10月3連休は台風が来る前に東京湾フェリーで鋸山へ

2014/10/11 - 2014/10/11

大型の台風19号が近づく体育の日3連休。どうやら連休最終日はダメっぽい。日曜日も怪しい。
野球はクライマックスシリーズやってますが、そんなの関係ねぇ（小島よしお）し、サッカーはインターナショナルマッチウィークで、ヨーロッパのクラブシーンはお休み。
じゃ土曜日どっか出かけましょ。
という事で、今回出かけたのが南房総の鋸山。

鋸山は最近たまたまTVで2回ほど見かけており、かつ映画「不思議な岬の物語」の舞台となった喫茶店もこの辺とかで、なんか結構盛り上がっているらしい、と勝手な想像。
加えて、実は小学生になるかならないかの頃、もう○十年近く前親に連れられてこの辺りに1泊旅行した事は覚えているのであるが、具体的にどこに行って何をしたかは、当然というべきかほとんど覚えてない。覚えているのは、浜金谷の駅で電車を降りた事位。

まぁ、そこまでセンチメンタルな気持ちにはなってはいませんが、行けば何か思い出せるかもしれないなと思い向かったわけです。
（結局何も思い出せなかったですけれど。）
後、初めて東京湾フェリーに乗りましたが、なかなかというか相当良かったです。

エリア 鋸南(千葉)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 船 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

始まりはここ京急久里浜駅。
昔、乗り換えで降りた事があるけど、駅前広場出てくるのは初めて。
意外と店あるし開けてるね。
フェリー乗り場まではバスで。

バス停は駅の階段降りた所すぐにありました。
フェリー乗り場行きは一時間に１〜2本位。
久７か久８のバスになります。

途中、イオンモール渋滞が発生してましたが、10分そこそこでフェリーターミナルに到着。

入口入ってすぐ左ががチケット売り場。
往復券（\1,320）購入します。

フェリーは1時間1本ペース。久里浜・金谷とも、大体毎時20分頃発となっています。

11:25発でまだまだ余裕がありますが、いい席確保するため乗船しちゃいます。
今回乗り込むのは『かなや丸』です。

まだそんなに客乗ってません。
折角なので窓側の席確保しちゃいました。
港に面した方なので、後ろ向きに進む感じですね。

と、思いきや旋回してこっちが前でした。
なので、向こうに見えるは千葉県です。
天気いいから、デッキに出ようかなとも思いましたが、絶好の席が奪われてしまうので、行きは窓越しに海を眺める事にしました。

釣り船一杯出てますねぇ〜
まぁ3連休この日しか海に出られそうもない状況なので、こうなるでしょう。

途中でもう一隻のフェリー『しらはま丸』とすれ違います。
ちなみに帰りも乗船したのは『かなや丸』でした。

金谷港に大分近づいてきました。
なんかあっという間です。

やってきました南房総。
所要時間40分と時間も正確です。

行きのフェリーではここには何にもありませんでしたが、帰りのフェリーではゴルフバッグがズラーッっと並んでました。

金谷の下船口と

久里浜の下船口。
微妙に違うんですね。

フェリー降りた所に貼ってあったポスター。
結構そそられました。

金谷港のフェリーターミナルを後に、鋸山ロープウェイに向かいます。

ここから見える山肌には、若干鋸感が見えています。

奥に見える青い建物がＪＲ浜金谷駅。
ロープウェイ乗り場までは、歩いて後7〜8分といった所。

この看板見えたらもうすぐです。
ロープウェイ乗り場に向かう車の列ができておりますが、駐車場満車でした。
歩き万歳！

ロープウェイ乗り場到着です。
フェリーターミナルからゆっくり歩いて15分でした。
人の列が見えないので、すぐにロープウェイに乗れそうです。

チケット売り場は少しだけ列できてました。
今回は登りだけロープウェイ使って、帰りは歩いて下山しようと思うので片道（\500）を購入。

時間があったのでちょっとだけロープウェイを撮影。

10分間隔で運転してます。
で、余裕かましてたら、いざ入場というときにチケットが15秒位見つからずプチパニック。
ポケットの奥深く、iPhoneとハンカチに隠れてました。
後ろに並んでいた皆さんすみません。

この中に40名(＋乗務員1名）詰め込んで、山頂付近に向かいます。

運よく一番先頭を確保できました。
それにしても、下が透けてるやつとか、屋外に出られるやつとか最近のロープウェイは高所恐怖症の人間に対して、どれだけ苦行を与えれば済むのでしょうか？

