2014/12/22 - 2014/12/31
71位(同エリア412件中)
HANAさん
年末の休みにタスマニア旅行を数年前から計画しては宿が取れなかったり、フライトが取れなかったりで断念していましたが今回ようやく行くことができました。
フライトは関空発香港経由のキャセイでメルボルンまで。そこからはカンタスでロンセストン空港に入り、帰りはホバートからメルボルン経由で関空まで帰ります。
タスマニアの移動はレンタカーで。
宿泊はクレイドルマウンテン2泊、ストローン2泊、ホバート3泊の合計7泊です。
北海道を一回り小さくした大きさで北海道に相当する緯度にある島タスマニア。
季節がちょうど反対ですので日本の季節で言えば夏至のころに相当する時期の旅行です。
オーストラリアは今までケアンズ、エアーズロックとシドニー、メルボルンと合計3回来ていて今回のタスマニアで4回目となります。
12月27日ウエストコーストワイルダネス鉄道
タスマニアには鉄道がたくさん走っていました。鉱山から港へと貨物を運ぶとともに発達して旅客も運んでいたそうですが、道路が発達してからは次々と廃線になっていました。クイーンズタウンからストローンの港へあった鉄道も同じ運命をたどっていましたが、観光用に復活。現在は毎日観光列車が走ってます。
列車は2両編成で、クラスが分かれています。ワイルダネス車両とヘリテージ車両とがあり50ドル高いワイルダネス車両はバルコニーに出ることができるようなのでこちらを選びました。
朝から天気は雨です。ホテルをチェックアウトしてクィーンズタウンまで45分のドライブ。9時発ですが、8時半には到着して座席指定をもらいました。ラッキーなことに一番後ろのバルコニーに近い二人掛けの席です。
駅は博物館のようになっていてこの路線の昔の写真や使われていた品物が展示されてます。到着した時はまだ客車しかありませんでしたが、出発前になって機関車がやってきて接続されました。
乗り込む入り口でシャンペンが手渡されてうれしくなりました。
この路線では山の中をアプト式で上がっていきます。途中は温帯雨林の中で、出発してしばらくすると最初の駅で停まります。ここは元砂金がとれたとこらしく、乗客には砂袋とお皿が渡されます。駅は金鉱の博物館になっていて、そこを抜けて外の屋根つきのところに水槽があり砂金探し体験が出来るようになっています。
ポーッと汽笛が鳴って列車に戻るように指示されます。
次の駅までどんどん登って行き周りの景色も変わってきてシダが多くなります。次の駅に到着。ここでは駅にカフェがあります。ただワイルダネス車両の乗客には車内でモーニングティーがふるまわれました。横を流れる川に架かる橋に行ってみると下には茶色い川が見下ろせました。この駅で蒸気に必要な水を足していたようです。再び出発。川べりを木橋の上を走る場所も多くなってきます。
みんな入れ替わり立ち代わりバルコニーに出て景色を楽しみます。ずっと霧雨のような雨が降っていますが、このあたりは雨の多い場所なのです。
次の駅で再び停まりました。折返し地点になったようです。ここでも降りて雨林の中を歩くコースがありました。木橋の下を歩くこともできます。ここで列車は向きを変えてクイーンズタウンに戻ることになります。
帰りはどこにも立ち寄らずクィーンズタウンに戻ってきました。帰る前には絵葉書が配られ、中で書いたものは世界中どこにでも送ってくれるということだったので妹に大急ぎで書いてアテンダントに渡しました。
9時出発で戻りが1時すぎ。線路わきには大きなシダが生い茂る独特の風景でタスマニアの鉄道を堪能しました。
さてここからは今日の宿泊地ホバートまで4時間近く走らなければなりません。しかし車は途中までほとんどいなくて順調に進むことができました。
ホバートの手前に国立公園があり、ちょっと回り道をすれば立ち寄れることに気が付いて行って見ることにしました。ラッセルの滝までウォーキングコースがあります。公園のパスを買ってあるので気軽に立ち寄れます。
ここはホバートから車で1時間半ぐらいのところなので多くの人が来ていました。今まで雨林はいくつか歩いていますが、どこも雨林らしい湿った感じのお天気だったのですが、ここは実は歩く道も乾燥しているし、人は多いしでちょっと期待はずれでした。ラッセルの滝も冬は水量が多いようですが流れている水を見ても水量がすくなく、滝にたどり着いてみると確かに段のある滝が流れていましたが、幅がすくなくがっかりしました。ウォーキングコースはいくつもありましたが、一番お手軽コースだけ行って満足。
ホバートに向かいます。ホバートはさすがに都会。車も多いし街の中は一方通行も多くて田舎から突然札幌に来た気分。
私たちは宿がサンディベイのB&Bなのですが、ナビのお蔭で迷わずたどり着きました。ところがこのB&Bレセプションというものも常駐の人もいません。同じ時間にちょうど荷物を運びこんでいる人がいたので聞いてみると入り口のドアを開ける暗証番号は予約確認書に書いてあり、それを押して入ると鍵が入ったボックスがあるのでそのカギを使うのだとか。なるほど、玄関わきにあったボックスの中に私たちの名前の封筒があり鍵が入ってました。私たちはブッキングコムで予約したので宿からの直接メールがなくこんなシステムとはつい知りませんでした。先客がいなかったら途方に暮れるところでした。電話番号は書いてあったのですが留守電になってましたから。
古い建物を利用したB&B。暖炉のある部屋が私たちの部屋でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー
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朝7時半にモーテルをチェックアウト。クィーンズタウンまでは45分の山道でした。山を下りていくと鉱山の町が見えてきました。
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クィーンズタウンの駅の前の街並みです。まだ朝早いので人はあまりいません。天気が悪くて小雨模様でした。駅のすぐ横に駐車場があるので車を停めました。
