2014/09/26 - 2014/09/28
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East of Edenさん
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プトゥカル・ゴンパは、陸の孤島ザンスカールのさらに奥にある寺院。今回の旅行のハイライト。
車道がないため、パドゥムからタクシーをチャーターして行けるところまで行き、そこから歩いていくしかない。
このためにマットレス、寝袋、非常食とかサバイバルグッズを用意したが、行ってみるとそれほど大変ではなかった。
プトゥカル・ゴンパでの2泊3日は忘れられない思い出。昔ながらのお寺の生活、子供たちとの楽しい時間、そして、お寺の学校で教師デビュー。
帰りはチャー村でおもてなしを受け、充実の3日間だった。
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タクシーで朝7時15分にパドゥムの街を出発
パドゥムから行けるところまで行く。かなり厳しい道。
マナリまで開通するのは2年後くらいだと。 -
運転手ソンナムさん
とっても親切・丁寧な運転。音楽をかけるときも邪魔にならないか?と聞かれた。インドで初めて。 -
ソーラーシステムのある村も。
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ここが現在の行き止まり地点 Anmu
ここまで片道は3000ルピー
ここからまずチャー村まで歩く -
途中で乗ってきたイシャー村で高校の科学を教えている先生と一緒に歩く。
先生は、3日休暇をとって、大麦の収穫の手伝いに実家に帰るという。 -
途中の村。カルボック村だったか
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アップダウンが多い。
高度は3800メートルから3900メートル -
アンムから1時間半でチャー村に着く。
速い人だったら、1時間でいけるかも。遅い人でも2時間半 -
途中で先生に是非粉挽き場を見たい、と言ったら、見せてくれた。
一家に粉挽きの小屋が一つある。
水力を使うので、川沿いにある。 -
先生、デモンストレーションをしてくれる
袋から大麦が落ちてきて、下の石臼で挽く
なお、この高度では育つ植物が限られていて、小麦は育たず、大麦が貴重な主食なのだ。 -
この棒を調整することで、粉の粗さを変えることができるそうだ。
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先生の実家に到着
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玄関から暗い廊下を通って行く。
壁がヤクの糞でできているのかちょっと臭うが。 -
陽だまりリビング
家族団欒の場所なんだろう -
お母さんはお湯を沸かしてくれた。
先生はパンに塗る蜂蜜を探してくれた。 -
大麦で作ったパン。
これは。。
ローマ時代のパンにとてもにている。円盤形で大麦が入っている。
焼いてもらって、バターをつけて、蜂蜜を塗って、先生と一緒にいただく。
先生はベジタリアン。お母さんやお父さんはヤクの肉を食べるそうだが、かわいそうだということでベジタリアンになったということだ。 -
リビングから見る山の景色
何か幸せを感じる部屋 -
これが冬に使うストーブ 冬の前にリビングに移すそうだ。
ヤクの糞を燃料にする -
先生には一泊していかないか、と薦められたが、プクタルに二泊するかもしれないので、1時間ちょっとお邪魔して、プクタルに向かう。
チャーからプクタルへは二つの道が。一つはアップダウンの激しい道だけど近道。ガイドブックには危険とあったが。もう一つは川の反対側でアップダウンの少ない道だけど1時間ちょっと余分にかかるということだ。地元の人たちは近道を行くということで、近道を。
チャーからはずっと上りが続く。高度は4000メートルに。 -
川の反対側が遠回りの道。アップダウンが少ない
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ちょうど一時間のところに廃墟がある。ここまではずっと上り。
帰りはここからチャー村まで30分 -
川がかなり下に見える
高度は4100メートル -
足元がちょっと不安なところがあるが、まあ問題はない程度。
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川原でテントを人たちを発見。
いいな。 -
チャーから2時間歩いたら橋が見えてきた。
ひょっとしてプクタルに近いか? -
2時間半でプクタルゴンパのゲストハウスに到着
予約していかなかったが、部屋はあるということ。
まあどうやって予約するかわからんが。 -
ゲストハウスの部屋
じゅうたんはかなり古い。ベッドはまあまあきれい。バスルームは暗くてあまりきれいではない。
電気はつく。コンセントは無いが、ゲストハウスかお寺か、どこかに充電できるところがあるという。
一泊一部屋600ルピーだったか。 -
カフェテリア
そして手前はフロントデスクのようになっていて、お菓子の在庫がいっぱい。
お客さん用だけでなく、一日一回お寺から子供たちが買いに来る。 -
新しいゲストハウスも建築中。
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さっそくゴンパへ。
チョルテンをくぐって -
岩の洞窟に作ってある
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暗い階段を上っていく
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古い礼拝堂に入る
十一面千手観音 -
若いお坊さんがプージャをやっていた。
ここは写真をとってはいけないということなので、この他に礼拝堂の写真はない。 -
ミニ菜園
ジャガイモと大麦 -
新礼拝堂が左
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子供たち
鼻をたらしている子もいる
昔の子みたいで -
いろんなキャラの子がいるが、みんなかわいい
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まじめそうな子もいるし
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顔が白いペンキまみれの子もいる
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お得意のポーズ
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上にもいるし
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夕方のプージャ
