イタリア・バチカン・チュニジア旅行（2013～2014年末年始：６日目後篇 チュニスの雑踏） 11/16

2014/01/01 - 2014/01/01

遂に前々から行きたかったヨーロッパ観光の真髄、イタリアに行ってきました。
ひとくちにイタリアといっても魅力ある都市が目白押しですが、今回は時代的には逆行しますが、ルネサンスの中心となったベネチア、ローマ、フィレンツェの順にメジャーどころを回りました。
また、途中、地中海を横断し、カルタゴ遺跡のあるチュニジアのチュニスにも行ってきました。こちらもアフリカ大陸初上陸ということで、自分的には感動ひとしおです。
航空券ほかホテルや鉄道切符、それに一部施設も事前予約した「雁字搦め日程」ではありますが、その中での自由度を楽しみました。
全体の日程は以下のとおりです。

１日目　　（12/27）1/16 ボローニャの街燈
２日目前半（12/28）2/16 ベネチアの群青①
２日目後半（12/28）3/16 ベネチアの群青②
３日目前半（12/29）4/16 悠遠のローマ①-1
３日目後半（12/29）5/16 悠遠のローマ①-2
４日目前半（12/30）6/16 バチカンの荘厳
４日目後半（12/30）7/16 悠遠のローマ②
５日目　　（12/31）8/16 ローマ帝国からカルタゴ遠征
６日目前篇（ 1/ 1）9/16 シディブサイドの白と青
６日目中篇（ 1/ 1）10/16 カルタゴの屹立
６日目後篇（ 1/ 1）11/16 チュニスの雑踏
７日目前半（ 1/ 2）12/16 フィレンツェの実力①-1
７日目後半（ 1/ 2）13/16 フィレンツェの実力①-2
８日目前半（ 1/ 3）14/16 朝靄の斜塔
８日目後半（ 1/ 3）15/16 フィレンツェの実力②
９日目 （ 1/ 4）16/16 ミュンヘンの寒空
10日目 （ 1/ 5）　 帰国日
※２～４日目・７～８日目は２つに分け、６日目は３つに分けました。

今回は６日目後篇（チュニスの雑踏）です。大まかな動きは、
（ホテル）⇒ フランス門 ⇒ メディナ散策 ⇒ グランドモスク ⇒ シディユセフモスク ⇒ カスバ広場 ⇒ 新市街散策 ⇒ ホテル ⇒ チュニスカルタゴ空港 ⇒ ローマ空港 ⇒ ホテル 　です。

エリア チュニス(チュニジア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

【イタリア・バチカン・チュニジア旅行（2013〜2014年末年始：６日目中篇 カルタゴの屹立）10/16編から続きです】

チュニスマリン駅からメトロ（路面電車）に乗ってホテルに戻ろうと思いましたが丁度出発して行ってしまったので、歩いてホテルへ戻ります。
整備されたハビブブルギバ通りに時計台とホテルアフリカが屹立しています。
（ﾁｭﾆｽﾏﾘﾝ11:18 ⇒ 11:28ﾎﾃﾙ）

てくてく歩いてきました。他にあまり高い建築物がないので目印としては最適です。

見上げます。

いったん、泊まった「ホテルカールトン」に戻り、チェックアウト手続きをして荷物を預けた後、チュニス市内観光に出かけます。
（ﾎﾃﾙ11:55 ⇒ 12:03ﾌﾗﾝｽ門）

まずはフランス門。
ハビブブルギバ通りの終点で車はここから侵入できないので、ご覧の通り門の前は大混雑です。
門の裏はメディナ（旧市街）の始まりなのでこちらは人で大混雑しています。
では、チュニスのメディナに挑戦です。

挑戦と言ってもあまり細い路地に入って迷ってしまうのも怖いので、大通りだけに絞りました。
まずはジャマーエズジトゥナ通り。店は軒を連ね商品は山のように積み上げられています。通りを歩く人もかなり多く、スリには注意です。
（ﾌﾗﾝｽ門12:04 ⇒ 12:12ｸﾞﾗﾝﾄﾞﾓｽｸ）

