念願のマチュピチュ＆モアイに出会う旅（7日目）イースター島

2014/09/11 - 2014/09/23

イースター島2日目。
今日も勢いだけでレンタルした自転車で島を巡る。
全くのノープラン、『アフ・トンガリキ』や『ラノララク』まで行けるなら行ってみたいと思ってホテルをあとにする。


9/11[ＮＲＴ]17：50⇒16：40[ＹＹＺ]17：40⇒00：30[ＬＩＭ]　空港野宿
　　　　　　 　AC2便　　　　　　　AC80便
9/12[ＬＩＭ]5：00⇒6：20[ＣＵＺ]　クスコ市内観光
　　　　　　　LA20245便
9/13[ポロイ]6：40→9：52[マチュピチュ]　マチュピチュ観光
9/14ワイナピチュ登山　[マチュピチュ]17：23→20：50[ポロイ]
9/15[ＣＵＺ]5：50⇒7：15[ＬＩＭ]9：00⇒14：35[ＳＣＬ]17：40⇒21：35[ＩＰＣ]
　　　　　　　LA2002便　　　　　　　LA2635便　　　　　　LA833便　
9/16イースター島観光
9/17イースター島観光
9/18イースター島観光
9/19イースター島観光　　[ＩＰＣ]23：05⇒5：55[ＳＣＬ]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　LA844便
9/20[ＳＣＬ]7：30⇒9：30[ＬＩＭ]　リマ市内観光
　　　　　　　　LA2638便
9/21[ＬＩＭ]2：00⇒11：00[ＹＹＺ]　ナイアガラ観光
　　　　　　　　AC81便
9/22[ＹＹＺ]7:55⇒8:35[ＯＲＤ]10:50⇒13:45[ＮＲＴ]
UA1547便　　　 　　NH11便

エリア イースター島(チリ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 自転車
• 旅行の手配内容: 個別手配

