2014/12/31 - 2015/01/03
2751位(同エリア8625件中)
たなたなさん
いよいよ旅の3日目。今日も朝からハードに動きます!午前中はクバール・スピアン、バンテアイ・スレイ、午後はタ・プロム、プリヤ・カン、ニャック・ポアン。夕食はViroth'sでクメール料理のセットディナーです。
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3日目は朝8:30にピックアップで、クバール・スピアンを目指します。シェムリアップ市内から車で1時間半田舎道を進むと、クバール・スピアンの登山口に到着です。車の中ではほとんど寝てしまいました。ガイドさんが、ヤシの木とココナッツの木の違いの説明をしてくれていたは何とか目を開けて聞いていたけど。おかげで見わけがつくようになりました。
クバール・スピアンの遺跡までは1500mのハイキングをして山を登ります。
当然舗装はされていない道で、岩場あり、木の根っこあり。途中で急な階段もあり。
運動不足の私にはかなりきつくて、ぜーぜーしました。でも、外国人はビーサンでひょいひょい登ってましたよ。6歳の息子も軽く登ってたので、私がダメすぎるだけよね〜普通の方はご心配はいりません。
やっとのことで登ると、レリーフたちが見えてきました。
これは何だろう??
実は登山で疲れて頭が真っ白で覚えていません! -
川の中にあるたくさんのリンガ。150mに渡って1000のリンガがあるんだって。
リンガは男性の象徴だそうです。
この川はシェムリアップ川の源流だそうで、リンガを通って流れた水は聖なる水としてありがたーいものなんだそうです。 -
リンガがいっぱい。
こんな水の中にどうやって掘ったのかな。均一できれいに並んでます。 -
真ん中はおなじみのリンガ。
リンガの周りを囲んでる四角はヨニといって、女性の象徴なんだそうです。 -
これは誰だろう。
調べたら、ブラフマー神でした。
ヒンズー教の三最高神の一人で世界を創造したと言われています。 -
ようやくここがゴール地点です。
昔はヒンズー教のバラモンがたくさん住んでいた町だったそうだ。 -
ヴィシュヌ神が足をマッサージしてもらってるところ。
ヴィシュヌ神もヒンズー教の三最高神の一人です。
三最高神はシヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマーです。 -
なんだったっけ??
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リンガとヨニっぽいね。
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彫刻がいっぱい。
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ブラフマー神です。
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ニワトリがそこらにいました。
息子が撮影。
綺麗なブルーの蝶も飛んでいました。カメラで撮ろうとして近づいたら逃げられた白人の若い男性が「シット!!」と大声で言っていた。うんうん、悔しいよね。珍しい蝶なのかな? -
下山して、車に乗って移動です。
途中の景色。
高床式住宅です。
こちらではみんな高床式住宅に住んでいるそうですが、めずらしいな〜と眺めました。
牛を飼ってますね。
こちらの人は自分で家を作るんだって。
ヤシの木を使うそうです。
瓦の屋根はかつて高級品だったけど、最近はよくつかわれるようになったそうです。
市内ではそこらじゅうで売っていました。 -
車で30分くらい?
バンテアイ・スレイに到着です。
こちらは「東洋のモナリザ」と謳われるレリーフで有名です。
この中央のおっかない顔はナラシンハ。
ヴィシュヌ神の化身です。
魔神ヒラニヤカシプ(阿修羅王)を引き裂こうとしているシーンです。 -
バンテアイ・スレイ
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ラーマーヤナより魔王がシータ姫を連れ去る場面。
ああ、「天空の城ラピュタ」もヒンズー教からインスピレーションがきてるのかな。てことは、魔王がアイツよね、ムスカ。 -
昔の文字です。ガイドさんが言うには、今は誰も読めないんだって。
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ヒンズー教で一番人気があるといわれるシヴァ神。
牛に乗っています。
一緒にいるのは奥さんのウマーさんです。
乗り物は牛で妻はウマーか。
ウマーさんの別名がパールバティーです。
昔大好きだったマンガ、サザンアイズってヒンズー教からきてたんだ〜懐かしいなぁ。 -
ヴィシュヌ神の妻ラクシュミーに2頭の象が頭から水をかけているところ。
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中央が踊るシヴァ神です。
シヴァ神の踊りは破壊の踊り。
左下の女性は、絶世の美女でしたがシヴァ神の踊りによって美貌を破壊してもらいました。
なぜならば、あまりにも美しいので多くの王が奪い合いの戦争をして、たくさんの人が死んだので、シヴァに頼んで美貌を奪ってもらったということです。 -
三つの頭の象アイラーヴィタに乗るインドラ神。
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上の拡大。
アイラーヴァタの目が愛らしい〜笑い目になってる。 -
魔王カンサを踏み殺すクリシュナ。
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猿が守り神です。めずらしいみたい。