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クィーンズタウンの駅舎。中にチケット売り場と博物館、ショップやカフェもありました。
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外壁にあった地図。クィーンズタウンは右上の町でここから標高の高いところまで行って帰ってきます。
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駅舎の中に入り、まずはチケットを窓口で座席指定券に変えてもらいました。
ホームに行くと横に博物館がありました。 -
博物館になっているホーム横の部屋。古い鉄道の記録が壁いっぱい。
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昔使われていた設備なども展示されてます。
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駅舎の外に機関車がやってきて接続されました。
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緑の可愛い感じの機関車。
実はオーストラリアでの蒸気機関車体験は2度目。数年前にメルボルンの近くのパッフェンベリー鉄道を1区間だけ乗りました。この時には通しの切符が取れなくて車で次の駅まで走って行って乗り込んだのでした。今回は座席が確保されていて安心。 -
ホームの方から見た客車。後ろの部分がワイルダネス車両でバルコニーがついてます。
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ワイルダネス客車の入り口の横にはウェルカムシャンペンが置いてあって乗り込むときに手渡されます。
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客車内部はこんな感じで、天井部分の真ん中は少し高くなっていてその隙間はガラスになっていて外が見えます。
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座席は一番前は二人掛けで、その他はテーブルを挟んで4人がけの座席になります。ラッキーなことに一番後ろ、バルコニーの前の座席で景色が良く見える席でした。(でも途中からみんなバルコニーに出るので人の背中を見てる時間が長かったですが)
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走り出したらこんな感じで外が見えます。町の中を走り抜けるとしばらくは平地を走っていました。
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すぐにミートパイが配られました。温めてありました。
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最初の駅に到着。ここは金鉱があったところらしいです。
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駅舎の中には金鉱に関する展示が少しあります。
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駅舎に入るところで袋とお盆を渡されたのですが、屋外にある施設に誘導されます。
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ここでは布袋に入っていた砂をお盆(皿?)に入れて砂金探し体験をすることになります。運が良ければ砂金が見つかるかも、という事でしたが、当然だれも見つけることはできませんでした。
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再び列車に乗り込んで走っていくとだんだん山の中に入ってきました。
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標高が上がって周りの植生も変わってきます。
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次の駅に到着です。
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駅舎の中にカフェがあってヘリテージ車両にいる人たちはここでお茶していましたが、ワイルドネス車両の人には車内でスコーンと飲み物が用意されています。
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駅の横に咲いていた花。ホタルブクロのようでした。
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階段を上って上から線路を見下ろすことが出来ます。
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アプト式の説明展示。
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水を補給していたようでした。
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車内で配られたスコーンとクロッテッドクリームとジャム。さっきミートパイ食べたばかりです。
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再び出発して山の中を川ぞいに走りますが鉄道は木製の橋をところどころ走っていきました。