この通りは衣類やお土産屋など何でもありなメインストリートです。
後で通りましたが、他の通りはそれほど混雑していないようでした。

グランドモスクに来ました。
中を見るのは後にして、とりあえずメディナを横断するため通過します。
（ｸﾞﾗﾝﾄﾞﾓｽｸ12:12 ⇒ 12:18ｶｽﾊﾞ広場）

見どころが続きます、シディユセフモスクです。
ミナレット（塔）の形が他のモスクと違い、八角形をしています。

メディナを横断してカスバ広場に出ました。
路地ばかり通ってきたので、車を見るのは久しぶりの感じです。

広場の隣にあるカスバモスクのミナレットです。

カスバ広場です。
メディナのゴミゴミから抜けるととても広く感じます。また、高い建物がないので空も大きく感じます。
（ｶｽﾊﾞ広場12:18〜12:25）

中央の記念碑のようなモニュメントにはチュニジア国旗がたくさんはためいています。

広場中央に建つ建物はチュニス市庁舎のようです。

広場から周囲を見渡すと色々なモスクやミナレットがあることがわかります。

でもよく見ると街かどには鉄条網がそこかしこにあります。
三年前の「アラブの春」の震源地の名残でしょうか。

カスバ広場を眺めた後、再びメディナに戻ります。
正面はシディユセフモスクのミナレット、右は首相官邸の建物のようです。

シディユセフモスクのミナレットのアップです。
建築物としてもなかなかすばらしいと思います。

別のミナレットも見えました。

人通りが少ない通りはこんな感じです。
なまじ少ないと東洋人は珍しいので何かと声を掛けられ、少々煩わしいです。

グランドモスクに戻って来ました。礼拝のようなことをやっていて、入口が開いていたので入ってみました。
中は御座のようなものが敷かれ、みんな靴を脱いで座っています。
真似して小脇に靴を置き、休憩がてら眺めていました。

すると、教会でいうところの牧師さんのような人が来て、出なさいという身振りをするので、迷惑だったかなと思い外に出ました。
さて次に行くかと考えていると、その方は外まで追ってきて、何やら話しかけます。どうやら入信希望者に間違えられたようなので、丁重にお断りしてその場を後にしました。
解ってくれたようですが、残念がっているようにも見えました。

グランドモスクを出て、そろそろ何か食べようかなと思ったとき丁度雰囲気の良さそうな店を発見しました。地球の歩き方にも載っている「マハダウイ」という店でした。勇気を出して入ってみました。
（ﾏﾊﾀﾞｳｲ12:52〜13:12）

壁にはアラビア文字が書いてありますが全く読めません。
メニューはフランス語併記だったと思いますのでどのみち読めないので、マグレブ料理の代表格と書いてあった「クスクス」を頼みました。発音も通り易いし無難かと思い頼みました。

出てきたのがこれ。大きな淡水魚がついています。
クスクスは初めて食べましたが、魚のおかげで少々生臭く、あまり好きにはなれない感じでした。

食事もしたので帰りは土産物を物色しながら歩きます。
でも交渉は面倒なので、値札が出ている店で「もう少し負けてよ！」作戦にしました。いくつかお土産を仕入れてようやくメディナを出ます。

フランス門に戻りました。相変わらずの賑やかさです。

フランス門からスーパーに寄ったり、新市街を少し歩きまわりながらホテルに戻り預け荷物を受取り観光は終了です。

流しのタクシーを捕まえるため時計台のある1月14日広場に来ました。
ここはなぜかタクシーの降車客が多いところです。
下車客のあった綺麗なタクシーを捕まえ、空港に戻りました。
空港まではわずか10分、運賃は行きよりも安い4.0TNDでした。

空港で余ったディナールをユーロに換え、ちょっと時間が余ったので土産物屋を冷やかしますが、空港自体小さいので売店は数店しかありません。空港でお土産を揃えようとしている方はご注意ください。

このあとアリタリア航空でローマ空港まで無事に飛び、行きと違い、プルマンで市内、荷物をそのままにしてあるホテルに戻りました。