去年に続いてフランクフルト泊。<br />Airbnbで個室を借りました。<br />部屋主のカーチャとなぜか馬が合って語り明かしました。<br /><br />今年の一人旅はバルセロナから。<br />バルセロナ、ウィーン、フランクフルトの3都市で<br />Airbnbという民宿紹介サイトで見つけた部屋、アパートに宿泊。<br />イアにはAirbnbの物件が一つしかなく満室だったので、ホテルに泊まりました。<br /><br />5月26日〜6月01日バルセロナ<br />6月01日〜6月05日イア（サントリーニ）<br />6月05日〜6月08日ウィーン<br />6月08日〜6月09日フランクフルト<br />6月10日成田着

フランクフルト再び　Airbnb・シルン美術館・遊覧船

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2014/06/08 - 2014/06/09

305位(同エリア2650件中)

#街歩き

エリア

フランクフルト(ドイツ)

旅行の満足度: 5.0

同行者: 一人旅

交通手段: 鉄道船徒歩

航空会社: JAL

旅行の手配内容: 個別手配

ウィーンからフランクフルトへはきょうもNIKI航空でした。
初めて乗るEMBRAER190という機種です。
機内誌は親会社のAirberlinものをそのまま使っているのですが、
そこに載っている機材リストにもありません。
とにかく久々の小型機に興奮気味。それでも正味1時間のフライト中に
サンドイッチと飲み物がでたのは立派です。
その機内誌に9ページに渡って九州特集が。
もちろんNIKIもAirberlinも日本には飛んでないんですが、
別府の地獄めぐり、博多ラーメン、阿蘇、熊本城、長崎、屋久島など
盛りだくさんの紹介。
九州ってほんと見所が多いなと感心しながら1時間でした。
この旅ではVueling,Aeagean,Nikiという3つの航空会社、
4機種を乗り継いできましたが、共通しているのは出発間際まで
コックピットの扉が開けっ放しで、乗客からコックピットの中が
丸見えだということ。空港のセキュリティが厳重な割には、
飛行機の中はゆるいような…
おっともう、フランクフルトに到着です。
きょう泊まるAirbnbで予約したカーチャの部屋は「旧オペラ座」の近く。
「旧」といっても再建されたのは、わりと最近。
カーチャのアパートに到着。バルセロナとウイーンは住居を丸ごと借りましたが、ここは個室のひと部屋のみ。
リビングでお茶にします。中国の茶器セットでハーブティを入れてくれました。
カーチャは自分で旅行代理店を経営しているとのこと。
日本にも2度来たことがあるそうです。
「今度は富士登山に挑戦するつもり。登れるは2ヶ月だけでしょう。時間を作れればこの夏に行きたいんだけど」
来るなら連絡して。案内するよ。という話で盛り上がりました。
バルコニー付きの部屋です。
台所にあるもの、冷蔵庫の中の物も何でも使っていいから、
ということでしたが、今晩は二人で外食をすることにしました。
バルコニーからの眺めです。
「シャワーでも浴びて、のんびりしたら」
彼女は日課のジョギングをするそうです。
6時にお勧めの居酒屋で落ち合うことにしました。
シャワーを浴び、ネットをして時間をつぶしてから出かけます。
店はすぐに見つかりました。
テラスに座って待っていると、カーチャも駆けつけました。

ずいぶん走ってたんだね。健康オタクなんじゃない？
「私Veganだから」
Veganは菜食主義者の中でも、卵や乳製品も食べない人たちです。
ウイーンでVeganがイベントをやっていて、会場を見てまわっていたので、なんとか話についていけます。
カーチャはオリジナルの野菜料理です。しかもくどいほど念を押します。調味料やソースに少しでも動物質のものが入っていていけないと、一つずつ名前をあげて確認します。

「これだけ言ってもザーネが入ってたりするからね」
料理が出てくるともう一度、あれもこれも入ってないよねとウエイターを尋問です。
飲み物はミネラルウォーターです。

私はふつうにスープとシュニッツェル（肉料理）、フランクフルト名物のアップルワインを注文して満腹しました。ほとんど私が食べたようなものだから勘定は私が持つつもりでしたが、カーチャがおごってくれました。
私が払った宿泊費と食事の代金がほぼ同額だったので、なんとも申し訳なかったです。彼女が日本にきたらVegan料理をご馳走すると約束しました。
「よく遊びに行っていた親戚が市内に住んでいるんだけど、肉を食べさせようとするから、最近は行ってない。なにしろその叔父さん、肉屋をやってるからね」
「日本料理が大好き。日本人が若く見えるのは食べ物のおかげよ」
ちょっと怪しい意見ですが、このさい同意しておきます。