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だんだん山の上のようなところになって、それまではシダの林のようなところを走っていたのに開けてきます。
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渓谷を見下ろす地点ではちょっとゆっくりしてます。
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また周りをシダに囲まれたところを走って次の駅に到着します。
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この駅で折り返して再びクイーンズタウンに戻ります。線路はストローンまで続いていて日によってはストローンからクイーンズタウンまで全線往復する一日がかりのツァーも走ってます。海沿いも走るこちらに乗ってみたかったですが日程上むりでした。
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駅のホームにはこの鉄道の歴史のパネルが沢山ありました。
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ここで方向転換するための場所があります。
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この駅には雨林のトレイルがあってちょうど待ち時間にぐるっと回ってこれます。ここに来るまでずっと小雨が降っていましたがこの駅のウォーキングの時には雨は止んでいましたので歩くことにしました。この辺りにいろいろと野生動物がいるようです。
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ゴードンリバークルーズで行った雨林も車でアクセスできないところでしたが、ここも鉄道でしか来る人がいないので静かで雨林特有の自然が保存されています。
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道を外れたところはこんな感じでした。
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走ってきた木橋の見えるところに来ました。
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橋のところには列車が上にいるときには下を歩かないように、との注意が。
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こんな橋だから2両編成の列車しか走らせられないのかもしれません。こういう橋をいくつもわたってきました。
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10分ぐらいで雨林散策は終了。駅に戻ってきたら客車を切り離した機関車がやってきました。
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ここで人力で機関車を回転させて方向を変えてます。
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こんどはバルコニーに機関車が接続されたので眺めは良くありませんでした。
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機関車の運転席はこんな感じでした。
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帰路につくとテーブルの上にはスープが。
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スープとサンドイッチの昼食でした。ミートパイ、スコーン、サンドイッチと量は多くないけど食べっぱなし。スコーンをパスして良かったです。
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食事の後のコーヒーにはチョコケーキが付きました。9時から1時までの乗車時間で4回は多すぎる感じがしました。
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クイーンズタウン駅に戻ってきました。車両もきれいですし、変化に富んだコースを走って満足ですが、もう少し値段が安ければ、と思います。安全に運航するにはコストがかかるのでしょうけど。
でも高いから直前でも予約が取れたのでしょうけど。乗ってみると私たちの車両は満席でした。霧雨の中、バルコニーに立って撮影していた人も多く、入れ代わり立ち代わりで景色を楽しめたのでみんな満足していたようです。 -
再び客車を切りはなして外で方向転換している機関車。この様子を見ている乗客が何人もいました。
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駅舎の方に戻っていきました。
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駅前の公園のモニュメント。鉱山のモニュメントがいくつもあってここが昔は鉱山で賑わっていたのがよくわかります。
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クイーンズタウンを出て山を登っていくと町を見下ろす高台にクイーンズタウンと書いてあるモニュメントがありました。ここからホバートまでひたすら走っていきます。
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ホバートまでの道は山の中を走るみちで通行量は多くなく、北海道の山の中のようです。4時間の道のりは天気もあまり良くなかったですが途中滝が見えるところも湖が見えるところもありました。
