母娘二人旅inベルギー

2014/08/02 - 2014/08/08

夏休みにヨーロッパ一人旅を計画していたのですが、
やはり一人より二人の方が経費的にもお得だし…ということで
母を誘ってみたところ「行きたい！」とのってくれました。

行先は、夏でも涼しくて見どころも多く、
何より私の大好きなチョコレートと母の大好きなビールの本場である
ベルギーに大決定しました！
ブリュッセル、ブリュージュ、ゲントと3都市を回るフリープラン旅です。

エリア ブリュッセル(ベルギー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 自転車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

成田から21:20発のエディハド航空にてまずはアブダビへ。
実はこの2週間前にも仕事でこのゲートを通っているのですが、
全く気分が違いますね！
待ちに待った旅が始まるエキサイティングな瞬間です。

アブダビ空港はこんな感じ。
きれいな空港ですがさすがに数時間待つのは飽きます。
しかし中東の雰囲気を感じられて面白かったです。
危うく売店でラクダのぬいぐるみなんかを買いそうになりました。（絶対に後で荷物になる！そもそもベルギー旅行だし！と思いとどまる）

格安ツアーはこのトランジットがネックですね。
往路は気持ちの高揚もあり気にならないのですが、復路にはかなり応えます。

ようやくベルギー・ブリュッセル空港に到着です！
空港からは電車で宿泊先のあるNord駅へ。
チケットも乗り場も問題なく、15分くらいの快適な電車移動でした。

宿泊先はCHAO CHOO PALECEという中華系の方がやってるホテルで、かなり簡素な感じでした。(写真はホテルの部屋から撮ったもの。駅ビューでした）
まあ駅から近いし、価格を考えれば贅沢は言えません。
日本人のマダム二人旅の方が宿泊されていて、情報交換をしたりしました。

さっそくブリュッセルの街探索です。
地図をみると、頑張ればあのグランプラスにも徒歩で行けるようです！
ハイな気分のまま意気揚々と歩き出しましたが、迷子になりへとへとになりながらグランプラスに到着しました。

この時、迷子の私たちにアジア系のおじさんが声をかけてきて、道案内をしてくれました。ずっとついてくるので怪しい人かと思いかなり警戒していたのですが、本当に道案内をしてくれただけでした。疑ってごめん…

ガイドブックで見た光景を目の当たりにし、感動していると奥の一角に違和感が。
建物が工事中のようでカバーに写真がプリントされていました。

旅行あるある。すべてのスポットが万全な状態とはいきませんよね。
天候とか、修繕工事とか、色んな想定外はつきもので、計画通りにいかないことやハプニングも楽しむくらいの気の持ちようが大切です。

グランプラス周辺にはたくさんのお店、レストランがあります。
とりわけチョコレート屋さんの多いこと！
ゴディバをはじめとする有名店はもちろん、知らないお店も多数軒を連ねています。

何気なく入ったお店でさっそく量り売りのチョコを買ってみましたが、中々おいしい！
お土産にも最適です。

グランプラスをひとまず見終えて夕飯です。
広場から少し歩いたエリアにあるLe Pre Saleというお店に入りました。
ここは知り合いのベルギー通からお勧めされたレストランのひとつで、地元の人の利用も多いようです。
18:30くらいに入店した時は空いていたのですが、ほどなくして満席に！ラッキーでした。

ムール貝のバケツをひとつ、コロッケを一皿を頼みましたがどれも本当においしかったです。
母もベルギービールを堪能。まずは2種類飲めた！とご満悦でした。

グランプラスのすぐ近くにある証券取引所。立派です。
ゆっくり食事をしてまた街を散策しても、まだ昼間のような明るさで8時をまわっても暗くなりません。
あらためて違う国に来たのだと実感します。

飛行機の疲れもあり、一日目はこのあたりでホテルに帰って就寝。
明日のブルージュ観光に備えます。

二日目の朝は早起きしてブルージュ観光（一泊二日）に出かけます！
ホテルの朝食はやっぱり簡素！飛行機で着陸直前に出されたサンドイッチを持ってきていたのでそれも食べました。美味しかった。
（冷蔵庫に入れてたとはいえお腹の丈夫な方のみ推奨。）

Nord駅からBruggeまで、席も確保し快適な列車の旅…と思いきやハプニングが。

3つ目くらいの駅で停車したまま発車しないなと思っていると、何やらフランス語？オランダ語？で車内アナウンスが。
一斉に立ち上がりホームに出ていく乗客たち！
戸惑う外国人旅行者たち！

ひとまず外へ。
もうホームはこんな状態に。

ホームで少し待っていると次のブルージュ行きが来て、みんなでそれに乗り込みました。
混んでいたけど席は確保でき、問題なくブルージュへ到着しました。よかった〜。

大きくてきれいな駅です。お天気も良く、絶好の観光日和！

レンタサイクルを借りて観光することにしました。
旅先で自転車を借りるなんて初の試みでしたが大正解でした。
多くの観光客が自転車を利用しているので駐輪場にも困らないし、効率よく回れます。
何より気分がいい！
さすがに石畳の上ではガタガタガタ…となりますが。

