2014/10/28 - 2014/10/30
692位(同エリア3439件中)
玄白さん
9月に引き続き、友人所有の山中湖ロッジに行ってきました。山中湖もすっかり秋が深まって紅葉も身頃を迎え、旭丘湖畔緑地公園ではライトアップが始まっています。今回も、あちこち遠出はせず、山中湖周辺で、紅葉と富士山の撮影三昧です。
前編は、富士山を主題にした風景写真撮影編です。撮影場所は、パノラマ台、三国峠付近、山中湖交流プラザ「きらら」付近、旭丘湖畔緑地公園です。今回のメインイベントは、富士山の頂上に太陽が沈むダイヤモンド富士です。幸い天候に恵まれ、初トライのダイヤモンド富士をカメラに収めることができました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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イチオシ
10月28日
いきなり、星景写真ですが・・・
前日夜11時に自宅を出発し、山中湖ロッジに午前3時前に到着。真夜中に移動した目的は、高速料金の深夜割引利用というセコい考えと夜明けの富士山撮影のため。
ロッジにチェックインし、連れ合いは運び込んだ荷物の整理や朝食準備でロッジに滞在。一人で夜明けの赤富士撮影のため、パノラマ台へ。
夜明けまで時間があり、まだ空が暗いので、星景写真にトライ。40ショットのソフトウェア多重露光(明コンポジット合成)である。 -
この日の日の出は6:03 日の出直後の富士山。紅富士になった。夏の富士も良いが、やはり頂に雪をかぶった富士山が絵になる。
今年は12日前の10月16日に初冠雪だった。 -
山中湖周辺からは朝日を浴びた富士山をほぼ正面から見ることになる。
6:50 日が昇ってきたので旭丘湖畔緑地公園、夕焼けの渚へ移動。 -
湖畔緑地公園では10/24から11/9まで紅葉のライトアップが行われている。その下見を兼ねて、公園内をしばらく散策することにした。
湖畔に下りてみる。まだ早朝で風がなく、湖面が静かなので逆さ富士が見えた。 -
湖畔緑地公園内からは意外と富士山が見える場所があまりない。国道413号(通称まりも通り)の歩道からはなんとか富士山が見えるが、道路わきの電線がじゃまになる。かろうじて電線が写り込まないアングルで撮れた一枚。
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午前7時半
湖岸を散歩する親子、写真を撮っている人がいる。公園の紅葉は、今の時間帯では日陰になっている。
なお、公園内の紅葉の様子は、後編にて。
そろそろ、連れ合いがロッジで朝食の支度をして待ちかねているのでいったん、ロッジに引き上げよう。 -
ロッジで朝食後、しばらくのんびりしたあと、連れ合いとともに、再び旭丘湖畔緑地公園へ。夕焼けの渚に出てみると、日が高くなっているので、湖畔の紅葉が鮮やかになってきた。
山中湖には、渡りはせず年中すみ続けている数羽の白鳥が居る。湖畔を散策していると白鳥たちが近寄ってきた。観光客に餌付けされているのでまったく人を恐れない。
この後、文学の森公園の紅葉をみてから、山中湖西岸の最近できたばかりのスーパーへ買出しに。ロッジのオーナー夫人の話では、このスーパーができる前は隣町の富士吉田まで買出しに行っていたそうな。
なお、文学の森公園の紅葉も後編にて紹介予定。 -
連れ合いの手作りランチをロッジで済ませたあとは、日帰り温泉「石割の湯」で午後のひとときをのんびり過ごす。
その後、今回の山中湖ロッジ滞在の一番の目的であるダイヤモンド富士の撮影に平野地区の山中湖交流プラザ「きらら」の前の湖岸へ。ダイヤモンド富士まで一時間以上前だが、すでにこの三脚の列! 早めに来てよかった。
一時間後にはざっと100名近くのカメラマンが集まってきた。 -
午後4時6分、太陽の下側が富士山頂上に接し、ダイヤモンド富士の始まり、始まり。
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太陽の動きはけっこう早い。みるみる沈んでいく。あたりにバシャバシャとシャッター音が鳴り響く。さながら重要人物の記者会見場での報道カメラマン達の撮影のようだ!