下の覗くとこんな感じ。
結構高いですが、思ったより恐怖感は無し。

終点間際。
石を切り出した跡がそのまま残っております。
こんなところでよう作業するなぁ〜。
尊敬します。

5分程で到着です。

早速散策しますよ。
まずは山頂へ。

いきなりこのパノラマ。
いいねぇ〜。

南に向かう海岸線です。

先に見えるは先ほどの金谷のフェリーターミナル。

で浦賀水道を挟んで、向こうに霞むは久里浜となります。
霞んでいるけど、まぁこれだけ天気が良ければ良しとしよう。

猿はいませんでしたが、猫はいました。
しかも３匹。
別の角度から見ていた女性曰く５匹いたらしい。

山頂という事は、ここからはほぼ下るのみと考えてよろしいですね。
ありがたや。

山頂からちょっと歩きずらい石段というか岩の道を進んでいきます。

するとぶつかった所は、鋸山日本寺の入口。
ここを見ないと、ロープウェイ使ってまで来た意味が無いと想像されるので、入るしかないです。

日本寺 寺・神社・教会

入場料（\600）払って入ります。

ここ以外にも幾つか入場口がありました。
ロープウェイから来るとここが一番近い入口です。

なんだよ登りあるじゃねぇか！と愚痴ってみる。

素敵な選ＴＡＸＩ

というレベルでは全くないですが選択肢です。
先に左、百尺観音を見ます。

出た！
意外とデカいな。

百尺は30.303030303030･･････････････････････････････････mとの事。
感覚的にはあってる気がする。

今度は比較対象が無い状態で一枚。

そして上に見えるは『地獄のぞき』
あそこに行くことになるのか・・・

ここから下山する事もできるみたいです。
という事は登ってくる事もできるという事ですが、さすがにそんな人は見かけず。

さて、地獄のぞきに行ってみますかね。

登りきついじゃねぇか！また愚痴ってます。

真横から見る地獄のぞき。
恐怖感をあおるポイントですね。

で、その地獄のぞきですが並んでおります。

ちょっと周り見ながら様子見て並びましょうかね。

こっちのスポットは並んでいません。
隣りにあって、同じような感じなのですが、なぜでしょう？

先っちょに立って下をのぞくと、そこそこの迫力です。

断崖絶壁の所にいる事も感じられるんですけどねぇ〜。

地獄のぞきと違って、先にせり出しているわけではないので、並ぶまでもないのですが、見える景色はあまり変わらないと思います。

まぁでもせっかく来たから、地獄のぞきの列に並びますよ。

皆さんきちんと列を作ってます。
割り込みするような人は一人もいませんでした。

素晴らしい・・・って普通なんだけどね。
国が変われば・・・（以下略）

20分程で順番回ってきました。
まずは下を見ると、先ほどの百尺観音。

横向きゃ展望台からこちらを見る人々が。
なんか晒し者にされているようです。

そして風景を一望。
まぁ他の所で見るのと変わらんなぁ〜。

こんな感じで記念撮影してます。私も一組撮影お願いされました。
ここ、周りから見てると危険な所に見えるんだけど、いざ実際ここに立っている感じそれほど怖さは無いです。

