2014/12/01 - 2014/12/09
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gezellig kamerさん
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フランスの詩人アルチュール・ランボー(http://ja.wikipedia.org/wiki/アルチュール・ランボー)の生まれ故郷であるシャルルヴィル・メジエール(Charleville-Mézières)を訪れました。
ランボーの足跡の地図↓
http://www.charleville-mezieres.fr/Culture-patrimoine-et-jumelages/Rimbaud-et-Charleville-Mezieres/La-vie-de-Rimbaud
のページの一番下のPDF「Dépliant Arthur Rimbaud (pdf - 1,11 Mo)」というのを開けると彼の足跡がわかる地図が出てきます。このパンフの地図結構わかりやすいです。
アクセス等の基本情報はこちらが結構参考になりました。
http://www.ovninavi.com/746sp3
この街を訪れることにした理由は、自分がファンである歌手(Richard Charest)の方がランボーに関するミュージカルを作っているから、だったのですが実際にランボーの生まれ育った場所を訪れてその空気感を知れたのはすごく良かったです。こちら方面のことは下記にまとめてあるので、ランボーやミュージカルについて知りたい方は下記をご覧ください。
彼らによるランボーの人生紹介映像→ http://youtu.be/cPoz10q_At4
今回のシャルルヴィル巡りについてのブログ記事→http://cestlaviecestmaviee.blogspot.jp/2014/12/en-quete-des-traces-de-rimbaud-vol1.html
彼らのミュージカルについて → http://cestlaviecestmaviee.blogspot.jp/2014/02/rimbaud-musical-richard.html
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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パリの東駅からTGVでシャルルヴィル・メジエールへ。TGVに初めて乗ったので、一応東駅の下見に行きました。ここで切符詐欺に遭いかけた。。。(そして、その後おバカなことに、ほんとに詐欺にあって30ユーロすった→バカ。みなさま、券売機の近くで親しげに英語で話しかけてきて、切符の買い方を教えてくれる人には気をつけましょう苦笑。)
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東駅の朝。早朝だったですが、お店は閉まっているものの、結構人はいます。早朝でもカフェや本屋は開いています。冬なので、暖房コーナーもあります。
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早く着きすぎて暇だったので、本屋で最近流行りのフランスの本を見て回りました。やはり本屋は楽しい。オランドの元パートナーの暴露本笑。
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掲示板。青のプラットフォームと黄色のプラットフォームに分かれていて、どこのホームになるかは確か20〜30分前にこの電光掲示板に表示されます。7:58発の電車で出発です。行きは乗り換えなしでシャルルヴィル・メジエールに行く列車でした。値段ですが、自分の場合は、往復で49.50ユーロでした。ただ、日にちや時間帯によってかなり値段の差があります。この値段は、かなり安い席を探して買った記憶。平日や早朝などはやはり値段が安めだったと思います。
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さて、ついに乗車。
私は、ネットですでにTGVのチケットを予約(http://www.voyages-sncf.com/billet-train)して印刷してきたので、刻印は不要でした。
シャルルヴィル・メジエールの街ですが、すごく大きな町ではないので、ランボーゆかりの場所巡りだけが目的であれば、1日あれば余裕で巡れると思います。自分は9:40着ー17:00発くらいの旅程でしたが、結構時間を持て余しました。。。一人だったってことも大きいですが笑。 -
座席。カラフルできれいでした。が、なぜか周りが日本人ばかり。。。こういうのちょっとげんなりする。おまけにここで朝食大会が始まった。。。彼らは結局次の駅のランスで降りて行きましたが笑。
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世界の車窓から。。。ランスで一気に人が降りて、あとは完全ローカルモード。旅行客らしき人はいません笑。車内もひっそり。
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9:40にシャルルヴィル・メジエールに到着しました。パリから1時間30分ほどでした。降りてみたら、、、田舎。というか、外人なんぞ人っ子ひとりいない感が満載汗。。。
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シャルルヴィル・メジエールの駅舎です。クラシックでなかなかきれい。地図が欲しかったのですが、ないと言われたので諦めて、とりあえず町の中心街と思われる方向を目指しました。
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駅の近くにはこんな東屋みたいなものが。
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シャルルヴィルの街並み。パリと違って田舎の静かな街です。私自身は歩いていて、結構好きな感じの街並みでした。でも、誤解を恐れずに言えば、本当に何の変哲も無い静かな田舎町。若きランボーはこの生まれ故郷にうんざりして、パリに向かうわけですが、実際にこの街に行ってみて、そんなランボーの気持ちが少しわかった気がしました。若き情熱的なアヴァンギャルドな詩人からしたら、確かにここは「退屈な田舎町」だったかもしれないと思います。
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街のメインストリートと思しき場所。ちっちゃな街ですが、女の子は結構好きな感じではないでしょうか。個人的にはクリスマスの時期ということもあり、ちょっとノスタルジックな感じ好きでした。
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街角にはランボーという名の本屋さんも。このほかにもランボーにちなんだ名前のお店がいっぱいありました。というか、ランボーしか宣伝できるようなものがない、ような気も苦笑。
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本屋さんのディスプレイ。ちょっと素敵。
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本屋にはもちろん、ランボーコーナーがあります。
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デュカル広場(Place Ducale)。結構大きいです。パリのヴォージュ広場によく似ています。観光局もこのぐるっと広場を囲む建物の一角にあるので、何か知りたい場合は、ここで尋ねると良いと思います(ただ、英語は通じるかは謎(苦笑)。地図等もここでもらえました。)。観光局のページ(英語)→ http://english.charleville-mezieres.org/indexpc.php
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移動遊園地も。この日はクリスマス・マーケットの準備まっさかりでした。夜いたらきれいだっただろうなー。
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この辺とか、ヴォージュ広場そっくり。
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最初にまず、ランボーのお墓を訪れることにしました。デュカル広場からまっすぐ歩いて、15分くらいのところにあります。ちょっと離れていますが、そんなに遠いというほどの距離でもありません。
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この辺りはほんとにローカル住宅街でした。
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ちっとも墓地らしきものが見当たらないので、外でそうじをしていたおじさんに墓地はどこですか?と尋ねると、すぐそこだよ、と教えてくれました。ランボーの墓はすぐにわかりますか?と聞くと、↓
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あそこに見える木のすぐそばだよ、絶対見つかるよ、とおじさん。
