2014/08/11 - 2014/08/23
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2014年夏旅
個人手配では難しいと思ってしまっていたロシア旅。でも、やってみたら実は全然簡単。そんなロシア旅の4日目 今日は念願のキジ島のたまねぎ寺院を見ます
http://hornets.homeunix.org
ここまでのロシア旅と現在公開中のこの先のロシア旅
準備編1 ビザを取って寝台特急を予約してみた
http://4travel.jp/travelogue/10947290
準備編2 キジ島フェリーを予約してみた
http://4travel.jp/travelogue/10947294
Day1 赤の広場で たまねぎ寺院に出会った
http://4travel.jp/travelogue/10947362
Day2 ガガーリンに会いに行ってみた
http://4travel.jp/travelogue/10947580
Day3 異国で寝台特急!初体験
http://4travel.jp/travelogue/10949140
Day4 念願のキジ島にたどり着いた
http://4travel.jp/travelogue/10949195
Day5 ロシア人ツアー潜入レポ!
http://4travel.jp/travelogue/10951773
Day6 Day7 サンクトで 路線バスに挑戦!
http://4travel.jp/travelogue/10960383
Day8 レンタカーで国境越え!十字架の丘へ
http://4travel.jp/travelogue/10960690
Day9 (歩いて回れちゃう!ヴィリニュス旧市街)
http://4travel.jp/travelogue/10960700
Day10 (市場内の惣菜屋のごはんが超うまかった in リガ)
http://4travel.jp/travelogue/10965828
Day11 (バックパック背負ったまま入るレーニン廟)
http://4travel.jp/travelogue/10968222
Day12 (最終日:モスクワの丸亀製麺に行ってみた)
http://4travel.jp/travelogue/10968391
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- JAL
PR
-
モスクワを20:30に出発した寝台列車はキジ島への玄関口であるペトロザボーツクに 朝の8:30に到着した。意外と快適に過ごせた12時間だった。各車両にはトイレが 1つしかなく、朝になるとみんなが同じようなタイミングで起き、同じようなタイミングで トイレに行こうとする為、トイレの前は行列になる。できれば他の人より一足先に 起きてトイレに行っておいた方がいいかもしれない。
列車は定刻どおりにペトロザボーツクに到着。列車は時間通りの運行になるので、 「今止まった駅はどこだろう?」と心配する必要はない。チケットに書かれてる 到着時刻が近づいてきたら下車の支度をすればよい。(てか、モスクワから途中で 止まる駅はないですが・・・)。 -
準備編でカレリアホテルにメールを打って、キジ島へのフェリーの予約を した時に「ペトロザボーツクの駅からシャトルバスがあるなら利用したいんだけど・・・」 と書いたら、こんな(↓)返事が来ていた。
Dear ********,
The trip to Kizhy island is booked for you!
We have free bus transfer from railway Station to the "Karelia" Hotel on August 14th from the trains #018A (Moscow - Petrozavodsk) arriving at 08:30 am and # 12 (Saint Petersburg - Petrozavodsk) arriving at 07:00.
If you come by one of these trains you can use the bus (big blue bus at the Station Squire)
要は「ペトロザボーツクに8:30に着く列車で来るならば、そのぐらいの時間に青い デカいバスが駅前にいるから、それに乗っていいよ」とのことだった。んで、本当に 駅前のターミナルには「KARELIA」の文字が書かれた青いバスが止まっていたので、 運転手に「カレリアホテル?」と聞くとうなづくので、遠慮なく乗った。
事前情報によると、実はこのバスはカレリアホテルに泊まる人しか乗っちゃいけない らしいが、特に名簿と照らし合わせるようなことはしなかったので、問題なく 乗れる。普通にデカいバスだったのに、乗ったのは我々を含めて3人のみ。 大丈夫か?
