3連休でサンマリノ＆ボローニャ(2)　サンマリノ

2014/11/01 - 2014/11/02

11月最初の3連休を利用してサンマリノとボローニャに行ってきました。

サンマリノは日帰りで訪問される方が殆どのようですが、ティターノ山の断崖絶壁上に要塞が建てられた景色が楽しみだったので、好天のチャンスを増やしたかったことと、夜景も綺麗そうだったことから、一泊で滞在しました。結果的にはずっと好天に恵まれ、一番遠い第3の塔モンターレまで夕・夜・朝と3往復もしてしまいました。

＜旅程＞
【1日目(10/31)】
　関西23:20→
【2日目(11/1)】
　→イスタンブール5:40（TK＝トルコ航空）
　イスタンブール8:50→ボローニャ10:35（TK）
　リミニ、サンマリノ観光
　サンマリノ泊
【3日目(11/2)】
　サンマリノ、リミニ、ボローニャ観光
　ボローニャ泊
【4日目(11/3)】
　ボローニャ6:50→フランクフルト8:25（LH＝ルフトハンザ航空）
　ヴィースバーデン観光
　フランクフルト13:30→
【5日目(11/4)】
　→中部8:55（LH）

エリア サンマリノ(サンマリノ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

リミニ駅前から14:25発のバスでサンマリノへ。
トラベラーの方々の旅行記ではバス停近くでおばあさんがチケットを売っているという話でしたが、誰もおらず、車内でドライバーに料金を支払いました（4.5ユーロ）。

バス車内は空いていました。

国境付近ではGPSで現在地を確認していましたが、国境らしき目印は見当たらず、いつの間にかサンマリノに入国。通算90ヶ国目！
国境付近（イタリア側）に、飛行機やヘリが丘の中腹に設置されている謎の場所がありました。

逆光のため影のようでしたが、首都サンマリノ市があるティターノ山（標高739m）が見えてきました。あの山の上にサンマリノ旧市街と３つの要塞があります。

リミニ駅前から約50分で終点のサンマリノに到着。
ティターノ山の西側中腹にあるバスターミナルからは西側の景色が見渡せますが、遠くは霞んでいた上に逆光で山の影しか見えませんでした。

サンマリノ歴史地区とティターノ山 史跡・遺跡

まずは階段で上層へ。
エレベーター（写真左）もありました。

階段の上にも城壁

サンフランチェスコ門を通って城壁内へ

聖フランチェスコ門 史跡・遺跡

なかなか趣のある旧市街

石畳の細い道沿いにはお店やレストランが軒を連ねていましたが、税率が低いためかブランド店や宝石店が目につきました。

案内標識などを頼りに入り組んだ坂道を登って行きました。

ロープウェイの山頂駅。
サンマリノ市と山麓の町ボルゴ・マッジョーレを結んでいます。

フニクラ (ケーブルカー) その他の交通機関

サンマリノ市街の地図

ロープウェイ駅前にある「Hotel Bellavista」にチェックイン。
1階のレストランが受付を兼ねていました。
レストランが閉まっている夜間（たぶん22時頃から朝7時頃まで）は、裏口（オートロック）から出ることはできましたが入ることができませんでした。

シングル1泊50ユーロ（朝食付）＋市税1.5ユーロ。
無料wifiが使えました。

バスルーム。
温度や水圧は問題なし。

リベルタ広場と政庁。
サンマリノは現存する世界最古の共和国だそうです。
夏季は政庁前に衛兵がいるようですが、この時期はいませんでした。

庁舎 (サンマリノ) 建造物

ツーリスト・インフォメーション。
以前はリベルタ広場付近にあったようですが移転しており、ホテルでもらった地図には現在の場所が載っていましたが、目立たなかったので結構探してようやく発見しました。ロープウェイ駅に隣接する建物内で、宿泊先の真裏でした。
営業時間は平日は8:15-18:00、土日は9:00-13:30と14:30-18:00とのこと（時期によって違うかもしれません）。

観光客は誰もおらずひっそりとしていました。

窓口でパスポートにツーリストビザのスタンプを記念に押してもらいました（5ユーロ）。

バシリカ・デル・サント

バジリカ サント 建造物

更に上に登ってサンマリノ最大の見所の3つの塔へ

第１の塔グアイタ

グアイタ塔 史跡・遺跡

グアイタ前には展望台がありました。

営業時間は9:00-17:00、入場は16:30まで（たぶん夏季はもっと長いと思います）。
この時点で16時だったので、第2の塔にも入るために先を急ぎました。

料金は4ユーロ（うち1ユーロはデポジットで、ICカードを窓口に返すと返金されます）。
ガイドブックには2つの塔の共通券（4.5ユーロ）があると書いてありましたが、全ての国営施設の共通券（デポジットを除き9ユーロ）しかありませんでした。

