ボローニャ：　グルメの街を旅の拠点に

2014/09/01 - 2014/09/03

ミラノからボローニャに移動し、3泊した。ボローニャは交通の便が良く、私たちはここをラヴェンナそしてパドヴァを訪ねる拠点としたのである。

ボローニャはグルメの街でもあり、巨大なハムが並ぶ店を見て歩くのも楽しかった。宿泊したグランドホテル・マジェスティック・ジャ・バリオーニは伝統のあるホテルであり、レストランも評判がいい。ここでボローニャの地元料理を味わった。

エリア ボローニャ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

9月1日、ミラノのホテルに大きな荷物を預けて出発した。5日後に取りに来る予定である。鉄道旅行だから、できるだけ荷を軽くしたかったのである。

ミラノ発11時15分ボローニャ着12時17分の列車だ。乗り込んで驚いた。窓側一人掛けである。おまけに私たち以外に誰もいない。後で分かったが、この車は特等（エクゼクティブ）で通常の１等ではなかった。ネットで買ったのだが、何か間違えたのだろうか。

しかし貴重な経験だった。飲み物も無料。ワインやスパークリングワインもある。

ディスプレイには様々な情報が出てくる。

天気予報。

現在の速度。

ボローニャ駅からタクシーで宿泊先のグランドホテル・マジェスティック・ジャ・バリオーニに向かった。歩けば駅から20分ほどである。

入り口は大きな建物の一角で冴えない。

しかし中は立派だ。

旧市街のすぐそばという利点もある。朝食付き１泊360ユーロで、物価高のイタリアでは格式のあるホテルの割には安い。

早速、旧市街の見物に出かけた。

中心となるマッジョーレ広場はネプチューンの像が有名だ。

広場から、１時間の市内観光バスに乗った。

高台に行ってくれ市内を見下ろせた。アシネッリの塔が高くそびえている。

鉄道駅の脇を通った。ボローニャではテロがあり、その時刻に１つの時計は止めてあるそうだ。

バスを降りて、マッジョーレ広場から東に歩いて、旧市街の路地に入り込んだ。食通の街だからハムなどの食材を売る店が盛んだ。

巨大なソーセージもぶら下がっている。

夕食は適当なところに飛び込んで地元のものを食べる積りだった。しかしどうも良い店にぶち当たらない。

そのうちに子供を抱いた女乞食が近づいてきた。女の手がズボンに触ったのでスリだと逃げた。

これはいかんと部屋に帰ってネットを見た。なんと、このホテルのレストランはトリップアドバイザーでとても評判がいい。うろうろしてスリに会うよりとディナーを予約した。

写真はレストランの内部。

天井のフレスコ画は見事なデザイン。歴史的価値のあるものらしい。

ボローニャの伝統料理のコースを取った。

オードブルの生ハム

ラザーニャ　　素晴らしい味だ。

仔牛のカツレツ、ボローニャ風。上に生ハムが乗り、パルメジャンチーズがたっぷり。柔らかく豊かな味だ。

デザート。

小菓子。全体として、さすがに評判の良いレストランだと思った。

9月2日。ラヴェンナ観光に出かけた。これは別に記す（http://4travel.jp/travelogue/10943241）。

ディナーは再びホテルのレストランで。２度目のせいか、一番奥の良い席に案内された。写真のようにフレスコ画も良く見える。

今日はメニューから選択した。

まずはお通し。

パスタとしてボローニャ風のタリアテッレ。きしめんのような幅広いパスタに肉の味がよく効いている。

メインは鶏肉としたが、特に変わった味ではなく、この選択は誤り。

デザートの前に。

デザート。ここで持ち直した。

9月3日。パドヴァへ出かけて、スクロヴェーニ礼拝堂でジョットのフレスコ画を見た。天井の青、そして画面の背景の青が美しく、絵を引き立てていた。有名なイエス逮捕の絵など、激しい動きを表す絵もあり、ジョットがルネサンスの先駆けとなったというのも理解できる。

ただ絵の流れが両面にわたっていることを知らず、ストーリーを追うのが難しかった。後で土産物屋で買ったガイドブックでやっと全体像が分かった。

このあと繋がっている美術館でジョットの十字架のイエスを見た。これも見事。

スクロヴェーニ礼拝堂は撮影禁止というのでカメラを持たずに出かけ、他の場所は見なかったが、これは失敗。サンタニオ教会も行くべきだった。どうも事前調査が不徹底だ。


帰ってから再びマッジョーレ広場の付近を散歩した。

アシネッリの塔を見慣れてきた。

ボローニャ最後の夜は、一度は街で食べようと、広場から今度は南側に歩いた。C’era una voltaという店が良さそうで、飛び込んだ。

今日はカボチャのラヴィオリがいいというので、それを頼み、次にというと、まず食べて足りなければ追加しませんかと親切にいってくれた。チーズもたっぷり、ハムの味付けも効いていて、確かにこれだけで、充分であった。

明日はポルトフィーノである。

この旅行記へのコメント （2）

• ドロミティさん 2018/01/03 10:45:32

  今年も宜しくお願いいたします♪

  Takashiさん
  
  新年おめでとうございます。
  
  来月恒例の女子旅で、ボローニャに行く予定です。
  ツアーなので２時間弱ほどの駆け足観光になりますが、下見(?)をと
  此方の旅行記にお邪魔いたしました^^
  
  今年はタンザニアサファリにお出かけと伺いましたので、また雄大な大自然と野生動物の群、渡り鳥の姿など拝見できることを楽しみにしております♪
  
  今年も益々ご健勝に素晴らしい旅をなさいますようお祈りいたします。
  本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。　
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄﾞﾛﾐﾃｨ

  Takashiさん からの返信 2018/01/03 16:18:12

  RE: 今年も宜しくお願いいたします♪

  ドロミティさん
  
  明けましておめでとうございます。お便り、大変嬉しく拝見いたしました。
  
  ボローニャを含むヨーロッパ旅行ですか。いいですねー。ボローニャは食べ物は美味しいし、店を見て歩くのも楽しいし、愉快な時をお過ごしになれると思います。ボローニャが入っていると言うことは、他にも魅力的な場所が満載な旅になりそうですね。
  
  今年は、先便に記しました海外と共に、国内の旅もいろいろ計画が入り、忙しい年になりそうです。タンザニアは若干の不安を抱えながら準備は着々と進んでいます。最近の天候不順で雨が降らない（草が生えない）ことを恐れていましたが、今年は順調なようです。
  
  ヨーロッパ旅行を始め、沢山の楽しいことがあるお年になりますように。
  今年も宜しくお願いいたします。
  
  Takashi