さてこれから下山します。

地獄のぞきの後、ここ降りるのが皆さん苦労してました。

後は、日本一の大きさとされる大仏を目指して降りていきます。

途中はこういった石仏像が沢山あります。
こちらは『西国観音』
各ポイントで名前が付けられています。

石壁に苔むす感じが日本の寺を感じさせます。

こちら『あせかき不動』
右手で軽いガッツポーズをしているような佇まいに惚れました。

途中こんな木の根がはった道も。
熊野古道の苦行を思い出します。

立派な『宝筺印塔』という石の塔がありました。

この為に石の壁を掘って、そこに石仏を置いたのでしょうかねぇ〜。それとも元々窟っぽくなっていた所だったのか。
どうなんでしょ。

『奥の院無漏窟』
文字通り奥まったところにあり、観光客は近くに寄ることはできません。

こんな滝もありました。
どうやら水を汲もうとしている様子。

中には首のない石仏も結構ありました。

開けた通りに出てきました。
この突当りに大仏があるはずです。

ありました。日本寺大仏です。
確かにデカい。
これが日本一の大仏なのか〜。

日本寺 寺・神社・教会

人を基準にその大きさを実感頂ければと思います。

台座を含めた高さは31.05mで、大仏だけだと21.3m

他のメジャー大仏は鎌倉が13.35mで東大寺が18.18mだそうな。

大仏の近くにはこんな地蔵が。
『お願い地蔵尊』・・・お願いランキングの回し者か？と思ってしまいましたが、当然こちらの方が先にあったものです。

小さな地蔵に名前を書いて奉納すると願いがかなうとの事。

私も\500払って地蔵さん奉納しました。
願いは・・・言うと叶わなくなりそうなので言いません。

という事で、よろしくお願い致します。

山頂にも行ったし、大仏も見たので、フェリーに乗るべく駅に向かいます。
向かう駅は浜金谷駅の1つ先の保田駅。
やすだでは無く「ほた」です。

夏目漱石と正岡子規がここ日本寺を訪れたことを記念して建てられた碑です。

日本寺 寺・神社・教会

大蘇鉄（おおそてつ）と達磨石（だるまいし）

大蘇鉄は樹齢約800年との事。
源頼朝公御手植と書かれてあるが本当かな？

抹茶セット（\700）が頂ける茶室がありました。

ようやく出口に着きました。

そういえば全然人を見かけなくなりました。
さっきまではあんなににぎわっていたのに・・・まぁグダグダ言っても仕方ないのでこのまま進みます。

この先参道っぽい道となります。
何か先は長そう。

階段の手前には電動の門がありました。
17時になったら締め出されるみたいですが、ここ本当に人来るんかなぁ？

『弘法井』という名の井戸？らしいです。
水溜りのようにしか見えないですが。

こちら蝸牛石という名の一枚岩。
カタツムリ感はあまりないけどなぁ〜。

日本寺表参道との看板。
ここから先が、日本寺の表参道のようです。
土産物のような店は全くありませんが。

日本寺 寺・神社・教会

で、そのそばにあった電柱見ると、こんな海抜表示が。
ウソ！ここそんなに海抜低いの？
なんか怪しいなぁと思いつつ先へ進む。

その先何もない表参道を下っていくと・・・

その歩いて行った先にあった電柱にはこの表示。
こっちがどう見ても正しいだろ。

ちなみに、鋸南町（きょなんまち）読めませんでした。

辛うじて表参道感を保っている門構え。
無字門というらしいです。
隣りはただの民家です。

保田駅に向けてはいくつも案内板があるので迷う事は無いでしょう。

周りを見てたら電車（内房線）が通ったので、条件反射的に撮影。

自然の貯水池みたいなものもありました。
結構水溜められるみたいです。

保田駅に向かう道筋で房総の海を望む。

なぜここに台東区？
保田っていう名前の絡みなんかね？

内房線この辺だともう単線なんだな。
塀とか仕切りのような遮るものがないから絶好の撮影スポットかな。

振り返り鋸山を望む、こっち側は鋸感無いな。
でもあそこから降りてきたって事か。
結構歩いたな。

いい感じの古い鉄道橋がありました。
ここ通って、線路沿いに進めばもう保田駅です。

保田駅到着。
お疲れ様でした。

日本寺出た所から、ゆっくり写真撮りながら歩いて30分強といった所でした。
さて電車はどの位の頻度なんだろ。
一応千葉県だからそこそこはあると思うんだが・・・

普通列車は1時間に1本ていう所で、後は東京行きの特急が走っています。
次の普通まで後25分。

駅の外はといえば、観光案内所と銀行位しか空いてる所ないので、駅のベンチでぼーっと待ちます。

そういや欧米人と思われるグループもいました。

SUICAで中に入り、色々撮影してました。
左の山の中腹にあるのは学校かな？

東京から110Km離れてます。
そんなに離れている感無いけどね。

隣りの浜金谷駅まで向かいます。
一応駅員いました。

普通列車の前に東京行きの特急「さざなみ」が到着。
さっきの欧米人グループが乗って行きました。

