2014/05/01 - 2014/05/06
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gyachung kangさん
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2014年5月カレンダーとにらめっこしながらなんとか知恵とお金を振り絞ってプランニングしたアルプスへの旅。普通の夏休みのようにタップリの日程があれば、ツェルマットの後はグリンデルワルト方面へのルーティングが多いと思う。しかし、悩み抜いた末私の選択はその逆の方向になった。
後半はフランス、シャモニーへと向かう。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ゴルナーグラートで100万ドルのパノラマビューを体験後、ホテルをチェックアウトしツェルマット駅に。
乗り換え駅フィスプからさらにマルティ二へ。そして16時20分発の景勝路線のモンブランエクスプレスに乗る。1時間後終点ヴィロシンヌ駅に着。ここからバス利用で再び鉄道のアルゲンティーレ駅を目指す。既にフランス領内らしくバスの運転手はアルジェリアあたりからの移民風男性、なかなか紳士だ。客はフランス人女性、ロシア人青年、私のみ。本日の最終バスでアルゲンティーレに。到着してビックリのフランスアルプスのど田舎無人駅である。ここから20分、電車に乗りやっとこすっとこシャモニーに辿り着く。時間は19時半過ぎ。かなり歯ごたえのあるルートだった。ヨーロッパとは思えない。 -
シャモニーの街は閑散としている。オフシーズンのど真ん中?の雰囲気。ホテルのチョイスもかなり少ない。世界的な知名度とのギャップに少し戸惑うが旅の過程の発見は全て楽しい。駅前のロータリーもパブがチラホラ開いているのみ。伝統を感じる駅舎も今春休み中なんで、と言いたげな佇まい。
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シャモニーモンブランのシンボルがこれ。初登頂したバルマと科学者ソシュールの像。指差しているのは言わずもがなのモンブランの方向。
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翌朝。
ホテルのテラスから眺めるモンブラン山群。正確にはモンブランの山頂は望めず前門に位置する山エギーユデグーテ、か。 -
昨日のツェルマットに続いて今日も天気に恵まれる。シャモニーモンブランの街に朝日が当たる。
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街中の建物に描かれたイラスト。シャモニーモンブランの街の建物はツェルマットのヴァレー様式とは明らかに違いがある。このイラストもいかにもフランス的。ツェルマットでは飛び交っていたドイツ語、英語、イタリア語、フランス語が、ここではフランス語圧勝。
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朝一番で登るのはもちろんここ。
エギーユミディの展望台だ。ソシュール広場から歩いてすぐ。この時期ほんとに空いていてラッキー。
ゴンドラに乗ってわずか20分で3842m地点に到着する。 -
すぐ目の前に見えた。
モンブラン。アルプスの最高峰4810メートルの頂である。
実際に見たことがある人ならわかると思うが、ここまで近くていいの?というくらいの距離感にあのモンブランがある。ちょっと異次元な空間と言っていい。
そして視線を下に降ろすとモンブランに今まさにアタックしている登山者の人影を発見。がんばれ〜! -
さらに下ではヘリコプターが何やら作業中。そして5月でこれだけの雪。
雪面のスケールに比べるとヘリコプターがラジコン機にしか見えない。 -
モンブランに向かって東、
グランドジョラスが登場する。
私がシャモニーに来た目的はこのグランドジョラスだ。 -
4208mの高さもさることながら
アイガー、マッターホルンに並び称される北壁を持つグランドジョラス。
この展望台からは垂直に切り落ちた北壁が顔を覗かせる。
モンブランはケーキの名前になる理由がわかるくらいふんわりとした優雅な山だが、その対極にあるのがグランドジョラスかもしれない。荒々しさに満ちたド迫力にしばし圧倒される。
実際グランドジョラスの存在感はなかなか言葉では説明し切れない。 -
グランドジョラスの対面はギザギザの山並み。針群と呼ばれる通り天然の剣山と言ったところ。
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シャモニーの街なみを見下ろす。
ロープウェイのゴンドラが宙に浮いて
見える。 -
モンブランとグランドジョラス。
この両雄をワンカットのスペシャルビューでお届けします。
しばしお楽しみを。
こんなサービスカットは滅多にないと思います!笑 -
さらに大サービス!