イースター島２日目の第一モアイを発見。
ホテルを出て自転車で３０分ほどの場所にある名もなき一体のモアイ。

一人ぽつんっとたたずむこのモアイが何とも哀愁たっぷり。

一体のモアイのそばから『アフ・ハンガ・テエ』を望む。

『アフ・ハンガ・テエ』のそばで転がるプカオ

倒された８体のモアイの脇にはプカオがそのまま置き去りにされている。
後方に見える『アフ・ハンガ・テエ』のアフの下からは約２００体の人骨が発見されたようだ。

これらのモアイはモアイ倒し戦争で倒され、その後のチリ地震の津波でさらにダメージを受けたようだ。

近くで見ると倒されたモアイの大きさが伝わってくる。

立っているモアイ以上に、倒されたモアイの方が、今まで乗り越えてきた歴史を感じさせてくれるような気がした。

倒されて顔が土に埋まったままの名もなきモアイ。
モアイを間近に見ることができる。

倒されて顔が土に埋まったモアイの目には蜘蛛の巣が貼っていた。
こうしてこのモアイも自然の中で生きているのかもしれない。

名もなきモアイから約１５分で『アフ・ウラ・ウランガ・テ・マヒナ』に到着する。
こちらのモアイは後期のモアイと考えられているようだ。

こちらにも同様にモアイのプカオが転がっていた。
うっすらと模様も見ることができる。

転がったままの『アフ・ウラ・ウランガ・テ・マヒナ』のモアイ。
背中をよく見ると、プカオ同様に模様が見て取れる。

モアイの背後には荒々しく波が打ち寄せる海岸線が。
モアイたちもこの海風によって浸食されているかもしれない。

少し離れた場所から『アフ・ウラ・ウランガ・テ・マヒナ』のモアイを眺める。

彼らモアイたちは哀愁たっぷり。
しっかりと復元するのも大切だがこのようにしてそのまま残しておくのも、非常に大切な事だと思う。

『アフ・ウラ・ウランガ・テ・マヒナ』からすぐの場所にある『アフ・アカハンガ』
ここは見ない海岸にあるアフの中でも最大級の場所だそうだ。

『アフ・アカハンガ』では倒されたままなだらかな丘にうつ伏せに倒れるモアイが迎えてくれる。

このモアイをそばで観察。
間近で顔の堀をしっかりと見ることができる。

ガイドブックによればこのモアイは５．２ｍもの大きさになるようだ。

『アフ・アカハンガ』で倒されたモアイ。
アフにはプカオが再利用されているのがわかる。

ガイドブックによればこの場所いは最大で１０体ぐらいのモアイ像が立っていたと考えられており、また、周囲には３，０００人ほどの大きな部族が住んでいたと考えられているようだ。

無造作にモアイの顔が置いてあるが、しっかり四方を石で囲っている。
イースター島ではこうした石で囲まれた場所に入ってはいけない。

アフに埋まりかけているモアイの頭。

２．３ｍの大きさの愛嬌のあるモアイ。
人間というよりは、お猿さんをモチーフにしたようなかわいらしいモアイだ。

この愛嬌たっぷりのモアイ、ガイドブック情報では何者かが持ち去ろうとして途中で破棄したのではないかとのこと。

先ほどまで曇っていた空もだんだんと明るくなり始める。
マリンブルーの海がとても美しく感じられた。

どうしても立った状態のモアイのイメージが先行しているが、こんな無造作に多くのモアイたちが残されている。

空と海の組み合わせが素晴らしい！！

真ん中に見えるのが先ほどから搭乗している愛嬌のあるモアイ。
こんな感じで置かれたままになっている。

こうしてモアイを見ながらのランチタイム。
少しだけでも当時の生活が体験できたような気分になれる。

動物たちはこのようにして自然へと帰っていく。

『アフ・アカハンガ』には１時間３０分もの間滞在する。
この先『アフ・トンガリキ』を目指したかったが時間の都合でハンガ・ロアへと戻っていく。

その帰りに再度立ち寄った『アフ・ウラ・ウランガ・テ・マヒナ』
天気が変わるだけで印象が大きく異なる。

人間が作ったものなんって、この自然に比べればちっぽけだなと感じさせられた。

こうしていたるところで動物たちを目にすることができる。
おそらく食用だと思うが、この動物たちがどうやって、何のために飼育されているのかは不明だ。

ほとんど対抗する車もない、こんな道をひたすら自転車で駆け抜ける。
下り坂は本当に気持ちよかった。
登り坂での向い風、こんなきついものはなかった(汗)

牛の大群！！
彼らは思いのほか臆病でほとんど近づくことはできない。

自転車で島を回っていると、景色のいい場所でついつい自転車を止めてしまう。

海ってなんか素晴らしいな、そんなことを再認識させられたイースター島の海。

どこまでも続く水平線にどんどん引き込まれていく。

海が穏やかだったので「もっと海辺に近づいてみたら」と嫁に行った矢先、大きな波が打ち寄せてくる。
危うく、生死にかかわるかもしれない事態になるところだった(汗)

奥に見えるのが、当初の予定で向かうはずだったモアイ製造工場『ラノ・ララク』

今日のルートは思いのほかしっかりと舗装がなされていた。

ついつい寄り道ばかりをしてしまいようやく『アフ・ハンガ・ポウクラ』へ。

ここには完全に土に埋まってしまったモアイの姿を見ることができた。

『アフ・ハンガ・ポウクラ』では１０分程度周囲を見学する。

どこまでも続く青い海、青い空。
今までは島へ行くということをあまりしなかったので、こうした景色が非常に新鮮だった。

『アフ・ハンガ・ポウクラ』から『アフ・ビナプ』を目指すことになったが、そこで道を間違えてしまい、嫁のテンションが一気にガタ落ち。不機嫌(汗)

