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 かつて所属していた職場の傍系会社が募集・催行する「すてきらいふツアー」に初めて参加してみた。ツアー名称から年金受給者を対象にした、若干グレードの高い小旅行である。<br /> 我が家では、すでに15年ほど続いている歌舞伎鑑賞には、毎年1度だけであるが正月の楽しみ行事にしている。「寿初春大歌舞伎」を見るために、松竹歌舞伎会に加入し、チケットをゲットしているので、新派も個人でゲットできるが、今回初めてツアーに参加してみた。お目当ての11月新派特別公演は新橋演舞場で公演されており、特に今回歌舞伎の17世中村勘三郎、18世中村勘三郎の追善公演である。<br /> 演目は「鶴八鶴次郎」、「京舞」でいずれも中村勘三郎親子に所縁ある、新派の名作である。<br /> 鶴八鶴次郎には18世中村勘三郎の長男と次男が鶴八、鶴次郎を演じた。長男勘九郎が鶴次郎、次男七之助が女形で鶴八を演じた。兄弟の歌舞伎役者としての評価が高まる中、特に勘三郎没したのちの七之助の女形の成長が著しく、見ごたえがあった。<br /> 京舞は水谷八重子、波野久里子(18世中村勘三郎の姉)の公演が素晴らしく、堪能した。劇中追善ご挨拶があり、新派の大御所水谷八重子をはじめ、18世中村勘三郎の実姉、二人の遺児、出演者、および関係者のあいさつがあった。 <br /><br />ツアーは高速道を走り最初の目的地「鳩山会館」に到着した。<br /> 鳩山会館は護国寺に通じる音羽通の中ほど小高い丘の上にある。会館には鳩山家四代について展示されている。私共の年代で記憶に残るのは鳩山一郎であるが、系図を見ると鳩山重右衛門博房四男和夫が鳩山一郎の父親である。昔流に言えば分家して鳩山会館の初代ということらしい。<br /> 初代が衆議院議長、二代一郎は内閣総理大臣、三代威一郎は外務大臣、四代由紀夫内閣総理大臣、同弟邦夫文部大臣とい言う政治家一家である。<br /> 東京在住時代二年参りで護国寺にお参りしているが、鳩山家は現会館に居住はしてないみたいであるが、音羽御殿を近くまで見に行った記憶がある。<br /> 会館内は一部見学できない部分と、撮影禁止部分があるが、庭園も広く、大きな樹木に囲まれ、バラをはじめ花壇も広い。小山の頂上なので見学者用駐車場がないのが難点といえば難点である。<br /><br /> 音羽通りから車で2~3分で椿山荘に到着した。本日の昼食会場である。<br /> 椿山荘は首都高速5号線を通過する際、施設等見下ろせ、幾度となく見ているが、用地内に入るのは初めてであった。<br /> 昼食会場に案内され、それなりの昼食メニューであったが、そのあと出発時間まで庭園内を散策した。都心でありながら用地内は起伏に富んでおり、地形が生かされ、小川、滝、池など、庭園内は散策路が整備されている。「庭園のご案内」の椿山荘史跡・景勝の項に、三重の塔「圓通閣(えんつうかく)」について記載されている。<br /> 三重塔の創建は平安期のものらしく、その後移築、改修が行われた由緒ある建造物である。(詳細は長くなるので割愛)<br /><br /> この後明治神宮を参拝した。<br /> 明治神宮は数度参拝しているが、年末から年始にかけての参拝客数は全国で最大と言われている。1度正月に訪れた際は、原宿の鳥居あたりから、本殿までぎっしり。まるで一寸ずりで、大変な思いをしたことがあるが、この日の参拝者はちらほらで境内の広さを初めて実感した。<br /><br /> この日の宿泊はホテルニュー大谷であり、若干早めの入館であった。<br /> ホテルは敷地内に3本のビルがある。過去2度宿泊しているが、いずれも真ん中のタワーで、今回も同じくタワーであった。<br /> さすがに本館は容易には宿泊はできない。(ツアーでは予算上無理)ホテルのエントランスは本館であるが、長い通路を経てタワーに行き着く。夕食は参加者の好みによって分かれたが、各種メニューを見比べ洋食にしたが、参加者では1組だけであった。会場は本館にあり、さすがに外人客が多かった。<br /><br /> 宿泊は22階のツインルームであったが、夕暮れの都内が窓越しに眺められ、特に暮れかかった時間帯、うっすらと富士山がみられ、感激した。東京で窓越しに、こんなに大きく見たのは、東京在住時代を含め、とにかく初めてであった。<br /> うっすらと浮かんだ富士山は窓越しであり、明るさ、コントラストなどを限界まで調整してある。<br /> <br /> 

