2015/02/01 - 2015/02/01
55位(同エリア178件中)
特急サンライズさん
- 特急サンライズさんTOP
- 旅行記29冊
- クチコミ43件
- Q&A回答0件
- 133,396アクセス
- フォロワー2人
晴天に恵まれた2月の週末に岐阜県の美濃市と郡上市を訪れました。
最近マイブーム(?)の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)巡りで、古い町並みを求めて散策してみました。
風は少々冷たかったけれども風情ある小さな町を歩くのもなかなか良かったです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
名古屋から高速道路を利用して約1時間で美濃市に到着しました。
そしてこちらは長良川鉄道の美濃市駅。以前列車で通ったことはありましたが外から見るのは初めてです。
今回はここからスタートです。 -
長良川鉄道の駅の前の道を歩いてすぐ、左側に見えてきたのは旧名鉄美濃駅。
1999年に廃線になった美濃町線の区間の終点です。
駅名の看板は名鉄のロゴマークが入る以前のデザインですね。旧名鉄美濃駅 美術館・博物館
-
駅舎内は出入り自由になっています。壁にはこの区間を走っていた車両の解説が。
-
ホームには計4両の列車(一両は前部のみ)が静態保存されています。
-
自分が名鉄の路面電車の存在を知ったのは岐阜市内線と残る路線が廃止された直後の2005年でした。現役のうちに一度は乗っておきたかった…。
-
車内も見ることができます。座席が取り外されているので少し広く感じますね。
-
旧名鉄美濃駅をあとにして古い町並みを目指します。
美濃市のマンホールは有名な「うだつ」をあしらっています。 -
町の南端にあった「うだつ招き猫」。何とも言えない表情です。
「うだつ」とは屋根の上の隣家との境に設けられた防火壁で、かつては裕福な家がこれを設置できたことから「うだつが上がらない」の語源にもなったものです -
古くからの町のお医者さんの家を利用したギャラリーを覗いてみました。
和紙で有名な美濃ですが、この草花、全部和紙でできています。 -
古い家々が現れてきました。「目」の字の通り沿いに古い町並みが続いており、ゆっくり歩きながら堪能することにします。
-
そして和紙と並ぶ美濃市の名物、うだつ!
写真のようにうだつが二つ並んでいるのはここでも珍しいものだそうです。 -
-
古い家々は観光客向けの和紙のお土産屋になっていたりします。
こちらはいい感じの雰囲気のカフェです。 -
また現れた、「うだつ招き猫」。先ほどのは何か達観したような表情でしたが、こちらはとりあえず愛嬌を振りまこうとした感じですかね(笑)
-
伝統工芸として知られる美濃和紙の店がそこかしこにあります。
ユネスコ無形文化遺産に登録されていると知って少し驚き。 -
手前のお宅(鈴木忍家住宅)の屋根のすぐ下に祀ってあるのは防火の神様、秋葉様です。この町も度々火災に見舞われ、古い家と言っても江戸時代から明治時代までと建てられた時期は様々なようです。
-
-
日曜日でしたが観光客でごった返しているわけでもなく、割と穴場といえるかもません。
-
-
うだつの造りにも時代ごとに特色があり、明治の方が江戸時代より立派なものを構える傾向にあったとか。
-
バックの山と併せて絵になりそうです。
-
もう、うだつ上がりまくりです。
-
こちらは和紙で作ったライトを売っているお店です。
例年あかりアート展というイベントも開かれており、町並みのライトアップを見に大勢の人が訪れるそうです。 -
和紙のランタンの他に、和紙で作った衣装というのもありました。
雨が降ったら大変なことになりそうです。 -
手前の小さな木は和紙の原料のミツマタです。こんなところにも「和紙の町」のこだわりが。
-
出ました!うだつ招き猫!
何というか、お地蔵さんみたいな雰囲気ですね。 -
近くのお店でお昼ご飯を食べ、次は郡上八幡をめざします。
-
美濃市から東海北陸道を使って約30分で郡上八幡にやって来ました。
まずは奥に見える郡上八幡に登っていきます! -
登り始めてすぐのところにある、山内一豊と千代の像。何年か前の大河ドラマでは千代は近江出身とされていましたが、ここ郡上八幡で生まれたという説もあり、ここではかなりそれをプッシュしています。
-
つづら折りの車道とその間を少しショートカットする階段の歩道が続きます。
坂は急で、ところどころ雪が残っており足元が危ないです。 -
15分ほど登ったところで城が見えてきました。
-
車道が城のすぐ近くまで伸びており、さらに駐車場もあるので坂が辛い人でも割と簡単にアクセスできます。
先に知ってたらここまで運転してきたのに…! -
司馬遼太郎が『街道を行く』で、日本一美しい山城と評した郡上八幡城。
なるほど、良い眺めです。郡上八幡城 名所・史跡
-
現在の天守は昭和8年に大垣城をモデルに建てられた模擬天守で、木造の模擬天守としては日本で一番古いものだそうです。
あくまで「模擬天守」なのでここに本当に天守閣が立っていたのかは実は不明らしいです。 -
-
裏側から見た天守。屋根にまだ雪が残っています。
-
かつて川向いの東殿山に東殿山城という城があり、そこの城主の東氏を滅ぼした遠藤盛数が八幡山この郡上八幡城を建てたのが始まりだそうです。
向かいの山…あんなところに城があったとは。 -
入場料310円を払って天守閣内部を見学します。
こちらは正門。 -
自分の他には家族連れやカップルが何組か訪れていました。
大垣城の写真と見比べてみるとそっくりです。 -
天守閣は四層になっており、中は資料館になっています。
こちらは山内一豊の妻の千代ですが、仲間由紀恵とは似ても似つかないですね(失礼) -
郡上八幡城主が使用した甲冑。
-
天守からは町が一望できます。こちらは西側。
-
そして東側。いい眺め!
-
ふもとの積翠神社の御神体がなぜか天守閣の中に。
1856年に江戸の藩邸の槙の木の中からこの文字が発見されたとか。 -
城をあとにして、城下町を散策します。
-
市内を流れる吉田川。郡上八幡は水の町としても知られています。
-
郡上八幡旧庁舎記念館。レトロな雰囲気がGood。
郡上八幡旧庁舎記念館 名所・史跡
-
至る所から城を眺めることができます。
-
この辺りは割と古い町並みが残っています。
美濃は古い家屋は一か所に集中してたけど、こっちはあちこちに小さく固まってある感じかな。 -
町のあちこちに水路があります。夏に来てもよさそうですね。
-
やなか水のこみち。ここは特によく整備されていました。
やなか水のこみち 公園・植物園
-
-
あーあ、やっちゃった…と思いきや、実はこれ作り物のこぼれたコーヒーです。
あちこちに食品サンプルのお店があり、目を引くものがたくさんありました。
時間があったらサンプルづくり体験もしてみたかったです。 -
郡上八幡の街並みは2012年に重伝建に登録されました。
-
こちらは名水百選登録第一号の宗祇水。
-
この地で東常縁から古今和歌集の解釈を伝える古今伝授を受けた宗祇が帰りにここでたむけの歌を詠んだことにちなんだ名水です。
-
-
そろそろ日が傾いてきたので帰途に就きます。
-
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
59