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太陽の上辺がかろうじて残り、最後の輝きを放っている。
かすかに薄雲がかかっていて、その雲に富士山の影が投影されている。 -
16:09分 太陽は沈み、ダイヤモンド富士劇場終了。この間、わずか3分である。
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太陽が沈んでから5分後の富士山頂上付近のアップ。逆光に照らされた雲の動きが早く、富士山頂上は強風が吹き荒れているようだ。
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イチオシ
いったん、ロッジに引き上げ、1時間後、紅葉ライトアップを見るために、ふたたび連れ合いと共に旭丘湖畔緑地公園へ。すでにライトアップは始まっている。ライトアップされた紅葉は、後編にて。
まず、マジックアワーの空に浮かぶ富士山の姿を見に湖岸へ降りる。 -
ライトアップされた紅葉、薄暮の空に浮かび上がる富士山のシルエット、それを映す水をたたえた湖岸のなだらかな曲線、美しい情景である。
一時間半ほどライトアップされた紅葉を鑑賞し、ロッジに引き上げ。
連れ合いの手作りの料理で夕食後、明日も夜中起きして星の写真を撮影するので、早めに就寝。 -
10月29日
夜中の1時半に起床。この夜は、日暮れ時から出始めた霧が湖岸に漂っている。これでは星は見えない。少し標高が高いところに移動すれば霧の上に出られると予想し、三国峠付近まで行ってみた。
予想どおり、ここまでは霧は上がっていない。さっそく撮影開始。昨夜と同じような構図だが、今日は山中湖は霧で覆われている。その霧は湖岸の建物や信号機、車のライトで照らされてきれいに色づいて見える。 -
このシーンを、続けて30ショット撮影。しかし、途中から霧がわきあがり、富士山を隠してしまったので、16ショットだけ使って明コンポジット合成し、星の軌跡を表現してみた。7分弱の露光時間なので、ちょっと軌跡が短くなってしまった。
とはいえ、人間の目では見えない星空ときれいな夜霧の写真になった。 -
イチオシ
夜明けまでには霧が引いて朝日に照らされた富士山が見えることを祈って、しばらく車の中で防寒着を着込んで仮眠を摂った。
6:04 日の出の時間。幸い周りの霧は引き、夜明けの空に富士山がくっきり見えている。昨日ほど富士山は赤く染まらなかったが、ほんのり茜色に染まった空に浮かび上がった富士山のシルエットが美しい。
茜色を強調するためにWBは晴天日陰にして高めの色温度に設定した。 -
わずか7分後、日光は富士山中腹まで到達。
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さらに30分後、平野地区の森にも日の光が差し込んできた。
早朝の富士山撮影を終えて、ロッジに撤収。午前中は、ロッジでまったりとした時間を過ごす。昼は外食しようということにして、昨日予約を入れておいたイタリアンレストラン「森のアルムへ。(このレストランについては、後編にて) -
今日は昼過ぎになっても昨日以上の好天。昨日に引き続き、もう一度ダイアモンド富士の撮影へ。我ながらしつこい!