都内観光と新派観劇

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2014/11/13 - 2014/11/14

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na1430

na1430さん

 かつて所属していた職場の傍系会社が募集・催行する「すてきらいふツアー」に初めて参加してみた。ツアー名称から年金受給者を対象にした、若干グレードの高い小旅行である。
 我が家では、すでに15年ほど続いている歌舞伎鑑賞には、毎年1度だけであるが正月の楽しみ行事にしている。「寿初春大歌舞伎」を見るために、松竹歌舞伎会に加入し、チケットをゲットしているので、新派も個人でゲットできるが、今回初めてツアーに参加してみた。お目当ての11月新派特別公演は新橋演舞場で公演されており、特に今回歌舞伎の17世中村勘三郎、18世中村勘三郎の追善公演である。
 演目は「鶴八鶴次郎」、「京舞」でいずれも中村勘三郎親子に所縁ある、新派の名作である。
 鶴八鶴次郎には18世中村勘三郎の長男と次男が鶴八、鶴次郎を演じた。長男勘九郎が鶴次郎、次男七之助が女形で鶴八を演じた。兄弟の歌舞伎役者としての評価が高まる中、特に勘三郎没したのちの七之助の女形の成長が著しく、見ごたえがあった。
 京舞は水谷八重子、波野久里子(18世中村勘三郎の姉)の公演が素晴らしく、堪能した。劇中追善ご挨拶があり、新派の大御所水谷八重子をはじめ、18世中村勘三郎の実姉、二人の遺児、出演者、および関係者のあいさつがあった。

ツアーは高速道を走り最初の目的地「鳩山会館」に到着した。
 鳩山会館は護国寺に通じる音羽通の中ほど小高い丘の上にある。会館には鳩山家四代について展示されている。私共の年代で記憶に残るのは鳩山一郎であるが、系図を見ると鳩山重右衛門博房四男和夫が鳩山一郎の父親である。昔流に言えば分家して鳩山会館の初代ということらしい。
 初代が衆議院議長、二代一郎は内閣総理大臣、三代威一郎は外務大臣、四代由紀夫内閣総理大臣、同弟邦夫文部大臣とい言う政治家一家である。
 東京在住時代二年参りで護国寺にお参りしているが、鳩山家は現会館に居住はしてないみたいであるが、音羽御殿を近くまで見に行った記憶がある。
 会館内は一部見学できない部分と、撮影禁止部分があるが、庭園も広く、大きな樹木に囲まれ、バラをはじめ花壇も広い。小山の頂上なので見学者用駐車場がないのが難点といえば難点である。

 音羽通りから車で2~3分で椿山荘に到着した。本日の昼食会場である。
 椿山荘は首都高速5号線を通過する際、施設等見下ろせ、幾度となく見ているが、用地内に入るのは初めてであった。
 昼食会場に案内され、それなりの昼食メニューであったが、そのあと出発時間まで庭園内を散策した。都心でありながら用地内は起伏に富んでおり、地形が生かされ、小川、滝、池など、庭園内は散策路が整備されている。「庭園のご案内」の椿山荘史跡・景勝の項に、三重の塔「圓通閣(えんつうかく)」について記載されている。
 三重塔の創建は平安期のものらしく、その後移築、改修が行われた由緒ある建造物である。(詳細は長くなるので割愛)