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これが名物「東洋のモナリザ」です。
ここでみられる同じようなレヴァターのレリーフを総称して呼ぶそうです。
昔、フランス人作家がお金に困ってこのレリーフを盗んで売ったのですが逮捕されて牢屋に入れられました。こうした自叙伝を出版したことで、作家も「東洋のモナリザ」も同時に有名になったそうです。
人間は誰でも人生で1回は素晴らしい本を書けると言います。自叙伝を書けばいいからです。フランス人作家もそうだったようですね。 -
確かにモナリザに似てる。
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これは上と別のレリーフです。
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猿王スグリーヴァと兄ヴァーリンの戦い。
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中央祠堂全体を入れて。
中央、南北と三つの塔が並んでいます。
ヒンズー教の三最高神、シヴァ・ヴィシュヌ・ブラフマーの塔だそうです。どれがどれかはわからない。
ガイドさんにここで写真を撮ってくださーいと言われたので撮りました。人気撮影スポット。 -
瞑想するシヴァに矢を射ろうとする愛の神カーマ。
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カイラス山で瞑想するシヴァ神。下の方では魔王ラーヴァナがいて、カイラス山を揺らして瞑想の邪魔をしようとしているところ。
バンテアイ・スレイのレリーフはとても繊細で美しく、人気があるのも納得でした。
1914年、畑にするためにジャングルを焼き払ったときに発見されたそうです。
967年に着工して990年頃に完成したようですので、長い間忘れ去られていた遺跡なんですね。 -
バンテアイ・スレイの敷地内には綺麗なカフェスペースがあり、私たちはツアー会社が用意してくれたお弁当を食べました。飲み物だけカフェで注文。梅おにぎりとかお漬物とか・・・和食です。美味しくいただきました。
ちょっとゆっくり休んでから、午後はタ・プロム遺跡からスタートです。 -
タ・プロム遺跡はとっても混んでいました。
ハリウッドスターのアンジェリーナ・ジョリーが主演の映画「トゥーム・レイダー」のロケ地となった場所だからでしょうか。
木に浸食された不思議な遺跡です。
その不思議の種は・・・まさに種で、鳥の糞に混じっていた木の種が遺跡の屋根で成長していった結果、こうなったそうですよ。不思議発見!
タ・プロムはアンコールトムを建てたジャヤヴァルマン7世が戦死した父親のために建てた寺院だそうです。
この木はスポアン(ガジュマル)の木です。 -
木の根の間からレリーフの御顔が見られます。
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これはイチジクの木だそうです。立派な木と遺跡の調和がカッコいいですね。
ラピュタっぽいなー。 -
さて、タ・プロムの次は、ジャヤヴァルマン7世の母親のために建てられた寺院、プリヤ・カンです。
こちらはタ・プロムに比べて客が少なかったです。
これはリンガです。 -
アプサラがいっぱいいるよー。
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東搭門近くの珍しい円柱作りの建物。
2階は瞑想をするところだったようです。
階段は木造だったのでもうないから上がれません。 -
中央祠堂の近くにあるジャヤヴァルマン7世の奥さんのレリーフ。とても人気がある奥さんだそうで、たくさんお供え物があります。
迷路みたいな通路を通ってきたので、ガイドさんがいないと見つけるの大変かも。私だけか。 -
これはさっきの奥さんの妹です。姉だっけ?あれれ、忘れた。
ジャヤヴァルマン7世は初めは妹と結婚していたのですが、すぐ死んでしまい、お姉さんと結婚したそうな。 -
プリア・カンを出発して、この旅で最後の遺跡、ニャックポアンに到着です。
ながーいながーい一本橋を渡ります。
ジャヤヴァルマン7世が建てた病院です。
左下、水面から出てるのがナーガの頭2つで、右下でぐるぐるまきなのがナーガの尾です。 -
右は馬とそれにしがみつく人の石像。
もはやほぼ原形をとどめていません。
シェムリアップ空港の前庭に、レプリカ的な銅像がありました。
昔話・・・
シンハラという男が乗っている船が難破してある島についた。そこでは女の人がいて、生き延びることができた。しかし、女の正体は人食い鬼であった。ある日シンハラが眠っているとお告げが聞こえた。「今から浜辺に行きなさい。そこに馬がいるから、乗って逃げなさい。でも、けっして目を開けてはいけません」シンハラは飛び起きて仲間を連れて急いで浜辺へ向かった。確かにそこには馬が一頭いた。みんなでしがみついた。しかし、最後まで生き残ったのはシンハラだけでした。
ガイドさんがこんな話をしてくれたのですが、ガイドさん曰く「たぶんシンハラは仲間に目を開けてはいけないと言い忘れたんだと思います。急いでいたから」とのこと。そんな大事なこと言い忘れるなよ〜と思って、なんか笑ってしまった。
これで、盛りだくさんの遺跡めぐりもお終いです。
面白かったなー。
夕飯はViroth'sというお洒落なレストランでクメール料理のセットディナーをいただきました。とても美味しかったし、雰囲気も良かったです。シェムリアップにもこんなオシャレなところがあったんだと、最後の夜に気づきましたとさ。
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