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イチオシ
昨日より大気が安定していて、富士山頂上付近の雲もほとんど無い。
自衛隊機か米軍機か? 飛行機雲をたなびかせながら飛行機が富士山上空を飛んでいく。 -
隣りで撮影していたカメラマンによると、この付近でのダイヤモンド富士撮影では、富士山頂上のど真ん中に太陽が沈む位置は、一日で100m以上移動するのだそうだ。
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今日も3分ほどでダイヤモンド富士劇場は終了。昨日以上に大勢のカメラマンで賑わっていた。
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富士山頂上に太陽は沈んで10分後、未練がましく富士山を見ていると、また飛行機雲を引いた飛行機が富士山頂上付近を通過していく。
2回目のダイヤモンド富士の撮影を終えてロッジに戻る。夜になっても好天が続いている。ロッジ滞在中に、これだけ好天気が続く機会はめったにないので、今宵もまた星の写真撮影をしたくなった。早々に夕食を済ませて、就寝。 -
夜中の11時に起床。まずは、旭丘湖畔緑地公園へ。すでに紅葉ライトアップの照明は消えている。湖面は風がほとんどないが、完全な水鏡にはなっていない。ここで富士山と星の軌跡を撮影しようとしたが、またまた霧が発生し始めた。撮影を中断してパノラマ台へ移動。
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イチオシ
10月30日
日付が変わって、翌日午前零時20分。
パノラマ台での真夜中の富士山と山中湖を覆う霧の情景。あいにく富士山上空には薄雲が出て、星の軌跡を写す星景写真撮影は断念。
しかし、星空の下の富士山と山中湖を覆う湖岸の明かりに照らされた夜霧の幻想的な情景の撮影ができた。
今宵は、これにて撮影終了。ロッジに戻る。 -
朝食後、昼の富士山の撮影をしようと再び山中湖交流プラザ「きらら」へ。
「きらら」のグランドのもみじが鮮やかに色づいていたので、富士山をバックにパチリ。 -
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山中湖に住みついている白鳥が、ここに移動していた。
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白鳥のボートと本物の白鳥のツーショット
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しばし、白鳥の撮影タイムだ。
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白鳥のボートと本物の白鳥のツーショット その2
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富士山をバックに白鳥君をアップで。
羽を拡げてくれないかと、じっと待つがなかなか思うようなポーズを取ってくれない。 -
そのうち、羽つくろいを始めた。近寄っても逃げもしない。
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逆さ富士
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富士山頂上をアップで。トンビが上空を舞っている。
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わかさぎ釣りをする釣り客
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またまた、パノラマ台に行ってみる。昼のパノラマ台は初めてだ。
ススキの穂が満開になっている。 -
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イチオシ
パノラマ台から三国峠に行く途中からの富士山と山中湖の展望。
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ススキと富士山
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逆光のススキは銀色に輝き、とても美しい。しかし、玄白の写真の腕では、その美しさを表現しきれない。
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パノラマ台、三国峠、明神山周辺はススキの大群落がある。箱根の仙石原のススキの群落が有名だが、こちらの方が規模が大きく美しいように思える。
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明神山中腹のススキの大群落
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逆光で銀色に輝く一面のススキの大群落は見事ととしか言いようがない。
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しつこく、銀色のススキを撮影
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富士山、紅葉の樹海、ススキの原
同じ所に何回出掛けても、富士山が見えるスポットは時間、気象条件、季節によって、さまざまな情景に出会える。富士山しか撮らないという写真家がいることも頷ける。やはり、富士山は特別な存在なのだと改めて思った次第である。幸い、これからも山中湖に訪れる機会はありそうなので、富士山を撮り続けたいと意を新たにしたのであった。
以下、「山中湖ロッジ滞在10月 紅葉編」に続く。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ちょめたんさん 2014/11/20 09:33:11
- 明神山中腹のススキ
- いいですね! 素敵です 来年は行ってみたいものです でも玄白さんのように粘り強くないと駄目ですね
ダイヤモンド富士も一日で角度が微妙に変わるんですね 今月の末には何処から見えるんでしょう?花の都公園でしょうか?玄白さんは 天候に恵まれましたね二日も!!羨ましいです
- 玄白さん からの返信 2014/11/20 11:15:51
- RE: 明神山中腹のススキ
- ちょめたんさん、はじめまして
玄白の旅行記訪問、イイネ投票ありがとうございます。
初めてダイヤモンド富士撮影にトライしました。幸い天候に恵まれ、撮影することができました。
今月末には、山中湖周辺でダイヤモンド富士が見られるのは、おっしゃるとおり花の都公園付近ですね。ただし、花は咲いていませんが・・・
そのほか、滝沢林道カーブ2付近、道志村鳥ノ胸山山頂でも見られるそうです。そちらは、玄白はまだ行ったことがありませんが・・・
玄白
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