2014/08/30 - 2014/08/30
58位(同エリア295件中)
エンガワさん
今回は七彩丹霞のある張掖までの移動をメインにした旅行記です。
主な手段として鉄道とバスがあるのですが、今回は鉄道にしようと始めから決めていました。
それはというのも、今を遡ること20年前、西安からトルファンまでこの路線で旅をしたことがありました。当時は初めての海外一人旅で、車内の様子に圧倒されっぱなしで車窓を楽しむ余裕はありませんでした。いくら記憶を掘り起こしても、思い出すのはゴミが散乱した床だとかおぞましいトイレしかありません・・・
そんなわけで、距離も長すぎず短すぎずの蘭州張掖間を、なるべく車窓を楽しみながら鉄道移動しようと思っていたのです。
それでは、なかなか丹霞に辿り着けませんが、切符を取り、列車に乗り、張掖に到着し、宿を決め、街を散策し、夕飯を食べ、翌日の計画を練るまでのお話に、お付き合い下さい。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
目覚ましは5時、起きたのは7時・・・
さっさと身支度し、勝負に出かけねば。 -
午後の早い時間に張掖へは着いておきたかったが、もう無理であろう。
用意しておいた時刻表を眺め、狙いを定める。
並ぶ時間、朝食&買い物時間を考慮し、第一希望と第二希望をメモ帳に記す。 -
8時だよ、いざ行かん!
蘭新線 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
-
むむむ・・・
さて、どの台にしよっかな〜? -
クギ(窓口のお姉さんの人相)をよく見て
⑨番で勝負じゃ!
せっかくクギを読んでも、直前で交代なんてことも多々あるのでご注意を! -
横入りしてくる人民をさりげなく阻止して並ぶこと1時間、切符ゲ〜ット!
やったよー ボク、耐え抜いたよ〜!
生きてるって素晴らしい。
大袈裟だけど、そう思える瞬間。
T9207 10:58蘭州発張掖行き。
8号車114番 新空調硬座 75元。 -
さてさて、駅前でいい具合に混んでるお店を発見。
蘭州名物、牛肉面でも腹に入れておこう。 -
入口で食券買って
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どんぶり片手に列に並んで
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あんちゃんがホホイとよそって
-
はい、牛肉面一丁上がり!
1杯7元なり。
味は至って普通、中国全土何処ででも味わえるお味。
パッと啜って、スッと列車に飛び乗るには最適。 -
まだ時間がある。
しばし駅前ウォッチングで時間をつぶす。 -
物乞いのじいさん、獲物を物色中。
や、やばい。 ロックオンされそう! -
スタイルの良い兄さん、甘い誘惑中。
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色々通り過ぎる。
ヒューマンスクランブル。 -
そんな所に乗り付けちゃぁいけません!
-
只者ではなさそうなナン屋のおっさん。
-
掏った警察手帳を見せてくれっ!
以上、妄想終了。 -
ほ、欲しい。
いかほど? -
混み合う天水南路。
-
もう、飽きた。
これ買って駅行こ。 -
蘭州駅前に立つ銅奔馬像。
甘粛省博物館で本物を見る時間はない。
これを眺めてよしとする。 -
10時、蘭州駅第三候車室(待合室)。
前の列車が発った後でそれほど混んでいない。 -
売店でお買い物。
●缶の八宝粥・・・移動中小腹が減った時に重宝。何種類かあってスプーンも付いてるよ!
●Dove(徳芙)のチョコ・・・値段は高いがいい味です!、いつもリュックに忍ばせてある遭難食。個人的にはレーズン入りがお気に入り♪
●日本豆・・・「日本豆 Good taste」なんて書かれてあったら、中身が何であれ買わずにはいられない! はたしてその実体は? 後日判明! 見りゃわかる?
●ティッシュ・・・緊急事態は突然に!
●水・・・まぁ、ただの水です。 -
盛り上がってまいりました!
-
10時半、改札開始。
電光掲示板で緑は改札前、白は改札中を表す。
乗客がいっせいに席を立ち、狭い改札口に押し寄せる。 -
ホームへ
-
8号車は最後尾、わりと短い編成だ。
広大な中国、蘭州張掖間なんて短距離扱いか? -
特快特快!
-
硬座車両の内部。
新空調って初めてだけど、今までに乗った硬座とは比べものにならないほど清潔で、乗客の質も頗る良い。 -
11時、出発。
張掖まで547km、約5時間半の鉄道旅の始まりだ! -
車内には「文化的な行動を」「文化的な会話を」など、「文化的」が矢鱈と流れる。
「文化的」じゃないから中国に惹かれている身としては、このスローガンに危機感を抱く。
即刻撤回願いたい! -
出発して30分ほど経った車内の様子。
ほとんどの乗客がスマホを弄るか、イヤホンで音楽を聴いている。
静かで良いが、話しがけ難い雰囲気だ。
また、発車前にはチラホラ見かけた無座ぽい人々も車掌に追い立てられ何処かへ消えてしまい、通路を占拠するお馴染みの光景も見られない。
これは全て「文化的」の仕業に違いない・・・
あぁ、なんか物足りん。
個性派の騒々しい人々は何処へ行った?
