年末年始関西旅行①１日目　１８きっぷで大阪へ　新世界と西成をうろつく

2014/12/29 - 2014/12/29

年末年始にダンナと今年はなぜか関西旅行。いつもは東北で極上温泉なのに。西成の最初の宿はほぼドヤで、部屋に風呂はもちろんなく、トイレも共同で男女いっしょです。まあ東北の湯治宿とかもそんな感じなので慣れてますが。歩いてすぐの通天閣や新世界、串かつやホルモンなど安くておいしいものをいっぱい食べるのが目的です。それと大阪といえば銭湯。しかも朝６時から開いてるという青森並の営業時間が魅力。朝風呂に入りたし。

エリア ミナミ（難波・天王寺）(大阪)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

１８きっぷで乗車するムーンライトながらは東京駅発２３時１０分。開業１００周年を迎えた東京駅を外からちょっと見てみる。

ムーンライトながらに乗車。寝台列車とかではないので、普通のイスにて寝る必要がある。消灯もない。

東京駅で買ってダンナが食べた厚岸駅のかきめし弁当１０８０円。大変美味。駅弁屋は１０時半で閉まる。買い損なうとショックが大きい。

大垣まで熟睡できた。大垣着５時５１分。鉄道ファンでもないのにこういう光景はつい写真撮ってしまう。乗客はみんなダッシュで階段を駆け上がり、米原行き５６分発へ乗り込むが、そこまで元気がないのとそこまで急いでないので次まで待つ。

東海道線のホームには待合室もあり座って待てる。ダンナはその間に大垣駅のスタンプ押しに行く。東海道線網干行き６時２４分発に乗車。座れた。

米原には６時５９分着。７時２分発の東海道山陽本線新快速へ。これもボックスシートに座れた。大阪まで８５分。

車窓から見えた琵琶湖。

８時２７分大阪着。大阪駅のスタンプ。

大阪の環状線に乗ろうとしたらホームが激混み。何？と思ってたらこいつのせいだった。ＵＳＪ行きの電車が来たらみんなそれに乗っていった。

大阪は環状線がグルっと回っていてそれを縦横の地下鉄が結ぶみたいになっている。とりあえず環状線に乗って目的地の新今宮へ。

新今宮駅着。ホームから通天閣が見える。

新今宮駅のスタンプ。

ＪＲ線と直角に交わる南海線新今宮駅の高架。ここは交通の要所でいろんな線が通る。

通りの向いにはあいりん地区の職安が。

まず物価の安さにびっくりする。

生活保護と介護の文字をやたら目にする。

ここが今夜の宿。ホテルジパング。駅から２分ほどだ。

この部屋にふたりで宿泊。１部屋２８５０円。ふとんは２組あるけどひとつは半分に折らないと敷けません。

テレビと冷蔵庫はある。

洗面所。突き当たりにガスコンロがある。もちろん有料。

通天閣に向かって出かけてみました。ＪＲのガードをくぐる。この線路で西成地区と新世界や天王寺動物園の観光地に分かれる。前方に見えるのがあべのハルカス。

新世界に着きました。さっそくビリケンさんが出迎えてくれます。

新世界 名所・史跡

ここが一番の撮影スポット。ずぼらやのふぐと通天閣。

通天閣 名所・史跡

その角にある大きなビリケン。１００年以上も前にアメリカの女性芸術家が夢に出たという風体を形にしたもの。足の裏をくすぐると願いがかなうという福の神。なぜか世界中で大ヒット。１９１２年にオープンした新世界の遊園地ルナパークにビリケン像が置かれた。

新世界 名所・史跡

とりあえず串かつ、ということでジャンジャン横町の八重勝へ。ものすごい行列。近くには全く並んでいない店もある。どれだけの違いがあるのか？とも思ったがやっぱり知名度に負けてここに並んでしまった。

ななめ向かいには三桂クラブという有名な将棋道場が。このときはまだ開店早々で空席があるが、じきに満席になっていた。真剣に盤と向き合う姿がガラス越しに見物できる。なかなか壮観だ。

