2014/09/29 - 2014/10/01
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wei_loveTaiwanさん
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1日目書いて締めたあとに忘れてた!
鼈が抜けてた!龍山寺も赤線も抜けてた!
…と気がついたものの、苦手な方もいると思うのでゲテモノ注意として別に記しておきます。
鼈とは…スッポンです(^^;;
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っ疲れた〜といったん寄宿してベッドに突っ伏した、今日行っておかないとタイミングが合わない!って思い出して、夕方また飛び出したんでした。
目指すは私の聖地、龍山寺!
いつも来る度にお参りして、不思議とスッキリと気持ちが落ち着いてまた頑張れるパワースポット。
言わずと知れた台湾最古のいろいろな神様の集まるお寺さんです。 -
まずは龍山寺に向かう前に行く場所が。
一人旅なのでちょっと妖しくて猥雑なあそこには日が暮れちゃう前に行っておいて、それからゆっくり龍山寺にお参りしようとまずは艋舺へ。
映画モンガに散る、のあの華西街観光夜市のあたりの萬華です。
ところが!
今回うっかりアーケードに入る時にショートカットをしたつもりが、女性1人では立ち入るべきではない「元赤線地帯」から入ってしまい、とても焦りました。
これから正にお商売って姐さんたちの前をすみません、冷やかな視線を感じました(汗)
10代〜50代くらいかな、どこか妖しい色っぽい沢山の女性が気怠そうにつまんなそうに、
店先で何か食べたり立ち話してました。
その周りのおっちゃん達もオヤ?って顔で見てた気がするけど、引き返すにはもう路の真ん中ら辺まで進んでいて慌てて突っ切りました。
…決して興味半分で覗いたのとは違うんだけど、やっぱり何か危ない事があっても良くないし、その生活をしてる人の日常に土足で入るようで申し訳無かったです。
学生の頃、横浜黄金町のチョンの間を通り抜けた時の冷や汗を思い出しました。
Google mapで最短距離ばかり見てては駄目ですね、今回の反省です。 -
アーケードに入ってからどっと疲れてたの思い出したので、まずは足裏マッサージと角質取り、頸肩のマッサージをちょっと付けてもらって、
いくらだったかな?!
名高達男氏によく似たオジ…お兄さんが担当してくれて優しかったんですが、
ユニフォームから見える腕が肘が指が全部からくり紋紋だらけでさすが艋舺って感じです。
足裏の角質取りは革で研いだメスみたいな刃物で細かく削いでいくのだけど、その彫物越しだとちょっと違って見える気も。
Vシネマを見ているようでした。
でもその方、優しい正しい兄ちゃん系の方でした。
終わってお礼言ってたら周りに冷やかされて消えちゃったけど、
横で同じくマッサージ受けてる中国人?観光客の中途半端な日本語でのちょっかいがしつこかったところ、お兄さんがなんか言ってくれてピシャっと止まりました。
足裏マッサージ中みたいにリラックスしたい時に勘弁してくれ!!!
でも怒るほどの事でもないのかな?とか(要は言葉が理解できない)のでヘラヘラっと流してる私もよくないし一人旅なんだからもうちょっと口元に力入れた方が良いのかなと思った一幕でした。
台湾って親切な人が多いから判断に迷うんですけどね。 -
そして、何処へ目指していたかというとコレ!
アジ "ヤ" 鼈研究所って名刺には書いてあった、こちらのすっぽん専門店。
以前来た時には、撮影禁止って書いてあるのがすごく印象に残ってたこのお店。
いかにも、精をつける為のここ!
龍山寺が浅草寺、艋舺が六区や山谷、あの赤線が吉原みたいだなと思う。
という事は鼈や蛇のお店は浅草の八目鰻や土手の桜鍋の中江みたいな感じ?