バスにほんの5〜10分ぐらい揺られると、カレリアホテルに到着。キジ島行きの 高速船を予約した時に返信されたメールを持参してフロントで提示する。 なぜか若干戸惑った対応をされたが、無事にチケットをゲット。
ついでに、このホテルに泊まるわけでもないのに、ずうずうしく「お金多少払うから、 このバックパック預かってくれない?」と頼んでみたら、係員同士で若干相談した後 「しょうがないわねぇ〜」的対応をしつつもタダで預かってくれた。(ラッキー) -
カレリアホテルから高速船乗り場までは、徒歩で5〜10分ぐらい。自分たちが乗る 高速船は11:30発で、現在9:30分ぐらいなので、まだまだ時間はたっぷりある。 ということで、のんびり散歩気分で乗り場を目指す。
乗り場兼チケット売り場はちょっとした待合所となっていた。チケット売り場には 何人かの観光客がチケットを買い求めに来ていた。おそらく自分たちが乗ってきた 寝台特急と同じ列車に乗ってきていて、自分たちと別の交通手段でここまで 来たんだと思われる。 -
まだまだ時間が余っているので、そこら辺を散策することに。
湖畔は綺麗に整備されていて、Wifiも飛んでいた。ちょっとしたカフェが 点々としており、まだこの時間は開店準備な感じで、オープンしているのは 数件だった。 -
近くにある公園には、各種の体を鍛えるための機械がたくさん設置されていた。 ロシア人は日頃から体を鍛える習慣があるのは、以前テレビで見たことは あるが、公園に各種機械が備え付けられているとは・・・。しかもこんな朝早くから 何人かの地元の人がすでにトレーニングをしていた。
今は夏だから、外の公園にあるトレーニング機器を使っているけど、冬になったら 使うんだろうか?使ってるとしたらちょっと恐ろしいよ、ロシア。 -
そんな感じで時間を潰していると、高速船の出発時間が近づいて来たので、 高速船に乗る。自分たちがチケット売り場に来た時はまだ早い時間だったので そんなにたくさんの人を見かけなかったが、高速船が出発する頃には 満席となっていた。
-
高速船は行きと帰りは同じ船に乗らなくてはならない。キジ島観光を早く終わらせた からと言って、一本早い高速船で帰るみたいなことはできない。なので、乗るときに 札(ふだ)みたいなものを渡される。「はい、あなたはこの高速船ね」みたいな感じで。
帰りはその札を軽くチェックされて、来るときに乗ってきた船にちゃんと 乗ってるか?を確認されるのだ。 -
ペトロザボーツクはちょっとした「田舎町」といった感じで、のどかな空気が 流れており居心地はいい感じだった。しかもあまり町も大きくないので、 自分たちは駅からシャトルバスを使ったが、わざわざ使わなくても、 駅から高速船乗り場やカレリアホテルまでは全然徒歩圏内。 街の空気をのんびり感じながら散策するにもいい感じだった。
-
高速船に揺られている間に、ちょっとキジ島の解説を。
キジ島はペトロザボーツクから北東に6〜70kmぐらい離れた、オネガ湖に浮かぶ 小さな島。元々は原住民が住んでいたが、ロシア人の入植が進んでロシア人の 村ができた。キジ島は島全体が景観保護区となっていて、その中でも木造教会が 世界遺産に登録されていて有名。われわれはこの木造教会がターゲットなのである。
さて、高速船に揺られること1時間ぐらいでキジ島に到着。高速船の窓からすでに 遠くに見えてしまっている木造教会郡にいやおうが無くテンションはあがる。 -
キジ島の船着場に高速船が到着すると、人々がどんどん降りていく。その人達に 付いていけば、キジ島の入島チケット売り場にたどり着く。2014年8月現在、 高速船の料金が往復で2500ルーブル、キジ島入場料が650ルーブルした。キジ島に 行くだけで15000円ぐらいする。高い〜!
