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歌川広重の浮世絵「東海道五拾三次」に魅せられて、<br />広重が愛した道を、自分の足で歩いてみたくなった。<br /><br />と書けば、なんとなく上質の旅行記のように感じるか。<br />本当のところは、2週間前に某テレビ番組に魅せられて、<br />ただ思いつきで始めてしまった企画でございます。<br /><br /><br />

「東海道五拾三次」を歩く  十四、原 ~ 吉原

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2014/10/18 - 2014/10/19

146位(同エリア1124件中)

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おま。

おま。さん

歌川広重の浮世絵「東海道五拾三次」に魅せられて、
広重が愛した道を、自分の足で歩いてみたくなった。

と書けば、なんとなく上質の旅行記のように感じるか。
本当のところは、2週間前に某テレビ番組に魅せられて、
ただ思いつきで始めてしまった企画でございます。


旅行の満足度
3.0
観光
3.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩

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  • 2日目の朝。<br />お宿のご主人に火打石で見送られ、<br />吉原本町駅までの道を歩いていた。<br /><br />深夜、あれだけうるさかった商店街が、<br />朝7時には、すっかり元通りにひなびた感!<br /><br />悪夢にでも、うなされていたのか。

    2日目の朝。
    お宿のご主人に火打石で見送られ、
    吉原本町駅までの道を歩いていた。

    深夜、あれだけうるさかった商店街が、
    朝7時には、すっかり元通りにひなびた感!

    悪夢にでも、うなされていたのか。

  • まだ2人しかいないホームに立ち、<br />大きく伸びをして、深呼吸。<br /><br />遠くには、富士山。<br /><br />何となくだけど、ハッピーな予感がする。

    まだ2人しかいないホームに立ち、
    大きく伸びをして、深呼吸。

    遠くには、富士山。

    何となくだけど、ハッピーな予感がする。

  • 旅の再開は原駅からである。<br />7時51分、駅付近の交差点から歩き出す。

    旅の再開は原駅からである。
    7時51分、駅付近の交差点から歩き出す。

  • 天気は快晴。<br />絶好の東海道日和、気分も自然と盛り上がる。

    天気は快晴。
    絶好の東海道日和、気分も自然と盛り上がる。

  • あれあれ、路地からオバさんとオジさんが湧き出てくる。

    あれあれ、路地からオバさんとオジさんが湧き出てくる。

  • その御手には、トング、そして鎌。<br />これから地区の清掃ってとこでしょう。

    その御手には、トング、そして鎌。
    これから地区の清掃ってとこでしょう。

  • それにしても、見どころに乏しい。

    それにしても、見どころに乏しい。

  • ずいぶん歩いたと思っていたのだが、<br />地図上では、たいした距離を進んでいない。

    ずいぶん歩いたと思っていたのだが、
    地図上では、たいした距離を進んでいない。

  • そういえば・・・

    イチオシ

    そういえば・・・

  • 「田子の浦ゆうち出でてみれば真白にそ 富士の高嶺に雪はふりける」<br /><br />万葉集にある山部赤人氏のこの歌、<br />東田子の浦駅近くの海辺で詠まれたんだとか。<br /><br />あまりの退屈さにガマンできず、海辺まで寄り道。<br />銀色に輝く駿河湾・・・ 遠くに見えるのは伊豆半島か。<br /><br />そして、堤防上から振り返る。<br />せっかくうち出でたのに、富士の高嶺は高嶺の花。 見えない。

    イチオシ

    「田子の浦ゆうち出でてみれば真白にそ 富士の高嶺に雪はふりける」

    万葉集にある山部赤人氏のこの歌、
    東田子の浦駅近くの海辺で詠まれたんだとか。

    あまりの退屈さにガマンできず、海辺まで寄り道。
    銀色に輝く駿河湾・・・ 遠くに見えるのは伊豆半島か。

    そして、堤防上から振り返る。
    せっかくうち出でたのに、富士の高嶺は高嶺の花。 見えない。

    田子の浦 自然・景勝地

  • 気を取り直して、再び東海道を進む。<br />そして、8時53分に間の宿・柏原を通過。

    気を取り直して、再び東海道を進む。
    そして、8時53分に間の宿・柏原を通過。

  • そういえば、書き忘れていたのだが、<br />足の調子はサイアク。<br /><br />昨日までは両ヒザが痛かっただけだったのに、<br />今朝になって太モモも。<br />オマケに、左足の親指にはおマメがコンニチハしてる。