要塞内

反対側から

大砲

内部には重厚な扉の部屋が並んでいました。

室内には壁画が描かれていました。

グアイタの塔

塔の中に入って最上部に登りました。

塔の上から南側の第2の塔チェスタ方面の景色

要塞 史跡・遺跡

晴れ渡っていれば東側にはアドリア海が見えるそうですが、霞んでいて見えませんでした。

北側の景色

この穴は日本の城の石落としのような役割でしょうか。

グアイタを後にして第2の塔チェスタへ

第2の塔チェスタ。
営業時間はグアイタと同じ。
時刻は16:20頃でギリギリで間に合いました。
料金はグアイタと同じく４ユーロ（うち１ユーロはデポジット）。

チェスタの塔 建造物

チェスタの塔。
ティターノ山の最高峰に建っています。
最初に武具などが展示されているスペースがありましたが、時間がないので飛ばしました。

塔の上から第1の塔グアイタ方面の景色

グアイタをズーム

反対側には第3の塔モンターレ

西側は霞んでいる上に逆光のため山の影が薄らと見えただけでした。

要塞内を一通り歩き回ってみました。

チェスタを後にして第3の塔モンターレへ。
モンターレまで足を延ばす人は少なく、ひっそりとした石畳の道を下って行きました。

第3の塔モンターレ。
他の2つと違い塔が建っているだけで、中には入れません。

ロッカ モンターレ 建造物

モンターレの前から第2の塔チェスタ方面の景色

モンターレの下の岩壁でロッククライミング？をしている人たちがいました。

モンターレから更に下って行くと、一般道に出ました。

結構歩いてようやく城壁に辿り着きました。

城門をくぐって再び旧市街

リベルタ広場に戻って

リベルタ広場 広場・公園

17:10-30頃にかけて広場の展望台から夕焼けを観賞

サンマリノ国旗

政庁前からリベルタ広場。
上空に月が見えました。

日没後の旧市街。
朝晩は結構冷え込んだので、念のため持ってきたフリースが役立ちました。

夜景を観賞するため、再び第1の塔グアイタへ

グアイタ前の展望台から山麓の町ボルゴ・マッジョーレ

次は再び第2の塔チェスタへ

第2の塔チェスタ

チェスタ前の展望台から第1の塔グアイタと山麓のボルゴ・マッジョーレ

暗い道（一応街灯あり）を歩いて再び第3の塔モンターレ

モンターレ前から第2の塔チェスタ

チェスタから引き返して城壁まで戻りました。

岩壁と一体化したかのような城壁

夜の旧市街

「KATANA」と称して日本刀（もどき？）を売っている店がありました。

ライトアップされた城壁

San Quirino教会

サン・フランチェスコ門の近くの店で夕食

リゾットのようなキノコご飯（Riso ai Funghi）（5ユーロ）を頂きました。

翌朝は6:30頃から行動開始。
早朝の旧市街は閑散としており、第3の塔グアイタまで誰にも出会いませんでした。

6:48頃に第1の塔グアイタ付近から御来光と第2の塔チェスタ

チェスタ前の展望台から第1の塔グアイタ。
朝陽を浴びて綺麗でした。

チェスタ付近から第3の塔モンターレ

第3の塔モンターレ前から第2の塔チェスタ

第3の塔モンターレから引き返す途中

前日に少し気になった脇道がどこに続いているのか探索してみたところ、岩壁に鎖場がありました。

鎖をつたって進んでみると、岩壁上に第2の塔チェスタが見えましたが、その先は行き止まりでした。

再び第2の塔チェスタ前から第1の塔グアイタ

山麓のボルゴ・マッジョーレ。
依然として遠くは霞んでいたためアドリア海は見えませんでした。

第1の塔グアイタ

城壁に階段がついていたので登ってみました。

城壁の上から第2の塔チェスタ

ひっそりとした朝の旧市街

旧市街の宝石店。
妙な仮面は飾りでしょうか。

ブランド品らしきバッグ

リベルタ広場から、前日は霞んでいた西側の景色が見渡せました。

8時少し前にホテルに戻りました。

ホテルで朝食。
朝食の時間は8:00-10:00でした。
パンだけなのが残念。

8時半過ぎにホテルをチェックアウトし、ロープウェイで麓のボルゴ・マッジョーレまで下りようかと思いましたが、山頂駅には誰もおらず、運行している様子がありませんでした。入口の掲示には11月の営業時間は7:50-18:30、15分間隔と書いてありましたが、、、
ちなみに料金は片道2.8ユーロ、往復4.5ユーロ。
7月と8月は深夜1時まで運行しているようです。

仕方がないので歩いて下山

遠くに変わった形の山が見えました。

途中からは一般道を歩いてボルゴ・マッジョーレへ

ロープウェイ山頂駅から20分ほど歩いて町に着きました。

ロープウェイの山麓駅。
依然として運行している様子がありませんでした。

バスが走ってきた道をリミニ方面に進むとティターノ山の全景が見えました。
山頂の真ん中左寄りがグアイタ、左端がチェスタです。

「Tavolucci」というバス停

時刻表を確認すると、次のバスは9:31発で少し時間の余裕があったので

周辺を散策していると、ティターノ山が綺麗に見える場所がありました。
ここでは山頂の3つの塔が全て見えました。
真ん中がグアイタ、その左がチェスタ、左端がモンターレです。

9:31発のバスでリミニへ。
ボルゴ・マッジョーレからの運賃は4ユーロ（車内でドライバーに支払い）。
リミニのアウグストゥスの凱旋門前には約33分で到着しました。

（リミニ編（http://4travel.jp/travelogue/10948260）とボローニャ編（作成中）に続く）