ちょうど掻き入れどき前に店員さん2人とデヴィ夫人みたいなマダムがテーブルで賄いを食べてて他にお客さんは無し。
ちょっと声掛けるのに躊躇したけどデヴィさんが手慣れた感じで招き入れてくれて一安心で入りました。 -
前は店内を覗き見しても怒られそうな気がして足早に通り過ぎていたくらい怪しい感じ。
よくガイドブックでも華西街夜市といえば載ってますよね。
そのお店の名物セットです。
このセットがあるのも日本の台湾ブロガーさん達が書いてらして後から知り、今回はやっと念願叶ってチャレンジ出来ました。
なんだ、女子供は御断りじゃないんだー、ほっとした。
実入りのスッポンスープ、血・胆嚢・卵をお酒で割ったスッポンドリンクの4点セット!
私が行った時はこれで1300元でした。 -
先に鼈スープをサーブされたけど、
飲んだらカーッとくるという噂のその「カーッ!」を体験したくてお酒の3点セットから行きました。
まずは、緑色の胆嚢から。
…思ったより苦くない!
多分胆嚢自体はちょっとでほとんど焼酎か何かだから。
美味しくもないんだけど不味くもない?最初に悪い予想してたから脳が迷ってる?!
次は真っ赤な血。
これも割ものばっかりなのでドロっとしたりもなくサラっとグビッと。
さすがに一気は出来ず一度止めたら
「やっぱり美味しくはないよね」って実感します。
案外量も多いよう!
一口鼈スープをレンゲで啜って、赤いグラスの残りを飲み干した。じわじわとカーッ。
最後は卵。
見た目からして少しクリーミー。
事前に読んだレポートからこれが最後が一番後味良いかな?と思って。
やっぱり美味しくはない。そして割ものの量が勝つから甘くも無かったです(^^;;
やっぱり来ますね、カーッと温かくなってる!
私は末端冷え性なのですが手足も勿論温かくなって、飲み干した食道はカーッと熱くなってるし、なんかドキドキしてる気もする。
ていうか暑さのせいだけじゃなく熱いです。
そして私はお酒は強い方だからお酒のせいだけじゃない気が! -
ちなみにグラスが妙に可愛かったのでアップで写真撮ってみました。
グラスの縁に鼈が一周。シュール。
これだけ薄めてあっても強い感じがするから浅草のウン万円する鼈フルコースの最初に出てくる生き血のワイン割ってどんなに効くんだろう…。
次はいよいよ鼈スープです。 -
どーーーん!
これ位なら何か分からないかも?
でも空気に触れる側からオブラートみたいにコラーゲンの膜が薄くあるのが見えます。
器の周りのはラップですが。
香りは漢方スープそのもので生臭さは感じない。
枸杞の実とかクローブ、朝鮮人参みたいなものも入ってる。
味っていう味が無いかも。塩気とか。
甘みより微かに苦味があるかな?
出汁も特に鼈以外に無いだろうなという深くはない感じ。
これも美味しくも無いけど私には飲めないほど不味くもないです(^^;;
漢方全開。
あとは全て血となれ肉となれ! -
…と思ったところで、ほらお手手が。脚かも?
この部位が2つ、そして甲羅の部位が2つ。
啜ります。しゃぶります。
けど最初は恐々でした、何かピョンと飛び越えた。
どこかに鼈ちゃんごめんねという気持ちも芽生えます。
日本で鼈を飼ってる友人の顔が一瞬脳裏をよぎりました、ごめんなさい。 -
皮のコラーゲンのドゥるんの合間に鼈の爪や身の肉の部分が混ざります。
爪は小さいけど硬いので慎重に一旦紙ナプキンに取ります。
日本人だと中々テーブルにペッペ出来ないですが、
私の後から油飯持参でスープだけ食べてるおじさんも中国人観光客と思われるご夫婦も上手にペッペされております。
最後はトレイの端に寄せて、、完食!!!
んー、上唇と下唇がくっつきます。コラーゲン!!! -
全部戴いて身体も温まり首元に汗が滴ります。
熱いです。
無事食べ終わった分だけの小さな余裕でテーブルの横のガラス棚を見てみれば、
沢山の鼈の"タマ"と思われるモノを漬けたお酒の瓶!!!
ひー、何匹分??? -
お品書きには鹿の角のお酒も!
日本もそうだけど何でもお酒にしますね。ハブ酒とかスズメバチなんてまだまだだ。 -
蛇のセットも頂けます。
並びに支店みたいのがあるんだけど注文したらここでも食べられるのかな?