マルクト広場です。これは夜の写真。
この旅行で一番心に残る景色となりました。
グランプラスよりも広くて、こちらの方がすごいね、なんて母と感動しました。

見渡す建物はもちろん、馬車が走り、金管楽団が演奏を始めたりしてとても美しい空間です。
本当に来てよかったと思った瞬間でした。

ブルージュに来たら、リバークルーズもマストです。
たくさんの観光客で大盛況！といっても少し待てばすぐ乗れます。
欧米の親子連れが多く賑やかで待ち時間もあまり苦になりませんでした。

いろんな国のお客さんがいるのでガイドさんの説明は英仏対応でした。
クルーズの初めに何語で説明するかお客さんにアンケートするのですが、「英語圏の人ー？フランス語の人ー？ドイツ語の人―？…」とひと通り聞いた後に私たちにも気付いたようで「日本語の人ー？」と聞いてくれました。
元気よく手をあげましたが「ごめんね、日本語は話せないよ」とのこと。笑

説明がわからなくても、橋をくぐったり白鳥がいたり楽しいです。
ひとつ残念だったのは窓から顔を出してる名物ワンちゃんが見られなかったこと。

一休みして念願のベルギーワッフルです。
チョコソースとアイスが乗っかったMikadoというやつにしました。
外側サクサクのタイプで美味しかった！

塔にも上りました。
階段はかなりきついので皆さん体力のあるうちにチャレンジした方がいいですよ！
マルクト広場も見えます。

マルクト広場は夜も素晴らしい！
買ったチョコレートをつまみながら石段の所に腰掛けて、
しばらく暗くなっていく広場を眺めました。

ブルージュでの宿泊はROSENBURGという川沿いのホテル。
中心地から少しあるため静かな所にあります。
もちろん自転車があるのでそんな距離は全く気にならず。
4つ星だけあって昨日の宿よりかなり綺麗！

この写真はホテルの窓からの景色。川ビューでした。

三日目は豪華な朝食でスタートです。
どれも美味しくて朝から食べ過ぎてしまいました。

しかもここのホテルには日本人スタッフさんがいらっしゃいました。
昨日ブルージュに着いて、マルクト広場が素敵だったという話をしました。他にも色々教えて下さり、とても良い滞在でした。
もう一泊できたらよかったなー。

チェックアウトして再びBrugge駅へ。
その前に母の強い希望で、遠回りして風車を見てきました。
朝の川沿いサイクリングは気持ちいい！水面がキラキラです。
サイクリングをしてる人も多かったです。

ホテルの方から「ゲントも良いよ！」というお話を聞いたのでブリュッセルに帰る途中で寄り道していくことにしました。

Gent-Peter駅です。内装が豪華です。
ここからバスで市街地へ。乗り場が多いので少し迷いました。

ゲントも運河が美しい街です。
もっと小さいのかと思っていたけどかなり観光客で賑わっていましたよ。

このでかい屋根みたいなのは一体何だったのでしょう。
でもすごい作りが凝ってるのは分かります。

ブリュッセルに戻って来ました。
せっかくなので彼に挨拶しにいきます。
さすがに人気者ですね！

夕飯はベルギー通の知り合いもお勧めのレストラン、Belga Queenに行くつもりだったのに、何と夏季休業中でした。かきいれ時だろうがー！！
楽しみにしてたのに…。

予定を変更し、イロ・サクレ地区にあるScheltemaに。
ヨーロッパっぽい外のテラス席で流しの楽隊の演奏なんかもあって、中々いい感じのレストランでした。ちょっと値ははりますが。

四日目は少し天気が悪いようなので、屋内施設の見学にします。
まずはEU本部。
無料の見学が出来るInfo Pointにも期待して行ったのに、これまた夏季休業。
かきいれ時だろうが！！

せっかくなので少し歩いてサンカントネール公園へ。
曇り空ですが綺麗な公園です。

凱旋門が見えてきた！サンカントネール博物館です。

雨が降ってきた！
急いで軍事歴史博物館にはいりました。
無料とは思えないほど見ごたえありです。
船の模型とか軍服コレクションとか。

博物館の次は美術館です。
王立美術館・世紀末美術館・マグリッド美術館と全部みるとさすがに疲れる！再入場もOKなのでお茶でもはさみながら見ればよかったです。

ガレのガラス製品きれい…ほしい。ミュシャの家具もかっこいい…ほしい。
そんな程度の素人には宗教画はきついですね。く、暗い。

最後の夕食はグランプラスのブラバン公爵の館の地下にあるKelderkeで
ムールと牛肉のビール煮という初日にも食べた定番メニューで締めました。

ムール貝はセロリが一緒に入ってるとうれしい。スープまで美味しく頂きました。
母はこの旅で一体何種類のビールを飲んだのか。
大きなグラスのクァックを飲んでないのが心残りだそうです。

最終日。ホテルで知り合ったマダム達にもご挨拶して出発です。
夏休み時期なのにあまり日本人を見なかったなあ。

ブリュッセル空港に向かいます。
電車の車体おしゃれ。落書き風？

名残惜しく切り取ったベルギーの街

ばいばーい！
今度は是非直行便で来たい！

今回の旅のお土産グランプリ☆
ノイハウスの赤い箱！（ダークチョコの詰め合わせ）
全部美味しい！日本で買うよりかなり安い！
次にベルギーに行く機会があったら1kgでも5kgでも一番大きいのを買います。