Airbnbに宿泊すると、泊り客とホストが互いにレビューを書かなくてはなりません。カーチャがうれしいレビューを書いてくれたので、載せておきます。

XXX was a very, very friendly guest, perfect gentleman, very clean and an interesting personality, well-travelled. We spend some time over dinner and had a great chat about Japan and Germany, great cultural exchange. He left the place immaculate and is welcome here any time again. When I go to Tokyo next I am gonna pay him a visit.
さて翌朝は帰国日です。空港に向かう前に街へ出ました。去年来たときは休館中だったPopアートのシルン美術館を訪れます。
玄関の前に大きな枕みたいなものが置かれた作品が。
まんなかに床掃除の道具がおいてあるのが、作品のポイントに違いありません。
惰眠をむさぼる現代社会への風刺かな、なんて訳知り顔でつぶやいてみます。
そうしたらおばさんが出てきて掃除を始めました。
おばさんも作品の一部なんだ！
「なんですって？」
すいません。
館内はたいていの美術館同様、撮影可能だろうとパシャパシャやっていたら、でっぷり太ったひげの館員に呼び止められました。
受付でかんたんな申告をして、シールを胸に貼ってから展示室にもどります。
おじさんがＯＫのサインをくれました。
同じような顔だけど、まったく同じものはない！
全部見比べたわけではありませんが。
ジムにあるエアロバイクの代わりになるなら欲しいかも。
こういうのは実際に乗れると面白いんだけどね。
お父さんがいくら呼んでも、この作品から目を離さない女の子。
ゴム手袋がわずかずつ回転しています。
次の部屋では壁に延々とビデオが映し出されています。
私もとなりのソファに上って観賞します。
女装したアニキが画面を飛び跳ねています。
姉妹そろって、これもよほど気に入ったみたいです。
10分、15分…　見入っています。
これくらい関心を示してくれると、子どもをつれてきた甲斐がありますね、お父さん。
玄関のクッションはどうやら誰でも自由に寝そべることができるという作品だったようです。それで汚れないようにしてくれてたんですね。さすが清潔好きのドイツです。
美術館をでるとレーマー広場でキリスト教系のイベントをやっていました。
飛行機の出発まで時間があるので遊覧船に乗ることにしました。
マイン川をゆったりと進んで行きます。
上空にルフトハンザのA380を発見。どこへ目指しているのかな。初号機は成田に飛んで来てました。いつか乗ってみたいなあ。
日差しのなかで、好物のヘーフェヴァイツェンが喉をうるおしてくれます。
中州に近づくと人影が。
家族連れがキャンプをしています。こちらが手を振ると振り返してくれます。
船を降り、スーツケースを取りにカーチャのアパートに戻ります。カーチャは仕事に出かけて無人です。鍵を室内に残したまま、オートロックのドアを閉めてチェックアウト完了。Airbnbで泊まった3箇所ともチェックアウトはこの方式でした。

電車で空港に向かいます。車内で検札に遭遇。今回の旅では2度目です。切符を持っていない人が言い訳をしていますが、もちろんアウトです。
空港のラウンジで軽く一杯。
搭乗してウェルカムドリンクとおつまみをいただきます。
これは何だったかな？
去年、おととしの帰国便ではディナーをパスしたのですが、今回はいただくことにしました。
和食にしました。以前食べたときの印象で期待していませんでしたが、おいしくてびっくり。
夕日です。
30分後。まだ沈みません。
1時間後。まだ沈みません。
2時間後。まだ沈みません。機が地球の自転と反対方向に進んでいるからでしょう。
夕日は充分に堪能したので眠ることにします。
このフライトでも、となりの席をベッド専用にしつらえてくれました。
往復とも2つ席を使わせてもらえるなんて、ちょっとぜいたく。よい夢が見られそう。
朝食はカニとイクラ丼をいただきました。
なんとなく物足りないので、もう一品追加。
粗衣粗食をモットーにしていますが、旅に出ると太ってしまいます。
成田空港が見えてきました。
到着です。空港地下のシャワールームでさっぱりしたら、職場に直行しなくては。仕事モードに切り替えるのが、まだ惜しいような…