このグランドジョラスの左手には実はマッターホルンとモンテローザが見えているのです。拡大すればわかります。それほど素晴らしいこの日の天候状態。
このビューでロープウェイ料金50ユーロ、そんなに安くていいのか?と言ってみる。
神様はいるなあ、やっぱり。 -
おっとお。
ありましたねえ、コレ。
みんなキャ〜とかワ〜とか言いながら大喜び。ちょっと恥ずかしいよね、こういうのは。 -
アレ?
とか言いながら、いつの間にかしっかりやってました。う〜ん我ながらどうしたことか。高さというものは人から理性を奪うのか…ということに。 -
ついでにスキーも楽しめる。
帰りはスキーでシャモニーまで降りるのがベストだと思う。誰も挑戦しないとは思うが笑 -
満足して高度3820mで休憩。
寝転がって空を見上げる。
出来ることならちょこっと切り取ってスーツケースに入れて持ち帰りたい、
そんな空。 -
旅もいよいよ佳境。
エギーユミディの展望台からシャモニーモンブランの街に戻り、今度はモンタンヴェール鉄道に乗る。乗り場は鉄道駅のすぐ横。ここの鉄道も真っ赤なボディ。アルプスレッドの車両が目指す目的地はメールドグラス氷河だ。 -
20分後モンタンヴェール駅に。
石造りの味わいのある駅舎をくぐると
ここでしか見ることができない特別な景色が惜しげもなく現れる。 -
メールドグラス氷河。
-
駅の展望テラスの足元を流れる氷河。その先をたどっていくと最深部に数時間前、高度3820mから眺めたばかりのグランドジョラスの北壁が立ちはだかる。
これがアルプス三大北壁の最終関門。
いったい誰がこの岸壁を登攀するのか?
信じ難い垂直の壁の威圧感。 -
目の前の氷河のすぐ後ろにはこの山。
ドリュ針峰。3754m。 -
天に突き刺さるドリュの頂。圧巻。
この山はモンブラン、グランドジョラスに次ぐシャモニー第三の顔である。 -
左手前ドリュ、右手奥にグランドジョラス。
ドリュもグランドジョラス北壁もほとんど雪がとりついていない。岸壁がいかに険しい角度かを物語る。 -
駅のホームに飾られていた開業当時の記録写真。何の役にもたたないドレス姿が微笑ましい。
人は昔も今も自然風景に惹きつけられる。これからもこの景色がある限りヨーロッパ中から世界中からゲストがこのテラスを訪れ続けるだろう。自然こそが最強のコンテンツ。あらためてそう思う。 -
シャモニーに戻って遅いランチ。
もちろん午後の日射し満載のゆるりとしたオープンテラスレストランに入る。
このカルボナーラは美味かった。料理の良し悪しは素材と腕で決まるけど、最上級にする最後の味付けはロケーションである。 -
ツェルマットにはそれでも観光客の姿があった。シャモニーはその半分、そのまた半分しかゲストがいない。
冬から春の5月はこんな景色が待ってるんだけどね。
このことは秘密にしておいたほうがいいのかも知れない。 -
17時発のバスに乗ってシャモニーからジュネーブに向かう。アルプスの西端を走り抜ける1時間半ほどのドライブ。
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山並みの高さはグッと低くなっているが岩の硬い部分だけが削り残された天然要塞のような山が次々に現れる景色のいいハイウェイ。このことはあの有名な黄色いガイドブックには書かれていない。かなり得した気分。
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ジュネーブに到着。
旅勘で初日とは違う宿を見つけ荷物を下ろし、レマン湖畔をもう一度散策。 -
レマン湖の夕方。ワイヤーを巻いている人たち。ヨットだろうか?
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地元の人たちが仲間とベンチに座り寛いでいるそんなスポット。
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忘れるところでした。
ジュネーブと言えばこのシーン。
西陽を受けてしぶきをあげる噴水。
日本にもひとつくらいこういう噴水があっていい。 -
帰路の朝の国鉄ジュネーブコルナヴァン駅。
運行は日本レベルの正確さ。混雑はこの通り。もしかすると駅というものは本来静かな場所ではないか?という気がしてくる。 -
ジュネーブ国際空港→ヘルシンキヴァンター空港へ。
旅の終わりはいつも9割の充実感と1割の名残り惜しさ感。これだけは何処に行っても変わらない。 -
ヴァンター空港の乗り継ぎスポットにこんな看板。ちょっとイケてるキャッチコピーに疲れも和らぐ。
キートス、フィンランド。
さあそろそろボーディングタイム、ですかね。行きますか。
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