愛知パブリックアート巡り・みよし市

2014/09/15 - 2014/10/19

以前から街角のアート作品が気になっていました。そんな中、偶然ＮＰＯ法人「炎舞」が出版した、「パブリックアートマップ」を名古屋市美術館で発見しました。
冊子ではすべての作品が写真で紹介されておらず、ネットにもアップされていないようなので、私が全部回ってみることにしました。
名古屋市を中心に１８エリアが紹介されていますが、今回はＮ「みよし市」を回りました。

エリア 尾張旭・日進(愛知)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 自家用車 徒歩

彫刻フェスタで選ばれた入賞作品が点在しています。
たいへん広いエリアなので車で回ったのですが、作品の多くが歩行者専用道路にあるため、鑑賞はものすごく苦労しました。

まずは北コースの起点となる三好ヶ丘駅にやってきました。

①仲亀幸弘「形の中の分子」
非常にローカルな駅前ロータリーに置かれています。作品に反射して映り込んでいる自転車群がなんともいえません。

②吉田伯美「Let's Dance」
バス乗り場の横にあります。ここまでは簡単に見つかったのですか…。

これも作品なのかなあと思ったら、マンションの完成記念碑でした。

駅前はゴースト化寸前。民間の店舗は減少の一途をたどり、代わって市の運営するアンテナショップなどが入居しています。

なんかよくわかんない休憩スペースで、場所を埋めています。以前は、スーパー、銀行、郵便局もあったのに…。

③銅谷祐子「Horse戯」
駅ビルの横手にありました。マップには他エリアのように、作品のある施設や建物の表記がないので探すのが大変です。

④堀義幸「TWO RING」
駅の裏手から延々と続く遊歩道の入り口。
ここから小路沿いに作品が点在しますが、平行する車道がなく、かといって徒歩で回ったらとんでもなく時間がかかるので暗澹たる気持ちになりました。

⑤竹内淑浩「飛びたつもの」
とりあえず車で先回りして、土手をよじ登り、柵を超えて撮影。

⑥三村力「移行」
むちゃくちゃ捜してようやく三好ヶ丘公園を発見。こんな広い緑地があったんだ。

さらにその奥に続く三好ヶ丘緑地。

⑦近藤均「光の塔」
蜘蛛の巣だらけ。これを撮影していったん車までＵターンする。
全行程歩いたほうが早いような気がしてきた。

しばらく走ってコンビニに車を停め、あらためて遊歩道へ。このあたりは住宅街沿いになる。

⑧近持イオリ「THE COSMIC VIBRATION」
Ｔ字路に鎮座。

⑨日高定光「あぐら石」
遊歩道から少し外れたところにある公園。
作品裏のベンチでコンビニで買ったパンを食べて休憩。

全然交通量がなく狭い道路なのに、ものすごく立派な歩道橋。

⑩星野健司「ライダートリックスターⅣエレファント」
ここが遊歩道の終点のような、この後も紹介されていない彫刻があるような。

⑪有岡良二「LEAF RENDEZVOUS」
団地の前に発見。おしゃれなタイトルが多いな。

しばしば訪れる三好メグリア。

⑫鹿田淳史「流水 Running Water」
その交差点の角にあります。

⑬亀谷政代司「天ノ戸河」
駐車場にドカンとあるのに今まで目もくれなかった。反省。

⑭戸谷真也「太古からの無言の叫び」
メグリアの裏にある交流センター入り口脇。写真を撮っていたら、施設の方に怪訝な顔で見られてしまった。
それにしても痩せこけ。

⑮伏石シズエ「育む」
さらにその奥の住宅街の中心にある公園。もはや勘を頼りにするしかない。

⑯水田勢二「風光音」
いったんメグリアに戻り、スーパーの奥の塀をよじ登り、住宅街のはずれにある。
もちろん歩いて回れば時間がかかるが、こんな不審者みたいな真似をする必要はありません。