こんな体たらくじゃぁ、日本とさほど変わらんぞ・・・
そんなことを考えながら、車窓に目を向ける。 -
蘭州近郊。
-
天祝近郊。
左右に山並がせまり、想像していた河西回廊らしい景色が続く。 -
12時半、天祝に停車。
天祝チベット自治県、ちょっと心惹かれる地名。 -
天祝近郊。
空と雲がいい! -
14時、武威に停車。
河西回廊の要衝で、古くからブイブイ言わせていたんだとさっ♪ -
渋い楼閣や、スくっと立った塔など、旅情をそそるものが出迎えてくれると期待したが、武威駅は郊外にあるらしく、無機質な高層ビルが青空にニョキッと伸びていた。
-
さすがブイ、乗り降りが盛んだ。
時間のある旅なら降りたかったな。 -
ゴミ収集のリヤカー。
収集のおっちゃんが停まる毎に、袋から謎の液体が滴り落ちる・・・
人民たちよ、カップめんを食べ終えたら、汁を残したままゴミ箱へ捨てるのは止めようよ。
その辺から「文化的」になろうではないか! -
武威を過ぎると緑が少なくなってきた。
-
火星基地のような施設。
-
山並に沿い、線路が緩やかにカーブする。
異国を旅してる感が増しますな〜 -
先頭車が頑張って牽引してるね!
-
16時半、定刻通り張掖に到着。
謝謝、T9207。 快適な旅だったよ、再見! -
張掖站。
ピーカンですな〜 -
さて、1路バスで市街地へ向かおう。
-
下車した乗客が一斉に押し寄せるため、バス停は一時大混雑。
しかし、バスは次から次へとやって来て、3台目を見送る頃には落ち着きを見せた。 -
16時45分、なんとか4台目に乗り込み座席を確保。運賃1.5元。
車内を撮影したいんや、おかっぱ退きや! -
17時15分、工商銀行站で下車。
事前の検索で、「張掖脚印国際青年旅舎」という宿が青年西街にあるようだったため、そこを目指し探索開始。
しかし、古い情報だったのか、しばらく探してみたが見つからない。
結局そこは諦め、他を探すことに。 -
18時、某ガイドブックに載っている「張掖飯店」を発見。
とりあえず宿代を尋ねると、普通間60元、標準間118元であった。
や、安い!
二部屋とも見せてもらうが、何の問題もない。
60元には惹かれたが、シャワーとトイレの誘惑に負け、標準間(写真)で手を打つ。 -
下水臭しないアルヨ!
-
19時、街歩きへ。
先ずは明清街。 -
路の両脇に飲食店が並び、中央に衣料品などの出店が連なる。
広々として、柳が涼しげ。 -
夕方のんびり散歩するにはいい場所だ〜ね。
-
西瓜満載のトラック。
その奥に? -
おお、ポーロ氏ではないか!
こんなところに立たされて・・・張掖 マルコポーロの像 モニュメント・記念碑
-
涙ポロポロポロポロ・・・
-
欧式一条街。
ほ〜ん・・・ -
サヨナラ、ポーロ。
強く生きろよ。 -
ぶらぶら歩いて張掖のシンボル、鎮遠楼へ。
ロータリーの真ん中にどっしりとそびえる、なかなか美しい。鎮遠楼 建造物
-
中へは入れないため、外観を眺める。
交通評語のようなものがあるが、意味が解りません・・・
この後、歩道に見事な字を書くじいさんを見かける。 -
またテケテケ歩いて中央広場へ。
時刻は20時、ようやく西の空が茜色に。
奥に見えるは、万寿寺木塔。張掖 中央広場 広場・公園
-
テカテカの広場は、鏡面反射し、辺り一帯を夕焼け色に染めていた。
偶然目にした素敵な光景。 なんだかキュンとなっちまったぜ〜
こんなんあるから、旅は止められまへんなっ! -
その背後では・・・
張掖マダムの皆様が、元気に踊ってらしゃいました♪ -
木塔の前も賑やかでやんす!
明清街→ポーロ像→鎮遠楼→中央広場→木塔と、のんびり歩いて約1時間。
さてさて、お腹も空いたことだし、何か食しに行きましょう!木塔寺 建造物
-
20時15分、これまた某ガイドブックに載っていた「孫記炒炮」へ。
だって宿から目と鼻の先なんだもん! -
小姐、ピージューをおくれ、ピ〜ジュ〜を!
で、出たぁ! 黄河干啤王♪
1瓶5元。
何処が如何ドライなのか分からなかったが、とにかく「干」でさらに「王」でもあったらしい・・・
常温上等! -
お一人様用「炒炮」セット、28元。
-
炒炮とは、短いウドンを煮汁たっぷりで炒めたもの(まる写し)だそうで、普通に美味い。
だが、短いと食べづらいので、次来る時までに長くしておくことをお願いしたい。 -
小皿の品々は炒炮に混ぜてもよいが、それぞれ酒の肴としての能力値が高く、啤酒をあおりながら頂いた。
やわらか〜い煮豚くん♪
小姐、ピージューおかわり〜! -
野菜とにんにくの漬物。
煮豚でこってりしたら頂きましょう!