４０分並んでやっとありつけた串かつ。３本３００円。ほかにも野菜やエビなどいろいろ。ソース二度漬け禁止、キャベツ取り放題。おいしかったけど感動するほどではない。

ジャンジャン横町にある麻雀屋。中華屋みたいだが、この辺の雀荘はなぜかみんな暖簾がかかってる。

ゲームセンターの看板。中はちょっと暗めで怪しい。スロットや麻雀の台が並ぶ。でも子供向けのゲームもある。

新世界をうろつく。朝日劇場は大衆演劇を上演。１００年の歴史がある。

新世界 名所・史跡

朝日劇場の奥を入っていくとある国際劇場。成人映画上映中だが建物がすばらしい。帰ってから調べたら昭和５年竣工で名のある建築家の手によるものだそうだ。

新世界東映では文太と鶴田浩二の２本立て。鶴田浩二のは「黄色い風土」という松本清張のサスペンス。なかなか渋いセレクトだ。毎日オールナイト。

新世界 名所・史跡

東映の向かいにある伝説の喫茶店「田園」。朝ドラ「ごちそうさん」に出てくる焼氷がある。ただし１月４日まで焼氷は中止。

居酒屋酒の穴に入る。左右ふたつの店舗。どう違うのかわからない。お好み焼き、串かつ、鉄板焼、、、。どれもおいしかった。生まぐろ３００円も。

ほとんどが常連のおやじたち。外の喧騒を離れていつもの飲みの時間という感じ。最後に注文したのはこの店名物の八宝菜２００円！なんか給食の味を思い出す、とっても懐かしい味だった。

串かつだるまの本店。おやじ人形が２階の窓から顔を出している。この店は細い路地にあるので行列は道をはさんで伸びている。

ここは前日にオープンしただるま。こっちもすごい行列。だるまはいったい何店舗あるのか。どこのだるまも行列だ。

通天閣に登ろうかとも思ったけど、相当並ぶようなので下から見上げるだけにした。

通天閣 名所・史跡

やっぱりうどんも食べたい、ということで「おたべや」というカウンターのみの店へ。おばちゃん２人でやってる。大きなおあげが乗ったきつねうどん２３０円。やわやわのうどんと甘いおあげが出汁の利いた汁に合っていておいしい。写真はダンナの食べたきつねラーメン４００円。麺だけがラーメンでお汁はうどんと同じ。

いまどきスマートボール屋に人がいっぱいっていうのも不思議な光景。他にも大人が真剣にやってるゲームセンターもあった。

ジャンジャン横町の先にある新世界と西成をつなぐガードにて。懐かしの演歌というボードに曲目が並んでいる。彼女が歌うのか？

ガードをくぐった先、大通りの向こうは西成地区。動物園前一番街のアーケードが見える。

通りを渡ったところにあるおばあさんのやってる飲み屋。串かつの値段が一気に半額の50円になる。

ついフラフラとアーケードへ。

おびただしい数の帽子。

かけうどん２００円、他人丼３７０円。

角打ちのある酒屋。

なかなか興味深い店だ。ハングル、中国語、英語の表記。

横丁を見るとこんな看板が。ストリップ？と思ってしまったが、、、。

大衆演劇の劇場だった。しっかり現役。

横丁にも飲み屋がいっぱい。

アーケードは縦横無尽に続く。ここは山王市場通商店街。面白いのでついどんどん先へ進んでいく。右手には萬盛湯。よさ気な銭湯だ。

いつの間にかけっこう深い場所まで足を踏み入れてる。でも商店街を歩いている限りはそれほど危険な感じはしない。ただこの地区はとにかくおじさんの乗る自転車が多い。アーケードだろうとお構いなしに自転車が走る。けっこう上手くよけてくれるが油断は出来ない。

迷い出た先にも東映の映画館。ここもオールナイトだ。

まばゆいばかりの看板が目印のスーパー玉出今池店。大阪ではどこにでもある２４時間激安スーパー。

ここにもあった暖簾のかかる雀荘。こうしてみるとお風呂にも見える。

渋い居酒屋がいくつも。

境筋に面して建つスーパー玉出天下茶屋店。ここまでずいぶん歩いた。靴が合わなくてちょっと足が痛い。道路を渡り玉出スーパーの脇を抜けるとまたアーケード。この辺りからちょっと写真が撮りづらくなり黙々と歩く。屋台のホルモン屋やなんかも出ている。大声でひとり言を言うおじさんもいる。ガラス戸の店舗でカウンターに女性がいるカラオケ居酒屋が軒を連ねる。夕方４時を過ぎて徐々に店を開けている。あと目に付いたのはクラシックな床屋と喫茶店。飛田新地は時間も遅くなってきたのでさすがに避けた。

やっと新今宮に帰ってきた。ここにも玉出がある。