乗るのはこっち。
内房線普通列車です。当然座れました。
浜金谷駅までは5分ちょい。

浜金谷駅到着。
ここで下り線との入れ替えみたいで、左に見える上リ電車はしばらく止まってました。

浜金谷駅駅舎。
さっきの保田駅と同じカラーリングしてるような気が。

ここからフェリーターミナルまでは歩いて5分程。

フェリーターミナルそばにあった海鮮浜焼きの店。

駐車場みればわかる通り満員で行列できてました。
その隣には大型回転すし屋や道の駅っぽい商業施設もあり、相当にぎわっていました。

フェリー出港まで少し時間があるのでちょいと散策。
海は広いな大きいな。と思わず言いたくなるような光景。

「恋人の聖地」らしいです。
の割には、カップルらしき人が誰もいなかったので、本当かという疑念は湧き上がっていました。

帰りは少し海風が涼しいデッキにて久里浜まで過ごすとします。

千葉からはだいぶ離れましたが

ウミネコはずっとついてきます。
ずっと飛んでいるのもいますが、こいつはだいぶ楽してます。

ほぼ同じ時間に港を出港するので、すれ違うのは大体中間地点。

ウミネコはこんな感じでずっと追ってきてます。

こんな感じで結構近くまで飛んできます。
腕がよければもっと迫力あるものが撮れたことでしょう。

でなぜついてくるからというと。

エサやる人がいるからですね。

まぁいいんだけど、塩っけたっぷりのスナック菓子与えて大丈夫なんか？
で、ウミネコ観察してたらあっという間に久里浜港です。

この時点で17時です。
大分日が暮れるのも早くなってきました。

桟橋と連結するところだったので一枚撮っておきました。

下船して久里浜駅向かいます。

今日一日お世話になりました。
京急久里浜駅行きのバスがちょうど停まっていたので乗り込みました。
その後、バス内は超満員に。

時刻表見てないからわかりませんが、一応船の時間と合わせているんでしょうね。
多分。

バスで京急久里浜駅に着いた後、歩いて5分ちょっとでJRの久里浜駅に到着。
こっちは周りに店が少なく、なんか虐げられている感じです。
駅舎も昔の国鉄っぽい雰囲気がプンプンしてました。

これで鋸山旅行記は終了です。
ご覧頂きありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• ムロろ～んさん 2014/11/18 21:04:24

  スリル満点！

  winningさん
  
  こんばんは、ムロろ〜んです。
  ご無沙汰しております、いかがお過ごしでしょうか？
  千葉の日本時に行かれた旅行記を拝見しました。
  地獄のぞきですが、私は足元は震えていて立っているのがやっとだったんです。
  ロープ‐ウェイに乗っている時よりも恐かったですよ。
  休み時だと結構混むのですね。とても驚きました。
  
  日本寺山内歩いていると観光客が多いところと少ないところの差が結構ありますよね。
  保田駅近くの入口、門あたりなんかは私も観光客がいなくって静かすぎましたよ。
  
  東京湾フェリーで行こうかと考えていたんです。帰りがけに海軍カレーを食べていこうと思ったんです。
  日本寺も面白いお寺で楽しかったですよ。
  
  
  ムロろ〜ん(-人-)

  winningさん からの返信 2014/11/19 22:30:12

  RE: スリル満点！

  ムロろ〜んさん
  
  訪問＆メッセージありがとうございます。
  地獄のぞきは意外と大丈夫でしたね。
  私はロープウェイの方が怖かったですよ。
  訪れた日がちょうど3連休の初日でかつ残り2日が台風で潰れそうだったので混むのも仕方なかったのかなと。映画の影響もあったのかもしれません。
  
  東京湾フェリー良かったですよ。
  海なし県出身だからという訳ではないですが、フェリー乗ってると旅に行ってる感増すような気がします。
  
  ニュージーランド旅行記拝見しました。
  入国時・・・何か微妙でしたね。
  これからもよろしくお願い致します。
  
  
  > winningさん
  >
  > こんばんは、ムロろ〜んです。
  > ご無沙汰しております、いかがお過ごしでしょうか？
  > 千葉の日本時に行かれた旅行記を拝見しました。
  > 地獄のぞきですが、私は足元は震えていて立っているのがやっとだったんです。
  > ロープ‐ウェイに乗っている時よりも恐かったですよ。
  > 休み時だと結構混むのですね。とても驚きました。
  >
  > 日本寺山内歩いていると観光客が多いところと少ないところの差が結構ありますよね。
  > 保田駅近くの入口、門あたりなんかは私も観光客がいなくって静かすぎましたよ。
  >
  > 東京湾フェリーで行こうかと考えていたんです。帰りがけに海軍カレーを食べていこうと思ったんです。
  > 日本寺も面白いお寺で楽しかったですよ。
  >
  >
  > ムロろ〜ん(-人-)