ミュンヘン・クラクフ（アウシュビッツ）旅行（4）～ちょっと番外編インスブルック

2014/09/11 - 2014/09/11

年に1度の海外旅行のチャンスである夏休み。
去年の夏休みをウィーンで過ごしている最中に「次の夏休みはアウシュビッツに行く！」と決め、その通り今年のメインはアウシュビッツです。

初日の旅行記にグダグダ書いています↓
http://4travel.jp/travelogue/10931436

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おおよその行程（★この旅行記）
9/5 羽田→フランクフルト経由ミュンヘン
9/6 ミュンヘン
9/7 ミュンヘン
9/8 ミュンヘン→クラクフ（ポーランド）
9/9 クラクフ～オシフィエンチム（アウシュビッツ）
9/10 クラクフ→ミュンヘン
9/11 ★ミュンヘン～インスブルック（オーストリア）
9/12 ミュンヘン
9/13 ミュンヘン

エリア インスブルック(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

クラクフからミュンヘンに帰り、翌日はオーストリアのインスブルックへ日帰りで行ってきました。

ミュンヘンから日帰りできて面白そうな場所がないか調べていて、ザルツブルクかインスブルックが候補に。「サウンドオブミュージックもねぇ…」という感じだったので、調べているうちにどんどん興味深くなってきたチロル州の州都インスブルックへ。

滞在時間は7時間くらいなので、チロルの景色を見てゆっくりできればいいかなぁ〜という感じでした。唯一決めていたことは、ケーブルカーとロープウェイでのハーフェレカー。
2300ｍのところまで何の苦労もなしに登れるなんて最高（笑）

鉄道 (インスブルック) 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

インスブルックへの電車は日本でドイツ鉄道のHPから購入。
区間や日時を指定して、希望の電車をチョイスすればeチケットが送られてきます。行動が確定しちゃうという面はありますが、時期によっては安いし、現地で慌てないで済むので助かります。

eチケットは必ず印刷して、検札がきたときには購入時に使ったクレジットカードを一緒に提示。チケットはドイツ語なので自分の席がどこなのか最初全然わからなかったけど、何とか解読して、号車や席番号が分かりました（笑）

ミュンヘン駅で朝ごはんを買って乗り込みます。乗り鉄ってわけじゃないけど、こういうの楽しいよね〜。ECで1時間45分、インスブルック駅到着。

さて。この街でどうしても見たかったのが、ハーフェレカ―の景色ともうひとつ。マリア・テレジア通りで聖アンナ記念柱越しに旧市街地が見える景色。

この通りにナチスが意気揚々と軍を進めている様子が多く写真に残っています。戦争で被害があったはずだけど今もその写真とピッタリ重なる風景。

市民から大きな抵抗を受けるのではという当初のナチスの予想に反し、ドイツ軍はこの街、この国で大歓迎を受けます。かつて自分を認めてくれずに逃げ出した母国に「勝った」という強い満足感をヒトラーに与えたのではないでしょうか。。

インフォメーションでインスブルックカードをゲット！滞在時間の短い私はどうでもよかったけど、買った時に開始時間を書かれました。

早速ハーフェレカ―を目指します。ちなみにインスブルックでは交通機関を使わず全部歩いて移動しました。

コングレスハウス横の貝殻みたいな入口を降りるとケーブルカーの乗り場です（この写真）。インスブルックカードを持っていればチケットを買う必要はありません。Suicaのように改札（？）にカードをかざすと入れます。最初よく分からなくておばさんに教えてもらったけど。

ケーブルカーの終点まで行くと既にいい景色！ ここからロープウェイを2回乗り継ぐと終点のハーフェレカー駅（2300ｍ地点）まで行けます。楽チン楽チン。

天気も何とか大丈夫でしたが、9月上旬の2000ｍは寒かったです！ 夏登山のような少しなめた服装だったら凍えましたｗ でもすごく大満足。天気が良くて元気だったら、いつか歩いてみたいなぁ。
途中の展望台でお茶して暖まってから降りて、インスブルックの目的は果たしました（笑）

ちなみにインスブルックカード。このハーフェレカーに行く方は絶対買ったほうがいいと思います。この往復だけでももとを取れますし、しかも最後まで行くと片道3回（ケーブルカー＆ロープウェイ）乗ることになるので、いちいちチケットを買うのはかなり面倒です。ほかの施設もほぼ含まれています。

下山後は王宮に入って黄金の小屋根を冷やかし、イン川を見ながら山々の景色を堪能してミュンヘンへ戻りました。インスブルック、また行きたい！

※写真はすごい霧ですが天気はコロコロ変わるので、ちゃんと地上まで見える瞬間もあれば、辺り一面霧の瞬間もあります

行きも帰りも乗った列車はミュンヘン〜ボローニャ。ヨーロッパって、広いのに近くて狭い。電車や車で簡単に別の国に行ける。場合によっては隣町が外国。異文化や異言語への意識も私たちとは全然違うはず。

どっちがどうという問題では全くないけど、常に国境や隣国、自国の文化や他国との歴史を意識しながら育つっていうのはどういう感覚なんだろう、などと思いながら帰りました。

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最初のミュンヘン→ http://4travel.jp/travelogue/10931436
ポーランド（クラクフ）→ http://4travel.jp/travelogue/10933768
ポーランド（アウシュビッツ）→ http://4travel.jp/travelogue/10933792
最後のミュンヘン→ http://4travel.jp/travelogue/10934444