-
チケット売り場から目的の木造教会郡までは南側に向かって少し歩かなければ ならない。道沿いにのんびり歩いて行くと、遠くに目的の木造教会が見えるよ〜。
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「木造教会・木造教会」と言っているが、正式名称は「プレオブラジェンスカヤ教会 (Преображенская церковь)」。ユネスコの世界遺産に 登録されている。特に特徴的なのは、ロシア正教会独特のたまねぎ型ドームも 木でできている上に、釘を一本も使用せず、さらに雨の影響を受けにくい デザインとなっている点(地球の歩き方より)。
それでも、現在では構造疲労が進んで修復作業中なので、その辺がちょっと興ざめ な感じだった。 -
逆光シルエットでも美しい
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プレオブラジェンスカヤ教会は中に入ることができないが、隣にある ポクロフスカヤ教会の中には入ることができた。教会なので、規模は小さいものの、 ロシア正教独特のイコン画があり美しい。
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これらの有名な教会の他にも教会や、さまざまな家や小屋、納屋や風車などが あり、この土地独特の文化や生活習慣を見ることができて興味深い
と、言いたいところなのだが、これらの小屋等は付近の村から移築したものが ほとんど。観光客相手にそれらを展示しているだけに過ぎない。地球の歩き方の 言葉を借りれば「日本の明治村のようなものである」。 -
観光客相手に作られた人工的な観光施設ということが実感されて、かなりのがっかり感は 否めない。それぞれの家なんかで、民族衣装を着て機織りなんかをしている人も キジ島に住む人ではなく、観光客の為に実演する、いわば「従業員」なのだ。
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「写真を撮ってもいいですか?」とロシア語で言ってみたら
ちゃんとポーズをとってくれた -
麦刈りの実演
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基本的に観光客相手の実演に面白味は全く無かったが、それでも一つだけ興味深い ものがあった。それは、あの玉ねぎ型木造ドームの製作を実演している人。
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作りかけの玉ねぎドーム(の模型)があって、「こんな構造になってます」的な 展示と「こんな風に各パーツを作ってます」実演をしていた。 これはさすがに「ほ〜、そうやって作ってるのね」的な関心があった。
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プレオブラジェンスカヤ教会のような大きな教会でなく、小さな教会であっても こじんまりとあの玉ねぎ型木造ドームが設置されていることは、大変興味深かった。
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立派に玉ねぎ型木造ドームが設置されているのだ
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島中(とくに南側)の施設をいろいろ見回ったが、歩きっぱなしなのでけっこう 疲れてきた。まだ帰りの高速船の出発時間までには時間があったので、 今日はまだ何も食べていない(すでに夕方ぐらいの時間だが)ので、さすがに お腹がすいたので、ちょっと腹ごしらえをすることに。
船着場付近にあるちょっとしたカフェで、適当な物を頼んだ。このときサーモンが 乗ったパンを頼んでしまったが、作り置きから出された時は、一瞬「大丈夫かな?」 と思ったが、何も食べていなかった空腹感に勝つことはできず、食べてしまった。
その時は特に問題なかったが、次の日からお腹がちょっと大変なことになった。 今となってはこのサーモンが原因かどうかは確かめられないが、おそらく 犯人はこれ。生の魚は要注意!!(あたりまえか。) -
さて、帰りも同じ高速船に乗って揺られること約1時間。帰りも時間通りに ペトロザボーツクに帰ってきた。
カレリアホテルに預けてあったバックパックをピックアップして、今夜の寝台に乗る為 ペトロザボーツク駅に向かう。が、今の時間はまだ18:30。電車の時間は22:40。 たっぷり時間が余っているので、カレリアホテルのロビーでこっそりiphoneを充電 したりして、のんびり過ごした。
それでも時間が余っているので、寝台に乗ってからでは食事が取れないので、 夕食をとることに。夕食は「歩き方」に乗っていたペトロフスキーという店へ。 -
適当に頼んだが、この中で「サリャンカ」という具たくさんの酸味のあるスープが 超美味かった。あつあつだし、具材の煮込みぐあいが絶妙で「食べるスープ」的で どんどん食べてしまった。後で調べたら、サリャンカはロシアでは一般的な 料理らしいので、かなりオススメだ。
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このお店は「歩き方」によればペトロザボーツクを代表する店らしく、どれも かなり美味しかったし、英語メニューもあって助かった。ただし、クレジットカードは 使えないので注意が必要。
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夕食に大満足で店を後にし、まだまだ寝台特急の出発時間までには時間があったので、 ペトロザボーツクの街をのんびり歩きながら、駅に向かうことに。
この時期のロシアは日が長く、すでに20〜21時ぐらいなのだが、夕方みたいな 明るさだった。なので、いろいろなお店も開いてそうに感じるが結構閉まっている お店も多い。そりゃ夜の9時まで普通のお店はやってないわな。 -
カレリアホテルからのんびり歩いても30分もあれば間違いなく駅までついてしまう 距離だった。
ペトロザボーツクの駅舎につくと、待合室には電車を待つ人達がちらほら。 今日はココからサンクトペテルブルグ行きの列車に乗って、明日サンクトペテルブルグを 観光する予定。 -
22:40発のペトロザボーツク行き寝台に乗る
-
ペトロザボーツク行きの寝台特急でも現地のロシア人と相部屋になった。 今回はおじさん一人。寡黙な感じで会話はほとんどなかったし、おじさんも 全然感じの違う外国人夫婦が乗ってきたので若干戸惑った感じだった。
朝に軽食が出るらしく(本当に「軽」食だった)、出発してすぐに係員が明朝の 軽食の注文を取りにきた。しかしながら、ビックリするほど英語が喋れない 係員のお姉ちゃんで、双方何を言っているのかわからない。しかも、我々は どんなメニューがあるのかすら分からないので、何を言おうとしているのか 想像すらできない。困った・・・。
と、相部屋の寡黙なオジサンが小さい声で「オムレット」と訳してくれたのを 聞き逃さず、「なるほど、卵料理か」と思って「オムレットイズファイン」と 言ったら通じた。おじさんありがとう!