プージャといっても、お経を読んで夕食を食べ、そしてまたお経を読んで、マニ車の周りを回って、という感じ -
みんな自分のお皿やお椀も持っていて、ツクパをついでもらう
キーチェーンに行けと言われて、なんのことかわからなかったが、
しばらくしてキッチンに行けとわかった。 -
岩の洞窟の台所へ
これが台所
岩の洞穴が台所になっている。
ここで、プロパンガスで煮炊きする。 -
ツクパをいただく。後から聞いたのだが、これはテンツクという削った麺。ツァムツクというのが丸い麺だそうだ。
味はヤクバターのみ。日本の人にはちょっと味が足りないだろう。
ほうれん草みたいな野菜も入っているがなんだかわからない。
山梨県にほうとうという食べ物があるが、似ている。 -
キッチンでさっきあったロンドンから来ている英語の先生とおしゃべり
お坊さんの中にもかなり英語ができる人がいて、一緒に話をする。
何週間かこのお寺に泊まって英語を教えている。 -
食後はチョルテンの周りを時計回りに回る。
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ゲストハウスに戻ると、大きなテントが2つもあり、旅行者たちはパーティー状態 フランス人やイスラエル人が多かった。みんなテントをいったりきたりしておしゃべり
スイス在住のイタリア人とドイツ人の新婚さんのテントに招かれ、ダル・ライスをご馳走になる。
具がおおーい おいしい
この二人は、ガイドを雇い料理人とポニーとトレッキングをしている。寝るのはテント。風呂は川。かなり奥地に行ったらしい。うらやましい。ガイドと料理人とてもフレンドリー。
なおこの時点では、マナリに向かう途中にある峠Singo Laは雪はあるものの、通行可能ということで、翌日ここに泊まっていた人の何人かはSingo Laに向けて出発した。 -
早朝またゴンパにモーニングプジャに参加
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まず、お経を読んだ後、スープが配られる。今朝は子供たちと一緒にいただく。大麦でとろっとしたスープ。大根、じゃがいも、とまと、に加えて、ヤクのチーズ入っている。
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このスープを飲んだあと、またお経を読んで、そしてバター茶が配られる。
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何杯かいただいた後、ツァンパが配られる。そして残ったバター茶にツァンパを入れて、団子状にして食べる。
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前日ゴンパの学校で今日だけでも子供たちに教えることはできないか?と聞いたら、いいですよとのこと。そこで、学校へ。子供たちは英語が大体わかるということで、英語で話すことになった。
ゴンパの学校はゴンパから川の方に下りたところにある。 -
10時から授業は始まるが、子供たちは既に英語の予習をしている。
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子供たちが寝泊りしている部屋へ案内してくれた
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仏のまね
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ダライラマの写真と一緒に
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自分が教えるのは、中学生と高校生。
一番大きい子が16歳。今まで先生が教えたことと食い違うといけないので、先生が教えそうもない話題を考えた。
道徳と法律、民主主義の長所と短所、光の速さとビッグバン、脳にコンピューターチップを埋め込むことで脳と脳の通信ができることや脳をコントロールすることができること、とか、を子供たちの反応を見ながら、白板にいっぱい図を書いて、英語で説明。
途中で休み時間の金が鳴ったが、子供たちが続けてほしいというので1時間半の授業となった。
仏教が存続するには、ただ仏陀の教えを伝えても人々は納得しない、いろんなことを勉強して解決策を提示できなければ、と言って締めくくった。
興味はもってくれたけど、わかってくれたかなぁ。まあ興味をもってくれればいいんだけどね。午後も教えたかったけど、今日は土曜日なので、午前中だけ。今日から3日学校もプージャもおやすみ。
授業が終わると、子供たちは教室や廊下の掃除をする。あと、教室に入るときは手を合わせて挨拶をする。ちゃんと教育されている。 -
お昼ごはんの時間になったので、ゴンパに戻る。
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子供たちは外で食べているが、台所に行くように言われたので、台所でご馳走になる。
バター茶をつくる料理長 -
お昼はジャガイモカレー おいしくておかわりした。
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洞窟のキッチン
こんな洞窟のレストランがもし東京にあったら、大繁盛だろうに。 -
午後、プクタルゴンパから先に行ってみる
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チョルテンが会って、見晴らしのいい場所に出た。
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川の反対側のプクタル村。ここから来ている子供たちも結構いる。イギリス人の英語の先生が何週間か前にこの村に行って、みんなでピクニックをしたっていってたな。
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紅葉
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この赤い実は、ローズヒップ。乾燥させてお茶とかにいれるやつ。
霜がおりてちょっとしわしわになったやつを食べると、イチゴジャムの味。
若い実はすっぱくて食欲がでる。 -
なんでも遊びにしてしまう。
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夕方のプージャへ。
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食後、お坊さんたちがチョルテンの周りをお経を唱えて回っているので、一緒に回る。
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マニ車を回して、鐘をならしてみる。
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ゲストハウスに戻ると、ちょうど何頭もの馬が着いたところだった。パドゥムから荷物を運んできた。
