年末年始チュニジア訪問

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留学生の知り合いが多くいるチュニジア。長年、ずっと行くと思っていた。
夏の方が安いチケットがあったけれど、夏は暑過ぎるということで冬の方が良いだろうと思い、年末年始の休みに行く事に。

夜に着き一泊するトランジットのイスタンブールで、シリアで泊めてくれお世話になった友人で現在トルコに避難している家族、トルコのエフェソスで親切にしてくれた人。どちらにも再会出来ると期待して、お土産持っていったのに時間がなくなり、果たせなかったのが残念でした。

けれど、日本の政府奨学金で日本に留学し卒業した友人の実家に呼ばれてお食事させてもらえ、結婚相手の親戚の集まる家まで一緒に行かせてもらい本当に良かったし、見たかった遺跡、スポットだけは周れました。

チュニジアは私には思った以上に、1人で移動するのに、交通が大変で、1日に1か所、ぽつぽつとしか観光出来なかった。夜はよく雨が降るしものすごく寒くもなり、お店もほとんど8時をまわると閉まるということも大きいです。

どうやらチュニジアでは観光客にはぼったくる際、その場の地元の人とつるんで後で分け合っているようで、その仕組みのためにぼったくり防止がどうしても効かなかった。これまでにないパターンなので曲者でした。
ユーラシアの中東より北アフリカはお金にうるさいのが常識かと思いました。まあ、常識が違うのだから仕方がない、と割り切るしかない。

それでも、本当にお金が無いと分かって、本当に困った時には無償で最高に温かい優しさを見せてくれるのは、やはりアラブ共通。

ケロアンのメディナで、他の人同様、お金を要求されるだろうと疑っていたベルベル系の案内の人に家族の家に泊めてもらえることになった時、初めて優しさを感じました。
結局、貧しそうだったので悪いと思い、帰る時にはかなり良い安宿相当のお金を払っちゃいましたが。
モロッコでも感じた、メディナの人々の貧しいけど助け合いの精神が息づく温かい社会に触れたいのです。

やはり、私にとって、この地域の国の最大の見所、感動は、旧市街のメディナでの人の温かさと、フェニキア、ギリシャ、ローマの遺跡なのです。

地中海は本当にきれいでした。毎日、昼間までは晴れ間が広がり、その時間の風景はとても良かった。

今後はもっとこのエリアの近くの国を拠点に、時間をもっと取って、効率よく観光出来たら良いなあー。

この数か月後、世界旅行の客船でバルドー博物館を訪れたツアー客を狙った酷いテロリストの襲撃で日本人も何人も犠牲になりましたね。

あそこは一番訪れる定番の場所で一番安全そうだっただけに、本当にお気の毒です。　私はバルドー博物館は暇がなかったので訪れなかったのですが・・。

早く、犯行集団が消滅して、チュニジアが本当に自由で改善した場所になりますように。