    そういえば、書き忘れていたのだが、
    足の調子はサイアク。

    昨日までは両ヒザが痛かっただけだったのに、
    今朝になって太モモも。
    オマケに、左足の親指にはおマメがコンニチハしてる。

  • それでも歩き続けるボク。<br /><br />こう書けば、頑張ってる感が出るらしい。

    それでも歩き続けるボク。

    こう書けば、頑張ってる感が出るらしい。

  • 道はやがてJRのガード下をくぐる。<br />すると、目の前に楳図かずお風の巨大煙突が飛び込んでくる。

    道はやがてJRのガード下をくぐる。
    すると、目の前に楳図かずお風の巨大煙突が飛び込んでくる。

  • 引き続き、新幹線の線路下を抜ければ、<br />やがて左富士神社に至る。<br /><br />ここから見る富士山は左側に・・・見えない。<br />右側にも見えない。<br /><br />隣の工場がジャマで、富士山が見えましぇん。

    引き続き、新幹線の線路下を抜ければ、
    やがて左富士神社に至る。

    ここから見る富士山は左側に・・・見えない。
    右側にも見えない。

    隣の工場がジャマで、富士山が見えましぇん。

  • ここにきて、見どころはつづく。<br /><br />源平の富士川合戦を知ってますか?<br /><br />その場所を示すこの石碑。<br />富士川ではなく、なんと和田川沿い!<br /><br />あなたの知ってる歴史は、真実ではないかもしれない。

    ここにきて、見どころはつづく。

    源平の富士川合戦を知ってますか?

    その場所を示すこの石碑。
    富士川ではなく、なんと和田川沿い!

    あなたの知ってる歴史は、真実ではないかもしれない。

  • と話の方向性が見えなくなってきた10時27分、<br />吉原宿に到着する。<br /><br />原を出発してから2時間36分後のことである。

    と話の方向性が見えなくなってきた10時27分、
    吉原宿に到着する。

    原を出発してから2時間36分後のことである。

    吉原宿 名所・史跡

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 前日光さん 2014/12/26 00:08:27
    楳図かずお風の巨大煙突!
    おま。さん、こんばんは。

    この巨大煙突!
    新幹線の窓から富士山を写そうとすると、いつも邪魔する煙突に似ている!
    こんなのが、いつも車窓に見えて、「チッ」と年賀葉書のCMのまつこのように舌打ちするのだが。。。

    「田子の浦に〜」の歌は、この辺からの風景なんですね。
    せっかく「うち出でて」みたのに富士山が見えなくて、残念でしたねぇ〜

    富士山って、冬の超寒い時にはくっきり見えるのに、けっこうご機嫌斜めな山ですよね。
    気位が高い?
    でもまぁ、易々と見えない所が日本一っぽくて、いいのかな?

    そう言えば知り合いの人で、どれくらいかかったのか分かりませんが、退職後にご主人と「東海道ウォーク」をした人がいますよ。
    その人は、楽しそうだったんですがねぇ〜(-_-)


    前日光

    おま。

    おま。さん からの返信 2014/12/26 10:12:55
    RE: 楳図かずお風の巨大煙突!
    1人で歩くのと、大切な人とで歩くのとでは、
    見える景色も違いますわぃ。

    1人だとウォーク中はやたら人恋しくなるので、
    ホントならゆっくり長話もしたいけど、
    それだと先に進めないというジレンマとの戦い!

    なので、早く定年退職して、のんびり旅したいですよ。。

    そしたら、皆様みたいな心穏やかな旅行記も書けそうです。

    おま。

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