 この後明治神宮を参拝した。
 明治神宮は数度参拝しているが、年末から年始にかけての参拝客数は全国で最大と言われている。1度正月に訪れた際は、原宿の鳥居あたりから、本殿までぎっしり。まるで一寸ずりで、大変な思いをしたことがあるが、この日の参拝者はちらほらで境内の広さを初めて実感した。

 この日の宿泊はホテルニュー大谷であり、若干早めの入館であった。
 ホテルは敷地内に3本のビルがある。過去2度宿泊しているが、いずれも真ん中のタワーで、今回も同じくタワーであった。
 さすがに本館は容易には宿泊はできない。(ツアーでは予算上無理)ホテルのエントランスは本館であるが、長い通路を経てタワーに行き着く。夕食は参加者の好みによって分かれたが、各種メニューを見比べ洋食にしたが、参加者では1組だけであった。会場は本館にあり、さすがに外人客が多かった。

 宿泊は22階のツインルームであったが、夕暮れの都内が窓越しに眺められ、特に暮れかかった時間帯、うっすらと富士山がみられ、感激した。東京で窓越しに、こんなに大きく見たのは、東京在住時代を含め、とにかく初めてであった。
 うっすらと浮かんだ富士山は窓越しであり、明るさ、コントラストなどを限界まで調整してある。
 
 

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  • 松竹歌舞伎会会員誌「ほうおう」11月号から転写<br /><br /> 鶴八  中村七之助<br /> 鶴次郎 中村勘九郎

    松竹歌舞伎会会員誌「ほうおう」11月号から転写

     鶴八  中村七之助
     鶴次郎 中村勘九郎

  • 松竹歌舞伎会会員誌「ほうおう」11月号より転写<br /><br /> 水谷八重子 春子 3世井上八千代<br /> 波野久里子 愛子 4世井上八千代

    松竹歌舞伎会会員誌「ほうおう」11月号より転写

     水谷八重子 春子 3世井上八千代
     波野久里子 愛子 4世井上八千代

  • 写真中央付近銅像は2代一郎夫人薫<br />左建物鳩山会館

    写真中央付近銅像は2代一郎夫人薫
    左建物鳩山会館

  • 2代鳩山一郎銅像

    2代鳩山一郎銅像

  • 鳩山会館庭園から撮影 銅像は2代一郎像

    鳩山会館庭園から撮影 銅像は2代一郎像

  • 庭園バラのアーチ

    庭園バラのアーチ

  • 庭園内植物案内板

    庭園内植物案内板

  • 鳩山和夫・鳩山春子(初代夫人)

    鳩山和夫・鳩山春子(初代夫人)

  • 鳩山一郎夫人薫

    鳩山一郎夫人薫

  • 食堂

    食堂

  • 応接室

    応接室

  • 会議室

    会議室

  • 会議室

    会議室

  • 会議室

    会議室

  • 会館玄関入口

    会館玄関入口

  • 椿山荘庭園<br />中央左三重の塔

    椿山荘庭園
    中央左三重の塔

  • 三重の塔

    三重の塔

  • 三重の塔

    三重の塔

  • 右椿山荘 ホテル<br />左チャペル

    右椿山荘 ホテル
    左チャペル

  • 明治神宮 正面本殿

    明治神宮 正面本殿

  • 明治神宮本殿左側

    明治神宮本殿左側

  • 明治神宮本殿

    明治神宮本殿

  • 本殿前広場

    本殿前広場

  • 本殿広場

    本殿広場

  • 本殿広場

    本殿広場

  • ホテル22階からの都内景色

    ホテル22階からの都内景色

  • 中央に富士山

    中央に富士山

  • 翌朝朝の都心風景

    翌朝朝の都心風景

  • 中央に富士山

    中央に富士山

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