いえ、今日はもう食べませんが。
うちの亡くなった祖父は神職に有りながら田圃や家の周りにいた蝮の心臓部を生で食べ、胆嚢も丸飲みして、肉は皮を剥いで冷凍庫に入れてたのが帰省した時のトラウマなのです。
蛇は食べなくてもいいや。 -
上を見れば若き日のムツゴロウさんもいらっしゃいました。
ムツゴロウさんはどこで見ても安定のムツゴロウさんですね。
ところで烟ムツ五郎さんて、畑ムツゴロウさんですよねマダム?
そう、そしてこちらのすっぽんのマダムがまたお肌ツルツルなのです!
推定60〜70代とお見受けしましたが今もちょっとデヴィ夫人的なオーラが出てて、この日はピンクのサテンのショートドレスでテキパキと采配を振るってます。
ウエストも細く美脚で美白で茶髪にしてて…事実お綺麗なのですが、これをそのお年で毎日キープしてるのが流石です。
若い頃なんて更に滅茶苦茶お綺麗だったんだろうな。
マダムに逢いに行くだけでも価値ありますよ。
頑張らなきゃって気になります。というか身につまされた、の方が正しいかも。 -
ここのお店の並びの蛇専門店の方も家族経営なのかな?
こっちには旦那さんとかがいるのだろうか?
でも残念ながら蛇は確認してませんが。
これでゲテ系?レポートはもう終わりです。
マッサージに鼈と、疲れを取ってパワーを与えた所で更に身体にいいことして来ます、ちょっとまたぶらぶら歩き。 -
脆皮寮や夜市をぶらぶらした後は、青草巷で青草茶!
もう夜だったので目の前で絞りたてとはいきませんが、フレッシュな青臭さ。
旅の出発前から忙しくて生活が乱れてたので、吹出物とか出ませんように、と思って。
前夜もカプセルホテルだし、野菜不足だったり、台湾のホテルって大抵ウォシュレットなんて無いしね。
でも苦いどころかむしろ美味しい。身体がビタミンを欲してるところに吸い込んでいきます。
本当はもう一杯苦茶も飲みたかったんだけど、きっと利尿作用があり過ぎてトイレ探しも困りそうと思ってここはこれだけで。
そしてしっかり身体を整えて龍山寺に迎いました。 -
ロンシャンスー!
今回は(も?)気持ちの行き詰まり抱えて現実逃避のまんまホッとしたくて台湾に来てしまったのだけど、龍山寺にまた来られて良かった。
清々しいまっすぐな気持ちを取り戻せる気がします。
それにしても沢山の蝋燭と御線香と人の想いで相変わらず汗が滴ります。
もう夜なのにハンカチ絞れそう。
ちょっと今回変な外国人に中国語の次に英語で
「あなたとても深刻なかおでお祈りしてる、何祈ってた?悩み事があるなら私はあなたの力になれる。日本に帰ってからもヒーリングしてあげる。メールアドレスを交換しましょう」だのしつこく言われて閉口するシーンがありました。
その間後ろで見てた台湾のおばちゃんが私に向かって渋い顔で
「ダメダメ、このオヤジ無視して行きなさい!」としてくれて最後にはおっちゃんに何が文句言ってくれてました。
おばちゃんありがとう、その間にさっさと逃げられたけどお礼言えなかったです。
あのおっちゃんはナンパより宗教か詐欺師っぽい感じがしたけど何だったんだろうか。
まぁ、そんなこんなで、龍山寺に行って身も心も軽くなって帰れました。
実は御参りしながらも何をどう言葉にして祈りを捧げれば良いのかも分からなかったけど。
ちょっと泣きそうだったんだけど。
※この旅の後、幾つかの悩み事はすーっと道が見えて来ました。感謝。
いつも「また龍山寺に、台湾に来られますように」とお願いもしちゃいます。 -
それと聞いては居たのですが、改修工事のブルーシートが張られてました。
ずっとここで見守っていて欲しいから、保全工事は大切ですね。
もう工事も終わってますが。 -
最後に、龍山寺から見えたお月様。
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