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ホバートに行く途中にマウントフィールド国立公園があったので立ち寄ってみました。国立公園パスがあるので車の前に表示します。ここでは気楽に歩けそうなラッセル滝までの30分コースを歩いてみることにしました。
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ユーカリの森を歩くコースです。
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高い木が沢山ありました。でも今までのような雨林という感じはあまりしません。
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綺麗に整備された道を歩いていきますが、道の横には小さな渓流。何となく奥入瀬を思い出しました。ただ今まで歩いてきた国立公園の雨林と比べると人が多くて道も雨林と言いながら乾いた感じがして秘境度は高くなく、観光客の多さにちょっと荒れた感じがして雨林ウォークとしては点数が低い。
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ラッセル滝は階段状になった滝です。夏は水量が少ないようでちょっとがっかり。逆光でした。水が多い時のことを想像します。滝を上から見るところに少し登ってから引き返しました。まだホバートまで1時間以上あるので先を急ぎます。
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ホバート近くになるとブドウ畑や牧草地など人の手の入った緑が多くなりました。
ホバートはこれまでのところから見ると大都会。 -
年末のホバートは宿が取れずに苦労しました。見つけたのはホバートの中でもサンデイベイという住宅地にあるB&Bです。一応中心街まで徒歩圏内ということでここで3泊の予定。しかし、宿にはレセプションらしきものも無く駐車場があるとのことだったのにその表示もありません。古い建物を利用したB&Bですが綺麗にリニューアルしてあります。書いてある電話にかけても留守電になるばかり。そこへ荷物を運びこんでいるご夫婦がいたので聞いてみると、予約確認書に玄関ドアを開ける暗証番号が書いてあってそれを使ってドアを開けて入るのだとか。私たちはブッキングコムから予約を入れたので直接宿からはメールを貰っていません。チェックイン時間に遅れるときには電話しろと書いてあったのでチェックイン時間内だったので当然誰かいるものだと思っていました。彼らに続いて入ってみると玄関わきに番号が書いたボックスがあり、そのうちの一つに私の名前の書いた封筒があり中に部屋の鍵が入っていました。これで玄関の鍵も開けられるので締め出しに遭う恐れはなくなりました。
このご夫婦に私たちが到着したことを伝えなければ、と話すと、明日になったら人が来るからその時にわかるから問題ないよ、とのこと。まぁ、高い携帯電話代を使って伝えることもないか、と思い彼らの意見に従いました。
部屋は狭いですがシャワーもトイレも新しく綺麗です。部屋には暖炉もありますが、これは使う必要はなさそう。
早速荷物を置いて街を観に行くことにしました。 -
徒歩5分ぐらいでバッテリーポイントという歴史地区に入りました。古い建物も残っていて建築巡りのウォーキングツァーもあるそうです。評判のイタリアンレストランを目指しましたが年末年始はお休み。宿の近くのイタリアンも休みでした。
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サラマンカプレース裏のサラマンカスクエアにたどり着きました。捕鯨全盛期だった時代に倉庫群であったところが再開発されて観光客があつまるエリアになってます。気軽なレストランやカフェも多く軽く食べることにしました。流行っているシーフードの気楽な店に入ります。グラスワインとオイスターを頼みます。小粒で美味しい牡蠣です。
サラマンカスクエアにあるシーフードレストラン、味良し、カジュアルな雰囲気 by HANAさんスモルト イタリアン
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グラスで頼んだタスマニアワインもさっぱりしていて美味しい。サーモンもタスマニア産。食はタスマニアなかなか良さそうです。円安なのでどれも割高に感じてしまいますが。
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この辺りはアートもあってこれは不思議の国のアリス?
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サラマンカスクエア
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サラマンカプレース。煉瓦造りの倉庫街がおしゃれなお店やレストラン、ギャラリーなどになってます。港まで行ってみましたが疲れたので宿に帰りました。ずっと田舎を旅していたのでいきなり都会にきてそれまで野生動物などがいるようなところだったのに人が多くて疲れます。
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宿に戻ってラウンジで一休み。無料Wifiはこの部屋が良く繋がりました。
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キッチンに続くこの部屋は朝食エリアでもありますが、ソファがあってコーヒーや紅茶の設備、チョコレート、ポートワインが置いてありいつでも利用できました。
ネットで天気を確認すると明日は天気が良さそうなのでフレシネ国立公園に行くことにしました。
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