おじさんは本当に寡黙で会話はほとんど無かったが、外国人特有の染み付いた レディーファースト精神はしっかりしていて、私の妻にはだいぶ気を使って くれたりした。いいおじさんだった。 -
ちなみにこのオジサンはサンクトペテルブルグで降りたが、小さいカバンの 荷物すら持っておらず、完全に手ぶらだった。えっ、そんな長距離列車に 乗るぐらいなのに手ぶらですか?と我々はちょっと驚いた。
そんなこんなで、寝台特急2連泊でシャワーも浴びれておらず、そろそろシャワーが 浴びたいけれども、本日もキジ島で歩きまくったので疲れてしまって、寝台の 心地よい揺れに身を任せて就寝。
ここまでのロシア旅と現在公開中のこの先のロシア旅
準備編1 ビザを取って寝台特急を予約してみた
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準備編2 キジ島フェリーを予約してみた
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Day1 赤の広場で たまねぎ寺院に出会った
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Day2 ガガーリンに会いに行ってみた
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Day3 異国で寝台特急!初体験
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Day4 念願のキジ島にたどり着いた
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Day5 ロシア人ツアー潜入レポ!
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Day6 Day7 サンクトで 路線バスに挑戦!
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Day8 レンタカーで国境越え!十字架の丘へ
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Day9 (歩いて回れちゃう!ヴィリニュス旧市街)
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Day10 (市場内の惣菜屋のごはんが超うまかった in リガ)
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Day11 (バックパック背負ったまま入るレーニン廟)
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この旅行記へのコメント (5)
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- trat baldさん 2015/12/20 08:47:40
- 写真を見る限りとってもグー!
- 記事文では少し期待外れみたいな事が書いて有ったけど充分インパクト有りま〜す。
でも、よくこうゆう場所が探せますね!
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- yume-chanさん 2015/07/18 18:27:12
- こんにちは
- たまねぎ型の木製の屋根?面白いですね。
私も男性が木を削って作る場面は興味を持ちました。
あんなふうに組み立てているんですね〜
観光客の為にいつも作っていたら、同じ様な教会が何個も作れそうですが・・・
自分はロシアはこの先行かないだろうと思っているので
hornets.homeunix.orgさんの旅行記で旅の気分を味わいたいです。
またお邪魔します。
- hornets.homeunix.orgさん からの返信 2015/07/21 22:32:07
- RE: こんにちは
- 書き込みありがとうございます。
ロシア良いところです。すんごくオススメですよ。
たまねぎ型の木材の屋根は本当に観光客の為に削っている「フリ」をしているだけで、本当に屋根に使うつもりはないんぢゃないか?と思います。
完全に観光地化されていたのが、かなりがっかりでしたけれども、これは行ってみないと分からなかったことなので、後悔はしていませんが・・・。
今後ともよろしくお願いします。
-
- 飛行船さん 2014/11/09 10:46:14
- たまねぎ
- 涙をこぼしながら皮をむいた
想像以上の芸術的中身が
鉈(なた)で薄く木(何の木)を
一日中削って組み立てている
初めてみる たまねぎ
- hornets.homeunix.orgさん からの返信 2014/11/15 13:12:25
- RE: たまねぎ
- 上手い表現ですね。
その通りであんな感じでできているとは
って感じでした。
各パーツがしょぼくても集まれば素晴らしい芸術作品になるんだなぁ〜と感心しました。
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