このメインの通りにまで戻り分岐点を確認してから仕切り直し。

この美しい景色を眺めながらも嫁の怒りが収まらない。
なぜなら、舗装されていない上り坂をひたすら自転車を押しながらの移動だったから。

このルートへ行く場合には十分気を付けていただきたい

こんなところにも倒されたモアイが。
自分もこうやって逃げるように倒れてみたかった。

嫁が切れ始めてから約３０分。
この動物たちを見ながら、そして下り坂に突入し始め、ようやく機嫌を取り戻し始める。

この牛とはどんだけ撮るんだというくらい記念撮影の嵐(汗)

『アフ・ビナプ』の入口で、大きな牛に迎えられる。

そしてこの場所が島の南端にあたる『アフ・ビナプ』だ。

モアイばかりでそろそろ飽きが出てきたかもしれないが、ここでも多くの倒された無残な姿のモアイを目にすることができる。

草原にも会い、海、そして青空。
もう見慣れてきた光景かもしれないが、この組み合わせがいい！！

これは島の中で数少ない女性のモアイとと言われているもの。
女性のモアイはプカオと同じ赤い石で作られているそうだ。

倒されたモアイとプカオ

ここにも

こっちは顔だけあおむけに。

こうして自然に馬たちが生活している。
馬や牛の数の方が島民よりも多いかもしれない？？

イースター島の動物たちは非常に臆病だが、嫁はこの場所で一頭の馬を完全に手なずけていた。恐るべし。

イースター島内で最も美しい石組と言われるアフ。

ガイドブックによればトール・ヘイエルダールがインカ文明との共通点と確信した石組だそうだ。

確かに数日前にクスコで見た石組に似ているような？？

『アフ・ビナプ』から空港わきを抜けて自転車を走らせ３０分ほどで辿り着いたのが『アナ・カイ・ダンガタ』そばの公園。

「ここから見る夕日はきれいだろうな」と、珍しく夫婦の意見が一致する。

夕日の時間まではさらに運動！！
様々な器具を使って体をほぐしたり、鍛えなおしたりして時間を過ごす。

思いのほか面白い器具が並んでいた

海に沈む夕日が美しそうに見えそうだと、なんとなく入ったレストラン『VAIHA'ARI』。

どんな食事が楽しめるか？？

昨晩から飲み始めたチリビール『Escudo』、なんとも言えない飲みやすさにはまってしまう。

グラスに注がれた『Escudo』。
運動をしてきたあとのビール、絶景をら眺めながらのビール。最高にうまいシチュエーション！

早速運ばれてきたイースター島名物のエンパナーダ。
私はツナ、嫁はチキンをオーダーした。

スペインの前菜サルピコンのようなサラダと一緒に頂く。
外の皮はパリパリ、中のお肉は肉汁たっぷりのジューシーな味、最高の組み合わせだった。
食事だけでなくビールも進む。

少しお店を飛び出し目の前の広場へ。
傾きかけた夕日、うっすらとかかる雲、ブルーの空。イースター島で見た最も美しい景色といっても過言ではないかもしれない。

軽くエンパナーダだけをいただくつもりだったのに、美味しいご飯に胃袋が刺激されてしまい追加オーダー！

この旅で気に入った『セビーチェ』をオーダーする。

こちらのお店のセビーチェはマグロを使ったセビーチェだった。

今までの白身魚とは違った味を楽しむことができた。

匂いを嗅ぎつけてやってきた野良犬。
思いの外大人しく、可愛らしく見える。

ただし餌を与えてはならない。

お世話になったレストランの全景。
サンセットバーの名に恥じない素晴らしい夕日を見ながら美味しい食事をいただくことができた。

だんだんと水平線に向かって夕日が沈み始める。

これから見られるであろう情景に期待が高まる。

サンセットのオレンジがより際立ち始める。

水平線に沈みゆく太陽。
穴場スポットなのか周囲に人はおらず、夫婦二人でこの絶景を独占する。

しばらくすると水平線に大きな雲に太陽が隠れ始めてきた。
もう少し持ち堪えろ！

間も無くでサンセットという段になって雲の力が勝り始める。

消えゆく太陽。
この太陽がこの後すぐに日本を照らす。
改めて地球が丸いことを感じさせられた。