酸味の効いた隠れたヒーロー、癖になるお味♪
にんにくはらっきょうのようで、気づいたら皮ごと全部平らげていた。
回りを見渡すと、中国人でも皮は吐き出していた・・・ まぁ、いいや(汗)
翌朝、おでこに『にん』の文字が現れ、にんにくマンに変身したことは言うまでもない。 -
21時、健全なボクはお宿に帰ります!
写真はなんだか官庁か博物館のようだが、張掖飯店の入口(早朝撮影)。 -
明日はバスに乗って自力で丹霞へ向かうつもりでいたが、フロント横に「甘粛平安国際旅行社」のブースを見つけ、誰もいなかったので、なにげに名刺を手に取り眺めていた。すると、フロントのお姉さんがさっきまで売店で無愛想に座っていた兄ちゃんを連れてやって来た。
むむむ、わし、貧乏日本人アルヨ、財布の紐チョー堅いアルヨ! -
最初、高額ツアーの押し売りではないかと警戒していたが、話してみると悪い奴ではなさそうで、プレゼンだけは聞いてやる事にする。 まぁ、話せないので筆談なのだが・・・
いきなり兄ちゃんは「拼車」と書いた。
ハ? 「拼」って何?想像も出来んのやけど・・・
こういう場合出てくるの「包車」やないの? そのへんどうなの?
トイトイ!
いいの?「包車」の理解でいいの?
トイトイ!!
意思の疎通が出来たと喜んだ兄ちゃんは、写真の文面をつらつらと書き始めた。
一々再現風にやっていると果てしなく長くなるので、以降のやり取りは要約したい。
先ず「拼車」だが、相乗りチャーターの意味で、一人で「包車」するより割り勘になる分お得だということらしい。そんでもって現在交渉中の人物が一人おり、そこに相乗りしないかと兄ちゃんは誘ってきたのである。
そして肝心なのはコースである。お相手は張掖満喫一日コースを希望しており、丹霞しか興味のないボクとは根本的に合わない。煮え切らないボクに兄ちゃんは馬蹄寺の良さをしきりに語り、225元で4つの名所を回れる利点を熱く説いた。
こうして徐々にほだされたボクは、せっかくだからという気分になり、200元なら行ってもいいと答えたのである。
結局その後の攻防で、210元で手を打ち、明朝8時にフロント前で落ち合うことを約束し、別れたのである。
ところでお相手は相棒が日本人でもいいんだろうか?
そもそも男なのか?女なのか?
訊き忘れたことは他にもあったが、明日の楽しみということにして部屋へ帰った。 -
22時、明日は長丁場のなりそうなので、このへんで。
つづく。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- Halonさん 2014/12/11 11:25:12
- 物足りないですよね
- エンガワさん、しばらく留守にしていたので遅れてのコメントです。
物足りなさ、分かるなあ。おぞましい思い出いっぱいの昔の混沌さがどういう訳か懐かしいです。非空調車に乗りたくても都市部ではほとんど走ってないし、それにしても特快の車内は一段と綺麗なんですね。ちらっと写っている洗面台の綺麗さに驚きました。
イヤホンをしている若者も増えて話しかけづらいけど、日本に比べるとまだ隣同士は話すのが当たり前という人と人との垣根の低さは健在かなあと思っています。
テカテカ広場を僕とは反対側から見てキュンときたんですね。エンガワさん、詩人ですねえ。途中で登場する安宿のトイレだったり、常温のビールだったり、スルメのように噛み締めながら浸っております。
- エンガワさん からの返信 2014/12/13 14:02:59
- RE: 物足りないですよね
- Halonさん、コメントありがとうございます。
「しばらく留守」、羨ましいフレーズですね〜
しかも素敵なところへ出掛けられていたようで、羨望を通り越しもはや脱帽です!
洗面台、たしかにピカピカでしたね。
車掌さんが丁寧に拭き掃除していたことを思い出しました。
あそに子供を立たせ、小便させる親がいたら、車中引廻しの上、窓からポイの刑でしょうね。
今時そんな輩いないですかね。
当時は「最悪!」と思いながらも「さすが中国!」と感嘆していたものです(笑)
なかなか旅行記が進みませんが、また出たら見てやって下さい。
Halonさんのミャンマーも楽しみにしております。
-
- 飛行船さん 2014/11/20 15:42:07
- 見事な勝負
- 書面交渉で双方が愉しんでいる様子が見えます
- エンガワさん からの返信 2014/11/22 06:34:38
- RE: 見事な勝負
- 飛行船さん はじめまして
コメントいただき、ありがとうございます。
筆談は進めていくうちに相手の人柄なども見えてきて
中国旅行の楽しみの一つになっています。
今回はよい出会いが出来ました。
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