そして、確かに入り口のすぐ側にランボーのお墓がありました。 -
左手がランボーの妹のヴィタリーのお墓。右がランボー(アルチュール)の墓。その下の白いお墓はランボーの祖父と母のお墓です。ランボーはほかにも兄弟がいるのですが、なぜか彼らのお墓はここにはないようで。。。なんでだろう。
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ランボーの祖父と母ヴィタリーの墓。
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ランボーのお墓。彼のために祈ってくださいとシンプルに刻まれている。というわけでお祈りしました。
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墓地にはこんなポストも。多分投函できます笑。
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デュカル広場に戻ってきました。
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よく見るとこんな田舎にも日本食レストランが。フランスって本当にジャポニズム好きね。。。
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クリスマスの装飾もあちこちに。アルデンヌ地方は比較的ベルギーやドイツのほうに近いからか、サン・ニコラもあちこちで見かけました。大昔オランダにいた頃、シンタクラースをお祝いしていたのでなんだか親近感が。
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おいしそうなお菓子。
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歩いているうちに、ミュゼ・ランボー(Musée Rimbaud)として使用されている水車小屋(今は改修中)が見えてきました。
Wiki(フランス語)→ http://fr.wikipedia.org/wiki/Musée_Rimbaud -
確か、今年2015年中には工事完了、のはず。
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水車小屋の回りはムーズ川が。ここでランボーや兄のフレデリックはきっと遊んでいたのだろう、、、と想像。映像も撮ってきました→http://youtu.be/f18pHrFB8pI
静かすぎる笑。 -
静かで実に心落ち着く場所です。この日はあいにく曇りかつ酷寒でしたが、夏の気候の良い時期はかなりすてきな感じの河畔なのではないかと思います。
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水車小屋の前にはこんな椅子のモニュメントがありました。それぞれにランボーと他の詩人or作家の言葉が刻まれています。
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背もたれの模様が少しずつ違っておしゃれ。
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その中の一つ。「世界は愛に飢えている。きみがその渇きを癒しに来るだろう。」ランボーってこんな優しいことばも書いてたんだとちょっと驚いた私。
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水車小屋と通り。
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さて、水車小屋に普段展示されているランボーの遺品たちは、というとアルデンヌ博物館(Musée de l'Ardenne)にちゃんと移動されていました。しかも無料。
http://www.charleville-mezieres.fr/Culture-patrimoine-et-jumelages/Les-etablissements-culturels/Les-musees -
ランボーの遺品たち。スーツケースは思ったより大きかったです。
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ボロボロの本。こんな本をランボーは読んでいたんだろうか。
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手紙は実物ではなくレプリカでした。
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有名な絵。
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ランボーって今のスタンダードでもだいぶ、美形だと思うのですが、本当に美少年だったんだろうな、、、。
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等身大のランボー笑。
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ムーズ川(la Meuse)。
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川にかかっていた橋。
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橋からの眺め。
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時間があったので、モン・オランプに登ってみました。が、なぜか木で周りが覆われていて絶景の眺め、、、みたいなものはあまり見れず残念。普通の住宅街でした。
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初冬でしたが、まだ秋の香りも残っていました。
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水車小屋がある通りは通りの名前もランボーにちなんでいます。
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ランボーが通っていたコレージュ跡。
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教会。ランボーの母ヴィタリーはここで、風来坊のランボーの無事を祈っていたんだろうか。。。
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教会の内部。
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さて、お昼前に行ったら、今からお昼休みだから14:00に来てくれと言われたランボーが少年時代を過ごしたメゾン・デザユール(La maison des Ailleurs)にリベンジです。風車小屋の目と鼻の先にあります。
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川を右手にして、水車小屋を背にし、この川沿いを歩いて行くとすぐランボーの生家に行き当たります。
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赤いドアが目印。12:00-14:00はお昼休みなのでご注意を。
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おばちゃんが二人で受付をしていました。シーズンオフだからか、見に来ていたのは私と、ガチランボーファンと見られる男性一人だけ笑。おばちゃんたちもゆったりと受付をしていました笑。
写真は、ランボーが先生であるイザンバールに宛てた手紙の一部。私がランボーの手紙の中ですごく好きな箇所がたまたま抜粋されていました。自由への渇望が語られています。 -
中はモダンアートのような感じで、ランボーの人生が解説されています。
雰囲気はこんな感じ(映像)→http://youtu.be/ojz8YwCX0Wc -
この家からも水車小屋が見えます。
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部屋の中はこんな感じで、ちょっとしたお化け屋敷というか、サイケなランボーの頭の中のよう。
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ランボーが過ごしたという部屋。受付のおばちゃんに聞いたら教えてくれました。
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本の販売コーナーには、こんなバンデシネ(漫画)も。
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駅の近くにはランボーがいたというカフェ・ドゥ・リュニヴェール(Cafe de l'Univers)も。
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またTGVに乗ってパリに帰りました。この日、本当に寒かった。。。
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