苦労して撮影したので、裏側もどうぞ。

⑰堀義孝「次元の風景」
名古屋刑務所の近く。車を停める場所がなく右往左往する。

⑱寺内聖人「３Ｂ56－Ⅱ」
あー、ここからまた歩道沿いだよ。

⑲水谷孝敬「シンデレラ」
違法駐車禁止の看板だらけの住宅街で撮影。

⑳木村絵里「半過性をしめす」
大きな通りに復帰し、公園の中で発見。

㉑織田啓介「銀河月96」
確かに車道からも見えますが、施設の駐車場内というのは大フェイント。半ば探すのをあきらめかけた。

㉒中村英士「94風」
住宅街の奥の奥の池の脇。大きなオブジェですが、建物の陰になっている。

?二上正司「DANCE DANCE DANCE」
電波塔の下の工事壁の裏側。車道からは全く見えない。もはや嫌がらせみたいになりつつある。

㉔鈴木典夫「時のヒト」
桜公園内。前は何度も車で通ったことがあります。

?池上奨「Continue Stone」
同じく桜公園内。作品が並んでいたのは久しぶり。

㉖伊庭靖二「空風記憶」
桜公園入口にあり。だとしたら私が入って行ったところは何？

㉗小林賢二「ひとつの形−空間構造1993」
中学校のテニスコート脇。女子生徒が練習していたので、カメラアングルに気をつけ、変質者にならないように注意する。

そのすぐ近くのオシャレな車侵入防止柵。

㉘尾崎慎「展望」
出発地点の三好ヶ丘駅に向かいます。その途中の幼稚園脇の公園。

㉙伊庭靖二「追憶」
幼稚園脇のめちゃくちゃ狭い歩道を歩いて発見。
この位置に人物像は夜だと怖いのでは。

㉚高木喬治「Vanishinig Eye」
小学校のグランド脇。
これで北コース終了。

ここから南コースです。日を改めての挑戦です。
まずは三好池へ向かいます。

㉛牛山一「純愛」
野球場の脇。目立ちません。

㉜玄間正吾「わのかたち」
陸上競技場の外周を回る。

㉝三原博志「太陽の刻印」
このあたりは目に留まりやすい。作者も喜んでいることでしょう。

裏手に公園があった。今まで知りませんでした。

㉞石川豊「不詳」
大きすぎて、ちょいダサい（失礼）ので作品とは認識せずあたりをうろうろする。

㉟松永勉「風の門」
見晴らしのよい高台にあるが、なかなかこちらへは目が向かない。

このように三好池が一望です。

㊱佐伯朗「あっち、こっち」
三好池を離れ、近くの老人ホームの入り口あります。付近には温室がたくさんあります。

㊲北川太郎「古代神」
日頃買い出しに行くアイモール。ここの駐車場に作品があったとは驚き。

これが市役所だなんて誰が思うでしょう？高級マンションみたい。

㊳高崎哲「はるか」
その前庭に２つ作品があります。まずはこれ。

㊴堀義孝「TWO RING」
④と題名が同じですが、作品は異なります。

㊵伊藤隆弘「萌芽」
小学校の校門脇。

次に向かったのが、保田ヶ池です。池周辺がアートスポットになっています。

㊶中川伸一「石器時代（家族）」
池を見渡す位置に立っています。

㊷竹谷邦夫「朝に想う」
作品的には刺激が少ない。

㊸伊藤　二「回想」
池を眺め回想している的なアングルで撮影しました。

㊹高須賀昌志「よりそう２つのかたち」
作品が並んで展示されているので、北コースより攻略は簡単です。

㊺多田美波「相?PHASE−?1993」
池の横にあるサンアートにもたくさんの作品があります。

㊻亀谷政代司「三使徒」
３人でお出迎え。

㊼高崎哲「RONDO」
喫茶室側からの入り口横。

㊽野々村一男「圧（平和を祈る心）」
駐車場側からの入り口横。

㊾石川豊「母と子」
そして館内にももう一つ。

いやはや、みよし市エリアは作品が多い割に情報が少なく大変でした。