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ゴンパでの楽しい一日 大変だったけどここまで来てよかった。きれいな夜空 光って見えるのはゴンパ。よくみたら流れ星も。
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翌朝、早めにゴンパに行く。静かな充実した時間。
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料理長やお坊さんたちがチョルテンの周りを回っているので、一緒に回る。
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そして、朝の食事に参加させていただく。今日は子供たちと一緒にいただく。でるものはほとんど同じ。でもおいしい。
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まず、ジャガイモと大根とチーズのスープ。
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こんな平たいお皿じゃねぇ。すききらいの多い子もいて、ジャガイモとか大根とか出して投げる。お皿をべろべろなめる子もいる。
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そしてバター茶。
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そして残ったバター茶にツァンパを加えて練って食べる。
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先生方にご挨拶。そしていくらか寄付をした。右が校長先生、左が数学や科学そして英語も教えている先生。ここの学校に来て2年になるそうだ。
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ゴンパからの絶景も見納め。
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さようならゴンパ
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ゲストハウスの前では子供たちがピクニックの用意をしていた。
昨日馬で運んできな荷物は、ピクニック用の野菜や果物だったのだ。
ピクニックに行かないの?と何度も言われたけど。午後4時にアンムにタクシーに来てもらうことになっているので、そして、チャー村の学校の先生の家にも寄りたいので、10時半過ぎに出発。 -
川の反対側の道にしようか迷ったけど、遅れるといやなので、来たのと同じ道で帰る。2時間でチャー村に着く。
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かわいい羊
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村ではみんな収穫の仕事で忙しい。これは豆。
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大麦と藁を分ける作業。先生のお父さんとお母さん。
風で藁を飛ばすので、風がないと仕事にならない。 -
先生のお母さんとお姉さん。
道路ができると機械を持ってこれるので、こういう光景ももうすぐ見られなくなる。 -
先生がチャングをごちそうしてくれた。チャングは、大麦で作ったビール。畑仕事の休憩に飲むものは薄めてあるそうだ。味は、ビールというよりも、白ワイン、シャドネーの味に、藁の風味。
畑作業にもってくるものは、酔っ払って作業ができなくなると困るので、薄めてあるそうだ。
飲むとどんどんつがれるので、結局3杯いただくことに。これがこの後アダになる。 -
ツァンパを入れて食べるということなので、入れて練ってみた。おいしい。
この辺では何でもツァンパを入れる。 -
お父さんは一気飲み。
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別れを告げて、チャー村を出る。このように何頭かのヤクに大麦の穂を踏ませて、脱穀をするそうだ。
チャングを飲みすぎたので、ここからアンムまでの上り下りが苦しかった。もともと4000メートル以上の高地なので息がきついのに酔っ払っているもんだから、本当にきつい。
なんどもなんども休みを取りながら、チャー村からアンム村まで2時間半かかった。 -
アンムでは時間通りにソンナムが待っててくれた。
アンムからパドゥムに帰る途中にバルデン・ゴンパによる。
Red Hatのお寺 -
礼拝堂
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礼拝堂の中はきれい。
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この子供は、後ろの方の生まれ変わりだということだ
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この子供もこのおじいさんのお坊さんの生まれ変わりだということだ
どういう根拠で生まれ変わりを探すのか?
宗派は違うが、先日ダライラマが、自分が最後のダライラマで、輪廻転生はない、と言っていたと思うが。今後チベット仏教の輪廻転生観はどう変化していくのか。 -
曼荼羅もきれい
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デザインセンスがいい。
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お坊さんが流暢な英語で説明をしてくれた。とっても感じのいいお坊さん。
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疲れていなかったらもっとゆっくりしたかったんだが。
バルデン・ゴンパ きてよかった。 -
パドゥムに戻り、いつものレストランで、ダル(といっても豆とは限らない)とライス、そして野菜の炒め物、そして、チャツネを頼む。そう、この辺のチャツネは、からいマヨネーズソースなのだ。なお新聞紙にくるんであるのはりんご。
この街では、プラスチックを廃棄できないため、新聞紙を包装に使う。そして、ペットボトルに入った水も一軒の店を除いて売っていない。水にはレーでからもってきたペットボトルに水道水にヨード剤を入れて殺菌して飲む。そうすればプラスチックのゴミが出ないのだ。
明日はパドゥムを出る予定なのだが、タクシーが見つかるんだろうか?ドライバーのソンナムは客が少ないので行かないと思うと言う。まあ、予備日があるからいいんだけどね。
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