
大英博物館にある一体だけすごくきれいなレプリカ・・・ということが分かりますね。

大英博物館にあるのは、中央左から3番目の少女です。

エレクティオン北側の柱です。

パルテノン神殿がドーリア式の質実剛健な柱に取り囲まれているのに対し、エレクティオンはイオニア式の柱頭ですね。
パルテノン神殿が男性的なのに比べてとても流麗で女性的な神殿ですね。

エレクティオン北側全体像。

最後にアクロポリス博物館に行ったところ・・・やっていない？？！
そんなことあり得るんでしょうか？ここまで来ながら・・・

と、思いきや、これは旧アクロポリス博物館でした。
私の持っていたガイドブック2007年度版ではまだここがアクロポリス博物館だったのです。
それを知ったのはホテルに帰ってからだったので、愕然としてアクロポリスを後にします。

ここにもねこちゃんがいました。
大怪獣は獣医志望なので、動物とみると必ず手が出ます。

うちでも飼ってあげたいのだけれど・・・あなたたちが人間に進化したらね・・といってあります。

アクロポリスからディオニソス劇場を目指します。

ここは現役のイロド・アティコス劇場にくらべると、本当に錆びれたイメージ。

昔の権力者がこの席に座ってギリシア悲劇を観劇したのでしょうか？

この席から舞台正面を見たところ。

怪獣たちが大喜びで飛び回ります。

これは、アドリアヌス門。
ここから先ほどのパルテノン神殿が見えます。

ローマ時代、紀元2世紀に建てられたもの。
こちらからの風景は紀元前への前門ですが、一般的には現代アテネへの前門といわれいるようですね。（シンタグマ広場の前門）

その後、ゼウス神殿を目指しましたが、人っ子一人いず・・。
多分、すでに閉まってしまったんだよね。
疲れたのもあって、入場門までいきませんでした。

今日はお昼ごはん抜きで観光したので、怪獣たちからブーイングの嵐。

プラカ地区の老舗、ガイドブックにもインターネット上でもどこにでも出ているビザンティノに行きました。
詳しくは口コミで・・・。

美味しかったです。おいしかったけれど無難な味。

最後はシンタグマに戻ります。

国会議事堂の真上に美しい満月。

遺跡巡りにつきあってくれた怪獣たち、ありがとう。そして、今日ここにいれる幸せ。神様、旦那さんに感謝！